JPH038520Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH038520Y2
JPH038520Y2 JP16999184U JP16999184U JPH038520Y2 JP H038520 Y2 JPH038520 Y2 JP H038520Y2 JP 16999184 U JP16999184 U JP 16999184U JP 16999184 U JP16999184 U JP 16999184U JP H038520 Y2 JPH038520 Y2 JP H038520Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
gear
shaft
transmission
gears
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16999184U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6184069U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16999184U priority Critical patent/JPH038520Y2/ja
Publication of JPS6184069U publication Critical patent/JPS6184069U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH038520Y2 publication Critical patent/JPH038520Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、トラクタ等の自走式作業車を駐車
状態で発進不能にロツクしておくための駐車状態
ロツク装置に関し、車速を変更制御する変速装置
を利用して構造の簡単化を図つてある新規な駐車
状態ロツク装置を提供するものである。
従来の技術 歯車シフト式の変速装置を設けてある自走式作
業車では、上記のような駐車状態ロツク装置を簡
単に構成できる。すなわち第6図aに示すように
エンジン側に位置する駆動軸1と最終走行駆動手
段側に位置する変速軸2との間に、駆動軸1上に
固定設置した2個の歯車3,4に対し選択的に噛
合される2個のシフト歯車5,6を変速軸2上に
摺動のみ自在に設置してなる歯車シフト式変速装
置を設けてある自走式作業車においては、ミツシ
ヨンケース壁7上に位置固定側のクラツチ部材8
を、またシフト歯車5のボス部に可動側のクラツ
チ部材9を、それぞれ附設して、シフト歯車5を
歯車3に対する噛合い位置からさらに図上で左方
にシフト操作すると歯車3,5間の噛合いが解除
された状態でクラツチ部材8,9間のクラツチ係
合が得られ変速軸2、したがつて最終走行駆動手
段が回転不能にロツクされるようにするのであ
る。
ところが第6図bに示すように駆動軸1上に固
定設置した2個の歯車3,4と変速軸2上に遊嵌
設置した2個の歯車5,6を噛合せ、変速軸2上
に歯車5,6間で摺動のみ自在に設置したクラツ
チ金物10の係合部10a,10bを係合させう
るクラツチ係合部5a,6aを歯車5,6に形成
してなる歯車常時噛合い式の変速装置を設けてあ
る自走式作業車では、ミツシヨンケース壁7に位
置固定側のクラツチ部材8を附設したとしても、
上記クラツチ金物10を同クラツチ部材8に対し
クラツチ係合させうるような位置まではシフトさ
せえない。したがつて従来は図示のように、変速
用のクラツチ金物10とは別に他のクラツチ金物
11を、ミツシヨンケース壁7と歯車5間で変速
軸2上に摺動のみ自在に設け、この他のクラツチ
金物11にミツシヨンケース壁7上のクラツチ部
材8に対しクラツチ係合させうる係合部11aを
形成し、変速装置の中立状態で他のクラツチ金物
11の係合部11aをクラツチ部材8に対し係合
させて駐車状態のロツクを得る構造としていた。
第6図bに図示の構造は第6図aに図示の構造
と対比し、クラツチ金物11を余分に要すると共
に同クラツチ金物11用のシフト操作機構を必要
とする。
考案課題 この考案は第6図aに示すような歯車シフト式
変速装置と対比して第6図bに示すような歯車常
時噛合い式変速装置が耐久性に優れまた変速シフ
ト時の騒音が少ない等の長所を有する点に鑑み、
歯車常時噛合い式の変速装置を設けてある自走式
作業車において、変速用のクラツチ金物により駐
車状態のロツクを得る構造を達成して上述の不具
合を解消した駐車状態ロツク装置を、提供しよう
とするものである。
考案の構成 この考案課題を解決するためにこの考案が講じ
