JP2585826Y2 - 多軸車における複数転舵時の異常入力制限機構 - Google Patents

多軸車における複数転舵時の異常入力制限機構

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JP2585826Y2
JP2585826Y2 JP4161793U JP4161793U JP2585826Y2 JP 2585826 Y2 JP2585826 Y2 JP 2585826Y2 JP 4161793 U JP4161793 U JP 4161793U JP 4161793 U JP4161793 U JP 4161793U JP 2585826 Y2 JP2585826 Y2 JP 2585826Y2
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康之 鈴木
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本考案は、多軸車における複数転
舵時の異常入力制限機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は本考案による実施例を示している
が、まず公知の部分について説明する。図は6軸12輪
車を示し、図中左側の3軸1,2及び3と図中右側の2
軸5及び6とは逆相に転舵させられ、図中左から4番目
の軸4は転舵しないようになっている。
【0003】そしてステアリングホィール35は油圧系
統とリンク系統を制御するセミインテグラルステアリン
グ(以下SIPSと略称する)36に連結される。
【0004】油圧系統については、リザーバタンク7に
貯留されたオイルはエンジン8により駆動されるオイル
ポンプ9及び10を介してコントロールバルブ11及び
12を経由してそれぞれSIPS36及びブースタ13
のスプールバルブ部に送られ、スプールバルブ部が中立
の状態すなわち車両直進状態においては、オイルはその
先へ進むことはなく、スプールバルブ部で、U−ターン
して、リザーバタンク7へ戻されるようになっている。
【0005】図2ないし図4はスプールバルブ部Vの位
置を示し、図2は中立状態、図3は右転舵状態、図4は
左転舵状態を示している。
【0006】ステアリングホイール35を右又は左に回
転させると、スプールバルブ部Vは、図3又は図4状態
となり、オイルはパワーシリンダ21、22、23、2
5、26へ送られると同時にパワーシリンダに充満して
いたオイルはスプールバルブを介してリザーバタンク7
へ戻されるようになっている。なお、上記の作用はブー
スタ13等ストロークさせても同様であり、またブース
タ13は自ずから本体にオイルを送り込むことによって
倍力装置としても働くものである。
【0007】リンク系統については、ステアリングホイ
ール35を回転させることにより、SIPS36を介し
てビットマンアーム14を揺動運動に変え、支点19を
中心として回動するアイドラアーム16とピットマンリ
ンク15で接続することで前軸1を転舵させる。アイド
ラアーム16の揺動運動は、ミドルリンク17を介して
20を支点とするアイドラアーム18の揺動運動に変え
前軸2を転舵させる。
【0008】同時にアイドラアーム18はブースタ13
のスプールバルブ部Vの作動点を図示しないリンクで接
続し、揺動運動をスプールバルブのストロークに変換さ
せる。
【0009】ブースタ13のスプールバルブを動かすこ
とで、前述したようにブースタ本体がオイルの供給を受
けて倍力装置として働き、ピストンロッド13aの端部
が、支えられていることからブースタ13の伸縮作用は
アイドラアーム27を揺動運動に変え後軸3を転舵させ
る。
【0010】後軸5、6は、アイドラアーム27の揺動
運動をリンク及びアイドラアーム28、29、30、3
1、・・・を介して各々前軸1、2及び後軸3と逆相に
転舵させる。
【0011】尚、上記のリンク系統の動作SIPS36
及びブースタ13を介することでブースタ本体13及び
パワーシリンダ21、22、23、25、26を倍力装
置として働かせ、ステアリングホイール35を小さな入
力荷重で回転させることで各軸を転舵するに足りる出力
を得ることができる。
【0012】しかし後軸のみが轍や溝にはまりこんだと
きに、ステアリングホイール35を回転させようとする
と、前軸まわりはパワーシリンダ21、22に油圧が作
用して倍力装置として働き、ピットマンアーム14、ピ
ットマンリンク15、アイドラアーム16、ミドルリン
ク17、アイドラアーム18を動かして前軸1、2を転
舵させ、更にアイドラアーム18とブースタ13のスプ
ールバルブ間の図示しないリンクを介してアイドラアー
ム27を動かそうとするが後軸が動かないためアイドラ
アーム27は止まったままになってしまうことから前後
軸間で力が発生しリンケージに過大な力がかかるという
問題がある。そこでリンケージを強固なものにすればよ
いが強固な構造は重量増につながるという別の問題がで
てくる。本出願人による実開平3−120275号にお
いて、6輪操舵車の操舵機構に関する技術が開示されて
