JPS6230613Y2 - - Google Patents

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JPS6230613Y2
JPS6230613Y2 JP1982148421U JP14842182U JPS6230613Y2 JP S6230613 Y2 JPS6230613 Y2 JP S6230613Y2 JP 1982148421 U JP1982148421 U JP 1982148421U JP 14842182 U JP14842182 U JP 14842182U JP S6230613 Y2 JPS6230613 Y2 JP S6230613Y2
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JP
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case
pto
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shaft
gear
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JP1982148421U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛のPTO変速装置に関し、中間
ケースにPTO系の変速機構及びその操作機構を
全て組込み、完備の状態で他のケース及び軸系と
組付け得るようにして、組立・分解等の作業性を
良くすることを目的とする。
トラクタ等の車輛における動力伝達装置では、
ミツシヨンケースを複数のケースにより構成し、
このミツシヨンケース内に走行系及びPTO系の
各構成部材を組込んでいる。
処で、従来のこの種の動力伝達装置は、PTO
系の変速機構は前部ケース内に組込み、この変速
機構から後方に他のケースに跨つて長尺のPTO
軸を設けていたので、ケース相互の組立が煩雑に
なる欠点があつた。そこで、PTO系を前後に分
割し、中間ケースに変速機構を配置したものがあ
る。これによれば、短尺の軸を使用できる利点が
あり、それだけ組立時の作業性が良好になるが、
PTO変速レバーを前部ケース側に設け、この変
速レバーをシフトロツドを介して中間ケースの変
速機構に連動させているため、操作機構を前部ケ
ースと中間ケースとの両者に跨つて組込む必要が
あり、PTO系の全てを1個のケースに完備で組
込むと云うことはできなかつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ようにしたものであつて、その特徴とする処は、
前部ケース2と後部ケース4との間に中間ケース
3を着脱自在に介在してミツシヨンケース1を構
成し、このミツシヨンケース1内に走行系と
PTO系とを設けた車輌の動力伝達装置におい
て、中間ケース3内に支持壁36,37を介して
PTO変速機構27を設けると共に、該中間ケー
ス3に、PTO変速機構27の変速部に連動する
シフトロツド51と、このシフトロツド51を操
作するPTO変速レバー47とを設け、PTO変速
機構27の伝動軸28の両端部を、前部ケース2
内のPTO系の伝動軸24と後部ケース4内の
PTO系の伝動軸43に対して軸方向から着脱自
在に連結した点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図は農用トラクタの動力伝達装置を示
し、1はミツシヨンケースで、前部ケース2と中
間ケース3と後部ケース4との三者を前後にボル
ト等で着脱自在に結合して成り、その前部ケース
2はクラツチハウジング5と一体に構成される。
6は走行主軸、7はPTO主軸で、これらはクラ
ツチハウジング5内のダブルクラツチ装置を介し
てエンジンに連動する。8は前部ケース5内に組
込まれた走行系の主変速機構で、主変速軸9上の
ギヤー群10を主軸6上のギヤー群11に嵌脱自
在として成り、この主変速機構8は前部ケース2
の上面に装着した変速台12の主変速レバー13
により操作可能である。14は後輪デフ装置、1
5はその前段の副変速機構であり、これらは後部
ケース4に組込まれている。副変速機構16はデ
フ駆動軸17上のギヤー18を副変速軸19上の
ギヤー20に嵌脱自在として成り、その副変速軸
19は軸継手21,22及び中間軸23を介して
主変速軸9に連動連結されている。なお副変速機
構16を操作する副変速レバーは後部ケース側に
取付けられる。24は前部ケース2の下部に軸架
されたPTO系の第1伝動軸で、クラツチハウジ
ング5側に設けられたギヤーケース25内のギヤ
ー機構26を介してPTO主軸7に連動連結され
ている。27は中間ケース3内に組込まれた
