JPS602538B2 - 車輌の走行用油圧クラッチ装置 - Google Patents

車輌の走行用油圧クラッチ装置

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JPS602538B2
JPS602538B2 JP54147378A JP14737879A JPS602538B2 JP S602538 B2 JPS602538 B2 JP S602538B2 JP 54147378 A JP54147378 A JP 54147378A JP 14737879 A JP14737879 A JP 14737879A JP S602538 B2 JPS602538 B2 JP S602538B2
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hydraulic clutch
hydraulic
clutch
engine
traveling
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JP54147378A
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盛光 片山
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トラクタ等の車鋼の走行用油圧クラッチ装置
に関し、作動油の供給が断たれた際に、第1油圧クラッ
チと第2油圧クラッチとの内、一方が必ず、接続するよ
うにしたものである。
共通の原動盤内に第1油圧クラッチと第2油圧クラッチ
とを鞄心方向に並設した油圧クラッチ装置は、油圧クラ
ッチ式変速装置、或いは前後進切換装置等、各種軍師に
おいて広く利用されており、小型化できる等の利点があ
る。しかし、油圧クラッチは、作動油を供聯合中は接続
状態を維持できるが、エンジンが停止して作動油の供野
合が断たれた場合には接続不能であり、これが大きな欠
点であった。そのため、例えば、登坂中にエンジンスト
ップを招いた場合には、動力伝達系が完全に切れるので
、エンジンストップと共に車鞠が後進し始めることがあ
り、非常に危険であった。つまり、エンジンの停止後、
そのエンジンによってエンジンブレーキを掛けると云う
ことが不可能となる。またエンジン始動時に、車軸を牽
引走行させて始動を図る所謂牽引始動等も不可能である
。本発明は、このような問題点を解消するものであって
、その特徴とするところは、共通の原動盤内に走行用の
第1油圧クラッチと第2油圧クラッチとを鞠心方向に並
設し、かつ各油圧クラッチのピストンが逆方向に作動す
るようにした車鋼の走行用油圧クラッチ装置において、
両者油圧クラッチのピストンを軸D方向に連動連結し、
一方の油圧クラッチに、作動油圧の解除時に、該一方の
油圧クラッチが接続状態となるようにピストンを付勢す
る弾性体を設けた点にある。以下、図示の実施例につい
て本発明を詳述すると、第1図乃至第3図において、1
‘まトラクタ車体で、クラッチハウジング2、ミッショ
ンケース3等を構造体として成る。
4はエンジンのクランク軸に装着されたフライホイール
、5は該フライホイール4に装着された走行クラッチで
、しリーズレバー6を有し、レリーズハプ7、しリーズ
フオーク8、フオーク軸9等を介してクラッチペダル(
図示せず)により断続操作可能である。
10は取付台で、クラッチハウジング2に形成された支
持壁1 1に取付台本体12の周縁部がボルト13によ
り着脱目剤に取付けられている。
この取付台本体12には前方に突出する推進軸ケース部
I4が上部に、後方に突出する軸受保持部15が下部に
夫々設けられている。推進鋼ケース部14にはしりーズ
ハブ7が前後摺動自在に套嫁され、また軸受保持部15
は左右一対の支持部16を介して一体形成されている。
1 7はPTO推進軸で、フライホイール4に直結され
、PTOクラッチ(図示せず)を介してPTO変速装置
に運動連結される。
18は円筒状の走行推進軸であって、PrO推進軸17
に遊隊されかつ軸受19,20を介して推進軸ケース部
14に回転自在に挿支されており、この走行推進軸18
は走行クラッチ5に連動せしめられる。
