JPH0966750A - 四輪駆動型作業車 - Google Patents

四輪駆動型作業車

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JPH0966750A
JPH0966750A JP22386995A JP22386995A JPH0966750A JP H0966750 A JPH0966750 A JP H0966750A JP 22386995 A JP22386995 A JP 22386995A JP 22386995 A JP22386995 A JP 22386995A JP H0966750 A JPH0966750 A JP H0966750A
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JP
Japan
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transmission
hydraulic block
power
continuously variable
transmitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP22386995A
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English (en)
Inventor
Hironori Dobashi
弘典 土橋
Yoshikazu Togoshi
義和 戸越
Osami Fujiwara
修身 藤原
Teruo Shimamura
輝郎 島村
Akio Matsui
昭男 松井
Hideya Umemoto
英哉 梅本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Priority to US08/625,060 priority patent/US5823285A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行用の静油圧式無段変速装置を備えた四輪
駆動型作業車において、前輪又は後輪への伝動機構の支
持構造を簡素に構成する。 【解決手段】 ミッションケース5の一側部に油圧ブロ
ック9を連結し、油圧ブロック9の外側面に静油圧式無
段変速装置6を連結して、エンジンからの動力を静油圧
式無段変速装置6を介して、ミッションケース5内の伝
動系に伝達するように構成する。油圧ブロック9の外側
面において静油圧式無段変速装置6とは別の部分に伝動
機構8を連結して、ミッションケース5内の伝動系から
分岐した動力を、油圧ブロック9を貫通する伝動軸17
から伝動機構8に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用として静油
圧式無段変速装置を備えた四輪駆動型作業車において、
前輪及び後輪への伝動系の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】走行用の静油圧式無段変速装置を備えた
四輪駆動型作業車において、次のような構成を備えたも
のがある。ミッションケースの一側部に油圧ブロックを
連結し、油圧ブロックにおけるミッションケースとは反
対側の外側面に静油圧式無段変速装置を連結する。これ
によってエンジンからの動力が、静油圧式無段変速装置
からミッションケース内の伝動系を介して、前輪又は後
輪の一方に伝達され、ミッションケース内の伝動系から
分岐した動力が、前輪又は後輪の他方に伝達される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような四輪駆動
型作業車において、ミッションケース内の伝動系から分
岐した動力を前輪又は後輪の他方に伝達する場合、この
動力の伝動系用として伝動機構(ワンウェイクラッチや
変速装置等)を備えることがある。本発明は走行用の静
油圧式無段変速装置を備えた四輪駆動型作業車におい
て、前述の伝動機構の配置及び支持構造を簡素に構成す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】走行用として静油圧式無
段変速装置を装備した場合、静油圧式無段変速装置にお
ける入力側の油圧ポンプと出力側の油圧モータとを接続
する油路を内装した油圧ブロックを備える場合が多くあ
る。これにより請求項1の特徴によると、既存の構造と
言って良い静油圧式無段変速装置の油圧ブロックに伝動
機構が支持されて、ミッションケース内の伝動系から分
岐した動力が、油圧ブロックを貫通する伝動軸から伝動
機構を介して伝達されることになる。従って、請求項1
の特徴によると、伝動機構を支持する為の専用の開口部
や、連結座等をミッションケースに新たに設ける必要が
ない。
【0005】静油圧式無段変速装置は一般に振動が比較
的大きいものである。そこで、請求項1の特徴のように
静油圧式無段変速装置が直接に連結される油圧ブロック
に比較的重量のある伝動機構を連結してやると、静油圧
式無段変速装置及び油圧ブロックの全体の重量及び体積
が増すので、ブック効果により静油圧式無段変速装置の
