JP2523565Y2 - 車輌の動力伝達装置 - Google Patents

車輌の動力伝達装置

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JP2523565Y2
JP2523565Y2 JP1988072567U JP7256788U JP2523565Y2 JP 2523565 Y2 JP2523565 Y2 JP 2523565Y2 JP 1988072567 U JP1988072567 U JP 1988072567U JP 7256788 U JP7256788 U JP 7256788U JP 2523565 Y2 JP2523565 Y2 JP 2523565Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、農業用及び工業用トラクタ等の車輌のミッ
ションケース内に組込まれる動力伝達装置に関する。
〈従来の技術〉 例えば、農業用トラクタには、ミッションケース内
に、前後方向の走行系の第1軸とPTO系の第2軸とを上
下に離間して配置し、第1軸の前部にトルクコンバータ
を設けると共に、第1軸の中途部に油圧クラッチ装置を
設け、エンジンからの動力を、トルクコンバータ及び油
圧クラッチ装置を介して第1軸又は第2軸の後端側から
取出すようにし、またミッションケース内の潤滑油を上
記油圧クラッチ装置等の所要部位に供給する油圧ポンプ
をミッションケース内に設けるようにしたものがある。
ところが、従来のこの種の動力伝達装置では、油圧ポ
ンプを駆動するための駆動軸を前記第1軸及び第2軸と
は別体に設け、この駆動軸をギヤ機構等を介して前記第
1軸又は第2軸から動力を受けるようにしていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 従って、従来では走行系の第1軸及びPTO系の第2軸
の他に油圧ポンプ用の第3軸を必要とし、このため構造
が複雑になり、また第1軸及び第2軸から外れた位置に
油圧ポンプが設けられるため、突出部分も多くなり、装
置全体が非常に大型化するという問題があった。
本考案は上記問題点に鑑み、構造が簡単でかつコンパ
クトな動力伝達装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この技術的課題を解決するための本考案の技術的手段
は、ミッションケース1内に、前後方向の第1軸71と第
2軸72とが互いに離間して配置されると共に、ミッショ
ンケース1内の潤滑油を所要部位に供給する油圧ポンプ
45が設けられ、前記第1軸71の前部にトルクコンバータ
2が設けられ、第1軸71の中途部に油圧クラッチ装置16
が設けられた車輌の動力伝達装置において、 前記トルクコンバータ2と油圧クラッチ装置16との間
に対応する第2軸72上に、前記油圧ポンプ45が設けられ
ている点にある。
〈作用〉 ミッションケース1内の潤滑油はオイルフィルタ49の
フィルタエレメント54で濾過されながら油路56,60及び
吸入パイプ63の油路67を介して油圧ポンプ45に吸込ま
れ、作動油として油圧クラッチ装置16等へ供給される。
そして、この油圧ポンプ45はトルクコンバータ2と油圧
クラッチ装置16との間のスペースを利用してコンパクト
に収納配置され、作動油37によって駆動される。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述すると、図
において、1はトラクタ車体を構成するミッションケー
スで、エンジン(図示せず)の後方に装着されている。
2はトルクコンバータで、エンジンのクランク軸に連結
された前部カバー3、前部カバー3に固着された後部カ
バー4、後部カバー4内に装着されたポンプ5、タービ
ンハブ6を介して出力軸7に取付けられたタービン8、
一方向クラッチ9を介して固定筒軸10に連結されたステ
ータ11、及び前部カバー3と出力軸7とを直結するため
の直結クラッチ12を備えて成る。そして、エンジンによ
り前後部カバー3,4を介してポンプ5が回転され、その
遠心力で内部の油がタービン8、ステータ11を経て流動
し、タービン8から出力軸7へと動力が伝達される。
出力軸7はミッションケース1の隔壁13に着脱自在に
固定された支持壁14に回転自在に嵌挿されると共に、ボ
ール軸受15等により支持され、また固定筒軸10は出力軸
7に外嵌した状態で支持壁14に取付けられている。出力
軸7の後端には油圧クラッチ装置16が配置されている。
油圧クラッチ装置16は伝動軸17上に回転自在に套嵌さ
れたクラッチケース18内に前進クラッチ19と後進クラッ
チ20とを軸心方向に組込んで成る。前進クラッチ19及び
後進クラッチ20は、ピストン21,22、クラッチ板23,24、
受圧板25,26、従動ボス27,28、戻しバネ29,30等で構成
されている。前進クラッチ19の受圧板25は出力軸7の後
端に一体形成されると共に、クラッチケース18にスプラ
イン嵌合され、従動ボス27は伝動軸17にスプライン嵌合
されている。伝動軸17の後端にはギヤ31が一体形成さ
