JPS6225371Y2 - - Google Patents

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JPS6225371Y2
JPS6225371Y2 JP1981115040U JP11504081U JPS6225371Y2 JP S6225371 Y2 JPS6225371 Y2 JP S6225371Y2 JP 1981115040 U JP1981115040 U JP 1981115040U JP 11504081 U JP11504081 U JP 11504081U JP S6225371 Y2 JPS6225371 Y2 JP S6225371Y2
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JP
Japan
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transmission
shaft
case
front wheel
gear
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JP1981115040U
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JPS5819828U (ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ミツシヨンケースに横架された前輪
用伝動軸に、前記ミツシヨンケース外に設けた前
輪用駆動軸を、前記ミツシヨンケースの前後方向
途中箇所の開口を通じ、ギア式伝動機構を介して
連動連結した農用トラクタの前輪駆動部構造に関
する。
上記農用トラクタにおいては、近年、それに取
付けるアタツチメント用作業装置の種類が多くな
るに連れ、旋回性を高めたいとか、地上高を高く
したい等、前輪として径の異なるものを付け換え
られるようにする事が望まれている。そこで、上
述要望を満たすためには、前輪の径変化にかかわ
らず、後輪との間での周速変化を生じさせないよ
うにギア式伝動機構においてその伝動比を変更調
整する必要がある。ところが、従来では、第6図
に示すように、後輪用差動機構9に入力するピニ
オン軸13にギア伝動により一体回転する状態に
連動連結した前輪用伝動軸14をミツシヨンケー
ス17に横架し、その伝動軸14に対し、ミツシ
ヨンケース17の前後方向に隣り合う隔壁20,
20aにわたつて軸架された箇所において、ギア
式伝動機構19を構成する伝動ギア23を嵌着
し、他方、伝動ギア23に咬合する被動ギア25
をミツシヨンケース17に穿設した開口18を通
じてケース17内に入れ込ませるように構成して
おり、ギア伝動機構19において、その伝動比を
変更調整するためには、前記伝動軸14を、両隔
壁20,20aのいずれか一方から抜いて伝動ギ
ア23を異径のものに交換しなければならず、結
果として、ミツシヨンケース17全体を分解する
こととなり、実際上、伝動比を調整できないもの
であつた。
本考案は、上記の点に鑑み、簡単な改良によ
り、ギア式伝動機構における伝動比の変更を、そ
のギア咬合状態を良好な状態にしながら、操作を
極めて容易に行えるようにして、径の異なる前輪
を付け換え、上述要望を容易に満たせるようにす
ることを目的とする。
次に本考案の実施例を図面に基いて詳述する。
前後の車輪1,2を軸架した車体に運転座席3
を設けると共に、後部に、動力取出軸4とアタツ
チメント用作業装置を駆動昇降自在に吊下げるリ
フトアーム5を設け、車体前部に搭載したエンジ
ンEからの動力を、主クラツチ6、ギア式の主変
速機構7、第1及び第2副変速機構8a,8bを
介して後輪用差動機構9及び前輪用差動機構10
に伝達し、かつ、両差動機構9,10夫々を介し
て後車輪2,2及び前車輪1,1夫々に伝達する
ように構成し、そして、前車輪1,1を操向用車
輪に構成し、もつて、4輪駆動型の農用トラクタ
を構成してある。
前車輪1,1を駆動するに、前記第2副変速機
構8bにおけるギア式伝動部材11を遊嵌させた
第1伝動軸12に、後輪用差動機構9に対するピ
ニオン軸13からギア伝動し、前記第1伝動軸1
2に第2伝動軸14をクラツチ15を介して入切
り操作自在に、かつ同芯状に連動連結し、その第
2伝動軸14から、前輪用差動機構10に入力す
るための前輪用駆動軸16に、ミツシヨンケース
17に穿設した開口18を通じ、ギア式伝動機構
19を介して伝達するように構成し、前記クラツ
チ15の操作により、後車輪2,2のみによる2
輪駆動状態と4輪駆動状態とに切換えられるよう
に構成してある。
前記第2伝動軸14は、その第1伝動軸12側
を、ミツシヨンケース17の隔壁20に軸架さ
せ、そして、他端側を、前記開口18を通じて挿
脱自在で、かつ、ミツシヨンケース17に着脱自
在なケース21に軸架されたスプライン筒22に
スプライン嵌合してある。
前記スプライン筒22に伝動ギア23を一体形
成し、前記ケース21に前記スプライン筒22の
回転軸芯と平行に回転軸24を軸架すると共に、
その回転軸24に、前記伝動ギア23と咬合する
被動ギア25を一体回転自在に取付け、かつ、回
転軸24を駆動軸16に対してスプライン筒26
を介して同芯状に連動連結してある。
前記連結用スプライン筒26は、回転軸24に
対して軸芯方向に摺動自在に設けられ、駆動軸1
6側に摺動移動させた状態で両軸24,16の連
結を解除できると共に、両軸24,16にわたら
せた状態で抜止めリング(図省略)によつて固定
させるように構成してある。
前記開口18は、ケース21を挿入した状態
で、伝動軸14軸芯方向への変位によつて伝動軸
14とスプライン筒22を連動連結及び連結解除
できるに足る大きさに構成されている。
上記構成により、湿地での作業走行のために車
体地上高くできるように、あるいは、旋回性を高
める等のために前車輪1,1として大径あるいは
小径のものに付け換えるに際し、ボルトを外して
ケース21をミツシヨンケース17から外すと共
に駆動軸16と回転軸24との連結を解除し、伝
動軸14から離れる側に変位させることによつて
スプライン筒22との連結を解除し、その状態で
ケース21を開口18を通じて抜き出し、予め伝
動比を異らせて伝動ギア23と被動ギア25を組
込んだケース21に交換し、それを前述の場合と
逆の手順によつてミツシヨンケース17に取付け
ると共に、第2伝動軸14及び駆動軸16に連動
連結し、ギア式伝動機構19における伝動比を、
前車輪1,1の径変化に対応させるのである。
第5図は別実施例を示し、前記ケース21を構
成するし、伝動ギア23を取付けた第1ケース部
分21aに、回転軸24を軸架した第2ケース部
分21bを分割自在にボルト連結してある。
