JPS625386Y2 - - Google Patents

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JPS625386Y2
JPS625386Y2 JP19003680U JP19003680U JPS625386Y2 JP S625386 Y2 JPS625386 Y2 JP S625386Y2 JP 19003680 U JP19003680 U JP 19003680U JP 19003680 U JP19003680 U JP 19003680U JP S625386 Y2 JPS625386 Y2 JP S625386Y2
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JP
Japan
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engine block
protrusion
hydraulic pump
clutch housing
vehicle body
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JP19003680U
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JPS57113235U (ja
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パワーステアリング及び作業機昇降
装置等、車体の前後に油圧作動装置を装備したト
ラクタに関する。
従来、トラクタにおける油圧ポンプはエンジン
に直結されて1個配設されており、該油圧ポンプ
からデイバイダーで分岐され、それぞれ車体前部
のパワーステアリング及び車体後部の作業機昇降
装置に配管により連結されていた。このため、配
管が非常に複雑になり、更にエンジンブロツクを
一体構造型式の車体から分離する際には、配管を
取外し、従つてミツシヨンケース等の潤滑油も抜
かなければならず、面倒で非常に時間のかかる作
業を強いられていた。また、複数個の油圧ポンプ
を取付けた装置も提案されているが(実公昭51−
35767号公報、実開昭53−63406号公報参照)、こ
れら装置はいずれも、複数個のすべての油圧ポン
プをエンジン側か、又はギヤボツクス側に取付け
るものであり、エンジンブロツクを分離する際に
は前述同様の欠点を生じていた。
そこで、本考案は、エンジンブロツクに設置し
た駆動ギヤで前部及び後部油圧ポンプを駆動する
ものでありながら、前部油圧ポンプはエンジンブ
ロツクに、また後部油圧ポンプはクラツチハウジ
ングに取付けることにより、前述欠点を解消した
トラクタの油圧ポンプ取付装置を提供することを
目的とするものである。
以下、図面に沿つて本考案による実施例を説明
する。
トラクタ1は、第1図及び第2図に示すよう
に、車輪2で支持されている車体3を有してお
り、車体3はエンジンブロツク5、クラツチハウ
ジング6及びミツシヨンケース7が一体に固定さ
れて構成された一体構造型式よりなる。即ち、ク
ラツチハウジング6は、第3図に示すように、そ
の前端部がフランジ部6aになつており、該フラ
ンジ部6aがエンジンブロツク5のフランジ部に
ボルトにより固着され、同様にクラツチハウジン
グ6の後端がミツシヨンケース7に固着されて、
車体3を構成している。そして、エンジンブロツ
ク5にはクランク軸9が回転自在在に支持されて
おり、該軸9は前方に突出してフアン10に連結
していると共に後方に突出してクラツチハウジン
グ6内のクラツチ11に連結しており、更にブロ
ツク5内の後端部においてギヤ12が固定されて
いる。また、エンジンブロツク5はその後端が側
方に一部突出しており、該突出部5aにはアイド
ラギヤ13を介して前記ギヤ12に連動している
ポンプ駆動ギヤ15が収納されている。更に、第
4図に詳示するように、駆動ギヤ15はその軸部
15aがブロツク突出部5aに軸受16,16を
介して回転自在に支持されていると共に、該軸受
部分16,16のブロツク5が開口5b,5bさ
れており、また該軸部15aにはスプライン孔1
7が貫通して形成されている。そして、車体3前
方、即ちエンジンブロツク5側に位置するパワー
ステアリング用の前部油圧ポンプ19がブロツク
突出部5aの前方側面にボルト20,20により
取付けられており、該油圧ポンプ19の駆動軸1
9aは駆動ギヤ15のスプライン孔17に前方か
らスプライン嵌合している。また、該スプライン
孔17の後方にはスプリング21を介在してスプ
ライン継手22が嵌合しており、継手22は第5
図に示すように、一端にスプリング保持用の小径
突起23を有していると共に、他端がオルダル継
手用の凹溝25になつている。一方、クラツチハ
ウジング6の前端フランジ部6aにはエンジンブ
ロツク5の突出部5aと対応するように突出部6
a′が形成されており、該突出部6a′には開口6b
が形成されている。そして、該突出部6aには車
体3後方、即ちミツシヨンケース7上部に配設さ
れている作業機昇降装置26用の後部油圧ポンプ
27がボルト29,29により取付けられてお
り、該ポンプ27の駆動軸27aは、クラツチハ
ウジング6がエンジンブロツク5に固着された
際、駆動ギヤ15の凹部15bに対しインロー状
に係合すると共に、その先端部の凸条27a′がス
プライン継手22の凹溝25にオルダム継手結合
する。なお、第4図中30はクラツチハウジング
6とエンジンブロツク5を固着するボルトであ
る。
本実施例は以上のような構成よりなるので、エ
ンジンブロツク5のクランク軸9の回転はクラツ
チ11を介してミツシヨンケース7内のミツシヨ
ンに伝達されると共に、ギヤ12,13を介して
ポンプ駆動ギヤ15に伝達され、更にスプライン
孔17を介して、又は該孔17及びスプライン継
手22を介して前部及び後部油圧ポンプ19,2
7に伝達される。そして、前部油圧ポンプ19は
エンジンブロツク5部に配管されたパイプを通つ
てパワーステアリングに連通され、また後部油圧
ポンプ27はクラツチハウジング6及びミツシヨ
ンケース7に沿つて配管されたパイプを通つて作
業機昇降装置26に連通され、それぞれ圧油を圧
送してパワーステアリング及び昇降装置26を作
動する。また、エンジンブロツク5を車体3から