振動が抑えられる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右一対の前
輪1(操向操作不可)、及び左右一対の後輪2(操向操
作可)で支持された機体の前部に、リフトアーム36を
介してモーア3を昇降操作自在に支持して、四輪駆動型
作業車の一例である乗用型芝刈機を構成している。図2
及び図1に示すように機体の後部にエンジン4が配置さ
れ、機体の前部に前輪1を支持するミッションケース5
が配置されて、ミッションケース5の機体後側の部分に
静油圧式無段変速装置6が連結されている。これによっ
て、エンジン4からの動力が伝動軸7を介して静油圧式
無段変速装置6に伝達され、静油圧式無段変速装置6及
びミッションケース5内で変速操作されて前輪1に伝達
される。前輪1の直前から分岐した動力が、デュアルワ
ンウェイクラッチ8(伝動機構に相当)から伝動軸18
を介して、後輪2に伝達される。
【0007】次にミッションケース5付近の構造につい
て説明する。図3及び図4に示すようにミッションケー
ス5の機体後側の部分に、静油圧式無段変速装置6の油
圧ブロック9が連結されており、油圧ブロック9の機体
後側の面に、静油圧式無段変速装置6及び後輪2への伝
動ケース10が連結されている。エンジン4からの動力
は伝動軸7(図2参照)を介して、静油圧式無段変速装
置6の入力軸11に伝達され、静油圧式無段変速装置6
からの動力が、油圧ブロック9を貫通する出力軸12、
副変速装置13及びピニオン軸14を介して、前輪1の
デフ機構15に伝達される。
【0008】ピニオン軸14の動力が、伝動ギヤ16
(後述するPTO軸24に相対回転自在に外嵌)及び伝
動軸17を介して、伝動ケース10内のデュアルワンウ
ェイクラッチ8に伝達され、デュアルワンウェイクラッ
チ8の出力軸26から、図2に示す伝動軸18を介して
後輪2に伝達される。副変速装置13はギヤ変速型式で
あり、ピニオン軸14にスプライン構造にてスライド操
作自在に外嵌されたシフトギヤ19をスライド操作し
て、高速ギヤ20又は低速ギヤ21に咬合させることに
より、高低2段に変速操作可能である。静油圧式無段変
速装置6の入力軸11の動力が、伝動ギヤ22及びPT
Oクラッチ23を介してPTO軸24に伝達されてお
り、PTO軸24を介して動力が図1に示すモーア3に
伝達される。
【0009】図4に示すように油圧ブロック9は、静油
圧式無段変速装置6における入力側の油圧ポンプ(図示
せず)と出力側の油圧モータ(図示せず)とを接続する
油路(図示せず)が内装されており、静油圧式無段変速
装置6内とミッションケース5内とを遮断している。図
5に示すように油圧ブロック9の下部が下方に延長され
ており、この延長部分に伝動ケース10が連結され、P
TO軸24の端部がベアリング支持されている。この場
合に、油圧ブロック9に形成された開孔9aを介して、
伝動ケース10内とミッションケース5内とが連通し
て、潤滑油が互いに行き来するように構成されており、
油圧ブロック9の島部9bに伝動軸17が貫通して支持
されている。そして、PTOクラッチ23を伝動及び伝
動遮断操作する切換弁25が、伝動ケース10に備えら
れている。
【0010】次に、デュアルワンウェイクラッチ8につ
いて説明する。図5に示すように、ミッションケース5
側の伝動軸17とデュアルワンウェイクラッチ8の出力
軸26とが相対回転自在に同芯状に支持されており、大
きな凸部を備えたドライブカム27、及びケース28
(出力軸26に対して相対回転自在)が、伝動軸17に
固定されている。大きな凸部及び小さな凸部を互いに背
中合わせで備えたセンターカム29が、ドライブカム2
7に所定の角度範囲内で相対回転自在に外嵌されてい
る。ケース28内において、小さな凸部を備えたドリブ
ンカム32が出力軸26に固定されている。
【0011】ケース28の外側にリング部材30が相対
回転自在に外嵌されており、伝動ケース10の内面に形
成された凸部10aにリング部材30が係合して、リン
グ部材30が回り止めされている。センターカム29か
らケース28の外側に延出されたアーム29aにリング
状のブレーキシュー31が固定され、ブレーキシュー3
1がリング部材30に接触して、センターカム29に軽
い制動が掛けられており、センターカム29をドライブ
カム27側に付勢するバネ33が備えられている。
【0012】以上の構造により直進時(前進及び後進
時)においては、伝動軸17の動力によりドライブカム
27が正転又は逆転駆動されると、ドライブカム27及
びセンターカム29の大きな凸部の作用により、センタ
ーカム29が正転又は逆転駆動されながら紙面左方に押
し出されてドリブンカム32に咬合する。これにより、
正転又は逆転の動力がドリブンカム32から後輪2に伝
達される。
【0013】次に、機体の旋回時に旋回半径の差によっ
て、地面から後輪2が前輪1よりも高速で正転又は逆転
駆動されようとすると、ドリブンカム32及びセンター
カム29の小さな凸部の作用により、センターカム29
が紙面右方に押し戻されてドリブンカム32から離れ
る。これにより、後輪2への正転又は逆転の動力が遮断
される。
【0014】図5に示すように、操作ロッド34がドラ
