JPH0537748Y2 - - Google Patents

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JPH0537748Y2
JPH0537748Y2 JP1986203853U JP20385386U JPH0537748Y2 JP H0537748 Y2 JPH0537748 Y2 JP H0537748Y2 JP 1986203853 U JP1986203853 U JP 1986203853U JP 20385386 U JP20385386 U JP 20385386U JP H0537748 Y2 JPH0537748 Y2 JP H0537748Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、前輪の操舵に関連して、後輪も転
舵する4輪操舵装置に関する。
(従来の技術) 第4図に示した従来の装置は、前輪1及び後輪
2のそれぞれにパワーシリンダ3,4及び5,6
を設けている。
前輪1の一方のパワーシリンダ3のボトム側室
7と、他方のパワーシリンダ4のロツド側室8と
を連通させるとともに、それら両室7,8を、通
路9を介してパワーステアリングバルブPVに接
続している。また、上記一方のパワーシリンダ3
のロツド側室10と他方のパワーシリンダ4のボ
トム側室11とを連通させるとともに、これら両
室10,11を、通路12を介してモード切換弁
13に接続している。
さらに、後輪2の一方のパワーシリンダ5のロ
ツド側室14と他方のパワーシリンダ6のボトム
側室15とを連通させるとともに、これら両室1
4,15を通路16を介して上記モード切換弁1
3に接続している。また、一方のパワーシリンダ
5のボトム側室17と他方のパワーシリンダ6の
ロツド側室18とを連通させるとともに、これら
両室17,18を通路19を介して、上記モード
切換弁13に接続している。
上記のようにしたモード切換弁13は、図示の
中立位置にあるとき、通路17,19を閉じると
ともに、上記通路12と前記操舵制御弁PVに接
続した通路20とを連通させる。
そして、当該モード切換弁13が図面の右側位
置に切り換わると、上記通路20と16とを連通
させるとともに、通路12と19とを連通させ
る。また、このモード切換弁13が図面左側位置
に切り換わると、通路20と19とを連通させ、
通路12と通路17とを連通させる。
上記のようにした操舵制御弁PVは、セミイン
テグラルパワーステアリング装置SPに連係して
いるもので、ハンドルHを回すことによつて、所
定の方向に切り換わるようにしている。
しかして、ハンドルHを中立位置に保持してい
るときには、操舵制御弁PVも図示の中立位置を
保持する。なお、モード切換弁13も図示の中立
位置に保持つ。
上記の状態からハンドルHを右方向に回すと、
操舵制御弁PVが上側位置に切り換わり、通路9
をタンクTに連通させるとともに、通路20をポ
ンプPに連通させ、ポンプからの吐出油を通路2
0に供給する。
この通路20に供給された圧油は、中立位置に
保つたモード切換弁13を経由して一方のパワー
シリンダ3のロツド側室10と、他方のパワーシ
リンダ4のボトム側室11とに供給される。
また、上記一方のパワーシリンダ3のボトム側
室7と、他方のパワーシリンダ4のロツド側室8
内の圧油は、通路9及び操舵制御弁PVを経由し
てタンクTに戻される。
したがつて、上記のようにハンドルHを右方向
に回すと、前輪1のみが右方向に転舵されること
になる。
なお、ハンドルHを左方向に回せば、通路9を
経由してパワーシリンダに圧油が供給されるとと
もに、パワーシリンダからの戻り油が通路12→
モード切換弁13→通路20→操舵制御弁PVを
経由してタンクTに戻されるので、上記とは逆
に、前輪1が左方向に転舵されることになる。
モード切換弁13を図示の中立位置から例えば
左側位置に切り換えてハンドルHを右方向に回す
と、通路20に供給された圧油は、モード切換弁
13を経由して、後輪2側の一方のパワーシリン
ダ5のボトム側室17と、他方のパワーシリンダ
6のロツド側室18に供給される。
そして、上記一方のパワーシリンダのロツド側