21は円筒状の走行伝動軸で、走行推進軸1 8の後方
でPTO推進軸1 7に遊隊されると共に、軸受22を
介して隔壁23等に回転自在に支持されている。
24はミッションケース3内に設けられた走行変速装置
である。
25は走行推進軸18等の下方に並設された減速軸で、
取付台10の取付台本体12及び軸受保持部15に夫々
鉄着された軸受26,27を介して回転自在に両持状に
支持されている。
減速軸25には前端都側にギャー28が一体回転可能に
套鼓されると共に、後端にギャー29が一体形成されて
おり、そのギャー28は走行推進軸18上で遊転自在な
ギャ−3川こ、またギャー29は走行伝動軸21前端の
ギャー31に夫々常時咳合せしめられる。なおこれら減
速軸25及びギャ−30,28,29,31により減速
機構33が構成され、その減速率は約30%程度である
。34は走行推進軸18と走行伝動軸21とを直結する
高速油圧クラッチ、35は減速機構33を介して走行推
進軸18と走行伝動軸21とを連結する低速油圧クラッ
チで、走行推進軸18及び走行伝動軸21の鞠心上にお
いて前後に並設され、かつ共通の原動盤36内に組込ま
れている。
即ち油圧クラッチ34,35は走行推進軸18の後端部
にキー結合された原動盤36と、該原動盤36の前後に
形成された環状のシリンダ室37,38と、該シリンダ
室37,38に情動自在に内鼓されたピストン39,4
0と、原動盤36の前後両端に内懐された受板41,4
2と、従動体43,44と、ピストン39,40と受板
41,42との間で原動盤36と従動体43,44とに
夫々結合された多数のクラッチ板45,46とを備えて
成る。ピストン39,4川まディスタンスカラー47及
びボルト48により周方向複数箇所で軸心方向に締結合
されており、その各ディスタンスカラー47は原動盤3
6のシリング室37,38間に形成された通.孔に軸心
方向に摺動自在に挿通されている。またシリンダ室37
,38の内、低速油圧クラッチ35側のシリンダ室38
内には、ピストン40をクラッチ板挟圧方向、即ち接続
方向に付勢する弾性体49が介在されている。なおこの
弾性体49は環状の皿バネにより構成されている。従動
体43は走行伝動軸21の前端にスプライン結合され、
また従動体44はギャー30と一体であって、走行推進
軸18上に遊転自在に套鼓されている。各シリンダ室3
7,38は走行推進軸18、取付台10に夫々形成され
た油路50,51.等を介して制御弁(図示せず)に接
続され、該制御弁により、エンジンに直結した油圧ポン
プ(図示せず)からの作動軸が制御される。次に作用を
説明する。
エンジン運転中は、油圧ポンプが作動状態にあり、そこ
で制御弁を高速側にセットすれば、該油圧ポンプからの
作動油がシリング室37へ供孫合され、ピストン39が
受板41との間でクラッチ板45を挟圧し、該クラッチ
板45を介して原動盤36と従軸3本43とを相]虹こ
結合するので、高速油圧クラッチ34が援統−,する。
この時、ディスタンスカラー47、ボルト48を介して
弾性体49がピストン4川こより圧縮され、低速油圧ク
ラッチ35は切断されている。従って走行クラッチ5を
接続しておけば、エンジンからの動力は走行クラッチ5
、走行推進軸18、高速油圧クラッチ34、走行伝動軸
21、走行変速装置24と伝達されて行き、トラクタは
所定の車遠で走行する。通常の路上走行、或いは作業中
は、前述の如く高速油圧クラッチ34を接続し、該高速
油圧クラッチ34を介して動力を伝達するのであるが、
何等かの原因により過負荷が掛かり、エンジン回転数が
低下すると、制御弁を低速側にセットし、高速油圧クラ
ッチ34から低速油圧クラッチ35に切換え、減速機構
33により車遠を30%程度減速し、エンジンストップ
の防止を図る。
即ち、制御弁を低速側にセットすれば、作動油がシリン
ダ室38へと供V給され、ピストン40が受板42との
間でクラッチ板46を挟圧し、該クラッチ板46を介し
て原動盤36と従動体44とを結合するので、低速油圧
クラッチ35が接続する。従って、走行推進軸18から
の動力は、原動盤36、クラッチ板46、従動体44、
ギャー30、ギャー28、減速軸25、ギャー29、ギ
ャー31を経て走行伝動軸21へと伝達され、ギャー3