PTO変速機構で、第2及び第3伝動軸28,2
9、4個の遊転ギヤー30及び固定ギヤー31,
32,33、摺動子34、結合子35を有する。
伝動軸28,29は中間ケース3の支持壁36,
37に軸受38,39、40,41を介して回転
自在に支持され、その軸受38,39、40,4
1間で各伝動軸28,29上に、互いに咬合する
固定ギヤー33,32が設けられている。第2伝
動軸28の前端部には結合子35が固定されると
共に、遊転ギヤー30が套嵌され、その遊転ギヤ
ー30は第3伝動軸29前端部の固定ギヤー31
と咬合されている。摺動子34は第1伝動軸24
の後端部に前後摺動自在に套嵌され、遊転ギヤー
30と結合子35とを選択的に第1伝動軸24に
結合可能である。第2伝動軸28は軸継手42を
介して後部ケース4の第4伝動軸43に、また第
4伝動軸43は軸継手44を介してPTO軸45
に夫々連結されている。
PTO変速機構27の摺動子34を操作する操
作機構46は、第2図乃至第4図に示すように中
間ケース3に組付けられている。即ち、第2図乃
至第4図において、47はPTO変速レバーで、
中間ケース3の側壁48に挿支された支軸49か
ら上方に立設されており、このPTOの変速レバ
ー47は中立位置Nから前後の低速位置L及び高
速位置Hに夫々操作可能である。支軸49は内端
に係合突起50を有し、その係合突起50はシフ
トロツド51後端の係合部52に係合される。シ
フトロツド51は中間ケース3の支持壁36にボ
ルト52により固着された支持体53のボス部に
前後摺動自在に挿支され、このシフトロツド51
の前端に、摺動子34に係合するシフトフオーク
54が固設されている。支持体53内には、シフ
トロツド51を位置決めする位置決め機構55が
設けられている。56は支軸49の抜止め板、5
7は軸受38,40の押え板である。
なお、第1図において、58は後部ケース4上
に装着された作業機昇降用の油圧装置で、この油
圧装置58上に運転席が設けられる。59は前輪
動用の動力取出装置で、そのギヤー60はギヤー
機構61を介してデフ駆動軸17に連動する。
次に作用を説明する。PTO変速レバー13が
中立位置Nにある時には、摺動子34は遊転ギヤ
ー30、結合子35の何れとも結合しておらず、
PTO軸45は停止したままである。PTO変速レ
バー47を低速位置Lへとa矢示方向に操作する
と、支軸49、係合突起50を介してシフトロツ
ド51が後方(b矢示)に摺動するので、シフト
フオーク54を介して摺動子34が後方に摺動し
遊転ギヤー30と咬合する。従つて、第1伝動軸
24が摺動子34を介して遊転ギヤー30に結合
され、第1伝動軸24の動力は、摺動子34、遊
転ギヤー30、固定ギヤー31、第3伝動軸2
9、固定ギヤー32,33、第2伝動軸28を介
して第4伝動軸43へと伝達されて行き、遊転ギ
ヤー30と固定ギヤー31、固定ギヤー32と固
定ギヤー33間で夫々減速されるので、PTO軸
45は低速で回転する。PTO変速レバー47を
高速位置HへとC矢示方向に操作すれば、摺動子
34が結合子35に咬合し、第1伝動軸24と第
2伝動軸28とが直結状態となるため、PTO軸
45は高速で回転する。このようにPTO変速レ
バー47の操作によりPTO変速機構27を高低
速に夫々変速操作することができる。
動力伝達装置全体の組立に際しては、前部ケー
ス2、中間ケース3及び後部ケース4の夫々に走
行系、PTO系の各構成部材を予め組込んでお
き、夫々を完備の状態にした後、軸系を接続しな
がらケース相互をボルト結合する。即ち、前部ケ
ース2には主軸6,7、主変速機構8、中間軸2
3及び第1伝動軸24を夫々組込み、また後部ケ
ース4には副変速機構16、後輪デフ装置14、
第4伝動軸43、PTO軸45を夫々組込む。一
方、中間ケース3にはPTO変速機構27及びそ
の操作機構46を組込み、各ケース単位で予め完
備状態にする。そして、摺動子34を第1伝動軸
24に嵌合させながら、前部ケース2と中間ケー
ス3とを前後にボルト結合し、次に軸継手22,
42を副変速軸19、第4伝動軸43の前端に
夫々套嵌した後、これら軸継手22,42に中間
軸23、第3伝動軸28を嵌合させて中間ケース
3と後部ケース4とを前後にボルト結合する。こ
のように本実施例によれば、内部機構その他を各
ケース単位で予め完備状態にしておき、然る後に
ケース相互を結合すれば良いので、組立作業が容
易であ、また長尺の軸を取扱う等の煩雑さも解消
できる。しかも、主変速機構8を操作する主変速
レバー13等は前部ケース2に、副変速機構16
を操作する副変速レバー等は後部ケース4に、
PTO変速機構27を操作するPTO変速レバー4
7等は中間ケース3にと云うように、夫々の変速
機構の操作機構がそれに対応する変速機構を組込
んだケースに独立しているので、ケース相互の結
