JP3068327B2 - 農作業車のステアリングギヤケース構造 - Google Patents

農作業車のステアリングギヤケース構造

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JP3068327B2
JP3068327B2 JP4133955A JP13395592A JP3068327B2 JP 3068327 B2 JP3068327 B2 JP 3068327B2 JP 4133955 A JP4133955 A JP 4133955A JP 13395592 A JP13395592 A JP 13395592A JP 3068327 B2 JP3068327 B2 JP 3068327B2
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steering
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敏夫 中尾
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農作業車のステアリン
グギヤケース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農作業車は、ハンドルと左右側前
車輪との間にステアリング機構を介設して、同ステアリ
ング機構によりハンドル操作に連動して左右側前車輪を
操向変更させることができるようにしている。
【0003】そして、ステアリング機構には、ステアリ
ングギヤケースを設け、同ステアリングギヤケースを上
側半部ギヤケースと下側半部ギヤケースとにより二分割
形成して、ステアリングギヤケースの組立て作業や、メ
ンテナンス時の分割作業が楽に行なえるようにしている
ものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したス
テアリング機構では、運転者がハンドルを回動操作して
左右側前車輪の操向変更を行なうのに力を要するため
に、別途、運転者のハンドル操作に補力作用を加えるこ
とのできるパワーステアリング機構が開発されている
が、かかるパワーステアリング機構を採用する際には、
ステアリング機構全体を付替える必要があって、既存の
ステアリング機構を廃棄することになると共に、パワー
ステアリング機構の費用も高いという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ハ
ンドルと左右側車輪との間にステアリング機構を介設
し、同ステアリング機構にステアリングギヤケースを設
け、同ステアリングギヤケースを上側半部ギヤケースと
下側半部ギヤケースとに二分割形成した農作業車のステ
アリングギヤケース構造において、ステアリングギヤケ
ースの上側半部ギヤケースと下側半部ギヤケースとの間
に、パワーステアリング用の中間ギヤケースを着脱自在
に介設可能とし、同中間ギヤケースにはパワーステアリ
ング用油圧バルブを連動連設すると共に、同油圧バルブ
と連通連結したパワーシリンダをステアリング機構に連
動連結可能としたことを特徴とする農作業車のステアリ
ングギヤケース構造を提供せんとするものである。
【0006】
【作用】既存のステアリング機構をパワーステアリング
機構に変更したい場合には、ステアリングギヤケースを
上側半部ギヤケースを下側半部ギヤケースとに分離し、
両ギヤケース間にパワーステアリング用油圧バルブを連
動連設した中間ギヤケースを介在させて、三個のギヤケ
ースを一体的に連設する一方、ステアリング機構に別途
パワーシリンダを連動連結して、同パワーシリンタと上
記油圧バルブとを連通連結する。
【0007】そして、油圧ポンプよりパワーステアリン
グ用油圧バルブを介してパワーシリンダに油圧を供給可
能とする。
【0008】このようにして、ハンドルを操作すること
により、中間ギアケースを介してパワーステアリング用
油圧バルブを調節して、油圧ポンプよりパワーシリンダ
に所定量の圧油を供給して、同パワーシリンダによりス
テアリング機に操向操作の補力作用を加えて、運転者の
ハンドル操作が楽に行なえるようにすることができる。
【0009】また、上記したパワーステアリング機構か
ら通常のステアリング機構に変更したい場合には、上記
とは反対の手順を遡って、中間ギヤケースを取外すこと
により、上側半部ギヤケースと下側半部ギヤケースとか
らなるステアリングギヤケースに楽に変更することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0011】図1に示すAは、本発明に係るステアリン
グギヤケース構造を具備する農作業車であり、1は車体
フレーム、2はエンジン、Pは油圧ポンプ、3はハンド
ル、4はハンドル軸、5は前車輪、6は、ハンドル軸4
と前車輪5との間に介設したステアリング機構、7は座
席である。
【0012】ステアリング機構6には、図1〜図3に示
すように、ハンドル軸4と連動連結したステアリングギ
ヤケース8と、同ステアリングギヤケース8より下方へ
突出させたピットマン軸9に取付けたピットマンアーム
10と、同ピットマンアーム10の先端部に内側端部を連結
した左右一対のタイロッド11,11 と、両タイロッド11,1
1 の外側端部と左右側前車輪5,5との間に介設したナ
ックルアーム(図示せず)と、車体フレーム1とピット
マンアームとの間に介設したパワーシリンダ12とから構
