JP4449069B2 - 乗用管理機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用管理機のミッション部の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用管理機は、後部に作業機を取り付けたり、防除専用機として広く使用されている。
ところで、従来の乗用管理機は、組立時にミッションケースの伝動軸の芯出し調整等が困難で組立てが面倒であったこと、ミッション部の構成のコンパクト化が十分図られていなかったこと、等の問題があり、その改善策が強く要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、組立時のミッションケースの伝動軸の芯出し調整等の容易化とミッション部の構成のコンパクト化を図れる構成とした乗用管理機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる目的は、請求項1の発明によれば、前方に第1ミッションケース(10)を、後方に第2ミッションケース(11)をそれぞれ備えた乗用管理機において、前後に間隙を有した前記第1ミッションケース(10)と第2ミッションケース(11)間をスペーサ部材(14)で固定し、前記第1ミッションケース(10)の入力軸(15)と第2ミッションケース(11)の入力軸(25)との間の空間部に主クラッチ(12)を取り付け、前記第2ミッションケース(11)内の前部にスライドキーチェンジ式の変速部(26)を設け、中間部にスライドギヤー式の変速部(27)を設け、後部にPTO用のスライドギヤー式変速部(28)を設け、また、前記第2ミッションケース(11)内にはフロントデフ(39)とリヤーデフ(40)に動力伝達するセンターブレーキ(13)を1個設ける乗用管理機によって達成される。
また、請求項2の発明は、前記スライドキーチェンジ式の変速部(26)は、棒状のスライド軸(29)の先端部に、2枚のスライドキー(30,30)を収納したものであり、
該スライドキー(30,30)は、その基端をスライド軸(29)に回動自在に取り付け、先端をバネ(31)によりスライド軸(29)より突出するよう付勢することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係わる乗用管理機の全体側面図である。
前後輪1、2が略同径で、前後輪1、2が独立駆動で、前後4輪操舵を可能としている。また、運転席には操舵ハンドル3、計器盤4、シート5等を備え、機体後部には作業機を連結するためのヒッチ6を備えている。また、機体前部のボンネット7内にエンジン8を搭載し、エンジン8前方にオルタネータ9を取り付けている。そして、デッキ下部には、前方に第1ミッションケース10と後方に第2ミッションケース11を設け、第1ミッションケース10と第2ミッションケース11との間の空間部に主クラッチ12を取り付け、第2ミッションケース11内には前後アクスルケース内のフロントデフ39とリヤーデフ40に動力伝達する1個のセンターブレーキ13を設けている。
【0006】
図2はミッションケース近傍の構成を示す平面図、図3はその側面図である。同図に示すとおり、前方に第1ミッションケース10を、後方に第2ミッションケース11をそれぞれ配置し、第1ミッションケース10と第2ミッションケース11の間をスペーサ部材14で一側方(右側方)を連結している。このスペーサ部材14は、図4乃至図6に示すように、所定の断面形状で所定の長さを有し、その前後にそれぞれフランジ面14a,14bを有している。スペーサ部材14と第1ミッションケース10、第2ミッションケース11とはボルトで数箇所を固定している。なお、図4はこのスペーサ部材の側面図、図5はそのA−A断面図、図6はそのB方向矢視図である。
【0007】
また、第1ミッションケース10はエンジン8からの入力軸15を保持し、この第1ミッションケース10の入力軸15と第2ミッションケース11の入力軸25との間の空間部であって上記スペーサ部材14近傍に主クラッチ12を取り付ける。
すなわち、前後の2つのミッションケース10、11をフランジ面14a,14b付のスペーサ部材14で一側方を連結すると共に、他側方に主クラッチ12付の伝動軸の芯を出して前後を連動する。要するに、「フロント」と「リヤ」の2つのミッションケース10、11を備える構成において、この2つのミッションケース10、11を上記スペーサ部材14で連結することにより、伝動軸の芯出し(センター合わせ)調整が容易に行えるようになる。
【0008】
また、第1ミッションケース10はエンジン8からの入力軸15を保持すると共に、カウンタ軸を介して出力する3軸構成としており、カウンタ軸と出力軸にそれぞれポンプを取付ける構成としている。ここでいうポンプは動作用の油圧ポンプと防除機用の液ポンプである。
そして、第2ミッションケース11の下部前方の出力軸23と後方の出力軸24は、それぞれフロントデフ39とリヤーデフ40に接続するドライブシャフトと連結している。また、前述したように、第2ミッションケース11内にはフロントデフ39とリヤーデフ40に動力伝達するセンターブレーキ13を1個設けている。従来は左右のリヤーアクスルに2個のブレーキを取り付けていたが、上記のように伝動軸上に1箇所ブレーキを取り付けることで構成の簡素化を図れる。図2中の19はブレーキアームである。
【0009】
また、第2ミッションケース11内の前部には、スライドキーチェンジ式の変速部を設け、中間部から後方には、歯車スライド(スライドギヤ式)変速部を設ける構成としている。更に詳しく説明すると、図7に示すように、第2ミッションケース11内の前部に、スライドキーチェンジ式の変速部(本実施形態では前進4段)26を設け、中間部に、スライドギヤー式の変速部(本実施形態では後進・高速・低速)27を設け、後部に、PTO用のスライドギヤー式変速部28を設け、スペースの関係で同軸上にスライドキーチェンジとスライドギヤーチェンジの2方式を並設している。
