JP4791312B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ミッションケースの内部に構成されるPTO動力伝動経路中にワンウェイクラッチを備えるトラクタに関する。
一般に、トラクタは、エンジンからの動力をミッションケース内で走行動力伝動経路とPTO動力伝動経路に分岐し、ミッションケースのPTO軸から出力される動力で作業機を駆動させるようになっている。しかしながら、このような伝動構成のトラクタでは、草刈り作業機などのように慣性力が大きい作業機を連結した場合、機体停止時などに作業機の慣性力(回転反力)がPTO動力伝動経路を逆方向に伝わり、走行動力伝動経路に影響を与える可能性があるため、PTO動力伝動経路にワンウェイクラッチを介設して作業機からの慣性力を遮断することが好ましい(例えば、特許文献1参照)。
実公昭57−11780号公報
しかしながら、ワンウェイクラッチの配置スペースが予め用意されていないミッションケースでは、ワンウェイクラッチの組込みが困難であり、特に、爪クラッチタイプ以外の静粛性の高いワンウェイクラッチは大型であるため、組込みがより困難になるという問題があった。また、ミッションケース内にワンウェイクラッチの配置スペースを確保できたとしても、メンテナンス性まで考慮してワンウェイクラッチを配置することは困難であった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、ミッションケースの内部に構成されるPTO動力伝動経路中にワンウェイクラッチを備えるトラクタであって、前記ミッションケースは、主クラッチケースの後端に、前後進切換機構、主変速機構を内装するフロントミッションケースがボルト結合され、該フロントミッションケースの後端に、ワンウエイクラッチを内装するスペーサケースがボルト結合され、副変速機構、前輪駆動切換機構、PTO変速機構を内装するリヤミッションケースの前端にベアリングホルダがボルト結合され、さらにフロントミッションケースとベアリングホルダとを、前記スペーサケースをあいだに介設させてスルーボルトで固定するようにして、スルーボルトを外すことでスペーサケースとベアリングホルダとを切離してワンウエイクラッチが露出するように構成されていることを特徴とするトラクタである。
このようにすると、既存のフロントミッションケース及びリヤミッションケースを利用しつつ、ミッションケース内にワンウェイクラッチを組み込むことが可能になる。しかも、フロントミッションケースとスペーサケースの切離しや、リヤミッションケースとスペーサケースの切離しにより、ワンウェイクラッチを露出させることができるので、ワンウェイクラッチのメンテナンスも容易にすることができる。また、スペーサケースの介設によりホイールベースを変更できるので、ホイールベースが異なる機種間でフロントミッションケース及びリヤミッションケースの共通化を図ることができる。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1はトラクタの走行機体であって、該走行機体1は、機体前部に搭載されるエンジン(図示せず)、エンジンから入力した動力を変速する後述のミッションケース2、フロントアクスルケース(図示せず)を介して取り付けられる左右の前輪3、リヤアクスルケース(図示せず)を介して取り付けられる左右の後輪4、作業機を連結するための昇降リンク機構5、オペレータが座る座席6、前輪3を操舵するステアリングハンドル7などを備えて構成されている。
ミッションケース2は、主クラッチ8を介してエンジンから入力した動力を走行動力伝動経路9とPTO動力伝動経路10に分岐させる。走行動力伝動経路9には、前後進切換機構11、主変速機構12、副変速機構13、前輪駆動切換機構14等が設けられており、PTO動力伝動経路10には、ワンウェイクラッチ15、PTO変速機構16等が設けられている。そして、走行動力伝動経路9において変速された前輪動力及び後輪動力は、前輪駆動シャフトS1及び後輪駆動シャフトS2からそれぞれ出力され、PTO動力伝動経路10において変速されたPTO動力(作業動力)は、PTOシャフトS3から出力される。
具体的に説明すると、走行動力伝動経路9は、直列するドライブシャフト17を介して主クラッチ8から動力が伝動される入力シャフトS4と、並列する入力シャフトS4又はバックアイドルシャフトS5から動力が伝動され、シャフト上に前後進切換機構11を備える前後進切換シャフトS6と、並列する前後進切換シャフトS6から動力が伝動され、シャフト上に主変速機構12を備える主変速シャフトS7と、主変速シャフトS7と直列に接続されるサブシャフトS8、並列するサブシャフトS8から動力が伝動され、シャフト上に副変速機構13及び前輪駆動切換機構14を備える後輪駆動シャフトS2と、並列する後輪駆動シャフトS2から動力が伝動される前輪駆動シャフトS1とを備えて構成されている。
また、PTO動力伝動経路10は、ワンウェイクラッチ15及び直列するジョイントシャフトS9を介して入力シャフトS4から動力が伝動され、シャフト上にPTO変速機構16を備えるPTO変速シャフトS10と、並列するPTO変速シャフトS10から動力が伝動されるPTOシャフトS3とを備えて構成されている。
PTO動力伝動経路10に設けられるワンウェイクラッチ15は、機体停止時などにPTO動力伝動経路10を逆方向に伝わる作業機の慣性力(回転反力)を遮断するためのものである。一般に、このようなワンウェイクラッチ15は、草刈り作業機などのように慣性力が大きい作業機を連結する可能性がある機種(例えば、輸出仕様車)に設けられており、その他の機種(例えば、国内仕様車)には設けられないものであるが、両機種においては、コスト上、共通のミッションケース2を用いることが好ましい。本発明は、このような要求を満たすためになされたものであり、以下、ミッションケース2のケース構成について詳細に説明する。