合時に操作機構の取合い関係に考慮を払う必要が
なく、この点でも組立或いは分解が容易であ。
なお、組立順序は上記実施例に限定されるもの
ではなく、中間ケース3と後部ケース4とを先に
結合しても良い。またトラクタ以外の各種作業車
輛にも利用可能である。
本考案によれば、前部ケース2と後部ケース4
との間に着脱自在に介在された中間ケース3内に
支持壁36,37を介してPTO変速機構27を
設けると共に、該中間ケース3に、PTO変速機
構27の変速部に連動するシフトロツド51と、
このシフトロツド51を操作するPTO変速レバ
ー47とを設け、PTO変速機構27の伝動軸2
8の両端部を、前部ケース2内のPTO系の伝動
軸24と後部ケース4内のPTO系の伝動軸43
に対して軸方向から着脱自在に連結しているの
で、中間ケース3にPTO変速機構27及びこれ
を変速操作する操作機構を組込んだ完備状態で前
部ケース2及び後部ケース4に対して着脱するこ
とができ、組立・分解時の作業性が従来に比較し
て著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
の断面側面図、第2図は要部の破断側面図、第3
図は第2図の−矢視図、第4図は第2図の
−矢視図である。 1……ミツシヨンケース、2……前部ケース、
3……中間ケース、4……後部ケース、8……主
変速機構、16……副変速機構、27……PTO
変速機構、46……操作機構、47……PTO変
速レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前部ケース2と後部ケース4との間に中間ケー
    ス3を着脱自在に介在してミツシヨンケース1を
    構成し、このミツシヨンケース1内に走行系と
    PTO系とを設けた車輌の動力伝達装置におい
    て、中間ケース3内に支持壁36,37を介して
    PTO変速機構27を設けると共に、該中間ケー
    ス3に、PTO変速機構27の変速部に連動する
    シフトロツド51と、このシフトロツド51を操
    作するPTO変速レバー47とを設け、PTO変速
    機構27の伝動軸28の両端部を、前部ケース2
    内のPTO系の伝動軸24と後部ケース4内の
    PTO系の伝動軸43に対して軸方向から着脱自
    在に連結したことを特徴とする車輌のPTO変速
    装置。
JP14842182U 1982-09-29 1982-09-29 車輛のpto変速装置 Granted JPS5952265U (ja)

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JP14842182U JPS5952265U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 車輛のpto変速装置

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JP14842182U JPS5952265U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 車輛のpto変速装置

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JPS5952265U JPS5952265U (ja) 1984-04-06
JPS6230613Y2 true JPS6230613Y2 (ja) 1987-08-06

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100352912B1 (ko) * 1999-11-09 2002-09-16 동양물산기업 주식회사 트랙터의 트랜스미션
US6889569B2 (en) * 2001-08-09 2005-05-10 Kubota Corporation Change speed apparatus for a working vehicle that engages in an operation while moving forward and backward
JP4791312B2 (ja) * 2006-09-29 2011-10-12 三菱農機株式会社 トラクタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733265A (en) * 1980-08-01 1982-02-23 Iseki & Co Ltd Guide for assemblying transmission mechanism

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