た技術的手段は、次の通りである。
すなわちこの考案は第1図に例示するように、
ミツシヨンケース21内におき駆動軸22と最終
走行駆動手段23(第4図に図示の後輪)に連動
連結された変速軸24との間に、駆動軸22上に
固定設置された2個の歯車25,26と変速軸2
4上に遊嵌設置された2個の歯車27,28とを
互に噛合させてなる変速歯車列を設けると共に、
変速軸24上に上記2個の歯車27,28間で該
歯車27,28を変速軸24に対し択一的に結合
するためのクラツチ金物29を、変速軸24に対
し相対摺動のみ自在に設けてある自走式作業の駐
車状態ロツク装置に、係る。
そしてこの考案は、変速軸24上の一方の歯車
28におけるクラツチ係合部28aを、前記クラ
ツチ金物29の中立位置(第1図)と該一方の歯
車28方向への摺動変位端位置(第3図)との間
の中間位置においてのみ該クラツチ係合部28a
に対しクラツチ金物29が係合するように配して
設けると共に、上記した摺動変位端位置でクラツ
チ金物29がクラツチ係合するクラツチ係合部3
0aを備えたロツク板30を、ミツシヨンケース
21に固定支持させて上記一方の歯車28におけ
るクラツチ金物29側の端面位置に設けたことを
特徴とする。
すなわちこの考案は歯車常時噛合い式変速装置
において、クラツチ金物29を中立位置から一方
の歯車28方向に摺動変位操作するとき、変位操
作端に到達する以前に該一方の歯車28が変速軸
24に結合された上で再びその結合が解除される
ように、上記一方の歯車28のクラツチ係合部2
8aの位置を設定すると共に、上記のような摺動
変位操作端位置が軸24端部を支持するミツシヨ
ンケース壁に近くロツク板30をミツシヨンケー
ス21に容易に固定支持させうる点に着眼し実際
にそのようなロツク板30を設けて、クラツチ金
物29及びロツク板30を介し変速軸24をミツ
シヨンケース21に対してロツクして駐車状態の
ロツクを得ることとし、前述考案課題を解決する
のである。
なお第1図に図示の駆動軸22と変速軸24間
にさらに変速歯車列を追加して設けることは勿
論、任意である。
実施例 第1−5図に図示の実施例は第4図に図示のよ
うなトラクタ型の自走式作業車において、この考
案を実施した例に係る。
同作業車はエンジン32を機体前部に搭載し、
このエンジン32からフレキシブル伝動軸機構3
3を介し入力される油圧伝導装置34と前記ミツ
シヨンケース21とを機体後部に設置してあるも
のに構成されている。車輛の走行はミツシヨンケ
ース21に支持され最終走行駆動手段を構成して
いる左右の後輪23の回転駆動により行なわれ、
必要に応じて左右の前輪35も回転駆動しうるよ
うに、ミツシヨンケース21内から前輪35方向
に伝動するフレキシブル伝動軸機構36が設けら
れている。
第1図において37は上記した油圧伝導装置3
4のモータ軸であり、前記駆動軸22は該モータ
軸37に対し、モータ軸37に嵌着した小歯車3
8に前記歯車26を噛合せることにより減速連動
連結されている。前記変速軸24の後端には左右
後輪23方向に出力伝導する小傘歯車39を一体
形成してある。駆動軸22及び変速軸24は、ミ
ツシヨンケース21の前端開口を開封する蓋板2
1aとミツシヨンケース21の内壁面上に突設し
た支壁部21bとによつて支持されている。
同様に第1図に示すように変速軸24上には前
記した両歯車27,28間でスプライン筒40を
スプライン嵌めして設けてあり、前記クラツチ金
物29は該スプライン筒40外周面のスプライン
爪に内周面両端部上の爪29a,29bを噛合せ
て、スプライン筒40上に設置されている。歯車
28を変速軸24に対し選択的に結合すること
は、スプライン筒40方向へと延出させてある歯
車28の小径ボス部の外周面に爪でもつてする前
記クラツチ係合部28aを形成し、第5図aに示
すようにクラツチ金物29をその内周面上の上記
爪29aがクラツチ係合部28aに対し係合する
位置へとクラツチ金物29を摺動変位操作して得
ることとされている。第3図に図示の前述摺動操
作端位置までクラツチ金物29が摺動操作される
と爪29aがクラツチ係合部28aとの係合を解
除するように、クラツチ係合部28aの形成位置
が設定されている。歯車27を変速軸24に対し
選択的に結合するためには、歯車27のボス部に
形成した環状溝の周面にクラツチ係合部である爪
27aを設けると共に、この爪27aに対し第5
図bに図示のように係合させうる爪29cをクラ
ツチ金物29の外周面一端部上に設けている。第
5図aの状態では爪29aにより、また第5図b
の状態では爪29bにより、スプライン筒40に
対するクラツチ金物29の係合が維持される。
クラツチ金物29を摺動変位操作するためには