0とギャー28、及びギャー29とギャー31との間で
約30%程度減速されるので、車速が低下しエンジンス
トップを防止できる。そして過負荷状態が解除されてエ
ンジン回転数が回復すれば、制御弁を高速側に戻すので
あるが、何れの場合も、制御弁の切換操作により極く簡
単に車遠の変更が可能である。エンジンが停止した場合
は、油圧ポンプからの作動油の供給が断たれるが、この
時には、低速油圧クラッチ35のシリンダ室38側に介
在した弾性体49がピストン40を押圧し、該ピストン
40と受板42との間でクラッチ板46を挟圧するので
、低速油圧クラッチ35が接続する。
従って、登坂中等にエンジンが停止した際には、低速油
圧クラッチ35を介して直ちにエンジンブレーキが掛か
り、不測の事故を防止できる。特に弾性体49は低速油
圧クラッチ35側に介装しているので、高速油圧クラッ
チ34側に介袋する場合に比較して弾性力を小にでき、
またピストン39,40をディスタンスカラー47及び
ボルト48で軸0方向に一体結合しているので、弾性体
49は高速油圧クラッチ34の戻り用としても機能する
。低速油圧クラッチ35は前述の如くエンジン停止時に
は必ず接続状態にあるので、エンジンを牽引始動するこ
ともできる。
なお、上記実施例は、減速機構33を備えた高低遠切襖
用として説明したが、ギャー30とギャー28、又はギ
ャー29とギャー31とを中間ギャーを介して度合させ
るならば、前後進切襖用として各油圧クラッチが機能す
ることになり、この場合にも前述同様に実施可能である
本発明では、第1油圧クラッチと第2油圧クラッチとの
各ピストンを軸D方向に連動連結し、かつ一方の油圧ク
ラッチに、作動油圧の解除時に、該一方の油圧クラッチ
が接続状態となるように付勢する弾性体を設けているの
で、作動油の供給を断った時には、弾性体により一方の
油圧クラッチが必ず接続して走行系がつながり、従って
、油圧クラッチを使用しているにも拘らず、エンジンが
始動不能で油圧ポンプが作動しない場合にでもエンジン
の牽引始動が可能であると共に、エンジン停止時のエン
ジンブレーキが可能である。
また各ピストンは逆方向に作動するため、一方の油圧ク
ラッチに介装した弾性体が他方に対しては戻り用として
作用し、戻り用弾性体が不要である。しかも両ピストン
を連動連結しているので、他方の油圧クラッチの接続時
には、一方の油圧クラッチは弾性体に抗して切断するこ
とになり、一方の油圧クラッチを弾性体で接続方向に付
勢しているにも拘らず、各油圧クラッチを夫々任意に断
続することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は断面タ図、第
2図は第1図のA−A矢視図、第3図は第2図のB−B
矢視図である。 1・・・・・・トラクタ車体、2・・…・クラッチハウ
ジング、3・…・・ミッションケース、5・・・・・・
走行クラッチ、10・・・・・・取付台、18…・・・
走行推進軸、210・・…・走行伝動軸、25・・・・
・・減速軸、33・・・・・・減速機構、34・・・・
・・高速油圧クラッチ、35・・・・・・低速油圧クラ
ッチ、36・・・・・・原動盤、39,40・・・・・
・ピストン、47……デイスタンスカラー、48……ボ
ルト、49・・・・・・弾性体第1図 第3図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 共通の原動盤内に走行用の第1油圧クラツチと第2
    油圧クラツチとを軸心方向に並設し、かつ各油圧クラツ
    チのピストンが逆方向に作動するようにした車輌の走行
    用油圧クラツチ装置において、両者油圧クラツチのピス
    トンを軸心方向に連動連結し、一方の油圧クラツチに、
    作動油圧の解除時に、該一方の油圧クラツチが接続状態
    となるようにピストンを付勢する弾性体を設けたことを
    特徴とする車輌の走行用油圧クラツチ装置。
JP54147378A 1979-11-13 1979-11-13 車輌の走行用油圧クラッチ装置 Expired JPS602538B2 (ja)

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