いるがこの問題を解決するものではない。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、荷重が1軸に集中することがない多軸車におけ
る複数転舵時の異常入力制限機構を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、転舵軸
はそれぞれパワーシリンダを有し更に後軸に配置される
前記パワーシリンダはブースタに連結されていて、前記
転舵軸はステアリングリンケージにより同期して作動す
る多軸車において、ブースタに連結される入力制限機構
を前軸及び後軸のステアリングリンケージの間に介装し
たことを特徴とする多軸車における複数転舵時の異常入
力制限機構。
【0015】
【作用】上記のように構成された複数転舵時の異常入力
制限機構によれば、前軸側と後軸側との間で発生した荷
重差は異常入力制限機構によって吸収される。
【0016】
【実施例】以下、図1を参照して本考案の実施例を説明
する。この図で従来と同一のものについては説明を省略
する。
【0017】まず従来例ではアイドラアーム18及び2
7との間をリンクで連結していたが、本願ではアイドラ
アーム18と27との間に異常入力制限機構40が介装
されている。異常入力制限機構40は、シリンダ41内
にスプリング42により常時シリンダ41内の空間を縮
小させるべく付勢されるピストンロッド43が進退可能
に収納されている。
【0018】シリンダ41の端部は前軸側のロッド44
を介して枢着され、そのピストンロッド43の端部はブ
ースタ13のシリンダに枢着され、そのシリンダはアイ
ドラアーム27に取付けられている。
【0019】以下、本考案の作用について説明する。
【0020】したがって、例えば後軸のみが轍にはまり
こんだときに、転舵するときに発生する荷重差は、異常
入力制限機構40がスプリング42を縮小する向きに作
用することによって吸収される。ブースタ13以後のリ
ンクが停止するとブースタ内部のバルブの動きも止まる
から小さな力でも常入力制限機構40が作動する。従っ
て、スプリング42の力に耐えるだけの強度を持たせる
程度でよく、リンクの軽量化も図れる。
【0021】
【考案の効果】以上の通り本考案によれば、下記のすぐ
れた効果を奏する。 (a) 後軸のアイドラアーム27を延長させることな
く、異常入力制限装置40をブースタ13のシリンダに
取付けたので、アイドラアーム27に作用するモーメン
トが小さくてすみ、またアーム27の取付けによる遊動
をなくすことができる。 (b) ブースタ13の前軸側に異常入力制限装置を設
けたので、ブースタ13には後軸側のみの力が作用し、
前後軸間の異常入力制限装置40にブースタ13の負荷
が作用しない。 (c) ブースタ13のシリンダに異常入力制限装置4
0を取付けることで、そのシリンダに作用する負荷を制
限でき、シリンダをその分だけ薄くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例を示す構成図。
【図2】スプールバルブ部が中立位置にあるときの説明
図。
【図3】スプールバルブ部が右転舵状態にあるときの説
明図。
【図4】スプールバルブ部が左転舵状態にあるときの説
明図。
【符号の説明】
1,2・・・前軸 3,4,5,6・・・後軸 7・・・リザーバタンク 8・・・エンジン 9,10・・・オイルポンプ 11,12・・・コントロールバルブ 13・・・ブースタ 13a,43・・・ピストンロッド 14・・・ピットマンアーム 15・・・ピットマンリンク 16・・・アイドラアーム 17・・・ミドルリンク 18・・・アイドラアーム 19,20,32・・・支点 21,22,23,25,26・・・パワーシリンダ 27,28,29,29,31・・・後軸のリンク及び
アイドラアーム 35・・・ステアリングホィール 36・・・SIPS 40・・・異常入力制限装置 41・・・シリンダ 42・・・スプリング 44・・・ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 7/14 B62D 5/07 B62D 5/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転舵軸はそれぞれパワーシリンダを
    有し更に後軸に配置される前記パワーシリンダはブース
    タに連結されていて、前記転舵軸はステアリングリンケ
    ージにより同期して作動する多軸車において、ブースタ
    に連結される入力制限機構を前軸及び後軸のステアリン
    グリンケージの間に介装したことを特徴とする多軸車に
    おける複数転舵時の異常入力制限機構。
JP4161793U 1993-07-29 1993-07-29 多軸車における複数転舵時の異常入力制限機構 Expired - Fee Related JP2585826Y2 (ja)

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JPH0711484U JPH0711484U (ja) 1995-02-21
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