JPH0431138Y2 - - Google Patents
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- JPH0431138Y2 JPH0431138Y2 JP19217986U JP19217986U JPH0431138Y2 JP H0431138 Y2 JPH0431138 Y2 JP H0431138Y2 JP 19217986 U JP19217986 U JP 19217986U JP 19217986 U JP19217986 U JP 19217986U JP H0431138 Y2 JPH0431138 Y2 JP H0431138Y2
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- JP
- Japan
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- shaft
- gear
- transmission
- case
- clutch
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 64
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 101100328887 Caenorhabditis elegans col-34 gene Proteins 0.000 description 1
- 208000032369 Primary transmission Diseases 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、トラクタ用トランスミツシヨンに係
り、農用土木建設用トラクタに利用される。
り、農用土木建設用トラクタに利用される。
(従来の技術)
トラクタ用トランスミツシヨンとして、エンジ
ンのクラツチ機構と走行系一次変速機構との間
に、正逆転切換自在なギヤ伝動機構(シヤトルミ
ツシヨン)を設けたものがある(実開昭58−
176024号公報)。
ンのクラツチ機構と走行系一次変速機構との間
に、正逆転切換自在なギヤ伝動機構(シヤトルミ
ツシヨン)を設けたものがある(実開昭58−
176024号公報)。
この従来の技術は、エンジンの動力をダブルク
ラツチ機構の嵌脱で、内外2重軸構造の推進軸に
伝導し、推進軸のうち外軸を走行系に、内軸を
PTO系にしたものであり、外軸の後端下方に走
行系伝導軸を架設して外軸と伝導軸との間に正逆
切換自在なシヤトルミツシヨンを設けたものであ
る。
ラツチ機構の嵌脱で、内外2重軸構造の推進軸に
伝導し、推進軸のうち外軸を走行系に、内軸を
PTO系にしたものであり、外軸の後端下方に走
行系伝導軸を架設して外軸と伝導軸との間に正逆
切換自在なシヤトルミツシヨンを設けたものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来の技術では、内軸をPTO
系としていることから、PTO変速機構が後部に
配置されることもあつて、長大な軸となり、組立
分解が困難となる。
系としていることから、PTO変速機構が後部に
配置されることもあつて、長大な軸となり、組立
分解が困難となる。
そこで本考案は、内軸を走行系に、外軸を
PTO系としてそれぞれ利用し、しかも、PTO伝
動軸にシナトルミツシヨンの連動ギヤを設けるこ
とによつて前述不具合点を解決し、併せて、連動
ギヤが連回りするのを防止してシヤトルミツシヨ
ンの入切を迅速かつ正確にできるようにしたこと
を目的とする。
PTO系としてそれぞれ利用し、しかも、PTO伝
動軸にシナトルミツシヨンの連動ギヤを設けるこ
とによつて前述不具合点を解決し、併せて、連動
ギヤが連回りするのを防止してシヤトルミツシヨ
ンの入切を迅速かつ正確にできるようにしたこと
を目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、エンジン2の動力がダブルクラツチ
機構22を介して内外2重軸構造の推進軸23,
24に伝導され、推進軸23,24のうち外軸2
4はギヤ伝動機構28を介してPTO伝動軸29
に連動連結され、推進軸23,24のうち内軸2
