JPH0751389Y2 - トラクタの動力取出し装置 - Google Patents

トラクタの動力取出し装置

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JPH0751389Y2
JPH0751389Y2 JP1990046469U JP4646990U JPH0751389Y2 JP H0751389 Y2 JPH0751389 Y2 JP H0751389Y2 JP 1990046469 U JP1990046469 U JP 1990046469U JP 4646990 U JP4646990 U JP 4646990U JP H0751389 Y2 JPH0751389 Y2 JP H0751389Y2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/28Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of power take-off

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は左右の後輪車軸を装備するミツシヨンケース
を左右の後輪間に設置し、このミツシヨンケース内の下
方部分から前方向きに延出させたミツドPTO軸を設けて
あるトラクタにおいて、作業機駆動力を取出すための動
力取出し装置に関するものである。より詳しく言うとこ
の考案は、前後輪間で機体の下面位に装備させるモア等
のミツドマウント型作業機を駆動させるための上記ミツ
ドPTO軸の他に、機体に牽引させるロータリ耕耘機等の
作業機を駆動させるためのPTO軸を、ミツドPTO軸よりも
上方のレベルでミツシヨンケース内から後方向きに延出
させて設けるトラクタの動力取出し装置に、関する。
〔従来の技術〕
例えば実開昭61−81427号公報に開示されているように
動力取出し軸としてミツドPTO軸のみを備えるモアトラ
クタ等の用途を拡大すべく、さらにリヤPTO軸を附加し
て設ける場合には一般に、ミツドPTO軸とリヤPTO軸との
両者或は何れか一者を択一的に駆動可能とするためのク
ラツチ機構が設けられる。
この目的のクラツチ機構としては、例えば実開昭1−16
7921号公報に開示されているようにリヤPTO軸への動力
伝達を入断するクラツチとミツドPTO軸への動力伝達を
入断するクラツチとを各別に設ける構造のものと、例え
ば米国特許No.4,613,024及びNo.4,880,070に開示するよ
うに単一の摺動クラツチ金物を備えるPTO切替えクラツ
チとされたものとがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
各別の2個のクラツチを設ける上記前者のクラツチ機構
は、各クラツチを各別に操作する構造とすると2組の操
作機構を必要とし、また両クラツチを同時操作する構造
とすると複雑なリンク機構を必要として、何れにしても
操作機構が複雑となる。
これに対し単一のPTO切替えクラツチによる上記後者の
機構はクラツチ操作機構が単純で済むが、ミツドPTO軸
のみを設ける仕様のトラクタとミツドPTO軸に加えてリ
ヤPTO軸も設ける仕様のトラクタ間で、動力取出し装置
の構造及び部品を共通化してコストの低減を図る上で難
点がある。すなわち前述の2米国特許に開示されている
ようにPTO切替えクラツチは従来、ミツドPTO軸及びリヤ
PTO軸に伝動する作業機駆動力伝動径路中において両PTO
軸よりもかなり伝動上手側に設けられており、該PTO切
替えクラツチからミツドPTO軸に至る伝動径路とリヤPTO
軸に至る伝動径路とを各別に設けているため、PTO切替
えクラツチを設けた動力取出し装置は、ミツドPTO軸の
みを設ける仕様でPTO切替えクラツチ及びリヤPTO軸は設
けないトラクタの動力取出し装置とは大きく構造を異に
するからである。
そこでこの考案は、リヤPTO軸も設けるもので操作機構
を単純とするPTO切替えクラツチをミツドPTO軸上に配置
して、ミツドPTO軸のみを設ける仕様のトラクタとの間
で構造及び部品の大幅な共通化を得させ経済性を高める
ようにした、トラクタの新規な動力取出し装置を、提供
しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのためにこの考案は第1,2図に示すように、左右の後
輪車軸11を装備するミツシヨンケース10を左右の後輪12
間に設置し、このミツシヨンケース10内の下方部分から
前方向きに延出させたミツドPTO軸13を設けてあるトラ
クタにおいて、次のような技術的手段を講じた。
すなわち第1図に示すように、ミツシヨンケース10内に
おいてミツドPTO軸13に、該ミツドPTO軸の後端側を支持
する支壁部10aよりも後方向きに延出すると共に外周面
にスプライン13bを有する延出部分13aを設け、ミツシヨ
ンケース10内に作業機駆動力を伝動する駆動軸14に対し
PTOクラツチ15と歯車伝動機構16とを介し接続された入
力歯車17を、該延出部分13a上に遊嵌設置する。
また入力歯車17の後方で上記延出部分13a上に上記スプ
ライン13bを利用して固定配置した回転金物18、及び上
記延出部分13aの延長線上に配置し回転可能に支持した
中間歯車19を設けて、入力歯車17のボス部上と回転金物
18上と中間歯車19のボス部上とにまたがらせて摺動させ
るクラツチ金物21を備えるPTO切替えクラツチ20を設け
る。このPTO切替えクラツチはクラツチ金物21により入
力歯車17を、回転金物18及び中間歯車19に対し結合する
状態(第4図)と回転金物18に対してのみ結合する状態
(第5図)と中間歯車19に対してのみ結合する状態(第
6図)とに択一的に切替えられるものに構成する。
そしてミツドPTO軸17よりも上方のレベルでミツシヨン
ケース10内から後方向きに延出させて設けたリヤPTO軸2
2に対し上記中間歯車19を、他の歯車伝動機構23によつ
て接続するのである。
またこの考案は前記中間歯車19を、ミツドPTO軸17と同
心配置してミツシヨンケース10内から後方向きに延出さ
せて設けた第2のリヤPTO軸24上に固定設置するととも
に、前記他の歯車伝動機構23を減速歯車列に構成するこ
とも、提案するものである。
〔考案の作用と効果〕
PTOクラツチ15はPTO切替えクラツチ20を操作するのに先
立ち、同操作を容易とするため及び切替えクラツチ部材
17,18,19,21の損傷防止のために切られる。またトラク
タを路上走行させるとき等、何れのPTO軸13,22も使用し
ないときに切り状態に維持しておく。
PTO切替えクラツチ20によつて回転金物18及び中間歯車1
9の両者を入力歯車17に対し結合すると、回転金物18を
介しミツドPTO軸13が、また中間歯車19と歯車伝動機構2
3を介しリヤPTO軸22が、それぞれ回転駆動せしめられ
る。またPTO切替えクラツチ20により回転金物18のみを
入力歯車17に対し結合するとミツドPTO軸13のみが、そ
して中間歯車19のみを入力歯車17に対し結合するとリヤ
PTO軸22のみが、それぞれ回転駆動される。
PTO切替えクラツチ20をミツドPTO軸13の延出部分13a上
に配置した構成からして、リヤPTO軸22を設けない仕様
のトラクタでは第7図に示すように、上記延出部分13a
上からPTO切替えクラツチ20を取去り入力歯車17に代わ
る歯車17Aをスプライン13bを利用して延出部分13a上に
固定設置する形とすることで、動力取出し装置を構成で
きる。したがつてこの考案によるとミツドPTO軸13の他
にリヤPTO軸22を設ける仕様のものと設けない仕様のも
のとで、ミツドPTO軸13に伝動する歯車伝動機構16まで
を全く同一構造とでき、両仕様のトラクタ間で動力取出
し装置の構造及び部品の大幅な共通化が得られ、経済性
が高められることになる。
中間歯車19によつて直接に回転せしめられる第2のリヤ
PTO軸24を設けると共に、他の歯車伝動機構23を減速歯
車列に構成したときは、上方側の比較的低速で回転する
リヤPTO軸22と共に下方側の第2のリヤPTO軸24が比較的
高速で回転し、トラクタに牽引させる作業機に応じて両
リヤPTO軸22,24を使い分けてできることになる。
すなわち例えば作業負荷が大きいと共に作業機入力軸の
レベルが比較的高いロータリ耕耘機等であれば上方側の
低速回転のリヤPTO軸22を用い、作業負荷が小さいと共