イブカム27に一体回転及び伝動軸17に沿ってスライ
ド自在に支持されており、操作ロッド34をスライド操
作する操作フォーク35が備えられている。これによ
り、操作フォーク35によって操作ロッド34を紙面左
方に押し操作して、操作ロッド34によりセンターカム
29をドリブンカム32に強制的に咬合させてやると、
機体の直進時及び旋回時に関係なく後輪2に動力が常時
伝達される。
【0015】図6に示すように機体の運転部において、
操縦ハンドル37の右横側に静油圧式無段変速装置6の
変速ペダル38、ブレーキペダル39、ブレーキペダル
39を踏み込み位置(制動位置)で保持及び解除自在な
ロックペダル40が備えられている。操縦席41の右横
側において、リフトアーム36(図1参照)の昇降レバ
ー42、副変速装置13(図4参照)の副変速レバー4
3、切換弁25を切換操作してPTOクラッチ23の伝
動及び伝動遮断操作を行うPTOレバー44が備えられ
ており、図5に示す操作フォーク35を操作して操作ロ
ッド34によりデュアルワンウェイクラッチ8を後輪2
に動力が常時伝達される状態に切換操作するロックレバ
ー45が、操縦席41の左横側に備えられている。
【0016】〔発明の実施の別形態〕図1に示すような
乗用型芝刈機以外の四輪駆動型作業車に本発明を適用し
た場合には、機体の前部にエンジン4を配置し、機体の
後部に後輪2を支持するミッションケース5を配置し
て、ミッションケース5の機体前側の部分に静油圧式無
段変速装置6を連結するように構成してもよい。前述の
ように機体の後部にミッションケース5を配置した場
合、デュアルワンウェイクラッチ8に代えて、前輪変速
装置(図示せず)(前輪1と後輪2が同じ速度で駆動さ
れる標準状態、及び前輪1が後輪2よりも高速で駆動さ
れる増速状態に切換操作自在)を、伝動機構として伝動
ケース10内に備えてもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1の特徴によると走行用の静油圧
式無段変速装置を備えた四輪駆動型作業車において、前
輪又は後輪への伝動機構を既存の油圧ブロックに連結す
ることにより、伝動機構を支持する為の専用の開口部や
連結座等をミッションケースに新たに設ける必要がなく
なるので、構造の簡素化及び生産コストの低減の面で有
利なものとなる。そして、静油圧式無段変速装置の振動
も抑えられるので、四輪駆動型作業車の乗り心地も良い
ものとなる。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型芝刈機の全体側面図
【図2】乗用型芝刈機の伝動系を示す側面図
【図3】ミッションケースの伝動系の概略を示す側面図
【図4】ミッションケースの縦断側面図
【図5】デュアルワンウェイクラッチ付近の縦断側面図
【図6】運転部付近の平面図
【符号の説明】 1 前輪 2 後輪 4 エンジン 5 ミッションケース 6 静油圧式無段変速装置 8 伝動機構 9 油圧ブロック 12 静油圧式無段変速装置の出力軸 17 伝動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島村 輝郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 松井 昭男 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 梅本 英哉 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用のミッションケース(5)の一側
    部に、油路を内装する油圧ブロック(9)を連結し、前
    記油圧ブロック(9)における前記ミッションケース
    (5)とは反対側の外側面に、静油圧式無段変速装置
    (6)を連結して、 エンジン(4)からの動力を前記静油圧式無段変速装置
    (6)に伝達し、前記油圧ブロック(9)を貫通する前
    記静油圧式無段変速装置(6)の出力軸(12)からミ
    ッションケース(5)内の伝動系を介して、エンジン
    (4)からの動力を前輪(1)又は後輪(2)の一方に
    伝達するように構成すると共に、 前記油圧ブロック(9)の外側面において、前記静油圧
    式無段変速装置(6)とは別の部分に伝動機構(8)を
    連結して、前記ミッションケース(5)内の伝動系から
    分岐した動力を、前記油圧ブロック(9)を貫通する伝
    動軸(17)から前記伝動機構(8)を介して、前輪
    (1)又は後輪(2)の他方に伝達するように構成して
    ある四輪駆動型作業車。
JP22386995A 1995-04-06 1995-08-31 四輪駆動型作業車 Pending JPH0966750A (ja)

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US08/625,060 US5823285A (en) 1995-04-06 1996-03-29 Four wheel drive working vehicle

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