3は正逆切換自在なギヤ伝動機構31を介して走
行伝動軸33に連動連結され、該正逆切換自在な
ギヤ伝動機構31をケース38に内蔵し、このケ
ース38がミツシヨンケース4内に着脱自在に取
付けられたものにおいて、 次の技術的手段を講じることによつて、前述の
目的を達成したものである。
機構22を介して内外2重軸構造の推進軸23,
24に伝導され、推進軸23,24のうち外軸2
4はギヤ伝動機構28を介してPTO伝動軸29
に連動連結され、推進軸23,24のうち内軸2
3は正逆切換自在なギヤ伝動機構31を介して走
行伝動軸33に連動連結され、該正逆切換自在な
ギヤ伝動機構31をケース38に内蔵し、このケ
ース38がミツシヨンケース4内に着脱自在に取
付けられたものにおいて、 次の技術的手段を講じることによつて、前述の
目的を達成したものである。
すなわち、本考案は、PTO伝動軸29上に、
正逆切換自在なギヤ伝動機構31の逆転用連動ギ
ヤ36が相対回転自在に套嵌され、 逆転用連動ギヤ36に対して接離自在とされて
該連動ギヤ36の連回りを阻止するブレーキシユ
40がケース38に備えられ、 ブレーキシユ40と外側方で対応するミツシヨ
ンケース4に、ブレーキシユ40を制動方向に押
付けるピストンラム42が備えられていることを
特徴とするものである。
正逆切換自在なギヤ伝動機構31の逆転用連動ギ
ヤ36が相対回転自在に套嵌され、 逆転用連動ギヤ36に対して接離自在とされて
該連動ギヤ36の連回りを阻止するブレーキシユ
40がケース38に備えられ、 ブレーキシユ40と外側方で対応するミツシヨ
ンケース4に、ブレーキシユ40を制動方向に押
付けるピストンラム42が備えられていることを
特徴とするものである。
(作用)
本考案によれば、クラツチペダル17を踏込む
とダブルクラツチ機構22における走行系クラツ
チ22Aが切れ、PTO系クラツチ22Bは入の
ままである。
とダブルクラツチ機構22における走行系クラツ
チ22Aが切れ、PTO系クラツチ22Bは入の
ままである。
このため、ギヤ伝動機構28を介してPTO伝
動軸2クラツチが回転しており、この軸29に套
嵌した連動ギヤ36が連回り回転していることも
ある。
動軸2クラツチが回転しており、この軸29に套
嵌した連動ギヤ36が連回り回転していることも
ある。
このとき、クラツチペダル17の踏込みと連動
して、ピストンラム42に制動方向の液圧が作用
し、このピストンラム42によりブレーキシユ4
0が押付けられ、該シユ40によつて連動ギヤ3
6の連回り回転が防止され、この状態で正逆転切
換自在なギヤ伝動機構31におけるシフタスリー
ブ35を入切することにより、走行系推進軸23
と走行系伝動軸33とを直結することで正転に、
連動ギヤ36側と走行系伝動軸33とを連結する
ことで逆転とされる。
して、ピストンラム42に制動方向の液圧が作用
し、このピストンラム42によりブレーキシユ4
0が押付けられ、該シユ40によつて連動ギヤ3
6の連回り回転が防止され、この状態で正逆転切
換自在なギヤ伝動機構31におけるシフタスリー
ブ35を入切することにより、走行系推進軸23
と走行系伝動軸33とを直結することで正転に、
連動ギヤ36側と走行系伝動軸33とを連結する
ことで逆転とされる。
(実施例)
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
る。
第3図において、1はトラクタの車体を示し、
エンジン2と、これにクラツチハウジング3を介
して連結したミツシヨンケース4とからなる。
エンジン2と、これにクラツチハウジング3を介
して連結したミツシヨンケース4とからなる。
エンジン2はボンネツト5で被冠され、ミツシ
ヨンケース4の後部上面にはリフトアーム6を有
する油圧装置7が設けられている。
ヨンケース4の後部上面にはリフトアーム6を有
する油圧装置7が設けられている。
8は操縦運転装置であり、ハンドル9と運転席
10とからなり、ハンドル9のハンドル軸11は
前後に配置したステアリングケース12,13の
受入れ筒12A,13Aに対してそれぞれ挿脱自
在に立設されて、前向運転姿勢(図の実線)と後
向運転姿勢(図の仮想線)とに変更自在とされ、