に作業機入力軸のレベルが比較的低いグラスコレクタ等
であれば下方側の高速回転の第2のリヤPTO軸24を用い
るようにできる。また薬液給送用のポンプと薬液分散々
布用のフアンとを有する防除機をトラクタに牽引させて
防除作業を行なうとき、負荷が大きいポンプはリヤPTO
軸22に、そして高速回転が望ましいフアンは第2のリヤ
PTO軸24に、それぞれ駆動させるような使い方もでき
る。
〔実施例〕
第2図は本案実施例を装備するトラクタを示している。
本トラクタは左右1対宛設けられた前輪26と後輪12間で
機体の下面位にモアMを装備させるモアトラクに構成さ
れ、前記ミツドPTO軸13は伝動軸27によつてモアMのギ
ヤボツクスMaにモア駆動力を入力するように用いられて
いる。エンジン28は機体前部に搭載され、このエンジン
28から伝動軸29によつてミツシヨンケース10内への動力
伝動が行なわれる。ミツシヨンケース10の上面側にはト
ラクタに牽引させる作業機を昇降させるための油圧シリ
ンダ30が配置され、その上方に乗用座席31が設けられて
いる。左右の前輪26を旋回させ車両操向を行なうための
ステアタグホイール32は、乗用座席31の前方に配置され
ている。
第1,2図に示すようにミツシヨンケース10の前面には厚
手のプレート部材34を装着してあり、このプレート部材
34の背面上部に可変容積形の油圧ポンプ35を、また前面
下部に定容積形の油圧モータ36を、それぞれ装着して、
車速を無段に変更制御する油圧伝動装置37が構成されて
いる。前記駆動軸14は油圧ポンプ35のポンプ軸とされて
おり、この軸14をプレート部材34の前方にまで延出させ
て第2図に図示の伝動軸29に接続してある。
第1図に示すように油圧モータ36のモータ軸38はプレー
ト部材34を通してミツシヨンケース10内にまで突入させ
てあり、後端部に小傘歯車39を嵌着してある。小傘歯車
39と噛合う大傘歯車40を装備する伝動軸41がミツシヨン
ケース10内に横架されており、この伝動軸41を図示省略
の歯車伝動機構及び差動装置を介して左右の後輪車軸11
へと接続してある。
同様に第1図に示すようにミツシヨンケース10の後端部
は、上端部分を除き後方向きに若干量張出させてあるケ
ース部材10Aとこのケース部材10Aの後端開口を閉塞する
後蓋43とで形成されている。前端側をスリーブベアリン
グ44を介してミツシヨンケース10の前壁に支持されプレ
ート部材34の下方側で前方向きに延出させてある前記ミ
ツドPTO軸13は、その後端側を前記支壁部10aにボールベ
アリング44を介して支持させてある。油圧ポンプ35のポ
ンプ軸である前記駆動軸14はケース部材10Aに至るまで
後方向きに延出させて、後端側をケース部材10A壁に支
持させてある。前記リヤPTO軸22は中空軸に形成され、
ケース部材10Aに設けた支壁と後蓋43とにボールベアリ
ング46,47を介して支持されている。前記第2のリヤPTO
軸24も中空軸に形成され、1対のボールベアリング48,4
9を介し後蓋43に支持されている。
前記PTOクラツチ15は、駆動軸14上に固定設置したクラ
ツチハウジング51と駆動軸14上に遊嵌設置した歯車52と
に複数枚宛の摩擦エレメントをそれぞれ摺動のみ自在に
支持させてなる摩擦多板式油圧クラツチに構成されてい
る。クラツチハウジング51内には環状のピストン53が設
けられ、このピストン53をリターンばね54の力に抗して
摩擦エレメント向きに移動させクラツチ係合を得させる
ための圧油の供給油路55が、駆動軸14に形成されてい
る。油路55は駆動軸14の後端面に開口して、ケース部材
10A壁内の油室56に連通している。油室56及び油路55を
介しPTOクラツチ15への作動油の給排を制御する電磁切
換弁57が、ケース部材10A壁の背面上に設置されてい
る。歯車52のボス部外周位置には、PTOクラツチ15の切
り状態でミツドPTO軸13等からの作業機の慣性回転を防
止するためのブレーキ58が配設されている。
前記入力歯車17はミツドPTO軸13の延出部分13a上に、位
置決め用スリーブ60とボールベアリング61とを介して遊
嵌設置されている。前記支壁部10aはミツシヨンケース1
