JP3459507B2 - 乗用田植機の株間変速ケースの配設構造 - Google Patents

乗用田植機の株間変速ケースの配設構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機の株間
変速ケースの配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の一形体として、走行
部の後方に植付部を連結し、同植付部に植付ミッション
ケースを設け、同植付ミッションケースに植付爪を連動
連結して、同植付爪を植付作動させることにより、別途
植付ミッションケース上に配置した苗載台上の苗マット
より苗株を切削して圃場に植付け可能とすると共に、同
植付ミッションケース内に株間変速機構を設け、同株間
変速機構に株間変速レバーを連動連結して、同株間変速
レバーを操作することにより、株間変速機構を介して植
付爪の植付作動速度を変更して、圃場に植付けられる苗
株の間隔を変更可能としたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した乗
用田植機では、株間変速機構を植付ミッションケース内
に設けて、同株間変速機構を株間変速レバーにより変速
操作するようにしているために、株間変速操作を行なう
際には、走行部の運転席に着座して植付操作をしている
オペレータは、逐一走行部から降りて植付部の株間変速
レバーの配設位置まで移動しなければならないという煩
わしさがあった。
【0004】また、植付ミッションケース内に株間変速
機構を設けているために、植付部の全体重量が増大し
て、機体の前後バランスが悪くなり、機体の走行性及び
安定性が悪くなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行部の後方に植付部を連結すると共に、同走行部の機体
フレーム上の前部に設けたエンジンにミッションケース
を連動連結し、同ミッションケースに植付部に設けた植
付ミッションケースを植付伝動軸を介して連動連結し
て、同植付ミッションケースに連動連結した植付爪を植
付作動可能とした乗用田植機において、植付伝動軸の中
途部で座席の直下方位置に株間変速ケースを設け、同株
間変速ケースの底部より前後いずれかの方向にレバース
テーを伸延させ、同レバーステーの先端部に上下方向に
伸延し、上端部を運転部の座席近傍位置に配置した株間
変速レバーの下端を枢支して、同株間変速レバーを前後
揺動自在としたことを特徴とする乗用田植機の株間変速
ケースの配設構造を提供せんとするものである。
【0006】また、株間変速ケースに、前方へ突出して
植付伝動軸の上流側と連動連結する入力軸と、後方へ突
出して植付伝動軸の下流側と連動連結する出力軸とを設
けると共に、同入力軸と出力軸とを前後方向の同一軸線
上に配置したこと、入力軸に複数の駆動側変速ギヤを同
軸的に取付けると共に、同入力軸の直上方位置に、前後
方向に伸延する株間変速軸を平行させて配置し、同株間
変速軸に上記駆動側変速ギヤとそれぞれ噛合する複数の
従動側変速ギヤを同軸的に遊嵌して、いずれかの従動側
変速ギヤを変速操作ロッドにより株間変速軸に選択的に
接続・解除可能とする一方、株間変速ケースの底部より
前後いずれかの方向にレバーステーを伸延させ、同レバ
ーステーの先端部に上下方向に伸延する株間変速レバー
の下端を枢支して、同株間変速レバーを前後揺動自在と
し、同株間変速レバーの中途部に上記変速操作ロッドの
一端を連結したこと、及び株間変速ケースのケース本体
は、前半部ケース形成体と後半部ケース形成体とに二分
割形成したことにも特徴を有する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0008】図1及び図2に示すAは、本発明に係る乗
用田植機であり、同乗用田植機Aは、自走可能な走行部
1の後方に植付部2を昇降リンク機構3を介して連結
し、同植付部2を昇降油圧シリンダ4により昇降可能と
している。
【0009】走行部1は、図1及び図2に示すように、
機体フレーム10上の前部にエンジン11を設け、後部に運