これに伴つて運転席10も前後に変更自在とされ
ている。
10とからなり、ハンドル9のハンドル軸11は
前後に配置したステアリングケース12,13の
受入れ筒12A,13Aに対してそれぞれ挿脱自
在に立設されて、前向運転姿勢(図の実線)と後
向運転姿勢(図の仮想線)とに変更自在とされ、
これに伴つて運転席10も前後に変更自在とされ
ている。
ステアリングケース12,13の各出軸はそれ
ぞれ自在接手14A,15Aを有するステアリン
グ軸14,15によつて車体1の左側壁下部に取
付けた中継ステアリングケース16に連動連結さ
れ、該中継ステアリングケース16の出軸16A
によつて図示しない操向輪をかじ取り可能として
いる。
ぞれ自在接手14A,15Aを有するステアリン
グ軸14,15によつて車体1の左側壁下部に取
付けた中継ステアリングケース16に連動連結さ
れ、該中継ステアリングケース16の出軸16A
によつて図示しない操向輪をかじ取り可能として
いる。
17はクラツチペダルであり、車体1の左側に
ペダル軸18を中心として図外戻しバネに抗して
踏込み自在に設けられ、ペダル基部に設けたアー
ム19とこれの前方に前後揺動自在に設けたクラ
ツチレバー20とをクラツチロツド21で連動連
結することにより、クラツチハウジング3に内蔵
したダブルクラツチ機構22を嵌脱自在としてい
る。
ペダル軸18を中心として図外戻しバネに抗して
踏込み自在に設けられ、ペダル基部に設けたアー
ム19とこれの前方に前後揺動自在に設けたクラ
ツチレバー20とをクラツチロツド21で連動連
結することにより、クラツチハウジング3に内蔵
したダブルクラツチ機構22を嵌脱自在としてい
る。
ダブルクラツチ機構22は第2図に示す如く、
走行系クラツチ22AとPTO系クラツチ22B
とからなり、このダブルクラツチ機構22の嵌脱
でエンジン2の動力が内外2重軸構造の推進軸2
3,24に断続される。
走行系クラツチ22AとPTO系クラツチ22B
とからなり、このダブルクラツチ機構22の嵌脱
でエンジン2の動力が内外2重軸構造の推進軸2
3,24に断続される。
すなわち、クラツチペダル17の1段踏込みで
走行系クラツチ22Aをまず切り、引続く2段踏
込みでPTO系クラツチ22Bが切れるように図
外のクラツチレリーズ機構がクラツチレバー20
に連動されている。
走行系クラツチ22Aをまず切り、引続く2段踏
込みでPTO系クラツチ22Bが切れるように図
外のクラツチレリーズ機構がクラツチレバー20
に連動されている。
第1図、第2図、特に第2図を参照すると、推
進軸23,24のうち、内軸23は走行用でクラ
ツチハウジング3の後壁3Aに軸受25によつて
支持され、推進軸23,24のうち、外軸24は
筒軸とされて内軸23に套嵌されており、クラツ
チハウジング3の後壁3Aの前面側に装着した最
中構造のギヤ伝動ケース26に軸受27によつて
支持されている。
進軸23,24のうち、内軸23は走行用でクラ
ツチハウジング3の後壁3Aに軸受25によつて
支持され、推進軸23,24のうち、外軸24は
筒軸とされて内軸23に套嵌されており、クラツ
チハウジング3の後壁3Aの前面側に装着した最
中構造のギヤ伝動ケース26に軸受27によつて
支持されている。
ギヤ伝動ケース26内には、ギヤ伝動機構28
が内蔵され、外軸24とPTO伝動軸29とを連
動連結しており、PTO伝動軸29はクラツチハ
ウジング3の後壁3Aを前後方向に貫通して後
方、第2図では左右に延び油圧クラツチ機構30
を介して図外のPTO変速機構に連動されている。
が内蔵され、外軸24とPTO伝動軸29とを連
動連結しており、PTO伝動軸29はクラツチハ
ウジング3の後壁3Aを前後方向に貫通して後
方、第2図では左右に延び油圧クラツチ機構30
を介して図外のPTO変速機構に連動されている。
31は正逆転切換自在なギヤ伝動機構であり、
内軸23の突出端にスプラインで套嵌した第1ギ
ヤ32と、内軸23と同軸心上において架設され
た走行伝動軸33上に相対回転自在として套嵌さ
れた第2ギヤ34と、走行伝動軸33の前端部に
スプラインで套嵌した伝動体35′と、この伝動
体35′上にスプライン套嵌された第1ギヤ32
と第2ギヤ34との咬合部32A,34Aに対し
て係脱自在とされるシフタスリーブ35と、第1
