JP6904323B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、作業車両には、エンジンの駆動力を前輪へ伝達する前輪駆動軸と、後輪のみが駆動輪となる二輪駆動(2WD)状態および、前輪および後輪の両方が駆動輪となる四輪駆動(4WD)状態を切り替える四輪駆動クラッチを備える動力伝達装置とを、車体の下部に配置されるミッションケースに収容するものがある。
また、このような作業車両には、前輪駆動軸がミッションケース内の下部に配置され、前輪駆動軸よりも大径な四輪駆動クラッチが前輪駆動軸上に同軸で設けられるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開平11−192849号公報
しかしながら、上記したような従来の作業車両では、ミッションケース内の下部に配置された前輪駆動軸上に同軸で四輪駆動クラッチが設けられるため、四輪駆動クラッチを収容可能なように、四輪駆動クラッチのサイズにあわせてミッションケースが大きくなる。このように、従来の作業車両は、ミッションケースを小型化する点について改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ミッションケースの小型化を図ることができる作業車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の作業車両(1)は、機体フレーム(2)にそれぞれ設けられる左右一対の前輪(4)および左右一対の後輪(5)と、前記機体フレーム(2)の下方に配置されるミッションケース(6)と、前記ミッションケース(6)に収容され、エンジン(E)の駆動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置(7)とを備え、前記動力伝達装置(7)は、前記ミッションケース(6)内の下部に配置され、前記駆動力を前記前輪(4)へ伝達する前輪駆動軸(76)と、前記ミッションケース(6)内において前記前輪駆動軸(76)よりも上方に配置され、前記駆動力を前記後輪(5)へ伝達して前記後輪(5)のみが前記駆動輪となる二輪駆動状態および、前記前輪駆動軸(76)を介して前記駆動力を前記前輪(4)および前記後輪(5)へ伝達して前記前輪(4)および前記後輪(5)の両方が前記駆動輪となる四輪駆動状態を切り替える四輪駆動クラッチ(78)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の作業車両(1)は、請求項1に記載の作業車両(1)において、前記動力伝達装置(7)は、前記後輪(5)を駆動する後輪駆動軸(752)と、前記後輪駆動軸(752)から伝達される前記駆動力を前記四輪駆動クラッチ(78)へ伝達する四輪駆動入力軸(79)とを備え、前記四輪駆動入力軸(79)は、前記前輪駆動軸(76)と同軸で設けられ、前記前輪駆動軸(76)の動力伝達上流側の端部(762)に対して動力伝達下流側の端部(792)が遊嵌されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前輪駆動軸よりも大径となる四輪駆動クラッチを、前輪駆動軸上に同軸で設けず、ミッションケース内において前輪駆動軸よりも上方に配置することで、ミッションケースの地上高を高くすることができ、かつ、ミッションケースを小型化してコンパクトに構成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、前輪駆動軸に対して四輪駆動入力軸を遊嵌させることで、動力伝達装置の組み立て時における前輪駆動軸、四輪駆動入力軸および四輪駆動クラッチの位置合わせを容易に行うことができる。
図1は、実施形態に係る作業車両を示す概略左側面図である。 図2は、実施形態に係る作業車両を示す概略平面図である。 図3Aは、動力伝達装置を示す概略左側断面図である。 図3Bは、図3Aにおけるa部拡大図である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<作業車両(トラクタ)1の概要>