れ、このギヤ31にはギヤ32が咬合されている。後進クラ
ッチ20の従動ボス28は伝動軸17上に回転自在に套嵌され
ると共に、ギヤ33が一体形成され、このギヤ33にはアイ
ドルギヤ34を介してギヤ35が咬合されている。前記ギヤ
32,35は伝動筒軸36上に一体形成され、伝動筒軸36は伝
動軸37上に筒軸38を介して回転自在に套嵌されている。
また、支持壁14には油圧クラッチ装置16の制御バルブ39
が取付けられている。この制御バルブ39から前進クラッ
チ19へ作動油を供給すると、ピストン21が戻しバネ29に
抗してクラッチ板23を圧接し、従動ボス27、伝動軸17、
ギヤ31,32を介して出力軸7の動力が伝動筒軸36へと伝
達される。また後進クラッチ20へ作動油を供給すると、
ピストン22が戻しバネ30に抗してクラッチ板24を圧接し
出力軸7の動力が従動ボス28、ギヤ33,34,35を介して伝
動筒軸36へ伝達され、これらにより前後進が可動とされ
ている。
前記支持壁14の下部にはポンプ収納部40が形成され、
そのポンプ収納部40を伝動軸37の前部が貫通している。
伝動軸37の前部はスプライン軸部37aとされ、その前端
にギヤ41が嵌合され、このギヤ41はポンプ軸42のギヤ43
に咬合している。ポンプ軸42は筒状であって、固定筒軸
10に回転自在に套嵌されると共に、前端でトルクコンバ
ータ2の後部カバー4に連結されている。したがって、
エンジンの動力はトルクコンバータ2の前後部カバー3,
4、ポンプ軸42、ギヤ41,43を介して伝動軸37に伝達され
る。また、ギヤ41,43は支持壁14の前面に装着したギヤ
ケース44内に収められている。
ポンプ収納部40内には油圧ポンプ45が収められ、油圧
ポンプ45はポンプケース46とこれに装着されたポンプカ
バー47との間に、伝動軸37のスプライン軸部37aに外嵌
されたロータ48等を備えて成るトコロイドポンプで伝動
軸37によって駆動される。
前記隔壁13の下方にはオイルフィルタ49が配置され、
このオイルフィルタ49は、底蓋50上に設けられ、この底
蓋50はミッションケース1の底壁1aに形成した開口51を
塞ぐようにボルト52で下面側から着脱自在に取付けられ
ている。オイルフィルタ49は底壁50に着脱自在に設けた
多孔板等から成る支持筒53と、この支持筒53の外周に着
脱自在に套嵌された円筒状のフィルタエレメント54と、
支持筒53上端に着脱自在に嵌合したカバー55等とから成
る。カバー55の側壁55aはフィルタエレメント54の下端
近傍まで沿設され、カバー55の上面中央部には油路56を
形成した継手部57が形成されている。油路56は支持筒53
内部と連通している。また、隔壁13下端部にはオイルフ
ィルタ49に対応して油路60が形成され、オイルフィルタ
49の油路56は油路60に連通されている。
また、油路60と油圧ポンプ45の間には吸入パイプ63が
配置されている。吸入パイプ63のポンプ45側は取付板64
により支持壁14にボルト65で着脱自在に取付けられて、
油圧ポンプ45の吸込側に接続されている。
なお、前記実施例では、出力軸7及び伝動軸17等によ
って走行系の第1軸71が構成され、また伝動軸37及び筒
軸38等によってPTO系の第2軸72が構成されている。
〈考案の効果〉 本考案によれば、前記トルクコンバータ2と油圧クラ
ッチ装置16との間に対応する第2軸72上に、前記油圧ポ
ンプ45が設けられているので、油圧ポンプ駆動用の軸を
第2軸で兼用することが可能になり、このため油圧ポン
プ用の特別の第3軸が不要になるし、また油圧ポンプを
第2軸上に形成できて、構造が非常に簡単になる。しか
も油圧ポンプをトルクコンバータ2と油圧クラッチ装置
16との間に配置できるため、大きな突出部分がなくな
り、全体構成をスッキリした非常にコンパクトなものに
なし得、その実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す側断面図である。 1……ミッションケース、2……トルクコンバータ、16
……油圧クラッチ装置、45……油圧ポンプ、71……第1
軸、72……第2軸。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミッションケース1内に、前後方向の第1
    軸71と第2軸72とが互いに離間して配置されると共に、
    ミッションケース1内の潤滑油を所要部位に供給する油
    圧ポンプ45が設けられ、前記第1軸71の前部にトルクコ
    ンバータ2が設けられ、第1軸71の中途部に油圧クラッ
    チ装置16が設けられた車輌の動力伝達装置において、 前記トルクコンバータ2と油圧クラッチ装置16との間に
    対応する第2軸72上に、前記油圧ポンプ45が設けられて
    いることを特徴とする車輌の動力伝達装置。
JP1988072567U 1988-05-30 1988-05-30 車輌の動力伝達装置 Expired - Lifetime JP2523565Y2 (ja)

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