室14と他方のパワーシリンダ6のトボム側室1
5の作動油は、通路16→モード切換弁13→通
路12を経由して、前輪1側のパワーシリンダ
3,4のロツド側室10とボトム側室11とに供
給される。このとき、パワーシリンダ3のボトム
側室7とパワーシリンダ4のロツド側室8内の作
動油が、通路9及び操舵制御弁PVを経由してタ
ンクTに戻される。したがつて、前輪1及び後輪
2のそれぞれが、同一方向である右方向に転舵さ
れる。
また、モード切換弁13を上記のように左側位
置に保持してハンドルHを左方向に回すと、操舵
制御弁PVが図面上側位置に切り換わる。したが
つて、ポンプPからの吐出油が通路9を経由して
パワーシリンダ3のボトム側室7とパワーシリン
ダ4のロツド側室8とに供給され、前輪1は左方
向に転舵される。このときパワーシリンダ3のロ
ツド側室10及びパワーシリンダ4のボトム側室
11から排出された作動油は、通路12→モード
切換弁13→通路19を経由して、後輪2側のパ
ワーシリンダ5,6に供給される。つまり、上記
前輪側から供給された作動油は、一方のパワーシ
リンダ5のロツド側室14と、他方のパワーシリ
ンダ6のボトム側室15に供給される。このとき
のパワーシリンダ5及び6のボトム側室17及び
ロツド側室18から戻される作動油は、通路19
→モード切換弁13→通路20→操舵制御弁PV
を経由してタンクTに戻される。したがつて、後
輪2も前輪1と同様に左方向に転舵される。
上記のようにモード切換弁13を図面左側位置
に切り換えた場合には、前後輪の転舵方向が同相
となる。そして当該モード切換弁13を右側位置
に切り換えると、通路関係が上記とは逆になり、
前後輪の転舵方向が逆相になる。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来の装置では、前輪だけを
操舵しているときは、前輪操舵用のパワーシリン
ダ3,4の出力を十分に大きく保つことができる
が、前後輪を同時に操舵するときには、その出力
が半分になつてしまう。そのために当該パワーシ
リンダのサイズを大きくしなければならないとと
もに、ポンプも大型化しなければならないという
問題があつた。
また、上記従来の装置では、4本のパワーシリ
ンダを必要とするので、その分、配管も複雑にな
り、全体としてコスト・アツプになるという問題
もあつた。
この考案の目的は、上記前後輪を同時に操舵す
る場合にも、その出力が減少せず、しかも、配管
を簡単にした装置を提供することである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するために、この考案は、前
輪の操舵力をパワーアシストする動力舵取装置
と、後輪を転舵する後輪用パワーシリンダと、こ
れらの間に介在され、前記後輪用パワーシリンダ
を駆動させる後輪転舵駆動装置とを備えた4輪操
舵装置を前提にしつつ、 上記後輪転舵装置は、ケーシングにピストンを
内装して一対の油室を区画形成する一方、当該ピ
ストンにラツクを形成し、当該ラツクに、ギヤ部
材を噛み合わせ、前輪側の動きに応じて前記ギヤ
部材が回転したとき上記ピストンが移動し、上記
油室内の圧油を後輪用パワーシリンダの圧力室へ
と供給するようにした事を特徴としている。
(本考案の作用) 前輪が転舵するとタイロツド等が動くが、この
タイロツドの動きがギヤ部材に伝達され、当該ギ
ヤ部材が回転する。このギヤ部材の回転力がピス
トンに伝達され、当該ピストンが移動する。
したがつて、ピストンの移動方向前方の油室の
流体が吐出されるとともに、その吐出された圧力
流体が後輪用パワーシリンダに供給される。
(本考案の効果) 上記のように前輪の操舵に関連してピストンを
移動させ、その移動にともなつて圧力流体を吐出
させるようにしたので、前後輪を同時に操舵して
も、そのパワーが減少したりしなくなるし、後輪
側には1本のパワーシリンダを備えれば足りるこ
とになる。しかも、後輪舵角を前輪の舵角に応じ
て制御することができることから、前輪舵角を後
輪舵角とをある一定の転舵角関係にての制御が可
能となる。すなわち、前輪が転舵した分だけは後
輪を確実に転舵することができるのである。