まず、図1および図2を参照して作業車両1の概要について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両1を示す概略左側面図である。図2は、実施形態に係る作業車両1を示す概略平面図である。なお、以下では、作業車両1としてトラクタを例に説明する。作業車両としてのトラクタ1は、自走しながら圃場などで作業を行う農用トラクタである。
また、以下において、前後方向とは、トラクタ1の直進時における進行方向であり、進行方向の前方側を「前」、後方側を「後」と規定する。トラクタ1の進行方向とは、直進時において、後述する操縦席8からステアリングホイール9に向かう方向である(図2参照)。
左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向であり、「前」側へ向けて左右を規定する。すなわち、トラクタ1の操縦者(「作業者」ともいう)が操縦席8に着席して前方を向いた状態で、左手側が「左」、右手側が「右」である。
上下方向とは、鉛直方向である。前後方向、左右方向および上下方向は互いに直交する。なお、各方向は説明の便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、トラクタ1を指して「機体」という場合がある。
図1および図2に示すように、トラクタ1は、機体フレーム2と、エンジンEと、ボンネット3と、前輪4と、後輪5と、ミッションケース6とを備える。機体フレーム2は、機体を支持するメインフレームである。エンジンEは、機体の駆動源であり、ディーゼル機関やガソリン機関などの熱機関である。ボンネット3は、機体前部において開閉自在に設けられ、閉じた状態でエンジンEを覆う。
前輪4は、左右一対であり、機体フレーム2の前部に設けられる。前輪4は、主に操舵用の車輪、すなわち、操舵輪となる。後輪5は、左右一対であり、機体フレーム2の後部に設けられる。後輪5は、主に駆動用の車輪、すなわち、駆動輪となる。なお、トラクタ1は、後輪5のみが駆動輪となる二輪駆動(2WD)と、前輪4および後輪5の両方が駆動輪となる四輪駆動(4WD)とが切り替え可能である。
ミッションケース6は、変速機構である動力伝達装置7(図3A参照)を収容している。ミッションケース6においては、エンジンEからの駆動力(回転動力)を、動力伝達装置7により適宜減速して後述する駆動輪やPTO(Power Take-off)軸50(図3A参照)へ伝達する。
また、トラクタ1は、機体フレーム2の上部におけるボンネット3の後方に、トラクタ1の操縦部を構成する、操縦席8と、ステアリングホイール9とを備える。操縦席8は、機体フレーム2の後部に設けられる。操縦席8は、操縦者の座席である。ステアリングホイール9は、操縦席8の前方に設けられる。ステアリングホイール9は、操舵輪でもある前輪4を操舵する場合に、操縦者により操作される。
なお、トラクタ1の操縦部には、操縦席8およびステアリングホイール9の他、各種情報を表示するメータパネルや、アクセルペダル、クラッチペダル、ブレーキペダルなどの各種操作ペダルや、前後進レバー、主変速レバー、副変速レバーなどの各種操作レバーが設けられる。
また、トラクタ1は、ロータリ作業機などの作業機が、たとえば、機体の後方に装着される。作業機は、ミッションケース6の後部から後方へ突出しているPTO軸50により駆動される。PTO軸50は、エンジンEから出力された回転動力を、圃場内で作業を行う作業機へ伝達する。トラクタ1は、PTO軸50の他、作業機を連結するリフトアームなどを機体の後部に備える。
また、トラクタ1は、芝刈り機などのミッドモアM(図3A参照)が、機体の下方、すなわち、ミッションケース6と地面Gとの間に設けられる場合がある。
<動力伝達装置7>
