JPH1191599A - 作業用走行車 - Google Patents

作業用走行車

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Publication number
JPH1191599A
JPH1191599A JP9276497A JP27649797A JPH1191599A JP H1191599 A JPH1191599 A JP H1191599A JP 9276497 A JP9276497 A JP 9276497A JP 27649797 A JP27649797 A JP 27649797A JP H1191599 A JPH1191599 A JP H1191599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque generator
transmission case
gear mechanism
reduction gear
output shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9276497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Tanaka
周二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP9276497A priority Critical patent/JPH1191599A/ja
Publication of JPH1191599A publication Critical patent/JPH1191599A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクジェネレータの取付位置を低くしてエ
ンジン搭載位置を可及的に後側に設定することを可能に
すると共に、トランスミッションケースとトルクジェネ
レータとを繋ぐ油圧配管を短くする。 【解決手段】 ステアリングホイール22の回転をトル
クジェネレータ22に入力すると共に、該トルクジェネ
レータ20の出力を、トランスミッションケース3に内
装される減速ギヤ機構13を介して前輪操舵機構に伝達
するにあたり、トルクジェネレータ20の出力軸29
は、トランスミッションケース3内で減速ギヤ機構13
の入力軸14に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の作
業用走行車の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種作業用走行車のなかに
は、ステアリングホイールの回転をトルクジェネレータ
に入力すると共に、該トルクジェネレータの出力を、ト
ランスミッションケースに内装される減速ギヤ機構を介
して前輪操舵機構に伝達するトルクジェネレータ式パワ
ーステアリング機構を採用したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来では、ト
ランスミッションケースから上方に向けて減速ギヤ機構
の入力軸を突出させ、該入力軸にジョイントを介してト
ルクジェネレータの出力軸を連結していたため、必然的
にトルクジェネレータの取付位置が高くなり、その結
果、トルクジェネレータとの干渉を避けるためにエンジ
ン搭載位置を前側に設定する必要が生じる許りでなく、
トランスミッションケース(油圧タンクに兼用)とトル
クジェネレータとを繋ぐ油圧配管が長くなる不都合があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、ステアリングホイールの回転をト
ルクジェネレータに入力すると共に、該トルクジェネレ
ータの出力を、トランスミッションケースに内装される
減速ギヤ機構を介して前輪操舵機構に伝達する作業用走
行車において、前記トルクジェネレータの出力軸を、ト
ランスミッションケース内で減速ギヤ機構に連結したこ
とを特徴とするものである。つまり、トルクジェネレー
タの取付位置を低くすることができるため、エンジン搭
載位置を可及的に後側に設定して機体のコンパクト化を
計ることができる許りでなく、トランスミッションケー
スとトルクジェネレータとを繋ぐ油圧配管を短くするこ
とができる。また、トルクジェネレータの出力軸と減速
ギヤ機構の入力軸とを、軸回り方向に一体的に連結しつ
つ、軸方向の移動を許容する嵌合連結部を介して連結し
たことを特徴とするものである。つまり、トルクジェネ
レータの出力軸をトランスミッションケース内で減速ギ
ヤ機構に連結したものでありながら、トランスミッショ
ンケースを分解することなくトルクジェネレータの取付
け、取外しを行うことができ、その結果、良好な組立性
やメンテナンス性を確保することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用田
植機の走行機体であって、該走行機体1は、機体前部に
搭載されるエンジン2、該エンジン2の後方に設けられ
るトランスミッションケース3、該トランスミッション
ケース3から出力される動力で前輪4を駆動させるフロ
ントアクスルケース(図示せず)、トランスミッション
ケース3から出力される動力で後輪5を駆動させるリヤ
アクスルケース6、植付作業機7が装着される昇降リン
ク機構8等を備えているが、上記前輪4は、フロントア
クスルケースに操舵自在に支持されると共に、ドラッグ
リンク(図示せず)を介して後述するピットマンアーム
9に連動連結されている。
【0006】10は前記トランスミッションケース3の
前端部に固設されるエンジンフレームであって、該エン
ジンフレーム10は、防振部材11およびエンジンベー
ス12を介してエンジン2を支持している。そして、エ
ンジンベース12上に搭載されたエンジン2のシリンダ