ギヤ32および第2ギヤ34に対して連動して咬
合されている連動ギヤ36と、連動ギヤ36と第
2ギヤ34とに咬合するアイドルギヤ37等から
なる。
内軸23の突出端にスプラインで套嵌した第1ギ
ヤ32と、内軸23と同軸心上において架設され
た走行伝動軸33上に相対回転自在として套嵌さ
れた第2ギヤ34と、走行伝動軸33の前端部に
スプラインで套嵌した伝動体35′と、この伝動
体35′上にスプライン套嵌された第1ギヤ32
と第2ギヤ34との咬合部32A,34Aに対し
て係脱自在とされるシフタスリーブ35と、第1
ギヤ32および第2ギヤ34に対して連動して咬
合されている連動ギヤ36と、連動ギヤ36と第
2ギヤ34とに咬合するアイドルギヤ37等から
なる。
このギヤ伝動機構31は、ミツシヨンケース4
内において、クラツチハウジング3の後壁3Aに
着脱自在に取付けたケース38に内蔵されてお
り、該ケース38は縦断面図U字形で上端が開口
され、この開口部38A側に、シフタスリーブ3
5を軸方向に摺動自在とするシフトフオーク39
が備えられている。なお、走行伝動軸33は走行
系ギヤ変速機構Mに連動連結されている。
内において、クラツチハウジング3の後壁3Aに
着脱自在に取付けたケース38に内蔵されてお
り、該ケース38は縦断面図U字形で上端が開口
され、この開口部38A側に、シフタスリーブ3
5を軸方向に摺動自在とするシフトフオーク39
が備えられている。なお、走行伝動軸33は走行
系ギヤ変速機構Mに連動連結されている。
連動ギヤ36はPTO伝動軸29に套嵌されて
ニードル軸受39によつて相対回転自在に支持さ
れており、ここにPTO伝動軸29が動力の伝動
の他に連動ギヤ36の支持機能をも併有して構造
の簡素化が図られている。
ニードル軸受39によつて相対回転自在に支持さ
れており、ここにPTO伝動軸29が動力の伝動
の他に連動ギヤ36の支持機能をも併有して構造
の簡素化が図られている。
40はブレーキシユであり、連動ギヤ36の連
回りを防止するものであつて、ケース38の側壁
38Bにブレーキシユ40の軸部40Aを摺動自
在として支持させ、円弧状シユ部40Bを連動ギ
ヤ36の胴部36A外周面に対して接離自在とし
ており、符号41がその戻しバネを示している。
回りを防止するものであつて、ケース38の側壁
38Bにブレーキシユ40の軸部40Aを摺動自
在として支持させ、円弧状シユ部40Bを連動ギ
ヤ36の胴部36A外周面に対して接離自在とし
ており、符号41がその戻しバネを示している。
42はピストンラムであり、戻しバネ43によ
つてブレーキシユ40に対して離れるようにされ
ており、該ブレーキシユ40の軸部40Aと対応
するミツシヨンケース4の側壁にシリンダ室4A
を形成し、このシリンダ室4Aにピストンラム4
2が油密でかつ摺動自在に嵌挿されている。
つてブレーキシユ40に対して離れるようにされ
ており、該ブレーキシユ40の軸部40Aと対応
するミツシヨンケース4の側壁にシリンダ室4A
を形成し、このシリンダ室4Aにピストンラム4
2が油密でかつ摺動自在に嵌挿されている。
このピストンラム42の突出端面とブレーキシ
ユ40における軸部40Aの対向端面とは第1図
で示す如く非接触状態にあり、ピストンラム42
にバネ43に抗して液圧を作用させると、ブレー
キシユ40はバネ41に抗して第1図の左方に摺
動され、シユ部40Bが連動ギヤ36の胴部36
Aに押付けられて、該連動ギヤ36の連回りを防
止するようにされている。
ユ40における軸部40Aの対向端面とは第1図
で示す如く非接触状態にあり、ピストンラム42
にバネ43に抗して液圧を作用させると、ブレー
キシユ40はバネ41に抗して第1図の左方に摺
動され、シユ部40Bが連動ギヤ36の胴部36
Aに押付けられて、該連動ギヤ36の連回りを防
止するようにされている。
ピストンラム42に対する液圧の作用と解放
は、シリンダ室4Aを外側方から施蓋するよう
に、中継ステアリングケース16をミツシヨンケ
ース4の側壁に取付け、該中継ステアリングケー
ス16の内部にロータリバルブが内蔵され、該ロ
ータリバルブをバルブ操作軸44によつてオンオ
フすることにより、シリンダ室4Aに油路45か
らの液圧を送液可能としている。