図2〜図5に示すように、ワンウェイクラッチ15を内装する機種のミッションケース2は、前側から順に、主クラッチケース18、フロントミッションケース19、スペーサケース20、ベアリングホルダ21及びリヤミッションケース22を備えて構成されている。
主クラッチケース18は、主クラッチ8、ドライブシャフト17等を内装し、フロントミッションケース19の前端にボルト結合される。
フロントミッションケース19は、前後進切換機構11、主変速機構12、入力シャフトS4、バックアイドルシャフトS5、前後進切換シャフトS6、主変速シャフトS7等を内装する。
スペーサケース20は、フロントミッションケース19の後端にボルト結合され、ワンウェイクラッチ15を内装する。
ベアリングホルダ21は、リヤミッションケース22の前端にボルト結合され、さらに、スルーボルト23を介してフロントミッションケース19にも結合される。
リヤミッションケース22は、副変速機構13、前輪駆動切換機構14、PTO変速機構16、前輪駆動シャフトS1、後輪駆動シャフトS2、PTOシャフトS3、サブシャフトS8、ジョイントシャフトS9、PTO変速シャフトS10等を内装する。
一方、ワンウェイクラッチ15を内装しない機種のミッションケース2は、スペーサケース20を省き、フロントミッションケース19とベアリングホルダ21を直接ボルト結合することにより構成される。
このようにすると、既存又は他機種と共通のフロントミッションケース19及びリヤミッションケース22を利用しつつ、ミッションケース2内にワンウェイクラッチ15を組み込むことが可能になる。しかも、本実施形態では、スルーボルト23の外せば、図5に示すように、スペーサケース20とベアリングホルダ21(リヤミッションケース22)を切離し、ワンウェイクラッチ15を露出させることができるので、ワンウェイクラッチ15のメンテナンスも容易にすることができる。また、スペーサケース20の介設によりホイールベースを変更できるので、ホイールベースが異なる機種間でフロントミッションケース19及びリヤミッションケース22の共通化を図ることができる。
また、本実施形態のフロントミッションケース19及びリヤミッションケース22は、図6に示すように、PTO動力伝動経路10にPTOクラッチ24を備える機種(例えば、インディペンデントPTO仕様車)にも共通に用いることができるようになっている。具体的には、PTOクラッチ24を内装可能な第二のスペーサケース20Bをフロントミッションケース19とリヤミッションケース22の間に介設し、第二のスペーサケース20B内にPTOクラッチ24を配置する。この場合、第二のスペーサケース20Bの前後幅Lは、前述したスペーサケース20及びベアリングホルダ21の前後幅に一致させることが好ましい。このようにすると、ホイールベースや外装を変えることなく、仕様変更(図4の仕様と図6の仕様)を行うことが可能になる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、ミッションケース2の内部に構成されるPTO動力伝動経路中10にワンウェイクラッチ15を備えるトラクタであって、ミッションケース2は、フロントミッションケース19とリヤミッションケース22とを連結して構成される前後分割型のケースであり、ワンウェイクラッチ15は、フロントミッションケース19とリヤミッションケース22との間に介設したスペーサケース20の内部に配置するようにしたので、既存又は他機種と共通のフロントミッションケース19及びリヤミッションケース22を利用しつつ、ミッションケース2内にワンウェイクラッチ15を組み込むことが可能になる。しかも、リヤミッションケース22とスペーサケース20の切離し等により、ワンウェイクラッチ15を露出させることができるので、ワンウェイクラッチ15のメンテナンスも容易になる。また、スペーサケース20の介設によりホイールベースを変更できるので、ホイールベースが異なる機種間でフロントミッションケース19及びリヤミッションケース22の共通化を図ることができる。
トラクタの側面図である。 ミッションケースの側面図である。 ミッションケースの全体展開図である。 ミッションケース(ワンウェイクラッチ内装)の展開図である。 ミッションケース(ワンウェイクラッチ内装)の分解展開図である。 ミッションケース(PTOクラッチ内装)の要部展開図である。
符号の説明
1 走行機体
2 ミッションケース
8 主クラッチ
9 走行動力伝動経路
10 PTO動力伝動経路
15 ワンウェイクラッチ
18 主クラッチケース
19 フロントミッションケース
20 スペーサケース
21 ベアリングホルダ
22 リヤミッションケース
23 スルーボルト
24 PTOクラッチ

Claims (1)

  1. ミッションケースの内部に構成されるPTO動力伝動経路中にワンウェイクラッチを備えるトラクタであって、前記ミッションケースは、主クラッチケースの後端に、前後進切換機構、主変速機構を内装するフロントミッションケースがボルト結合され、該フロントミッションケースの後端に、ワンウエイクラッチを内装するスペーサケースがボルト結合され、副変速機構、前輪駆動切換機構、PTO変速機構を内装するリヤミッションケースの前端にベアリングホルダがボルト結合され、さらにフロントミッションケースとベアリングホルダとを、前記スペーサケースをあいだに介設させてスルーボルトで固定するようにして、スルーボルトを外すことでスペーサケースとベアリングホルダとを切離してワンウエイクラッチが露出するように構成されていることを特徴とするトラクタ。
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