次に、図3Aおよび図3Bを参照して動力伝達装置7について説明する。図3Aは、動力伝達装置7を示す概略左側断面図である。図3Bは、図3Aにおけるa部拡大図であり、四輪駆動クラッチ78を示す概略左側断面図である。なお、図3Aに示す例では、ミッションケース6と地面Gとの間に、芝刈り機などのミッドモアMが設けられている。
図3Aに示し、かつ、上記したように、動力伝達装置7は、機体フレーム2(図1参照)の下方に配置されたミッションケース6に収容されている。ミッションケース6は、中空ケースであり、たとえば、フロントケース、ミッドケース、リヤケースの3つの部材が前後方向に連結されて形成される。
図3Aに示すように、動力伝達装置7には、入力軸70が、メインクラッチ71を介して接続される。動力伝達装置7は、エンジンE(図1参照)からの回転動力を変速して各部へ出力する変速機構を備える。なお、入力軸70は、変速機構の入力軸でもある。
変速機構は、前後進および主変速を切り替える静油圧無段変速装置72と、副変速機構75とを備える。なお、静油圧無段変速装置72は前後進および変速比を連続的に変更可能であり、副変速機構75は、複数の変速段を有する。
静油圧無段変速装置72は、入力軸70に入力された回転動力を、主変速出力軸731に対して伝達可能であり、主変速出力軸731へ回転動力を伝達する場合、前後進レバーの操作に応じて回転方向を切り替えて伝達可能である。
また、内部に備えた油圧ポンプと油圧モータに作用するピストンの容量を変更して、入力軸70の回転数に対する主変速出力軸731の回転数比を連続的に変更可能である。
副変速機構(副変速シンクロメッシュ)75は、PTO駆動軸742に設けられた副変速機構入力部751により、静油圧無段変速装置72から回転動力を伝達可能である。副変速機構75は、静油圧無段変速装置72から伝達された回転動力を、副変速レバーの操作に応じて変速比を切り替えて、副変速機構75の出力軸である後輪駆動軸752によって出力可能である。
また、動力伝達装置7は、PTO出力機構、PTOクラッチ74、PTO変速装置を備える。PTO出力機構は、エンジンEからの回転動力をPTO軸50へ伝達する。PTO出力機構は、入力軸70から回転動力を受けることが可能である。
PTOクラッチは、PTO軸50へ向けた回転動力の「入(接続)」および「切(接続解除)」を切り替える。PTOクラッチ74は、油圧によって作動する多板の摩擦クラッチ、すなわち、油圧式クラッチである。PTO変速装置は、PTO軸50へ伝達される動力を変速する。
なお、トラクタ1は、PTOクラッチ74の接続時における油圧(作動油)の昇圧の度合いを変更(調節)する感度調節ダイヤルを備え、感度調節ダイヤルを作業の種類に応じて操縦者が手動で切り替えるように構成されてもよい。これにより、PTOクラッチの接続を、クラッチ接続感度が良好となるなど、適切に行うことができる。
また、図3Aおよび図3Bに示すように、動力伝達装置7は、前輪駆動軸76と、後輪側伝達軸77と、四輪駆動クラッチ78と、四輪駆動入力軸79とを備える。
前輪駆動軸76は、ミッションケース6内の下部に配置され、ミッションケース6内において前後方向に延びている。前輪駆動軸76は、エンジンEからの回転動力を前輪4(図1および図2参照)へ伝達して前輪4を駆動する。
後輪側伝達軸77は、後輪5(図1および図2参照)を駆動する後輪駆動軸752から回転動力が分岐伝達される。四輪駆動クラッチ78は、後輪側伝達軸77から四輪駆動入力軸79に伝達される回転動力を、前輪駆動軸76へ向けた回転動力の「入(接続)」および「切(接続解除)」を切り替える。四輪駆動クラッチ78は、油圧によって作動する多板の摩擦クラッチ、すなわち、油圧式クラッチである。
また、四輪駆動クラッチ78は、後輪駆動軸752から回転動力を前輪4へ伝達するか否かを切り替えるとともに、前輪4へ回転動力を伝達しない状態に切り替えることにより、四輪駆動(4WD)および二輪駆動(2WD)を切り替える。
具体的には、四輪駆動クラッチ78が接続されると、入力ギヤ782から入力された回転動力が四輪駆動クラッチ78を介して、出力ギヤ781に伝達し、ギヤ761から回転動力が前輪駆動軸76へ伝達される。これにより、トラクタ1は、前輪4および後輪5の両方を駆動輪とする四輪駆動(4WD)状態となる。
