JPH0334338Y2 - - Google Patents

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JPH0334338Y2
JPH0334338Y2 JP11946785U JP11946785U JPH0334338Y2 JP H0334338 Y2 JPH0334338 Y2 JP H0334338Y2 JP 11946785 U JP11946785 U JP 11946785U JP 11946785 U JP11946785 U JP 11946785U JP H0334338 Y2 JPH0334338 Y2 JP H0334338Y2
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shaft
clutch
transmission
pto
gear
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタの伝動装置に関する。
(従来の技術) クラツチを介してエンジンに連動する走行系推
進軸に、該推進軸を挟んで両側に正転用油圧クラ
ツチ機構と逆転用油圧クラツチ機構とが備えら
れ、該クラツチ機構の各出力側を走行系変速軸に
連動連結したトラクタの伝動装置は、特開昭59−
6136号公報及び実開昭59−4846号公報で提案され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 前述刊行物記載の従来技術はそれなりに有用で
あるけれども、1軸にてPTO系と走行系とを同
一スプラインにて伝達しているために、走行系と
PTO系とを独立することができず、従つて、牧
草作業等においては不利であつた。
本考案は、クラツチはセミデユアルにし推進軸
系は走行系とPTO系とに分離せしめ、PTO系推
進軸はエンジン直結としてその伝動軸系を駆動可
能とするとともに、PTO伝動軸系に油圧クラツ
チ機構を遊転自在に套嵌させることによつて走行
系とPTO系とを独立できるようにしながらも、
トラクタ車体の前後方向長さをできるだけ短くで
きるトラクタの伝動装置を提供するのが目的であ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案が前述目的を達成するために講じる技術
的手段の特徴とするところは、クラツチ8を介し
てエンジン1に連動する走行系推進軸3に、該推
進軸3を挟んで両側に正転用油圧クラツチ機構1
0と逆転用油圧クラツチ機構11とがそれぞれ連
動自在に設けられ、前記油圧クラツチ機構10,
11のそれぞれの出力側が走行系変速軸27に連
動自在とされたものにおいて、クラツチ8を囲繞
するハウジング5の後部壁6がミツシヨンケース
9に入り込み状として接続されており、前記後部
壁6の前側に油圧クラツチ機構10,11への油
圧分配用マニホールド31が重合されて取付けら
れており、走行系推進軸3上に、エンジン1に直
結するPTO系推進軸41が套嵌されており、中
間にクラツチ49を有するPTO伝動軸系48と
前記PTO系推進軸41とを連動自在にするギヤ
伝動機構53が設けられ、PTO伝動軸系48上
に前記正転用油圧クラツチ機構10又は逆転用油
圧クラツチ機構11のいずれか一方が相対回転自
在として套嵌されて支持され、更に、前記ギヤ伝
動機構53を包むギヤケース36が前記マニホル
ード31を前後方向に貫通して装着されている点
にある。
(作用) クラツチ8の断接を介してエンジン1の回転動
力は走行系推進軸3に伝達され、これによつて正
転用油圧クラツチ機構10及び逆転用油圧クラツ
チ機構11の入力側が回転される。
従つて、クラツチ機構10,11におけるいず
れか一方のクラツチ要素24又は24′が接続さ
れると走行系変速軸27が正転又は逆転される。
一方、PTO系にあつてはその推進軸41がエ
ンジン1に直結であることから、ギヤ伝動機構5
3を介してPTO軸系48が独立して回転され、
該軸系48の中間に備えられたクラツチ49を介
して断接される。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
まず、第1図において、1はエンジンとなるエ
ンジンクランク軸であり、フライホイール2が取
付けられている。
3は走行系推進軸であり、その前端はクランク
軸1に軸受4を介して支持され、後端はハウジン
グ5の有底壁6に軸受7を介して支持されてお
り、エンジンにクラツチ8を介して連動連結され
ている。
フライホイールハウジング5はその前端が開口
されてその前端フランジ5Aがエンジンクランク
ケースに図外のボルトで取付けられ、フライホイ
ール2およびクラツチ8を囲繞しており、後部壁
6は段部5Bを介して縮少され、第1ミツシヨン
ケース9の前端開口部に前後方向に関して入込み
状とされて図外のボルト等で連設されている。
10は正転用油圧クラツチ機構であり、11は
逆転用油圧クラツチ機構であり、両機構はともに
同じ構成であることから、一方を代表して示し、
他方は共通部分に符号“ダツシユ”をつけて図示
する。
すなわち、12がクラツチ軸であり、前後一対
の軸受13,14によつて支持され、クラツチボ
デイ15がクラツチ軸12に套嵌されている。
但し、本例では逆転側のクラツチボデイ15は
クラツチ軸12にスプライン16等で同行回転自
在とされているが正転側のクラツチボデイ15′
はニードルベアリング17を介して相対回転自在
に套嵌支持されている。
