JPH047020Y2 - - Google Patents

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JPH047020Y2
JPH047020Y2 JP17437985U JP17437985U JPH047020Y2 JP H047020 Y2 JPH047020 Y2 JP H047020Y2 JP 17437985 U JP17437985 U JP 17437985U JP 17437985 U JP17437985 U JP 17437985U JP H047020 Y2 JPH047020 Y2 JP H047020Y2
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JP
Japan
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transmission mechanism
hydraulic
brake
hydraulic system
clutch
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、走行動力車、例えばトラクタの走行
系ミツシヨンに関する。
(従来の技術) 走行動力車のミツシヨンに、駐車ブレーキを具
備したものが種々提案され、駐車時の安全性が確
保されている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の駐車ブレーキは例えば車軸用差動機構の
出力軸に左右独立ブレーキを設け、該ブレーキを
操作するブレーキペダルにブレーキペダルロツク
片を係脱自在に設け、該ロツク片を係合した状態
でペダルを制動方向に同時踏込み状態にしておく
手動駐車ハンドルレバーを具備しているのが一般
的であり、これでは駐車の都度、ロツク片の係
合、手動駐車レバーの操作が必要で非常に面倒
で、又、正確性も欠けていた。
本考案は、油圧クラツチ式伝動機構を有するミ
ツシヨンに、該油圧クラツチの油圧を利用して制
動されるブレーキを設けることで、エンジンが停
止されて駐車されるとき、自動的にブレーキが作
用するようにしたことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案が前述目的を達成するために講じる技術
的手段の特徴とするところは、エンジン1の回転
動力が主軸3を介して変速機構13に連動連結さ
れ、該変速機構13を介して車軸用差動機構15
が駆動されるミツシヨンにおいて、 主軸3と変速機構13との間に油圧クラツチ式
伝動機構12が設けられ、該油圧クラツチ式伝動
機構12はそれぞれエンジン1にて送液されるク
ラツチ要素18の嵌脱用油圧系24と該油圧系2
4より低圧の潤滑用油圧系25とを有しており、
前記油圧クラツチ式伝動機構12の出力側にはブ
レーキ板26が固着され、該ブレーキ板26を制
動する制動体30が固定側に設けられ、該制動体
30を制動方向に弾発するバネ31が備えられ、
該バネ31に抗して前記潤滑用油圧系25の油圧
を送液する油路34が設けられている点にある。
(作用) エンジン1の回動動力は主軸3に伝達され、こ
の主軸3と変速機構13との間に設けられた油圧
クラツチ式伝動機構12のクラツチ要素18に嵌
脱用油圧系24から油圧を送液すれば、本例では
クラツチ軸11が正転と逆転のいずれかに回転さ
れ、この動力は変速機構13を介して車軸用差動
機構15に伝達される。
駐車するときは、エンジン1の停止で潤滑用油
圧系25への油圧が作用しないことから、制動体
30はバネ31の弾発力でブレーキ板26を制動
し、クラツチ軸11にブレーキを自動的にかける
こととなり、このブレーキ板26は変速機構13
より前(エンジン側)に設けてあることから作用
するトルクが小さくともよい。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
第2図に示すミツシヨンの全体構成図におい
て、エンジン1の回転動力は主クラツチ2を介し
て主軸3に連動連結されている。
主軸3はミツシヨンケース4の上部側に前後方
向に延びて支持されており、該主軸3の後端にカ
ツプリング5を介してPTO駆動軸6が連結され、
該PTO駆動軸6はミツシヨンケース4後部に内
蔵されているPTO変速機構7を介してPTO軸8
に連結されている。
ミツシヨンケース4は走行動力車(トラクタ)
の車体を構成しており、クラツチハウジング4
A、第1ケース4B,第2ケース4Cを順次前後
方向に連動して構成されている。
クラツチハウジング4Aの後部内において、主
軸3上には軸方向間隔を有する異径の伝達ギヤ
9,10が固設されている。
主軸3の下方にはクラツチ軸11が平行に支架
されており、このクラツチ軸11には油圧クラツ
チ式伝達機構12が設けられ、この伝達機構12
の出力側は本例では4段変速で示す第1次のギヤ
変速機構13に連動連結され、更に、2段変速で
示す第2次のギヤ変速機構14を介して車軸用差
動機構15に連動連結されている。
油圧クラツチ式伝達機構12は第1図で示す如
くクラツチ軸11に套嵌固定されたクラツチケー
ス16と、該ケース16に軸方向並設して内蔵さ
れた2つのピストン17と、該ピストン17によ
つて嵌脱される本例では多板クラツチ板で示すク
ラツチ要素18と、主軸3上のギヤ9に対して中
間ギヤ19を介して連動される逆転用ギヤ20と
主軸3上のギヤ10に対して連動される正転用ギ
ヤ21とを備えてなり、正逆転ギヤ20,21は
クラツチ軸11上にニードルベアリング22,2
3を介して支持されている。
クラツチ軸11には軸方向に嵌脱用油圧系24
と潤滑用油圧系25が形成されており、いずれの
油圧系24,25にもエンジン1の駆動で起動さ
れる図外の油圧ポンプからの送液圧が制御切換バ