【0010】
ここで、スライドキーチェンジ式の変速部について説明すると、図8に示すように、棒状のスライド軸29の先端部に、2枚のスライドキー30、30を収納し、該スライドキー30、30はその基端を回動自在に取り付け、先端はバネ31によってスライド軸29より突出するように付勢されている。なお、同図(a)はスライド軸29の斜視図、(b)はその平面図、(c)は側断面図である。このスライド軸29はパイプ32内を摺動する(図9参照)。パイプ32には一対のスリット溝33を開口し、スライド軸29のスライドキー30の先端がスリット溝33から突出する。パイプ32の外周に歯車34を複数枚取り付けており、図10(図9のC方向矢視図)を見るとよく判るように、パイプ32のスリット溝33から突出したスライドキー30、30の先端が歯車34の内周に設けた2箇所の孔34a,34aと係合するように構成されている。
【0011】
こうして、複数枚の歯車とスライドキー30との係合により本実施形態では前進4段の変速が行われる。
なお、前述の図2及び図3において、17はメインチェンジシフトステー、18はサブチェンジシフトステーである。また、20はPTO出力軸、21はPTOシフトステーである。また、22は注油口である。
【0012】
ところで、ガソリンエンジンのオルタネータとは別に大容量のオルタネータを後付(増設)可能な構成とすることにより、例えば乗用管理機の簡易キャビンにエアコンを装備することが簡単に行える。
本実施形態では、前述したように、エンジン8前方のスペース内にオルタネータ9を設けられる。具体的には、図11(a)及び(b)に示すように、エンジン8前部のブラケット35に、本体を前にプーリ36を後に向けてオルタネータ9を取り付けて所定位置に配置する。そして、オルタネータ9後方のプーリ36とエンジン8前方の出力(駆動)プーリ(4段)37の内エンジン8側に近い最奥部のプーリ37aの間にオルタネータ駆動用のVベルトを掛け渡し、駆動力をエンジン出力より得ている(図12参照)。なお、エンジン出力は、出力プーリ37と下側のプーリ38間にVベルトを掛け渡し、前記第1ミッションケース10の入力軸15へ伝達される。
【0013】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、前方に第1ミッションケースを、後方に第2ミッションケースをそれぞれ備えた構成において、第1ミッションケースと第2ミッションケースの間をスペーサ部材で前後に間隙を有して固定することにより、各ミッションケースの伝動軸の芯出し(センター合わせ)調整が容易に行える
た、上記第1のミッションケースの入力軸と第2のミッションケースの入力軸との間の空間部に主クラッチを取り付ける構成とすることにより、空間部を有効利用して省スペース化が図れる。
また、上記第2のミッションケース内の前部にスライドキーチェンジ式の変速部を設け、中間部にスライドギヤー式の変速部を設け、後部にPTO用のスライドギヤー式変速部を設ける構成とすることにより、同軸上に2方式の変速部を並設して、構成の簡素化と省スペース化を図れる。
さらに、第2ミッションケース内にはフロントデフとリヤーデフに動力伝達するセンターブレーキを1個設ける構成とすることにより、構成の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる乗用管理機の全体側面図である。
【図2】ミッションケース近傍の構成を示す平面図である。
【図3】その側面図である。
【図4】スペーサ部材の側面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB方向矢視図である。
【図7】変速部の構成を示す図である。
【図8】スライド軸の構成図である。
【図9】パイプ内を摺動するスライド軸の斜視図である。
【図10】図9のC方向矢視図である。
【図11】オルタネータの取付状態を示す図である。
【図12】オルタネータの駆動機構を説明する図である。
【符号の説明】
8 エンジン
9 オルタネータ
10 第1ミッションケース
11 第2ミッションケース
12 主クラッチ
13 センターブレーキ
14 スペーサ部材
15、25 入力軸
26 スライドキーチェンジ式変速部
27、28 スライドギヤー式変速部
29 スライド軸
30 スライドキー
32 パイプ
34 歯車
37 エンジン出力プーリ
39 フロントデフ
40 リヤーデフ

Claims (2)

  1. 前方に第1ミッションケース(10)を、後方に第2ミッションケース(11)をそれぞれ備えた乗用管理機において、
    前後に間隙を有した前記第1ミッションケース(10)と第2ミッションケース(11)間をスペーサ部材(14)で固定し、
    前記第1ミッションケース(10)の入力軸(15)と第2ミッションケース(11)の入力軸(25)との間の空間部に主クラッチ(12)を取り付け、
    前記第2ミッションケース(11)内の前部にスライドキーチェンジ式の変速部(26)を設け、中間部にスライドギヤー式の変速部(27)を設け、後部にPTO用のスライドギヤー式変速部(28)を設け、
    また、前記第2ミッションケース(11)内にはフロントデフ(39)とリヤーデフ(40)に動力伝達するセンターブレーキ(13)を1個設けることを特徴とする乗用管理機。
  2. 前記スライドキーチェンジ式の変速部(26)は、棒状のスライド軸(29)の先端部に、2枚のスライドキー(30,30)を収納したものであり、
    該スライドキー(30,30)は、その基端をスライド軸(29)に回動自在に取り付け、先端をバネ(31)によりスライド軸(29)より突出するよう付勢することを特徴とする請求項1に記載の乗用管理機
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