成している。45はエンジンマウント、46はパワーシリン
ダステー、47,48 はシリンダ連結ピン、49はタイロッド
連結ピンである。
【0013】そして、ステアリングギヤケース8は、図
2及び図3に示すように、上側半部ギヤケース13と、下
側半部ギヤケース14と、両ギヤケース13,14 間に着脱自
在に介設した中間ギヤケース15とから構成している。16
は連結ボルトである。
【0014】しかも、図2に示すように、上側半部ギヤ
ケース13に、ハンドル軸4の下端部と、中間軸17の上端
部とをそれぞれベアリング18,19 を介して軸支する一
方、下側半部ギヤケース14に、ピットマン軸9の上端部
と上記中間軸17の下端部とをそれぞれベアリング20,21
を介して軸支しており、上側半部ギヤケース13と下側半
部ギヤケース14とは、パワーステアリング用の中間軸17
を通常の中間軸(図示せず)に付替えることにより、直
接連結ボルト16により連結して、パワーステアリング機
構用から通常のステアリング機構用のステアリングギヤ
ケースに変更できるようにしている。22は伝動用小歯
車、23は伝動用大歯車である。
【0015】さらには、図2及び図3に示すように、中
間ギヤケース15には、内部に歯車支持部15a を形成し、
同歯車支持部15a に内歯車24を取付け、同内歯車24に遊
星歯車25,25 を噛合させ、同遊星歯車25,25 にハンドル
軸4に取付けた太陽歯車26を噛合させる一方、歯車支持
部15a と一体に歯車支持部15b を形成し、同歯車支軸軸
支部15b に歯車支軸27を軸支し、同歯車支軸27に、遊星
歯車25,25 に遊星歯車支軸25a,25a を介して連動連設し
た回転板28と、第1減速歯車29とをスプライン嵌合する
と共に、同第1減速歯車29に、中間軸17に取付けた第2
減速歯車30を噛合させている。31はOリングである。
【0016】このようにして、運転者によるハンドル3
の回動力は、ハンドル軸4→太陽歯車26→遊星歯車25,2
5 →回転板28→歯車支軸27→第1減速歯車29→第2減速
歯車30→中間軸17→伝動用小歯車22→伝動用大歯車23→
ピットマン軸9→ピットマンアーム10→左右側タイロッ
ド11,11 →ナックルアーム→左右側前車輪5,5に伝達
して、同左右側前車輪5,5を所望の方向へ所望の角度
だけ操向変更させることができるようにしている。
【0017】また、中間ギヤケース15には、図2及び図
3に示すように、パワーステアリング用油圧バルブ32を
一体的に連動連設しており、同油圧バルブ32には、図3
に示すように、油圧ポンプPよりパワーシリンダ12へ供
給する圧油量を調節するスプール33を設け、同スプール
33にスプール作動片34の一端を連動連結すると共に、内
歯車24にスプール作動片34の他端を連動連結している。
35,36 は油圧ポンプ側連結部、37,38 はパワーシリンダ
側連結部、39は取付けボルトである。
【0018】このようにして、内歯車24の減速回転動作
に連動してスプール33をスプール作動片34を介して動作
させることにより、ハンドル3の回動操作角度に応じた
一定量の圧油を油圧ポンプP→油圧バルブ32→パワーシ
リンダ12へ供給して、同パワーシリンダ12が伸縮動作す
ることによる補助作用が得られるようにして、運転者が
楽に操向を行なえるようにしている。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0020】すなわち、本発明では、上側半部ギヤケー
スと下側半部ギヤケースとからなる既存のステアリング
ギヤケースに、パワーステアリング用油圧バルブを連動
連設した中間ギヤケースを介設すると共に、同油圧バル
ブと連通連結したパワーシリンダをステアリング機構に
連動連結することにより、既存のステアリング機構を簡
単かつ低コストにてパワーステアリング機構に変更する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステアリングギヤケース構造を具
備する農作業車の側面図。
【図2】ステアリングギヤケースの断面側面図。
【図3】ステアリングギヤケースの断面平面図。
【符号の説明】
A 農作業車 3 ハンドル 4 ハンドル軸 5 前車輪 6 ステアリング機構 8 ステアリングギヤケース 12 パワーシリンダ 13 上側半部ギヤケース 14 下側半部ギヤケース 15 中間ギヤケース 32 パワーステアリング用油圧バルブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルと左右側車輪との間にステアリ
    ング機構を介設し、同ステアリング機構にステアリング
    ギヤケースを設け、同ステアリングギヤケースを上側半
    部ギヤケースと下側半部ギヤケースとに二分割形成した
    農作業車のステアリングギヤケース構造において、 ステアリングギヤケースの上側半部ギヤケースと下側半
    部ギヤケースとの間に、パワーステアリング用の中間ギ
    ヤケースを着脱自在に介設可能とし、同中間ギヤケース
    にはパワーステアリング用油圧バルブを連動連設すると
    共に、同油圧バルブと連通連結したパワーシリンダをス
    テアリング機構に連動連結可能としたことを特徴とする
    農作業車のステアリングギヤケース構造。
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