転部12を設けている。
【0010】そして、機体フレーム10の前部下側に、ミ
ッションケース13をエンジン11に連動連結して取付け、
同ミッションケース13の左右側面より横外側方にそれぞ
れ左右フロントアクスルケース15,15 を突設し、同ケー
ス15,15 の先端に前車輪16,16 を取付けている。
【0011】また、機体フレーム10の後部には、リヤア
クスルケース17を取付け、同リヤアクスルケース17の左
右側端部にそれぞれ後車輪18,18 を取付けている。
【0012】そして、ミッションケース13とリヤアクス
ルケース17は、伝動軸(図示せず)を介して連動連結し
ている。
【0013】機体フレーム10上には、図1及び図2に示
すように、左右側ステップ部と床面部と座席支持部と左
右側リヤフェンダー部を具備するケーシング体20を張設
しており、同ケーシング体20は、FRP等の高剛性を有
する合成樹脂により一体成形している。
【0014】ケーシング体20の前側中央部には、ボンネ
ット21を設けており、同ボンネット21によりエンジン11
と、同エンジン11の直上方に配設した燃料タンク22と、
後述する運転部12のステアリングシャフト23をカバーし
ている。
【0015】また、上記した運転部12は、図1及び図2
に示すように、エンジン11の直後にステアリングシャフ
ト23を立設し、同ステアリングシャフト23の上端にハン
ドル24を取付け、ハンドル24の後方に、座席26をケーシ
ング体20の後部に形成した座席支持部20a 上に直接取付
けて配置している。
【0016】また、30は、ボンネット21の左側方に配設
したクラッチペダル、31は、同ボンネット21の右側方に
配設したブレーキペダル、32は、座席26の左側方に配設
した変速レバー、33は、座席26の右側方に配設した副変
速レバーである。
【0017】植付部2は、図1及び図2に示すように、
植付ミッションケース40の下方にセンターフロート41と
左右側サイドフロート42,42 とを配置すると共に、植付
ミッションケース40上に前高後低の傾斜姿勢にて苗載台
43を載置し、植付ミッションケース40の後端部に一対の
植付爪44,44 をロータリケース45を介して取付けてい
る。
【0018】そして、植付ミッションケース40は、図1
に示すように、走行部1のミッションケース13に、前後
方向に伸延する植付伝動軸46を介して連動連結してお
り、同植付伝動軸46の中途部、すなわち、座席26の直下
方位置に変速装置としての株間変速ケース47を設けてお
り、同株間変速ケース47に、図4に示す取付ブラケット
84を介して機体フレーム10に取付けている。
【0019】株間変速ケース47は、図1、及び図3〜図
5に示すように、ケース本体50を前半部ケース形成体51
と後半部ケース形成体52とに二分割形成して連結ボルト
85を介して、分離・連結自在としており、両ケース形成
体51,52 の上下部にそれぞれ上下側軸受部51a,51b,52a,
52b を形成し、前半部ケース形成体51の下側軸受部51b
に前後方向に軸線を向けた駆動軸としての入力軸53を取
付けて、同入力軸53の前端部53a を前方へ突出させて植
付伝動軸46の上流側に連結体54を介して連動連結すると
共に、同入力軸53の後端部に嵌合突部53b を形成する一
方、後半部ケース形成体52の下側軸受部52b に前後方向
に軸線を向けた出力軸55を取付けて、同出力軸55の前端
部に上記入力軸53の嵌合突部53b と嵌合する嵌合凹部55
a を形成すると共に、後端部55b を後方へ突出させて植
付伝動軸46の下流側に連結体56を介して連動連結して、
植付伝動軸46と入力軸53と出力軸55とを同一軸線上に配
置している。
【0020】そして、入力軸53は、図3及び図5に示す
ように、周面に軸線方向に伸延する半円弧凹状のキー溝
57を円周方向に等間隔を開けて六個形成する一方、同入
力軸53の外周面に第1・第2・第3・第4駆動側変速ギ
ヤ58,59,60,61 を嵌合すると共に、各変速ギヤ58,59,6
0,61 の内周面に上記キー溝57と対向する半円弧凹状の