部2aは、上方後方に後傾状に突出するが、本実施形態
では、エンジン搭載位置を可及的に後側に設定すべく、
前記シリンダ部2aをトランスミッションケース3の前
端部上方にオーバーラップさせている。
【0007】前記トランスミッションケース3は、各種
の変速ギヤ機構が組込まれた左右の分割ケース3a、3
bを互いに組み合せて形成されると共に、合わせ面3c
が気密的に封止されたケース内に、作動油(潤滑油に兼
用)を充填して油圧タンクに兼用しているが、トランス
ミッションケース3の前端部上面3eは一段低く形成さ
れている。
【0008】13は前記トランスミッションケース3の
前端部に組込まれる減速ギヤ機構であって、該減速ギヤ
機構13は、外周面にスプライン溝が形成される入力軸
14、該入力軸14に一体的に設けられる第一ギヤ1
5、該第一ギヤ15に噛合する第二ギヤ16を一体的に
備える中間軸17、該中間軸17の外周面に形成される
第三ギヤ17a、該第三ギヤ17aに噛合するセクタギ
ヤ18を一体的に備える出力軸19等で構成されてい
る。そして、前記入力軸14は、後述するトルクジェネ
レータ20およびステアリング軸21を介してステアリ
ングホイール22に連結される一方、出力軸19は、ト
ランスミッションケース3から下方に突出して前記ピッ
トマンアーム9に一体的に連結されるため、ステアリン
グホイール22を操作した場合には、トルクジェネレー
タ20および減速ギヤ機構13を介してピットマンアー
ム9が左右に揺動操作され、その揺動操作角に応じて前
輪4が操舵されるようになっている。尚、本実施形態で
は、減速ギヤ機構13の構成部品を全てトランスミッシ
ョンケース3の一方の分割ケース3aに組込むものと
し、他の変速ギヤ機構(走行変速)とは独立した組込み
を行うことができるようになっている。
【0009】前記トルクジェネレータ20は、ステアリ
ング軸21にジョイント23を介して一体的に連結され
る入力軸24、該入力軸24に一体的に形成されるスプ
ール24a(ロータリバルブ)、該スプール24aの外
周側に重合するスリーブ25、該スリーブ25およびス
プール24aを収容するコントロールエンドハウジング
26、上記スリーブ25およびスプール24aを経由し
て流入した作動油で回転作動するジロータ27(油圧モ
ータ)、該ジロータ27の回転をスリーブ25にフィー
ドバックするコントロールエンドドライブ28、上記ジ
ロータ27の回転を出力軸29に伝動するパワーエンド
ドライブ30等で構成され、また、前記コントロールエ
ンドハウジング26に形成される流入ポート26aは、
トランスミッションケース3に組付けた油圧ポンプ31
にプレッシャパイプ32を介して接続される一方、隣接
して形成される流出ポート26bは、リターンパイプ3
3を介して直接トランスミッションケース3に接続され
ている。そして、入力軸24が停止状態である場合に
は、流入ポート26aと流出ポート26bとが短絡(オ
ープンセンタ)して流入油をそのまま流出させるが、入
力軸24が左右何れかに回転した場合には、スリーブ2
5に対するスプール24aの変位に伴ってジロータ27
が回転し、その回転力がパワーエンドドライブ28を介
して出力軸29に伝動される。また、ジロータ27の回
転は、スリーブ25にもフィードバックされるため、ス
リーブ25は、スプール24aを追いかけるように回転
し、入力軸24が停止した段階でスプール24aに追い
ついてジロータ27を停止させるようになっている。
尚、前記入力軸24と一体回転するスプール24aは、
融通機構を介してコントロールエンドドライブ28に連
結されているため、エンジン停止状態(油圧ポンプ非駆
動状態)であっても、機械的な動力伝動に基づいて出力
軸29を回転操作することができるようになっている。
【0010】さて、前記トルクジェネレータ20は、一
段低く形成されたトランスミッションケース3の前端部
上面3eに直接組み付けられている。つまり、トルクジ
ェネレータ20のハウジング下端部(パワーエンドハウ
ジング34の段差部34a)を、トランスミッションケ
ース3の前端部上面に形成される嵌合孔3dに気密的に
嵌合させると共に、トルクジェネレータ20側のフラン
ジ部34aを、複数のボルト35でトランスミッション
ケース3に固定している。そして、この状態では、トル
クジェネレータ20の出力軸29が嵌合孔3dを介して
トランスミッションケース3内に位置し、該トランスミ
ッションケース3内で前記減速ギヤ機構13の入力軸1
4に直接連結されるようになっている。
【0011】前記トルクジェネレータ20の出力軸29
は、内周面にスプライン溝が形成された筒状の嵌合連結
軸に形成されており、外周面にスプライン溝が形成され
た減速ギヤ機構13の入力軸14に対して外嵌状にスプ
ライン嵌合されるようになっている。即ち、トルクジェ
ネレータ20の出力軸29と減速ギヤ機構13の入力軸
14とを、軸回り方向に一体的に連結しつつ、軸方向の
移動を許容する状態で連結したため、トルクジェネレー
タ20の出力軸29を、減速ギヤ機構13の入力軸14
に対して容易に抜き差しすることができ、その結果、ト
ルクジェネレータ20の出力軸29をトランスミッショ
ンケース3内で減速ギヤ機構13の入力軸14に連結し
たものでありながら、トランスミッションケース3を分
解することなくトルクジェネレータ20の取付け、取外
しを行うことができるようになっている。
【0012】叙述の如く構成されたものにおいて、ステ
アリングホイール22の回転をトルクジェネレータ22
に入力すると共に、該トルクジェネレータ20の出力
を、トランスミッションケース3に内装される減速ギヤ
機構13を介して前輪操舵機構に伝達するものである
が、前記トルクジェネレータ20の出力軸29は、トラ
ンスミッションケース3内で減速ギヤ機構13の入力軸