(本考案の実施例) 第1〜3図はこの考案の実施例を示すもので、
前輪1の操舵力をパワーアシストするインテグラ
ル型動力舵取装置IPには、図示していないピス
トンを内装し、このピストンをいずれかの方向に
移動させるかによつて、ピツトマンアーム21の
回動方向を制御する。上記ピツトマンアーム21
は、第2図に示すように、前輪1のナツクルアー
ム22に連係している。したがつて、ピツトマン
アーム21がいずれの方向に回動するかによつ
て、前輪1の転舵方向が定まる。
なお、この前輪1は、タイロツド23を介して
連係しているので、一方の前輪側に設けたナツク
ルアーム22を回動させることによつて、両方の
前輪が同一方向に転舵される。
上記のようにしたインテグラル型動力舵取装置
IPには、第1、2ロータリバルブ24,25を
内装しているが、これらロータリバルブ24,2
5はハンドルHを回転させることによつて切り換
わるものである。そして、第1ロータリバルブ2
4には、前輪用ポンプP1を接続し、第2ロータ
リバルブ25には後輪用ポンプP2を接続してい
る。
これら両ロータリバルブ24,25は、ハンド
ルHの回転方向に応じてその切り換え方向が制御
されるとともに、その切り換え方向に応じて、ポ
ンプP1,P2の吐出油の供給方向を制御する。
つまり、第1ロータリバルブ24は、ハンドル
Hの切り換え方向に応じて切り換わるとともに、
その切り換え方向に応じて、前輪用ポンプP1
吐出油を、前記ピストンのいずれかの面に作用さ
せ、当該ピストンの移動方向を制御する。このピ
ストンの移動方向に応じてピツトマンアーム21
が回動し、ハンドルHの回転方向に、前輪1を転
舵する。
また、上記第2ロータリバルブ25には、一対
の油圧ライン26,27を接続しているが、この
油圧ライン26,27の下流側に第1モード切換
弁28を接続している。この第1モード切換弁2
8の下流側から導出した一方の油圧ライン29
は、第2モード切換弁30の一方の上流側ポート
に接続し、他方の油圧ライン31は、後輪用パワ
ーシリンダRSの一方の圧力室32に直接接続し
ている。
そして、この後輪用パワーシリンダRSの他方
の圧力室33は、油圧ライン34を介して上記第
2モード切換弁30の他方の上流側ポートに接続
している。
なお、後輪用パワーシリンダRSは、そのピス
トンロツド35がタイロツドの機能を果し、ピス
トン36の移動方向とは反対方向に後輪2を転舵
させる構成にしている。
上記第2モード切換弁30の下流側ポートに
は、一対の油圧ライン37,38を接続するとと
もに、この油圧ライン37,38を、後輪転舵駆
動装置RMに接続している。
この後輪転舵駆動装置RMは、前記インテグラ
ル型動力舵取装置IPを取り付けた位置とは反対
側である左側に設けたもので、その具体的構成
は、第3図に示すように、従来から知られている
前記インテクラル型動力舵取装置IPのロータリ
バルブを取り除いたものである。
つまり、この装置RMのケーシングCにはピス
トン39を内装し、当該ケーシングC内に一対の
油室40,41を区画形成している。この一方の
油室40を油圧ライン37に連通させ、他方の油
室41を油圧ライン38に連通している。そし
て、上記ピストン39にはラツク42を形成し、
このラツク42には、ギヤ部材としてのセクタギ
ヤ43をかみ合せている。
このようにしたセクタギヤ43には、上記ピツ
トマンアーム21と同様の回動リンク44の一端
を連係しているが、この回動リンク44の他端
は、左側の前輪1に設けた連係リンク45に連係
している。
上記のようにした後輪転舵駆動装置RMの各構
成要素の形状等は、インテグラル型動力舵取装置
IPの構成要素と全く同様であり、例えば、回動
リンク44がピツトマンアーム21に対応し、連
係リンク45がナツクルアーム22に対応するも
のである。
したがつて、インテグラル型動力舵取装置IP
が動作して前輪1が転舵すると、後輪転舵駆動装
置RMは、上記舵取装置IPと同じ動きをする。
しかして、第1、2モード切換弁28,30を
図示の中立位置に保持したまま、例えば、ハンド
ルHを右方向に切り換えると、第1ロータリバル
ブ24が切り換わつて、インテグラル型動力舵取
装置IPが動作し、前輪1を右方向に転舵させる。