キー係合用凹部58a,59a,60a,61a をそれぞれ円周方向に
等間隔を開けて六個形成し、符合する各キー溝57と各キ
ー係合用凹部58a,59a,60a,61a 中に丸棒状キー62を挿入
して、各変速ギヤ58,59,60,61 を入力軸53に回動方向に
て係合させている。63,64,65はスペーサ、66,67 はギヤ
係止用リングである。
【0021】また、出力軸55は、図3に示すように、外
周面に出力ギヤ68を一体成形している。
【0022】前半部ケース形成体51の上側軸受部51a と
後半部ケース形成体52の上側軸受部52a との間には、図
3に示すように、前後方向に伸延する従動軸としての筒
状の株間変速軸70を、前記入・出力軸53,55 の直上方位
置にて相互の軸線を平行させて横架し、同株間変速軸70
には、図5にも示すように、ボールキー収容孔71を円周
方向に等間隔を開けて六個形成し、かつ、かかるホール
キー収容孔71を軸線方向にも間隔を開けて五組形成し、
各ボールキー収容孔71中にはボールキー72を進退自在に
収容する一方、五組の各ボールキー収容孔71,71,71,71,
71の位置する外周面には、第1・第2・第3・第4・第
5従動側変速ギヤ73,74,75,76,79を回転自在に遊嵌する
と共に、第1・第2・第3・第4従動側変速ギヤ73,74,
75,76 を対向する第1・第2・第3・第4駆動側変速ギ
ヤ58,59,60,61 に常時噛合させ、かつ、第5従動側変速
ギヤ79を出力ギヤ68に常時噛合させている。
【0023】各変速ギヤ73,74,75,76,79の内周面には上
記ボールキー収容孔71と対向する半円弧凹状のキー係合
用凹部73a,74a,75a,76a,79a を形成している。
【0024】しかも、株間変速軸70中には、図3及び図
5に示すように、変速操作ロッド77を摺動自在に挿通
し、同変速操作ロッド77の中途部にボールキー押出し片
78を形成して、同ボールキー押出し片78により各ボール
キー72をボールキー収容孔71より外部へ押出すと共に、
いずれか一つの従動側変速ギヤ73,74,75,76 のキー係合
用凹部73a,74a,75a,76a に係合させて、係合したキー係
合用凹部の従動側変速ギヤと株間変速軸70とを接続して
連動可能としている。
【0025】そして、第5従動側変速ギヤ79は、株間変
速軸70の後端部に嵌合したボールキー押出し筒体86によ
り常時押出されたボールキー72により株間変速軸70と常
時接続して連動させている。
【0026】ここで、第1・第2・第3・第4駆動側変
速ギヤ58,59,60,61 と第1・第2・第3・第4・第5従
動側変速ギヤ73,74,75,76,79とにそれぞれ形成したキー
係合用凹部は、同一形状、かつ、同一大きさに形成する
と共に、これらに係合するボールキー72の径と丸棒状キ
ー62の径も略同一径に形成している。
【0027】このようにして、変速ギヤを駆動側と従動
側のいずれにも共用できるようにして、使用する変速ギ
ヤの種類を半減させることができると共に、変速ギヤの
組立て作業と管理作業とを簡易化できるようにしてい
る。
【0028】しかも、ボールキー72と丸棒状キー62とに
よる各軸と各変速ギヤとの動力伝達機能を良好に確保す
ることができるようにしている。
【0029】また、図3及び図4に示すように、後半部
ケース形成体52の底部には、後方へ向けて伸延するレバ
ーステー80を取付け、同レバーステー80の先端部に上下
方向に伸延する左右二又状の株間変速レバー81の下端を
左右幅方向に軸線を向けた枢支ピン82により枢支して、
同株間変速レバー81を前後揺動自在とし、同株間変速レ
バー81の中途部に前記変速操作ロッド77の後端部を連結
ピン83により連結して、株間変速レバー81の前後揺動作
に変速操作ロッド77の前後摺動動作を連動させて、ボー
ルキー押出し片78を介したボールキー72による従動側変
速ギヤと株間変速軸70との係合・解除操作を可能として
いる。81a は軸干渉回避用膨出部であり、同膨出部81a
により出力軸55との干渉を回避している。