ルブを介して送液可能とされており、嵌脱用油圧
系24は例えば15Kg/cm2の圧とされてそれぞれの
ピストン17に戻しバネ17Aに抗して油圧を作
用すべく径方向の通路24Aを有しており、潤滑
用油圧系25は例えば3Kg/cm2の圧とされてクラ
ツチ要素18等に対して冷却油を噴出すべく径方
向の通路25Aを有している。
クラツチ軸11の出力側にはブレーキ板26が
スプライン又はキー止め等で固設されて止め輪2
7により軸方向移動が規制されており、このブレ
ーキ板26と対応する固定側の軸受ボス28には
クラツチ軸11を中心とする円周上に複数個のシ
リンダ室29が形成されており、このシリンダ室
29にピン形で示す制動体30を有するピストン
31が挿嵌され、該シリンダ室29には制動体3
0をブレーキ板26に押付ける方向、すなわち制
動する方向に付勢弾発するバネ31が内蔵されて
いる。
更に、前記潤滑用油圧系25の一部に径方向の
油路32が形成され、この油路32はクラツチ軸
11の外周に形成された周溝33を介して各ピス
トン31をバネ31に抗して油圧を作用させる油
路34が各シリンダ室29に連通されている。
従つて、以上実施例によれば、ピストン17の
いずれかをバネ17Aに抗して摺動させるとクラ
ツチ要素18が接合されて主軸3からクラツチ軸
11へと正逆いずれかのトルクが伝達され、変速
機構13等を介して差動機構15が駆動されて走
行可能とされる。
このとき、潤滑用油圧系25を介してブレーキ
用シリンダ室29には油圧が作用していることか
ら、バネ31に抗してピストン31は押戻されて
いて制動体30はブレーキ板26より離れてい
る。
駐車するためにエンジン1を停止すると油圧系
統の圧が除去されることから、潤滑用油圧系25
にも圧が立たずバネ31の弾発力によつて制動体
30はブレーキ板26を制動する方向に押付けて
ここに、クラツチ軸11の回転を止めて駐車ブレ
ーキ機能を発揮する。
なお、第1図において、35はブレーキ板26
に形成した制動体30の受凹部、36はブレーキ
バネの抜止め体である。又、第2図において、3
7は前輪駆動用の推進軸装置である。
(考案の効果) 本考案によれば、油圧クラツチ式伝動機構12
の出力側に、ブレーキ板26を設けられ、このブ
レーキ板26を潤滑用油圧系25の圧力解除でバ
ネ31にて制動体30により制動するようにして
いるので、エンジン1が停止されると油圧系25
の圧力解除となつて自動的に制動させることがで
きる。
また、ブレーキ板26は変速機構13よりエン
ジン1側にあることから、制動トルクは小さくと
も確実に制動させることができる。
更に、潤滑用油圧系25は嵌脱用油圧系24よ
り圧が低いので、油クラツチ式伝動機構12の作
用は支障なく作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部の
断面図、第2図は全体構成の概略図である。 1……エンジン、3……主軸、12……油圧ク
ラツチ式伝動機構、13……変速機構、15……
差動機構、18……クラツチ要素、24……クラ
ツチ嵌脱用油圧系、25……潤滑用油圧系、26
……ブレーキ板、30……制動体、31……バ
ネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン1の回転動力が主軸3を介して変速機
    構13に連動連結され、該変速機構13を介して
    車軸用差動機構15が駆動されるミツシヨンにお
    いて、 主軸3と変速機構13との間に油圧クラツチ式
    伝動機構12が設けられ、該油圧クラツチ式伝動
    機構12はそれぞれエンジン1にて送液されるク
    ラツチ要素18の嵌脱用油圧系24と該油圧系2
    4より低圧の潤滑用油圧系25とを有しており、
    前記油圧クラツチ式伝動機構12の出力側にはブ
    レーキ板26が固着され、該ブレーキ板26を制
    動する制動体30が固定側に設けられ、該制動体
    30を制動方向に弾発するバネ31が備えられ、
    該バネ31に抗して前記潤滑用油圧系25の油圧
    を送液する油路34が設けられていることを特徴
    とする走行動力車のミツシヨン。
JP17437985U 1985-11-13 1985-11-13 Expired JPH047020Y2 (ja)

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JP17437985U JPH047020Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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JP17437985U JPH047020Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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JPS6282265U JPS6282265U (ja) 1987-05-26
JPH047020Y2 true JPH047020Y2 (ja) 1992-02-25

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JP4439037B2 (ja) * 1999-06-14 2010-03-24 株式会社 神崎高級工機製作所 作業車両における変速装置

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JPS6282265U (ja) 1987-05-26

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