クラツチボデイ15は入力ギヤ18を有してお
り、走行系推進軸3の後端に取付けた駆動ギヤ1
9に連動すべく咬合されており、この場合、正逆
転ともにギヤ比は同じとされている。
20は出力部材であり、クラツチ軸12にニー
ドルベアリング21を介して套嵌支持されてお
り、該出力部材20はクラツチ板支持部20Aと
ギヤ部20Bを有しており、クラツチ板支持部2
0Aがクラツチボデイ15に挿嵌されて戻しバネ
22に抗してピストン23を作動させることでク
ラツチ要素24が断接自在とされている。
従つて、ここ明らかな如く走行系推進軸3を挟
んで両側、本例は上下に正転用油圧クラツチ機構
10と逆転用油圧クラツチ機構11が第1ミツシ
ヨンケース9の前半部に内蔵されている。
25は走行系の主変速機構であり、本例では常
時咬合式4段変速ギヤ構造として例示されてお
り、異形伝達ギヤ群26を有する変速軸27と変
速ギヤ群28を有する変速副軸29とからなり、
変速軸27が実質的に走行系推進軸3の軸心延長
線上で支架されており、該変速軸27の前端には
連動ギヤ30が套嵌固着され、このギヤ30に正
転用油圧クラツチ機構10にあつてはそのギヤ群
20B′が直接咬合され、逆転用油圧クラツチ機
構11にあつてはそのギヤ群20Bが図外の中間
ギヤを介して連動されている。
31は油圧分配用マニホールドであり、クラツ
チ軸12,12′に軸方向に形成された第1油路
32,32′及び第2油路33,33′にそれぞれ
シールリング34,34′を介して油を送液分配
するものあつて、フライホイールハウジング5の
後部壁6の前側にボルトを介して着設されてい
る。
そして、この油圧分配用マニホールド31には
フライホイールハウジング5の上部壁に挿設され
た油路35Aを有する接続部材35が連通状に接
続されている。
36はギヤケースであり、前記マニホールド3
1に前後方向に貫通されて嵌合される筒部37を
上部に有し、このギヤケース36にはクラツチレ
リーズハブ38の支持筒部39を有するケースカ
バー40が最中ケース構造として組合されてい
る。
41はPTO系推進軸あり、筒軸構造であつて、
走行系推進軸3にニードルベアリング42、シー
ル43等を介して套嵌されており、ギヤケース3
6及びケースカバー40に軸受44,45を介し
て支持され、更に、前端はアーム46を介してク
ラツチケース47に連結され、ここに、PTO推
進軸41はエンジンに直結されている。
48はPTO伝動軸系であり、前記クラツチ軸
12′と、該クラツチ軸12′に油圧クラツチ機構
49を介して連動連結された伝動軸50等からな
り、クラツチ軸12′は油圧分配マニホールド3
1及びギヤケース36を貫通して延びており、推
進軸41上のギヤ51とクラツチ軸12上のギヤ
52とからなる減速で示すギヤ伝動機構53によ
つて連動連結されている。
54はクラツチ切断機構であり、レリーズフオ
ーク55とレリーズハブ38等からなり、フオー
ク55を第1図において時計針方向に作動させる
ことによつてクラツチレバー56を押付けてクラ
ツチ8が切断可能とされている。
第2図から第10図を参照すると、油圧分配用
マニホールド、ギヤケース、同カバー及びトラク
タの外観が示されている。
第2図と第3図は油圧分配用マニホールド31
を示しており、外周縁上に取付け孔82を有し、
上部にシールリング34の嵌合凹部83、上下方
向中間にケース筒部37の嵌合孔84、下部にク
ラツチ軸12′の挿通孔85を有している。
第4図〜第6図はギヤケース36を示してお
り、上部に軸受45の嵌合孔86と孔心合致され
て筒部37を有しており、下部にクラツチ軸1
2′の挿通孔87を有し、外周縁には組立分解用
の捨てネジ孔88及び取付け孔89を有してい
る。
第7図〜第9図はギヤケースカバー40であ
り、上部に軸受44の嵌合凹部90とレリーズハ
ブ支持筒39を連設して有するとともに、上部両
側にはレリーズハブ38の戻しバネを引掛けるバ
ネ掛け91を有し、更に、クラツチ軸12′の前
端を軸受92を介して受ける嵌合凹部93を有
し、前面側には組立分解用の捨てネジ孔94が備
えられ、外周縁に取付け孔95を有して前記ギア
ケース36とともに最中構造に組合されて前後に
分解自在である。
更に、第10図は本考案の伝動装置を内蔵した
トラクタ96を示しており、97が前輪、98が
後輪であり、2軸4車輪形であつて、運転席99
とハンドル100は前後に入換え自在なリバース
形とされている。
なお、第1図において、クラツチ軸12′には
正転用油圧クラツチ機構10を相対回転自在に套
嵌しているが、該軸12′には逆転用油圧クラツ
チ機構11を相対回転自在に支持したものでもよ
い。
また、79は前輪デフ用の推進軸でカツプリン
グ80を介して接続されており、81は推進軸カ
バーである。
(考案の効果) 本考案によれば走行系はエンジン1側において
油圧クラツチ機構10,11により逆転自在とさ
れてリバース対応のトラクタ96の伝動が図れな
がら、走行系とPTO系をそれぞれ独立して伝動
可能となる。
すなわち、走行系推進軸3上に、エンジン1に
直結するPTO系推進軸41が套嵌されており、
中間にクラツチ49を有するPTO伝動軸系48
と前記PTO系推進軸41とを連動自在にするギ
ヤ伝動機構53が設けられ、PTO伝動軸系48
上に前記正転用油圧クラツチ機構10又は逆転用
油圧クラツチ機構11のいずれか一方が相対回転
自在として套嵌されて支持されているので、
PTO伝動軸系48、つまり、クラツチ軸12′を