このとき第2ロータリバルブ25も同時に切り
換わるので、一方の油圧ライン26が後輪用ポン
プP2に連通し、他方の油圧ライン27がタンク
Tに連通する。
しかし、第1、2モード切換弁28,30が図
示の中立位置に保持され、上記油圧ライン26,
27を短絡させているので、後輪用ポンプP2
吐出油がそのままタンクTに戻される。したがつ
て、両モード切換弁28,30を中立位置に保持
しているときには、前輪1のみが転舵され、後輪
2は転舵されない。
次に、両モード切換弁28,30を、第1図左
側位置に切り換えた状態でハンドルHを右方向に
回すと、上記のように前輪1が右方向に転舵され
るとともに、油圧ライン26に圧油が供給され
る。
したがつて、油圧ライン26に供給された圧油
は、そのまま後輪用パワーシリンダRSの一方の
圧力室32に流入するが、他方の圧力室33は、
油圧ライン34→第2モード切換弁30→油圧ラ
イン38を経由して油室41に連通する。
このとき上記のように前輪1が転舵されている
ので、その力が、タイロツド23、連係リンク4
5及び回動リンク44を介してセクタギヤ43に
伝達される。これによつてセクタギヤ43が第3
図時計方向に回動し、ピストン39を同図右方向
に移動させる。このようにピストン39が移動す
れば、油室41の容積が拡大されるとともに、油
室40内の圧油が油圧ライン37に押し出され
る。油圧ライン37に押し出された圧油は、第2
モード切換弁30→油圧ライン29→第1モード
切換弁28→油圧ライン27→第2ロータリバル
ブ25を経由してタンクTに戻される。
したがつて、上記のように後輪用パワーシリン
ダRSの圧力室32に圧油が供給されると、その
ピストン36が左方向に移動して、後輪2を右方
向に転舵する。このとき後輪用パワーシリンダ
RSの圧力室33から押し出された作動油は、容
積を拡大した油室41に流入する。
また、上記の状態で、ハンドルHを左方向に回
すと、こんどは、第1ロータリバルブ24が切換
わつて前輪が左方に転舵するとともにP2に連通
し、油圧ライン26がタンクTに連通する。
そして、上記油圧ライン27に供給された圧油
は、第1モード切換弁28→油圧ライン29→第
2モード切換弁30→油圧ライン37を経由し
て、後輪転舵駆動装置RMの油室40に供給され
る。
また、前輪1が左方向に転舵されたことによつ
て、セクタギヤ43が第3図左方向に回動するの
で、ピストン39を同図左方向に移動する。
上記ピストン39の移動にともなつて、油室4
1内の作動油が油圧ライン38に押し出される
が、この油圧ライン38に押し出された圧油は、
第2モード切換弁30及び油圧ライン34を経由
して、後輪用パワーシリンダRSの圧力室33に
供給される。
このとき後輪用パワーシリンダRSの圧力室3
2は、油圧ライン31→第1モード切換弁28→
油圧ライン26→第2ロータリバルブ25を経由
してタンクTに連通する。
したがつて、後輪用パワーシリンダRSのピス
トン36が右方向に移動し、後輪2を左方向に転
舵させる。
つまり、上記両モード切換弁28,30を、第
3図左側位置に切り換えた場合には、前輪1と後
輪2とが同一方向に転舵することになる。
上記両モード切換弁28,30を第1図右側位
置に切り換えて、ハンドルHを例えば右方向に回
すと、それにともなつてセクタギヤ43も回動
し、ピストン39を第3図右方向に移動する。
このとき第2ロータリバルブ25も切り換わる
ので、油圧ライン26がポンプP2に連通し、油
圧ライン27がタンクTに連通する。
そして、上記油圧ライン26に供給された圧油
は、第1モード切換弁28→油圧ライン29→第
2モード切換弁30→油圧ライン38を経由し
て、後輪転舵駆動装置RMの油室41に流入す
る。
また、上記油室40は、油圧ライン37→第2
モード切換弁30→油圧ライン34を経由して後
輪用パワーシリンダRSの圧力室33に連通する
ので、上記のようにピストン39の移動にともな
つて、油圧ライン37に押し出された圧油は、上
記圧力室33に供給される。
一方、後輪用パワーシリンダRSの圧力室32
の作動油は、油圧ライン31→第1モード切換弁
28→油圧ライン27→第2ロータリバルブ25
を経由してタンクTに戻されるので、当該後輪用