0の内底面からミツドPTO13位置よりも上方にまで立上ら
せてあり、その上端肉厚部にはボルト62によつて支筒体
63を保持させてある。そして前記歯車伝動機構16は、上
記支筒体63にスリーブベアリング64を介して支持させた
歯車65を駆動軸14上の歯車52とミツドPTO軸延出部分13a
上の入力歯車17とに噛合せて、構成されている。
第1図及び第4−6図に示すように入力歯車17のボス部
は後方向きに延長させてあり、スプライン17aを形成さ
れている。前記回転金物18は位置決め用スリーブ60に衝
合させると共に止輪67により抜止めして延出部分13aに
スプライン嵌めされており、入力歯車ボス部のスプライ
ン17aと整列するスプライン18aを設けられている。また
前記中間歯車19は第2のリヤPTO軸24の前端部上にスプ
ライン嵌め68し止め輪69により抜止めして設けられ、回
転金物18向きに延出させ該金物18に衝合させたボス延長
部上でスプライン17a,18aに整列するスプライン19aを有
する。
第4−6図に明瞭に示すようにクラツチ金物21は、その
内周面に前後に開隔をあけた2組のスプライン21a,21b
を有するものとされている。このクラツチ金物21は第4
図に図示の中間位置と第5図に図示の前方位置と第6図
に図示の後方位置とに摺動変位させるものとされ、前方
側のスプライン21aはクラツチ金物21が何れの位置に移
されても常に入力歯車17のスプライン17aと噛合いを維
持するように配置されている。また後方側のスプライン
21bは、第4図に図示のクラツチ金物21の中間位置では
回転金物18のスプライン18aと中間歯車19のスプライン1
9aとにまたがつて噛合い、第5図に図示のクラツチ金物
21の前方位置では回転金物18のスプライン18aのみに噛
合い、第6図に図示のクラツチ金物21の後方位置では中
間歯車19のスプライン19aのみに噛合うように、配置さ
れている。
したがつてクラツチ金物21の位置に応じ、第4図の中間
位置では回転金物18及び中間歯車19の両者が入力歯車17
に結合され、第5図の前方位置では回転金物18のみが入
力歯車17に結合され、第6図の後方位置では中間歯車19
のみが入力歯車17に結合される。なお第1図ではクラツ
チ金物21を、上半部は第4図に対応する位置におき下半
部は第5図に対応する位置において画いている。
クラツチ金物21を変位操作するためには第1,3図に示す
ように、ケース部材10Aの支壁部と後蓋4とに支持させ
たガイド軸71上に摺動可能に設けたフオーク72を、クラ
ツチ金物21に対し係合させてある。ケース部材10Aと後
蓋43との合せ面位置でミツシヨンケースの内外にまたが
らせてある水平な操作軸73を設けてあり、この操作軸73
の外端にはクラツチアーム74を、内端にはフオーク72に
係合する作動アーム75を、それぞれ取付けてある。操作
軸73の回転変位操作で摺動変位せしめられるフオーク72
をガイドするガイド軸71には、フオーク72内に設けたボ
ール76がスプリングの附勢下で突入することにより第4,
5,6図の各クラツチ金物21位置でフオーク72を介しクラ
ツチ金物21を位置拘束するデテント用の3個の環状凹溝
71a,71b,71cが設けられている。
第1図に示すように第2のリヤPTO軸24とリヤPTO軸22と
の中間のレベルでケース部材10Aの支壁部と後蓋43とに
ベアリングを介し支持させた中間軸78が設けられ、この
中間軸78上には大小2個の歯車79,80を固定設置してあ
る。そして前記他の歯車伝動機構23は、第2のリヤPTO
軸24上の中間歯車19を中間軸78上の大径側の歯車79に噛
合せてなる減速ギヤ列と中間軸19上の小径側の歯車80を
リヤPTO軸22上に固定設置の大径歯車81に噛合せてなる
減速ギヤ列とを備えたものに、構成されている。
第1図に示すように各リヤPTO軸22,24は、作業機に伝動
する伝動軸をスプライン嵌め接続するための内面上のス
プライン22a,24a、上記伝動軸を抜出し不能に拘束する
ためのボール22b,24b、該ボール22b,24bに係合するカム
斜面を有する環状枠22c,24c、この環状枠22c,24cを附勢
し上記カム斜面のボール22b,24bに対する係合状態を維