以上要するに、本考案は、冒記した農用トラク
タの前輪駆動部構造において、前記前輪用伝動軸
14はその伝動下手側の軸端が片持ち状に支持さ
れているとともに、前記ギア式伝動機構19は、
前記前輪駆動軸16に連動連結させる回転軸24
と、その回転軸24に一体に取付けられた被動ギ
ア25と咬合して回転自在な伝動ギア23と、そ
れらの伝動ギア23ならびに前記回転軸24及び
被動ギア25を内装して軸架支承するケース21
とから構成してあり、このケース21が前記開口
18を通じて前記ミツシヨンケース17内に挿脱
自在に設けられると共に、前記伝動ギア23のボ
ス部を、前記前輪用伝動軸14の軸端に対して、
軸線方向に挿抜自在で、かつ、一体回動状態に嵌
合連結される筒軸状に構成してあることを特徴と
し、以下の効果を奏する。
つまり、片持ち状態の伝動軸14の軸端に対し
て挿抜自在で、かつ、一体回動状態に嵌合連結さ
れる伝動ギア23を、そのボス部を支承して回転
自在にケース21に取付けると共に、被動ギア2
5を取付けた回転軸24をケース21に軸架する
だけの簡単な改良でありながら、ケース21を、
開口18を通じてミツシヨンケース17に挿脱す
ると共にミツシヨンケース17に対して着脱する
ことにより、伝動ギア23と被動ギア25とを予
め異なる伝動比で組込んだケース21を交換でき
るので、従来のようにミツシヨンケース17を分
解して伝動軸14を抜いて交換する必要はまつた
くなくなり、ギア式伝動機構における伝動比を容
易に変更調整もでき、前輪の径変化に容易に対応
させられるようにできた。しかも、伝動軸14と
伝動ギア23との連動連結及び連結解除を、ケー
ス21を伝動軸14軸芯方向に変位するだけで行
えるから、その連動連結のための操作を極めて容
易に行えるようになつた。その上、伝動比変更に
際し、伝動ギア23と被動ギア25とを予め適正
に咬合させた状態で、ケース21ごと交換するか
ら、両ギア23,25夫々を各別に交換する場
合、そのたびに咬合状態を適正な状態に調整しな
ければならないのに比べ、操作的に有利にでき、
更に、伝動軸14と回転軸24とは他の軸を介す
るなく、伝動ギア23と被動ギア25との咬合に
よつて直接的に駆動力が伝達されるので、簡素な
構成となつていると共に良好な伝動状態を確保で
きた。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクタの前輪駆動部
構造の実施例を示し、第1図はトラクタの全体側
面図、第2図は前輪駆動系を示す要部の縦断面
図、第3図は要部の正面断面図、第4図はギア式
伝動機構における分解説明図、第5図は別実施例
を示す要部の断面図、第6図は従来例を示す概略
縦断面図である。 14……前輪用伝動軸、16……前輪用駆動
軸、17……ミツシヨンケース、18……開口、
19……ギア式伝動機構、21……ケース、23
……伝動ギア、24……回転軸、25……被動ギ
ア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミツシヨンケース17に横架された前輪用伝動
    軸14と、前記ミツシヨンケース17外に設けた
    前輪駆動軸16とを、前記ミツシヨンケース17
    の下部に形成した開口18を通じ、この開口18
    部位に着脱自在なギア式伝動機構19によつて連
    動連結し得る農用トラクタの前輪駆動部構造にお
    いて、前記前輪用伝動軸14はその伝動下手側の
    軸端が片持ち状に支持されているとともに、前記
    ギア式伝動機構19は、前記前輪駆動軸16に連
    動連結させる回転軸24と、その回転軸24に一
    体に取付けられた被動ギア25と咬合して回転自
    在な伝動ギア23と、それらの伝動ギア23なら
    びに前記回転軸24及び被動ギア25を内装して
    軸架支承するケース21とから構成してあり、こ
    のケース21が前記開口18を通じて前記ミツシ
    ヨンケース17内に挿脱自在に設けられると共
    に、前記伝動ギア23のボス部を、前記前輪用伝
    動軸14の軸端に対して、軸線方向に挿抜自在
    で、かつ、一体回動状態に嵌合連結される筒軸状
    に構成してあることを特徴とする農用トラクタの
    前輪駆動部構造。
JP11504081U 1981-07-31 1981-07-31 農用トラクタの前輪駆動部構造 Granted JPS5819828U (ja)

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JP11504081U JPS5819828U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 農用トラクタの前輪駆動部構造

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JP11504081U JPS5819828U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 農用トラクタの前輪駆動部構造

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Publication Number Publication Date
JPS5819828U JPS5819828U (ja) 1983-02-07
JPS6225371Y2 true JPS6225371Y2 (ja) 1987-06-29

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ID=29909315

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11504081U Granted JPS5819828U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 農用トラクタの前輪駆動部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5016559B2 (ja) * 2008-06-24 2012-09-05 三菱農機株式会社 作業車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467430U (ja) * 1977-10-20 1979-05-14

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JPS5819828U (ja) 1983-02-07

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