パワーシリンダRSのピストン36が右方向に移
動し、後輪2が左方向に転舵される。
ハンドルHを上記とは逆に左方向に回すと、そ
れにともなつて前輪1が左方向に転舵されるとと
もに、セクタギヤ43も第3図左方向に回動し、
ピストン39を同図左方向に移動させる。
これと同時に第2ロータリバルブ25が切り換
わり、油圧ライン27に圧油を供給する。この油
圧ライン27に供給された圧油は、第1モード切
換弁28→油圧ライン31を経由して後輪用シリ
ンダRSの圧力室32に流入する。そして、この
シリンダRSの圧力室33は、油圧ライン34→
第2モード切換弁30→油圧ライン37を経由し
て、容積を拡大する油室40に供給される。
したがつて、後輪用シリンダRSのピストン3
6が左方向に移動し、後輪2を右方向に転舵す
る。
つまり、両モード切換弁28,30を図面右側
位置に切り換えたときには、前輪1の転舵方向に
対して後輪2の転舵方向が逆になる。
この実施例の後輪転舵駆動装置RMは、前記し
たようにインテグラル型動力舵取装置RMのロー
タリバルブを取り除いたものを利用したので、こ
のインテグラル型動力舵取装置IPと後輪転舵駆
動装置RMとの動作が同期することになる。
また、前輪1を転舵する動力源と後輪を転舵す
る動力源とを完全に分離したので、そのパワーが
分散されることもなくなる。
なお、当該車両が右ハンドルのときには、イン
テグラル型動力舵取装置IPも右側に設けるが、
通常は、輪出用として左ハンドルにも簡単に変更
できるようにするために、その左側にも当該イン
テグラル型動力舵取装置を装着できるようにして
いる。このような構造の車両において、ロータリ
バルブだけを取り除いた後輪転舵駆動装置RMを
取り付けることは、そのメリツトが大きい。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜3図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は回路図、第2図は前輪と後輪との概
略図、第3図は後輪転舵駆動装置の断面図、第4
図は従来の回路図である。 1……前輪、2……後輪、23……タイロツ
ド、RS……後輪用パワーシリンダ、32,33
……圧力室、RM……後輪転舵駆動装置、C……
ケーシング、39……ピストン、40,41……
油室、42……ラツク、43……セクタギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪の操舵力をパワーアシストする動力舵取装
    置と、後輪を転舵する後輪用パワーシリンダと、
    これらの間に介在され、前記後輪用パワーシリン
    ダを駆動させる後輪転舵駆動装置とを備えた4輪
    操舵装置において、上記後輪転舵装置は、ケーシ
    ングにピストンを内装して一対の油室を区画形成
    する一方、当該ピストンにラツクを形成し、当該
    ラツクに、ギヤ部材を噛み合わせ、前輪側の動き
    に応じて前記ギヤ部材が回転したとき上記ピスト
    ンが移動し、上記油室内の圧油を後輪用パワーシ
    リンダの圧力室へと供給するようにした事を特徴
    とする4輪操舵装置。
JP1986203853U 1986-12-25 1986-12-25 Expired - Lifetime JPH0537748Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254882B2 (ja) * 1977-10-13 1987-11-17 Showa Denko Kk

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JPH0431193Y2 (ja) * 1985-09-26 1992-07-27

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JPS6254882B2 (ja) * 1977-10-13 1987-11-17 Showa Denko Kk

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