は、シリンダ室4Aを外側方から施蓋するよう
に、中継ステアリングケース16をミツシヨンケ
ース4の側壁に取付け、該中継ステアリングケー
ス16の内部にロータリバルブが内蔵され、該ロ
ータリバルブをバルブ操作軸44によつてオンオ
フすることにより、シリンダ室4Aに油路45か
らの液圧を送液可能としている。
バルブ操作軸44は中継ステアリングケース1
6に支持されて、その軸端にはクランクアーム4
6が取付けられ、このクランクアーム46をクラ
ツチロツド21を介して操作するようにされてい
る。
6に支持されて、その軸端にはクランクアーム4
6が取付けられ、このクランクアーム46をクラ
ツチロツド21を介して操作するようにされてい
る。
すなわち、第3図に示す如くクランクアーム4
6に、クラツチロツド21と沿う連動ロツド47
をクランクアーム46より前方に突出させ、クラ
ツチロツド21の途中に設けたレバー48を連動
ロツド47に軸方向に対して係合させ、クラツチ
ペダル17を一段踏込むと走行系のクラツチ22
Aを切断するとともに、レバー48、連動ロツド
47を介してバルブ操作軸44を回転して、ロー
タリバルブを油路45に液圧が送液されるように
切換えて前述した通り、ピストンラム42により
ブレーキシユ40を制動方向に押付け、連動ギヤ
36の連回りを防止するものである。
6に、クラツチロツド21と沿う連動ロツド47
をクランクアーム46より前方に突出させ、クラ
ツチロツド21の途中に設けたレバー48を連動
ロツド47に軸方向に対して係合させ、クラツチ
ペダル17を一段踏込むと走行系のクラツチ22
Aを切断するとともに、レバー48、連動ロツド
47を介してバルブ操作軸44を回転して、ロー
タリバルブを油路45に液圧が送液されるように
切換えて前述した通り、ピストンラム42により
ブレーキシユ40を制動方向に押付け、連動ギヤ
36の連回りを防止するものである。
なお、クラツチペダル17の踏込みを解放する
と、ロータリバルブはオフとなるようにされる。
と、ロータリバルブはオフとなるようにされる。
また、第4図はロータリバルブ49に対する液
圧(油圧)の送排液回路を示しており、ポンプP
から液圧をロータリバルブ49及びPTOの油圧
クラツチ機構30の回路とを共用している。
圧(油圧)の送排液回路を示しており、ポンプP
から液圧をロータリバルブ49及びPTOの油圧
クラツチ機構30の回路とを共用している。
すなわち、第4図において、50は油圧クラツ
チ制御バルブで、切換レバー51、リンク機構5
2を介してON,OFFされるものであり、クラツ
チに対する送液路に設けられている。53はクラ
ツチ連回り防止用ピストンで、余剰液等で作動さ
れ、54はリリーフバルブを示している。
チ制御バルブで、切換レバー51、リンク機構5
2を介してON,OFFされるものであり、クラツ
チに対する送液路に設けられている。53はクラ
ツチ連回り防止用ピストンで、余剰液等で作動さ
れ、54はリリーフバルブを示している。
この回路構成によれば、リリーフバルブ54を
共用できる点で有利となる。
共用できる点で有利となる。
(考案の効果)
本考案によれば、PTO伝動軸29上に、正逆
切換自在なギヤ伝動機構31の逆転用連動ギヤ3
6が套嵌されているので、PTO伝動軸29が連
動ギヤ36の支持機能をも有し、部品点数が少な
くて済み、構造も簡素となる。
切換自在なギヤ伝動機構31の逆転用連動ギヤ3
6が套嵌されているので、PTO伝動軸29が連
動ギヤ36の支持機能をも有し、部品点数が少な
くて済み、構造も簡素となる。
連動ギヤ36をPTO伝動軸29上に套嵌する
と、該連動ギヤ36が連回りするおそれがある
が、これは、連動ギヤ36がブレーキシユ40で
制動されることから、連回のおそれはなく、従つ
て、正逆転の入切も迅速、正確にできる。
と、該連動ギヤ36が連回りするおそれがある
が、これは、連動ギヤ36がブレーキシユ40で
制動されることから、連回のおそれはなく、従つ
て、正逆転の入切も迅速、正確にできる。
ブレーキシユ40はミツシヨンケース4内のケ
ース38に備えられ、ブレーキシユ40を押付け
るピストンラム42はミツシヨンケース4に備え
て、ブレーキシユ40とピストンラム42とを
別々としているので、ミツシヨンケース4とケー