【0030】また、図4及び図5に示すように、取付ブ
ラケット84には、後方へ向けて伸延するレバーガイド体
84a を一体成形して、同レバーガイド体84a にレバーガ
イド溝84b を形成し、同レバーガイド溝84b 中に株間変
速レバー81の変速操作位置と符合させて四個のレバー係
止用突片84c を前後方向に間隔を開けて突設し、各レバ
ー係止用突片84c に株間変速レバー81の上端部に形成し
た係止孔81b を係止可能としている。
【0031】なお、本実施例では、変速操作レバー81を
株間変速ケース47の後方に配置しているが、必要に応じ
て同株間変速ケース47の前方に配置して、上記と同様の
作用効果が得られるようにすることもできる。
【0032】本発明の実施例は、上記のように構成して
いるものであり、本実施例によれば、株間変速ケース47
を植付伝動軸46の中途部に設けているために、同株間変
速ケース47の配設位置の自由度が大きくなり、適宜、走
行部1の運転部12により操作し易い位置に配設すること
により、株間変速操作性を向上させることができると共
に、機体の前後バランスも良好にすることができて、機
体の走行性と安定性も向上させることができる。
【0033】この際、株間変速ケース47の入・出力軸5
3,55 を前後方向の同一軸線上に配置しているために、
株間変速ケース47を植付伝動軸46の中途部に取付ける場
合と取付けない場合のいずれの場合においても、入・出
力軸53,55 を連結体54,56 を介して植付伝動軸46に脱着
するだけで使用者の好みに応じた対応を楽に採ることが
できる。
【0034】そして、株間変速レバー81は、株間変速ケ
ース47の直後方位置にコンパクトに配置することができ
ると共に、変速操作ロッド77を介して確実に株間変速操
作をすることができ、しかも、株間変速レバー81の上端
部を運転部12の座席26の近傍位置に配置した場合には、
オペレータが座席26に着座したまま株間変速操作を行な
うことができて、株間変速操作性をさらに向上させると
ができる。
【0035】また、株間変速ケース47のケース本体50
は、前半部ケース形成体51と後半部ケース形成体52とに
二分割形成して分離・連結自在としているために、両ケ
ース形成体51,52 を分離することにより、株間変速ケー
ス47内のメンテナンス等を楽に行なうことができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0037】 請求項1記載の本発明では、走行部の
機体フレーム上の前部に設けたエンジンに連動連結した
ミッションケースに、植付部に設けた植付ミッションケ
ースを植付伝動軸を介して連動連結し、同植付伝動軸の
中途部で座席の直下方位置に株間変速ケースを設け、同
株間変速ケースの底部より前後いずれかの方向にレバー
ステーを伸延させ、同レバーステーの先端部に上下方向
に伸延し、上端部を運転部の座席近傍位置に配置した株
間変速レバーの下端を枢支して、同株間変速レバーを前
後揺動自在としているために、オペレータが座席に着座
したまま株間変速操作を行うことができ、株間変速操作
性を向上させることができると共に、機体の前後バラン
スも良好にすることができて、機体の走行性と安定性も
向上させることができる。
【0038】 請求項2記載の本発明では、株間変速
ケースに入・出力軸を前後方向の同一軸線上に配置して
いるために、株間変速ケースを植付伝動軸の中途部に取
付ける場合と、取付けない場合のいずれの場合において
も、入・出力軸を脱着するだけで使用者の好みに応じた
対応を楽に採ることができる。
【0039】 請求項3記載の本発明では、入力軸に
複数の駆動側変速ギヤを同軸的に取付けると共に、同入
力軸の直上方位置に、前後方向に伸延する株間変速軸を
平行させて配置し、同株間変速軸に上記駆動側変速ギヤ
とそれぞれ噛合する複数の従動側変速ギヤを同軸的に遊
嵌して、いずれかの従動側変速ギヤを変速操作ロッドに
より株間変速軸に選択的に接続・解除可能とする一方、
株間変速ケースの底部より前後いずれかの方向にレバー
ステーを伸延させ、同レバーステーの先端部に上下方向
