JPS6126683Y2 - - Google Patents

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JPS6126683Y2
JPS6126683Y2 JP1981135623U JP13562381U JPS6126683Y2 JP S6126683 Y2 JPS6126683 Y2 JP S6126683Y2 JP 1981135623 U JP1981135623 U JP 1981135623U JP 13562381 U JP13562381 U JP 13562381U JP S6126683 Y2 JPS6126683 Y2 JP S6126683Y2
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JP
Japan
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transmission shaft
gear
partition wall
shaft
transmission
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JP1981135623U
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JPS5840654U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は走行動力伝達装置に関するものであ
る。
トラクタその他における車輌の走行動力伝達装
置において、主変速装置の後段側の伝達軸の後方
に、ケースの隔壁を貫通する別の伝動軸を軸架す
ると共に、この伝動軸と平行に他の伝動軸を平行
に軸架し、これら伝動軸間に副変速装置を設け、
後者伝動軸からデフ装置等を介して後輪に動力を
伝達るように構成したものがある。
この種の装置において、主変速装置と副変速装
置との間に前後進切換機構を組込む場合、前後の
ケース間に中間ケースを介在し、この中間ケース
に前後段切換機構を設け、この前後進切換機構を
主変速装置及び副変速装置の伝動軸に接続してい
たので、夫々が独立する形となり、そのホイール
ベースが必要以上に長くなると云う欠点があつ
た。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ことを目的としたものであつて、その特徴とする
ところは、原動側の伝動軸14の後方に、ケース
2の隔壁3を前後に貫通する別の伝動軸15を軸
架し、この伝動軸15から後輪側へと動力を伝達
する他の伝動軸21を平行に軸架したものにおい
て、前記伝動軸21を隔壁3を貫通して前方に突
出させると共に、この伝動軸21の隔壁3貫通部
分に筒軸42を遊転自在に套嵌し、隔壁3前後両
側に配置されかつ前記筒軸42を介して連動され
るギヤー列64,65から成るバツク系65を設
け、隔壁3の前側のギヤー列64のギヤー41を
前記伝動軸15に遊転自在に設け、隔壁3の後側
のギヤー列65のギヤー40を前記伝動軸15に
固定し、前記原動側の伝動軸14を前記伝動軸1
5と前記ギヤー列64のギヤー41とに選択的に
接続するシフター44を設けた点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図において、1は第1ミツシヨンケー
ス、2はその後方に接合される第2ミツシヨンケ
ースで、隔壁3,4を有する。5は主軸で、第1
ミツシヨンケース1に軸受6,7を介して軸架さ
れており、この主軸5の上下には軸受8,9、1
0,11を介して第1走行伝動軸12及び第
1PTO伝動軸13が夫々平行に軸架され、その第
1走行伝動軸12の後方軸心上に第2、第3走行
伝動軸14,15が軸受16,17,18を介し
て軸架されると共に、第3走行伝動軸15の下方
でかつ主軸5の後方軸心上に、軸受19,20を
介して第4走行伝動軸21が軸架され、その第4
走行伝動軸21はベベルピニオン22を介してデ
フ装置に連動する。第3、第4走行伝動軸15,
21は第2ミツシヨンケース2の隔壁3を貫通し
て前方に突出せしめられ、また第3走行伝動軸1
5を支持する軸受17,18は隔壁3,4に、第
4走行伝動軸21を支持する軸受19は後述する
軸受ケース23に、軸受20は隔壁4に夫々保持
されている。24は主変速装置で、主軸5上のギ
ヤー25,26,27,28と、これに常時咬合
すべく第2走行伝動軸12上に遊転自在に套嵌さ
れたギヤー29,30,31,32及びシフター
33,34等を備えて成る。35はクリープ変速
装置で、第1走行伝動軸12上に固設されたギヤ
ー36、大径部がギヤー36に咬合すべく主軸5
上に遊転自在に套嵌されたクリープギヤー37、
第2伝動軸14上にスプライン嵌合されかつ第1
走行伝動軸12及びクリープギヤー37の小径部
に選択的に嵌脱自在とされたシフトギヤー38等
から構成されている。63は前後進切換機構で、
第3走行伝動軸15上に固設されたスプラインボ
ス39及びギヤー40、第3走行伝動軸15上に
遊嵌されたギヤー41、第4走行伝動軸21上に
遊嵌されかつ大径部42aがギヤー40と咬合す
るギヤー42、ギヤー41とギヤー42の小径部
42bに咬合するバツクギヤー43、第2走行伝
動軸14上にスプライン嵌合されかつ咬合部がス
プラインボス39及びギヤー41に対して選択的
に嵌脱自在とされたシフター44から構成されて
いる。ギヤー41,40は軸受17を挟んで隔壁
3の前後に配置され、またギヤー42はその小径
部42b及び大径部42aが各ギヤー41,40
と咬合するように隔壁3を貫通して第4走行伝動
軸21上に套嵌されており、その小径部42bは
軸受ケース23の切欠部45側でバツクギヤー4
3と咬合する。なお、ギヤー41,42b,43
で構成されるギヤー列64と、ギヤー40,42
aで構成されるギヤー列65とは隔壁3をはさん
で両側に近接して配置されており、またこれらギ
ヤー列64,65でバツク系66が構成されてい
る。軸受ケース23は第2図及び第3図に示すよ
うに隔壁3に形成された貫通孔46に嵌合する嵌
合部47と、軸受19を保持する軸受保持部48
とを備えた略円筒状であつて、バツクギヤー43
とギヤー42の小径部42bとの咬合部に対応し
て切欠部45が形成されており、この軸受ケース
23は嵌合部47を第1ミツシヨンケース1側か
ら隔壁3の貫通孔46に嵌合させた状態で、3本
のボルト49により隔壁3に取付けられている。
なお軸受19はボルト50により軸受ケース23
に取付けられた抑え板51で抜止めされている。
一方、バツクギヤー43は支軸52により遊転自
在に支持され、またその支軸52は心合せ用の凹