持するスプリング22d,24dを備え、伝動軸の接続に際し
ては環状枠22c,24cを予め、スプリング22d,24d力に抗し
前方向きに押して変位させた上で軸接続が行なわれる。
第7図は前述したようにリヤPTO軸を設けない仕様のト
ラクタの動力取出し装置の一部分を示しており、前記ケ
ース部材10Aは無くされ、また後蓋43AとしてはリヤPTO
軸の挿通穴を無くしたものが用いられている。前述のよ
うに入力歯車17に代わる歯車17Aを、ミツドPTO軸13の延
出部分13a上にスプライン嵌めして固定設置してある。
図外のミツシヨンケース10内の他部分の構造は、第1図
に図示したのと全く同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を装備するトラクタの要部
を示す一部展開、一部省略縦断側面図、第2図は上記ト
ラクタの一部切欠き概略側面図、第3図は第1図のIII
−III線にほぼ沿つた断面図、第4図,第5図及び第6
図はそれぞれ、第1図の一部分を拡大し互に異なつた状
態で画いた縦断側面図、第7図は動力取出し軸としてミ
ツドPTO軸のみを設ける仕様のトラクタ動力取出し装置
の一部分を示す一部展開縦断側面図である。 10……ミツシヨンケース、10a……支壁部、10A……ケー
ス部材、11……後輪車軸、12……後輪、13……ミツドPT
O軸、13a……延出部分、13b……スプライン、14……駆
動軸、15……PTOクラツチ、16……歯車伝動機構、17…
…入力歯車、17a……スプライン、18……回転金物、18a
……スプライン、19……中間歯車、19a……スプライ
ン、20……PTO切替えクラツチ、21……クラツチ金物、2
1a,21b……スプライン、22……リヤPTO軸、23……他の
歯車伝動機構、24……第2のリヤPTO軸、43……後蓋、5
2……歯車、60……位置決め用スリーブ、65……歯車、7
1……ガイド軸、72……フオーク、78……中間軸、79…
…歯車、80……歯車、81……歯車。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の後輪車軸を装備するミツシヨンケー
    スを左右の後輪間に設置し、このミツシヨンケース内の
    下方部分から前方向きに延出させたミツドPTO軸を設け
    てあるトラクタにおいて、 ミツシヨンケース10内においてミツドPTO軸13に、該ミ
    ツドPTO軸の後端側を支持する支壁部10aよりも後方向き
    に延出すると共に外周面にスプライン13bを有する延出
    部分13aを設け、ミツシヨンケース10内に作業機駆動力
    を伝動する駆動軸14に対しPTOクラツチ15と歯車伝動機
    構16とを介し接続された入力歯車17を、該延出部分13a
    上に遊嵌設置する一方、 この入力歯車17の後方で上記延出部分13a上に上記スプ
    ライン13bを利用して固定配置した回転金物18、及び上
    記延出部分13aの延長線上に配置し回転可能に支持した
    中間歯車19を設けて、入力歯車17のボス部上と回転金物
    18上と中間歯車19のボス部上とにまたがらせて摺動させ
    るクラツチ金物21を備えこのクラツチ金物21により入力
    歯車17を、回転金物18及び中間歯車19に対し結合する状
    態と回転金物18に対してのみ結合する状態と中間歯車19
    に対してのみ結合する状態とに択一的に切替えられるPT
    O切替えクラツチ20を構成し、 ミツドPTO軸17よりも上方のレベルでミツシヨンケース1
    0内から後方向きに延出させて設けたリヤPTO軸22に対し
    上記中間歯車19を、他の歯車伝動機構23によつて接続し
    てなる動力取出し装置。
  2. 【請求項2】前記中間歯車19を、ミツドPTO軸17と同心
    配置してミツシヨンケース10内から後方向きに延出させ
    て設けた第2のリヤPTO軸24上に固定設置すると共に、
    前記他の歯車伝動機構23を減速歯車列に構成してある、
    請求項1に記載の動力取出し装置。
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