走行系ではクラツチ要素を介しての伝導を行な
い、PTO系ではその軸自体で伝導を行ない、こ
こに、1軸で2つの機能をもたせることによつ
て、構造の簡素化を達成しつつ走行系とPTO系
を独立させることがきる利点がある。
また、ハウジング5の後部壁6がミツシヨンケ
ース9に入込み状とされ、後部壁6に油圧分配用
マニホールド31を着設し、該マニホールド31
を前後に貫通してギヤケース36を装着している
ので、トラクタ車体の前後長さは相当短く構成す
ることがきる。
このことは、トラクタ車体にフロントローダ等
を装着する場合にあつても、外観配置、例えば、
運転席、ハンドルは従来のままであつても、独立
PTOと独立走行系を有するトラクタの伝動装置
を構成することができて、ここに、有意義であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す縦断側面図、第2
図は油圧分配用マニホールドの正面図、第3図は
第2図A−A線の断面図、第4図はギヤケースの
正面図、第5図は第4図B−B線の断面図、第6
図は第4図C−C線の断面図、第7図はギヤケー
スカバーの正面図、第8図は第7図D−D線の断
面図、第9図は第7図E−E線の断面図、第10
図はトラクタの外観図である。 1……エンジン、3……走行系推進軸、5……
ハウジング、8……クラツチ、9……ギヤケー
ス、10……正転用油圧クラツチ機構、11……
逆転用油圧クラツチ機構、31……油圧分配用マ
ニホールド、36……ギヤケース、41……
PTO系推進軸、48……PTO伝動軸系、49…
…PTO系のクラツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クラツチ8を介してエンジン1に連動する走行
    系推進軸3に、該推進軸3を挟んで両側に正転用
    油圧クラツチ機構10と逆転用油圧クラツチ機構
    11とがそれぞれ連動自在に設けられ、前記油圧
    クラツチ機構10,11のそれぞれの出力側が走
    行系変速軸27に連動自在とされたものにおい
    て、 クラツチ8を囲繞するハウジング5の後部壁6
    がミツシヨンケース9に入込み状として接続され
    ており、前記後部壁6の前側に油圧クラツチ機構
    10,11への油圧分配用マニホールド31が重
    合されて取付けられており、走行系推進軸3上
    に、エンジン1に直結するPTO系推進軸41が
    套嵌されており、中間にクラツチ49を有する
    PTO伝動軸系48と前記PTO系推進軸41とを
    連動自在にするギヤ伝動機構53が設けられ、
    PTO伝動軸系48上に前記正転用油圧クラツチ
    機構10又は逆転用油圧クラツチ機構11のいず
    れか一方が相対回転自在として套嵌されて支持さ
    れ、更に、前記ギヤ伝動機構53を包むギヤケー
    ス36が前記マニホールド31を前後方向に貫通
    して装着されていることを特徴とするトラクタの
    伝動装置。
JP11946785U 1985-08-02 1985-08-02 Expired JPH0334338Y2 (ja)

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JP11946785U JPH0334338Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02
US06/850,326 US4685341A (en) 1985-08-02 1986-04-11 Power transmitting apparatus for tractor
GB8609136A GB2178495B (en) 1985-08-02 1986-04-15 Power transmitting apparatus for tractor
CN86103065A CN86103065B (zh) 1985-08-02 1986-05-01 拖拉机动力传递设备
KR1019860003599A KR890004922B1 (ko) 1985-08-02 1986-05-09 트랙터의 전동장치
FR868606929A FR2585797B1 (fr) 1985-08-02 1986-05-14 Transmission pour tracteur ayant deux lignes de transmission pour deplacement et pour prise de force
CA000510722A CA1260731A (en) 1985-08-02 1986-06-03 Power transmitting apparatus for tractor

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JPS6226730U JPS6226730U (ja) 1987-02-18
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JP4966224B2 (ja) * 2008-03-03 2012-07-04 三菱農機株式会社 トラクタ

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JPS6226730U (ja) 1987-02-18

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