に伸延する株間変速レバーの下端を枢支して、同株間変
速レバーを前後揺動自在とし、同株間変速レバーの中途
部に上記変速操作ロッドの一端を連結しているために、
株間変速レバーをコンパクトに配置することができると
共に、操作ロッドを介して確実に株間変速操作をするこ
とができ、しかも、同株間変速レバーを走行部の座席の
近傍に配置することにより、同座席にオペレータが着座
したまま操作することができて、株間変速操作性も向上
させることができる。
【0040】 請求項4記載の本発明では、株間変速
ケースのケース本体を、前半部ケース形成体と後半部ケ
ース成形体とに二分割形成しているために、両ケース形
成体を分離することにより、株間変速ケース内のメンテ
ナンス等を楽に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の側面図。
【図2】同乗用田植機の平面図。
【図3】株間変速ケースの断面側面図。
【図4】同株間変速ケースの背面図。
【図5】入力軸と株間変速軸の端面説明図。
【符号の説明】
A 乗用田植機 1 走行部 2 植付部 3 昇降リンク機構 4 株間変速ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−68016(JP,A) 特開 昭63−219310(JP,A) 実開 昭59−64612(JP,U) 実開 昭56−108433(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部の後方に植付部を連結すると共
    に、同走行部の機体フレーム上の前部に設けたエンジン
    にミッションケースを連動連結し、同ミッションケース
    に植付部に設けた植付ミッションケースを植付伝動軸を
    介して連動連結して、同植付ミッションケースに連動連
    結した植付爪を植付作動可能とした乗用田植機におい
    て、 植付伝動軸の中途部で座席の直下方位置に株間変速ケー
    スを設け、同株間変速ケースの底部より前後いずれかの
    方向にレバーステーを伸延させ、同レバーステーの先端
    部に上下方向に伸延し、上端部を運転部の座席近傍位置
    に配置した株間変速レバーの下端を枢支して、同株間変
    速レバーを前後揺動自在としたことを特徴とする乗用田
    植機の株間変速ケースの配設構造。
  2. 【請求項2】 株間変速ケースに、前方へ突出して植付
    伝動軸の上流側と連動連結する入力軸と、後方へ突出し
    て植付伝動軸の下流側と連動連結する出力軸とを設ける
    と共に、同入力軸と出力軸とを前後方向の同一軸線上に
    配置したことを特徴とする請求項1記載の乗用田植機の
    株間変速ケースの配設構造。
  3. 【請求項3】 入力軸に複数の駆動側変速ギヤを同軸的
    に取付けると共に、同入力軸の直上方位置に、前後方向
    に伸延する株間変速軸を平行させて配置し、同株間変速
    軸に上記駆動側変速ギヤとそれぞれ噛合する複数の従動
    側変速ギヤを同軸的に遊嵌して、いずれかの従動側変速
    ギヤを変速操作ロッドにより株間変速軸に選択的に接続
    ・解除可能とする一方、株間変速ケースの底部より前後
    いずれかの方向にレバーステーを伸延させ、同レバース
    テーの先端部に上下方向に伸延する株間変速レバーの下
    端を枢支して、同株間変速レバーを前後揺動自在とし、
    同株間変速レバーの中途部に上記変速操作ロッドの一端
    を連結したことを特徴とする請求項2記載の乗用田植機
    の株間変速ケースの配設構造。
  4. 【請求項4】 株間変速ケースのケース本体は、前半部
    ケース形成体と後半部ケース形成体とに二分割形成した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗用
    田植機の株間変速ケースの配設構造。
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