ス38とを内外2重構造としても、組立分解は支
障なく行なうことができる。
ース38に備えられ、ブレーキシユ40を押付け
るピストンラム42はミツシヨンケース4に備え
て、ブレーキシユ40とピストンラム42とを
別々としているので、ミツシヨンケース4とケー
ス38とを内外2重構造としても、組立分解は支
障なく行なうことができる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第2図
A−A線の断面図、第2図はミツシヨン内部の断
面図、第3図はトラクタの側面図、第4図は液圧
回路の構成図である。 2……エンジン、4……ミツシヨンケース、2
2……ダブルクラツチ機構、23,24……推進
軸、29……PTO伝動軸、31……正逆転切換
用ギヤ伝動機構、36……連動ギヤ、40……ブ
レーキシユ、42……ピストンラム。
A−A線の断面図、第2図はミツシヨン内部の断
面図、第3図はトラクタの側面図、第4図は液圧
回路の構成図である。 2……エンジン、4……ミツシヨンケース、2
2……ダブルクラツチ機構、23,24……推進
軸、29……PTO伝動軸、31……正逆転切換
用ギヤ伝動機構、36……連動ギヤ、40……ブ
レーキシユ、42……ピストンラム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン2の動力がダブルクラツチ機構22を
介して内外2重軸構造の推進軸23,24に伝導
され、推進軸23,24のうち外軸24はギヤ伝
導機構28を介してPTO伝動軸29に連動連結
され、推進軸23,24のうち内軸23は正逆切
換自在なギヤ伝動機構31を介して走行伝動軸3
3に連動連結され、該正逆切換自在なギヤ伝動機
構31をケース38に内蔵し、このケース38が
ミツシヨンケース4内に着脱自在に取付けられた
ものにおいて、 PTO伝動軸29上に、正逆切換自在なギヤ伝
動機構31の逆転用連動ギヤ36が相対回転自在
に套嵌され、 逆転用連動ギヤ36に対して接離自在とされて
該連動ギヤ36の連回りを阻止するブレーキシユ
40がケース38に備えられ、 ブレーキシユ40と外側方で対応するミツシヨ
ンケース4に、ブレーキシユ40を制動方向に押
付けるピストンラム42が備えられていることを
特徴とするトラクタ用トランスミツシヨン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19217986U JPH0431138Y2 (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19217986U JPH0431138Y2 (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS6395931U JPS6395931U (ja) | 1988-06-21 |
JPH0431138Y2 true JPH0431138Y2 (ja) | 1992-07-27 |
Family
ID=31147012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19217986U Expired JPH0431138Y2 (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431138Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2711588B1 (en) | 2012-09-20 | 2014-11-05 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | Gear change device for motor-vehicles |
-
1986
- 1986-12-13 JP JP19217986U patent/JPH0431138Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6395931U (ja) | 1988-06-21 |
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