14に連結されているため、トルクジェネレータ20の
取付位置を可及的に低くすることができる。従って、ト
ルクジェネレータ20の上方を開放してエンジン2のシ
リンダ部2aを入り込ませることが可能になり、その結
果、エンジン2を可及的に後側に搭載して機体のコンパ
クト化を計ることができる。
【0013】また、トルクジェネレータ20をトランス
ミッションケース3に直接組み付けているため、トラン
スミッションケース3(油圧ポンプ31を含む)とトル
クジェネレータ20とを接続するパイプ32、33を短
くすることができ、その結果、パイピング構造を簡略化
して組立性やメンテナンス性の向上を計ることができ
る。
【0014】また、トルクジェネレータ20の出力軸2
9と減速ギヤ機構13の入力軸14とを、軸回り方向に
一体的に連結しつつ、軸方向の移動を許容する状態で連
結したため、トルクジェネレータ20の出力軸29を、
減速ギヤ機構13の入力軸14に対して容易に抜き差し
することができる。従って、トルクジェネレータ20の
出力軸29をトランスミッションケース3内で減速ギヤ
機構13の入力軸14に連結したものでありながら、ト
ランスミッションケース3を分解することなくトルクジ
ェネレータ20の取付け、取外しを行うことができ、そ
の結果、良好な組立性やメンテナンス性を確保すること
ができる。
【0015】また、本実施形態では、トルクジェネレー
タ20の出力軸29を、減速ギヤ機構13の入力軸14
に直接嵌合しているたため、別途嵌合連結用のジョイン
トを介在させる必要がなく、その結果、部品点数の削減
および構造の簡略化を計ることができる許りでなく、ト
ルクジェネレータ20の取付け高さを一層低くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】トルクジェネレータの取付状態を示す要部側面
図である。
【図4】トランスミッションケースの要部断面図であ
る。
【図5】同上要部平面図である。
【図6】トルクジェネレータの断面図である。
【図7】パワーステアリング機構の油圧回路図である。
【図8】従来例を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 3 トランスミッションケース 4 前輪 13 減速ギヤ機構 14 入力軸 20 トルクジェネレータ 22 ステアリングホイール 29 出力軸(嵌合連結部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの回転をトルクジ
    ェネレータに入力すると共に、該トルクジェネレータの
    出力を、トランスミッションケースに内装される減速ギ
    ヤ機構を介して前輪操舵機構に伝達する作業用走行車に
    おいて、前記トルクジェネレータの出力軸を、トランス
    ミッションケース内で減速ギヤ機構に連結したことを特
    徴とする作業用走行車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、トルクジェネレータ
    の出力軸と減速ギヤ機構の入力軸とを、軸回り方向に一
    体的に連結しつつ、軸方向の移動を許容する嵌合連結部
    を介して連結したことを特徴とする作業用走行車。
JP9276497A 1997-09-24 1997-09-24 作業用走行車 Pending JPH1191599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9276497A JPH1191599A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 作業用走行車

Applications Claiming Priority (1)

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JP9276497A JPH1191599A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 作業用走行車

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JPH1191599A true JPH1191599A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17570295

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9276497A Pending JPH1191599A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 作業用走行車

Country Status (1)

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JP (1) JPH1191599A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005153548A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Kubota Corp 乗用田植機のステアリング構造
JP2006238885A (ja) * 2006-04-07 2006-09-14 Kubota Corp 水田作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005153548A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Kubota Corp 乗用田植機のステアリング構造
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