分離する際、多数のボルト30を外してブロツク
5とクラツチハウジング6のフランジ部6aとの
結合を解除すると、前部油圧ポンプ19はエンジ
ンブロツク5に取付けられた状態で、また後部油
圧ポンプ27はクラツチハウジング6に取付けら
れた状態で、エンジンブロツク5とクラツチハウ
ジング6は分離される。また、エンジンブロツク
5を車体3に組付ける際は、反対に多数のボルト
30を締付けることによりブロツク5とクラツチ
ハウジング6とを一体に固着する。すると、後部
油圧ポンプ27はその駆動軸27aが駆動ギヤ1
5の凹部15bにインロー状に案内されて嵌合
し、更にその先端突条27a′がスプライン継手2
2の凹溝25に係合して、ポンプ27は駆動ギヤ
15、従つてクランク軸9と連結する。この際、
オルダル継手を構成する凹溝25及び突条27
a′が整合しなくとも、スプリング21を圧縮しな
がらスプライン継手が移動することにより、エン
ジンブロツク5とクラツチハウジング6とは支障
なく密接して結合することができ、更に駆動ギヤ
15の回転に伴つて、スプリング21により凹溝
25は突条27aに係合して一体に回転する。
なお、上述実施例は前部及び後部の油圧ポンプ
19,27を単一の駆動ギヤ15に連結したが、
これを異なる駆動ギヤにそれぞれ連結するように
してもよい。
以上説明したように、本考案によれば、エンジ
ンブロツク5に設置した駆動ギヤ15により前後
2個の油圧ポンプ19,27を駆動し、更に前部
油圧ポンプ19をエンジンブロツク5に取付け、
また後部油圧ポンプ27をクラツチハウジング6
に取付けたので、エンジンブロツク5を車体3か
ら分離又は組付ける際、前部ポンプ19並びにそ
の配管、更にはパワーステアリング等の車体前部
油圧作動装置もブロツク5と共に分離され、また
後部ポンプ27はその配管及び作業機昇降装置2
6等の車体後部油圧作動装置と共にクラツチハウ
ジング6及びミツシヨンケース7と一体に残置さ
れて、煩わしい配管の取外し、取付け作業を必要
とせず、更にミツシヨンケース7の潤滑油の抜き
作業も必要とせず、分解、組付け作業を大幅に容
易化することができる。また、油圧ポンプ19,
27は2個使用するので、デイバイダーを必要と
せず、ゴミ詰り等の故障をなくすことができる。
更に、スプリング21により付勢されたスプライ
ン継手22を用いると、エンジンブロツク5とク
ラツチハウジング6との結合に支障を生ずること
なく、更にエンジンの回転により後部油圧ポンプ
27は自動的に係合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されているトラクタを示
す側面図、第2図はその車体を示す概略図、第3
図はクラツチハウジング前部を示す斜視図、第4
図は油圧ポンプ取付部分を示す断面図、第5図は
スプライン継手を示す斜視図である。 1……トラクタ、3……車体、5……エンジン
ブロツク、5a……突出部、6……クラツチハウ
ジング、6a′……突出部、7……ミツシヨンケー
ス、15……駆動ギヤ、19……前部油圧ポン
プ、26……油圧作動装置、27……後部油圧ポ
ンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンブロツク、クラツチハウジング及びミ
    ツシヨンケースが一体に固定されて構成された一
    体構造型式よりなる車体を有し、かつ該車体の前
    部及び後部にそれぞれ油圧作動装置を有するトラ
    クタにおいて、エンジンブロツクに突出部を設
    け、該突出部に駆動ギヤを配置し、またクラツチ
    ハウジングのエンジンブロツク突出部に対応する
    位置に突出部を設け、これら両突出部にそれぞれ
    前部及び後部油圧ポンプを取付け、更に前部油圧
    ポンプを駆動ギヤに連結すると共に後部油圧ポン
    プを駆動ギヤに着脱自在に連結して構成したトラ
    クタの油圧ポンプ取付装置。
JP19003680U 1980-12-29 1980-12-29 Expired JPS625386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19003680U JPS625386Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19003680U JPS625386Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57113235U JPS57113235U (ja) 1982-07-13
JPS625386Y2 true JPS625386Y2 (ja) 1987-02-06

Family

ID=29994333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19003680U Expired JPS625386Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Country Status (1)

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JP (1) JPS625386Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997031796A1 (fr) * 1996-03-01 1997-09-04 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Machines auxiliaires pour vehicules

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997031796A1 (fr) * 1996-03-01 1997-09-04 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Machines auxiliaires pour vehicules

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57113235U (ja) 1982-07-13

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