部53に嵌合してボルト54により隔壁3に取付
けられている。56は副変速装置で、第4走行伝
動軸21上にキー結合されたギヤー57,58、
ギヤー58に咬合すべく第3走行伝動軸15上に
遊転自在に套嵌されたギヤー59、ギヤー57,
59に対して嵌脱自在に第3走行伝動軸15上に
スプライン嵌合されたシフトギヤー60から構成
されている。61はPTO変速装置、62は第
2PTO伝動軸である。
上記構成において、エンジンからの動力は、ク
ラツチ、主軸5、主変速装置24、第1走行伝動
軸12、クリープ変速装置35、第2走行伝動軸
14、前後進切換機構63、走行伝動軸15、副
変速装置56及び第4走行伝動軸21を経てデフ
装置から後輪へと伝達されて行き、また主変速装
置24ではシフター33,34の操作により4
段、クリープ変速装置35及び副変速装置56で
はシフトギヤー38,60の操作により夫々2段
の変速が可能である。
前後進の切換に際しては、シフター44をa又
はb矢示方向に操作する。シフター44をa矢示
方向に操作すると、その咬合部がスプラインボス
39に咬合するので、第2走行伝動軸14からシ
フター44、スプラインボス39を経て第3走行
伝動軸15へと動力が伝達され、この第3走行伝
動軸15が前進方向に回転する。またシフター4
4をb矢示方向に操作すると、その咬合部がギヤ
ー41に咬合するので、第2走行伝動軸14から
ギヤー41、バツクギヤー43、ギヤー42,4
0を経て第3走行伝動軸15へと動力が伝達さ
れ、この第3走行伝動軸15が後進方向に回転す
る。
組立の際には、第2ミツシヨンケース2側に第
3走行伝動軸15を組込むと共に、第4走行伝動
軸21を組込み、これを軸受19を介して保持す
る軸受ケース23をボルト49で隔壁3に取付け
れば良く、第2ミツシヨンケース2側単独で第4
走行伝動軸21の組込みが可能であり、これらを
完備した状態で取扱うことができる。そして第3
走行伝動軸15の前端にギヤー41及びスプライ
ンボス39を套嵌し、かつバツクギヤー43を取
付け、一方シフター44を第2走行伝動軸14に
套嵌した後、シフター44とスプラインボス3
9、第1PTO伝動軸13と第2PTO伝動軸62と
が一致するように、第1ミツシヨンケース1と第
2ミツシヨンケース2とを接合すれば良い。従つ
て、軸受ケース23を支持するために第3ミツシ
ヨンケースを中間に設ける必要がなく、しかも簡
単に組立ることができる。
本考案によれば、伝動軸21を隔壁3を貫通し
て前方に突出させると共に、この伝動軸21の隔
壁3貫通部分に筒軸42を遊転自在に套嵌する一
方、この筒軸42を介して連動するギヤー列6
4,65を隔壁3の両側に配置してバツク系66
を構成し、前側のギヤー列64のギヤー41を別
の伝動軸15に遊転自在とし、後側のギヤー列6
5のギヤー40を別の伝動軸15に固定して、シ
フター44により原動側の伝動軸14を別の伝動
軸15とギヤー列64のギヤー41とに選択的に
接続するようにしているから、隔壁3の両側を利
用してコンパクトに組込むことができ、車輌のホ
イールベースが必要以上に長くなることはない。
また筒軸42は伝動軸21を前方に延長して支持
しているため、軸受構造を簡素化できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面断面図、
第2図は同正面断面図、第3図は第2図の−
矢視断面図である。 1……第1ミツシヨンケース、2……第2ミツ
シヨンケース、3……隔壁、15,21……走行
伝動軸、19……軸受、23……軸受ケース、6
3……前後進切換機構、42,43……ギヤー、
45……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動側の伝動軸14の後方に、ケース2の隔壁
    3を前後に貫通する別の伝動軸15を軸架し、こ
    の伝動軸15から後輪側へと動力を伝達する他の
    伝動軸21を平行に軸架したのものにおいて、前
    記伝動軸21を隔壁3を貫通して前方に突出させ
    ると共に、この伝動軸21の隔壁3貫通部分に筒
    軸42を遊転自在に套嵌し、隔壁3の前後両側に
    配置されかつ前記筒軸42を介して連動されるギ
    ヤー列64,65から成るバツク系65を設け、
    隔壁3の前側のギヤー列64のギヤー41を前記
    伝動軸15に遊転自在に設け、隔壁3の後側のギ
    ヤー列65のギヤー40を前記伝動軸15に固定
    し、前記原動側の伝動軸14を前記伝動軸15と
    前記ギヤー列64のギヤー41とに選択的に接続
    するシフター44を設けたことを特徴とする走行
    動力伝達装置。
JP13562381U 1981-09-11 1981-09-11 走行動力伝達装置 Granted JPS5840654U (ja)

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JP13562381U JPS5840654U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 走行動力伝達装置

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JP13562381U JPS5840654U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 走行動力伝達装置

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Publication Number Publication Date
JPS5840654U JPS5840654U (ja) 1983-03-17
JPS6126683Y2 true JPS6126683Y2 (ja) 1986-08-09

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JP13562381U Granted JPS5840654U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 走行動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5580560U (ja) * 1978-11-29 1980-06-03

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JPS5840654U (ja) 1983-03-17

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