第1図に示すように前記した蓋板21aと支壁部
21bとに両端を支持させたフオークシヤフト4
1を設けて、このフオークシヤフト41に摺動自
在に支承させたシフトフオーク42を第2図に示
すようにクラツチ金物29へと係合させてある。
シフトフオーク42は、蓋板21aに支壁21b
方向への張出し部において摺動可能に支持させた
操作軸43にシフトフオーク42に対し係合する
作動金物44を取付け、操作軸43を図外の変速
レバーにより摺動変位操作することによつて、変
位操作することとされている。
そしてフオークシヤフト41同様に蓋板21a
と支壁部21bとに支持させた2本の支杆45を
設けて、第2図に示すようにほぼ四角形状に形成
されている前記ロツク板30をその3頂点付近で
1本のフオークシヤフト41及び2本の支杆45
により、ロツクプレート30の穴にフオークシヤ
フト41及び支杆45を挿通し蓋板21a内面と
フオークシヤフト41及び支杆45の環状段部4
1a,45aとの間でロツクプレート30を挾持
して、固定支持している。蓋板21aの内面上に
は、ロツクプレート30の他の1頂点付近に接当
して該プレート30の彎曲を防止する凸部46を
形成してある。
ロツク板30は変速軸24と同心の穴を有する
ものに形成されており、前記したクラツチ係合部
30aは該穴の内周面に設けた爪でもつて形成さ
れている。クラツチ金物29にはその外周面上
で、第3図に図示の摺動変位操作端位置でロツク
板30のクラツチ係合部30aに対し係合する爪
29dが設けられている。
なお第4図において、47は作業車の前部に装
備させたフロントローダのバケツト、48は作業
車の中央部下面側に装備させたモア、49はこの
モア48用の駆動力をミツシヨンケース21内か
ら取出すためのミツドPTO軸、50は作業車の
後部に連結されるロータリ耕耘機等の作業機の駆
動力をミツシヨンケース21内から取出すための
リヤPTO軸である。
第1−5図に図示の実施例は以上に説明したよ
うに構成されているからクラツチ金物29を第1
図に図示の中立位置から、図上で右方向に変位操
作し第5図bに図示の状態を得て歯車27を変速
軸24に対し結合するときは変速軸24が1速の
回転数で、また図上で左方向に適当量だけ変位操
作し第5図aに図示の状態を得て歯車28を変速
軸24に対し結合するときは変速軸24が2速の
回転数で、それぞれ回転せしめられる。そして駐
車時にはクラツチ金物29を図上で左方向に一杯
に変位操作して第3図に図示の状態を得ると、駆
動軸22に対する変速軸24の連動連結が断たれ
た状態でクラツチ金物29の爪29aがロツク板
30のクラツチ係合部30aに対して係合し変速
軸24がミツシヨンケース21により回転不能に
ロツクされた状態が得られて、車輌の不測発進が
確実に阻止される。
考案の効果 前述構成の本案駐車状態ロツク装置は、変速軸
24上で変速シフト用のクラツチ金物29を中立
位置から一方の歯車28方向に、中立位置と上記
方向への摺動変位端位置との間の中間位置まで変
位させると上記一方の歯車28を変速軸24に対
し結し、また上記した摺動変位端位置まで変位さ
せると変速軸24に対する両歯車27,28の結
合を断つた状態、つまり駆動軸22に対する変速
軸24の連動連結を断つた状態、でロツク板30
のクラツチ部材30aに対し係合して変速軸24
を回転不能にロツクするから、歯車常時噛合い式
の変速装置の変速シフト用のクラツチ金物29が
駐車状態ロツク用のクラツチ金物を兼ねることと
する。
したがつてこの考案によれば、第6図bに例示
したような従来のものと対比して駐車状態ロツク
用の別のクラツチ金物とその変位操作機構とが省
略され、構造が簡単で安価に提供される、自走式
作業車の駐車状態ロツク装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す、自走式作
業車要部の縦断側面展開図、第2図は第1図の
−線に沿う一部省略縦断面図、第3図は第1図
の要部を異なつた状態で拡大して図示した縦断側
面図、第4図は上記実施例を装備する自走式作業
車の概略側面図、第5図a,bはそれぞれ、第3
図同様の縦断側面図でさらに異なつた状態を示す
もの、第6図a,bはそれぞれ、従来技術の問題
点を説明するための機構図である。 21……ミツシヨンケース、21a……蓋板、
21b……支壁部、22……駆動軸、23……後
輪(最終走行駆動手段)、24……変速装置、2
5,26……歯車、27,28……歯車、28a
……クラツチ係合部、29……クラツチ金物、2
9a,29b……爪、30……ロツク板、30a
……クラツチ係合部、40……スプライン筒、4
1……フオークシヤフト、45……支杆、46…
…凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミツシヨンケース21内におき駆動軸22と最
    終走行駆動手段23に連動連結された変速軸24
    との間に、駆動軸22上に固定設置された2個の
    歯車25,26と変速軸24上に遊嵌設置された
    2個の歯車27,28とを互に噛合せてなる変速
    歯車列を設けると共に、変速軸24上に上記2個
    の歯車27,28間で該歯車27,28を変速軸
    24に対し択一的に結合するためのクラツチ金物
    29を、変速軸24に対し相対摺動のみ自在に設
    けてある自走式作業車において、変速軸24上の
    一方の歯車28におけるクラツチ係合部28a
    を、前記クラツチ金物29の中立位置と該一方の
    歯車28方向への摺動変位端位置との間の中間位
    置においてのみ該クラツチ係合部28aに対しク
    ラツチ金物29が係合するように配して設けると
    共に、上記した摺動変位端位置でクラツチ金物2
    9がクラツチ係合するクラツチ係合部30aを備
    えたロツク板30を、ミツシヨンケース21に固
    定支持させて上記一方の歯車28におけるクラツ
    チ金物29側の端面位置に設けたことを特徴とし
    てなる駐車状態ロツク装置。
JP16999184U 1984-11-09 1984-11-09 Expired JPH038520Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16999184U JPH038520Y2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16999184U JPH038520Y2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6184069U JPS6184069U (ja) 1986-06-03
JPH038520Y2 true JPH038520Y2 (ja) 1991-03-01

Family

ID=30727702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16999184U Expired JPH038520Y2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH038520Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6380272B2 (ja) * 2015-07-23 2018-08-29 トヨタ車体株式会社 電気自動車、2段変速機構及びインホイールモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6184069U (ja) 1986-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6348413Y2 (ja)
JPS6232098Y2 (ja)
US5511436A (en) Vehicle transmission assembly
JPH0751389Y2 (ja) トラクタの動力取出し装置
JPH0747242Y2 (ja) 駐車ブレーキ装置
JPH038520Y2 (ja)
US3855878A (en) Transmission systems
US2158483A (en) Power take-off for motor vehicles
JP2529245B2 (ja) デフアレンシヤル装置
JPS6230613Y2 (ja)
JPS606673Y2 (ja) 車輛用トランスミツシヨン
JPS6217303Y2 (ja)
JP4167329B2 (ja) 乗用管理機
JPH0641867Y2 (ja) トラクタのpto伝動装置
JP3102110B2 (ja) トラクタにおけるハウジング内の動力伝達構造
JPS6244825Y2 (ja)
JP2907460B2 (ja) 四輪駆動トラクター
US1210874A (en) Gearing for motor-vehicles.
JP3561396B2 (ja) トラクタのトランスミッション
JPH0644736Y2 (ja) 農用トラクタ
JPS6144022Y2 (ja)
US3139759A (en) Auxiliary transmission for tractors
JPH0451383B2 (ja)
JP3561397B2 (ja) トラクタのトランスミッション
JPH0444432Y2 (ja)