なお、前輪増速ギヤをさらに備え、四輪駆動クラッチ78が、たとえば、前輪増速ギヤ側へ接続されると、四輪駆動クラッチ78を介して出力ギヤ781から、たとえば、第1増速ギヤ、第2増速ギヤなどを介して増速された回転動力が前輪駆動軸76へ伝達され、前輪倍速の四輪駆動(4WD)となる構成としてもよい。
四輪駆動クラッチ78が中立状態となると、前輪4には回転動力が伝達されないため、トラクタ1は、後輪5のみを駆動輪とする二輪駆動(2WD)状態となる。
ここで、四輪駆動クラッチ78は、前輪駆動軸76よりも大径である。たとえば、四輪駆動クラッチ78が前輪駆動軸76上に同軸で設けられる場合、ミッションケース6内の下部において前輪駆動軸76よりも大径な四輪駆動クラッチ78を収容するスペースを確保する必要があり、ミッションケース6の小型化を妨げてしまう。このため、本実施形態では、ミッションケース6の小型化を図れるよう、四輪駆動クラッチ78を前輪駆動軸76上に設けない構成である。
具体的には、四輪駆動クラッチ78は、前輪駆動軸76に対して別軸で設けられ、ミッションケース6内において前輪駆動軸76よりも上方に配置される。四輪駆動入力軸79は、後輪側伝達軸77からの回転動力を、ギヤ791から四輪駆動クラッチ78へ伝達する。なお、四輪駆動クラッチ78は、前輪駆動軸76に対して上下方向の他、左右方向にもずれて配置、すなわち、前輪駆動軸76の斜め上方に配置されることが好ましい。
また、四輪駆動入力軸79は、前輪駆動軸76における動力伝達上流側となる端部762に対して動力伝達下流側の端部792を対向させつつ、前輪駆動軸76と同軸で設けられる。前輪駆動軸76の端部762における端面に形成された円形の凹部762aに、四輪駆動入力軸79の端部792における端面に設けられた円柱状の凸部792aが嵌入される。この場合、前輪駆動軸76の端部762における凹部762aに、四輪駆動入力軸79の端部792における凸部792aが、凹部762aの内壁との間に隙間を有するように遊嵌される。
なお、ミッションケース6は、四輪駆動クラッチ78に内壁を近接させている。また、ミッションケース6の内壁にはボスが設けられる。ボスには、四輪駆動クラッチ78を駆動するギヤの回転を、たとえば、ギヤの凹凸を非接触で検出するような回転センサが取り付けられる。このように構成することで、副変速機構75よりも後段、すなわち、動力伝達下流側の回転軸で回転数を検知することになるため、副変速機構75の位置に関わらず、車速検知が可能となる。
この場合、回転センサは、四輪駆動クラッチ78の外周面に形成された溝に設けられることが好ましい。このように、ミッションケース6の内壁に近い位置に回転センサを設けることで、回転センサの取り付けが容易となる。
上記した実施形態に係る作業車両1によれば、前輪駆動軸76よりも大径となる四輪駆動クラッチ78を、前輪駆動軸76上に同軸で設けず、ミッションケース6内において前輪駆動軸76よりも上方に配置することで、ミッションケース6の地上高hを高くすることができ、かつ、ミッションケース6を小型化してコンパクトに構成することができる。
ミッションケース6の地上高hを高くすることができるため、ミッションケース6の下方に芝刈り機などのミッドモアMを設けた場合、ミッドモアMを上昇させるためのスペースを確保することができる。
また、四輪駆動クラッチ78の入力ギヤ782と出力ギヤ781は、四輪駆動クラッチ78の前後を挟むように設けられる。四輪駆動入力軸79のギヤ791は、前後位置関係において、入力ギヤ782と同位置に設けられると共に、前輪駆動軸76のギヤ761は前後位置関係において、出力ギヤ781と同位置に設けられる。
四輪駆動入力軸79のギヤ791と前輪駆動軸76のギヤ761の間で、前輪駆動軸76に対して四輪駆動入力軸79を遊嵌させることで、動力伝達装置7の組み立て時における前輪駆動軸76、四輪駆動入力軸79および四輪駆動クラッチ78の位置合わせを、新たなベアリングを用いることなく、コンパクト、かつ、容易に行うことができる。
これにより、前輪駆動軸76よりも大径な四輪駆動クラッチ78を、ギヤ791とギヤ761の間に入り込ませて前輪駆動軸76および四輪駆動入力軸79に近接させて配置することができる。なお、前輪駆動軸76に対して四輪駆動入力軸79を遊嵌させても、四輪駆動クラッチ78の「入(接続)」および「切(接続解除)」に関わらず、走行中の前輪駆動軸76と四輪駆動入力軸79とは回転数に大きな差が生じないため、摩擦の影響が少ない。
ここで、四輪駆動クラッチ78は、比較的回転数が高いため、四輪駆動クラッチ78がミッションケース6内の油中で高速回転することで、馬力損失が大きいことがある。このため、実施形態に係る作業車両1においては、四輪駆動入力軸79が、前輪駆動軸76よりも低いギヤ比に設定される。これにより、四輪駆動クラッチ78の回転速度を抑えることができ、馬力損失を低減することができる。
この場合、四輪駆動クラッチ78に接続され、四輪駆動クラッチ78を駆動するギヤの回転を、たとえば、ギヤの凹凸を非接触で検出するような回転センサで検知する。そして、ミッションケース6の内壁に近い位置に回転センサを設けることで、回転センサの取り付けが容易となる。
なお、四輪駆動入力軸79が、前輪駆動軸76よりも高いギヤ比に設定されてもよい。四輪駆動入力軸79側を増速させることで、四輪駆動入力軸79のトルクが下がり、容量の少ないコンパクトなクラッチを四輪駆動クラッチ78として使用することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 作業車両(トラクタ)
2 機体フレーム
3 ボンネット
4 前輪
5 後輪
6 ミッションケース
7 動力伝達装置
70 入力軸
71 メインクラッチ
72 静油圧無段変速装置
731 主変速出力軸
74 PTOクラッチ
742 PTO駆動軸
75 副変速機構
751 副変速機構入力部
752 後輪駆動軸
76 前輪駆動軸
761 ギヤ
762 端部
762a 凹部
77 後輪側伝達軸
78 四輪駆動クラッチ
781 出力ギヤ
782 入力ギヤ
79 四輪駆動入力軸
791 ギヤ
792 端部
792a 凸部
8 操縦席
9 ステアリングホイール
E エンジン
G 地面
h 地上高
M ミッドモア

Claims (2)

  1. 機体フレームにそれぞれ設けられる左右一対の前輪および左右一対の後輪と、
    前記機体フレームの下方に配置されるミッションケースと、
    前記ミッションケースに収容され、エンジンの駆動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と
    を備え、
    前記動力伝達装置は、
    前記ミッションケース内の下部に配置され、前記駆動力を前記前輪へ伝達する前輪駆動軸と、
    前記ミッションケース内において前記前輪駆動軸よりも上方に配置され、前記駆動力を前記後輪へ伝達して前記後輪のみが前記駆動輪となる二輪駆動状態および、前記前輪駆動軸を介して前記駆動力を前記前輪および前記後輪へ伝達して前記前輪および前記後輪の両方が前記駆動輪となる四輪駆動状態を切り替える四輪駆動クラッチと
    を備えることを特徴とする作業車両。
  2. 前記動力伝達装置は、
    前記後輪を駆動する後輪駆動軸と、
    前記後輪駆動軸から伝達される前記駆動力を前記四輪駆動クラッチへ伝達する四輪駆動入力軸と
    を備え、
    前記四輪駆動入力軸は、
    前記前輪駆動軸と同軸で設けられ、前記前輪駆動軸の動力伝達上流側の端部に対して動力伝達下流側の端部が遊嵌されることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
JP2018222695A 2018-11-28 2018-11-28 作業車両 Active JP6904323B2 (ja)

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