JP3833092B2 - 草刈り機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、側面視において後輪の後部にエンジンを配置してある草刈り機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の草刈り機では、装着するモーアの能力に応じた性能(大きさ)のエンジンを搭載することがある。
そのような場合、従来では、最も大きなエンジンの搭載を予定して機体フレームを構成したり、或いは、搭載するエンジンの大きさに応じた機体フレームを用意したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によるときは、次のような欠点があった。
前者従来の技術によるときは、小さなエンジンを搭載したとき、機体フレームが過剰に後方に突出するから、小回り旋回時にその突出する機体フレームが他物に当たるおそれがあり、旋回性能が悪い。
他方、後者従来の技術によるときは、エンジンの大きさ応じた機体フレームとするから、機体フレームの種類が多くなってコストアップを招来していた。
【0004】
本発明の目的は、上記従来の欠点を解消する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明による草刈り機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0006】
〔特徴〕
側面視において後輪の後部にエンジンを配置してある草刈り機であって、左右一対の機体フレームの後部に、搭載するエンジンの大きさに応じて平面視略コ字状の補助フレームの前向きフレーム部分を連結し、前記エンジンを、機体フレーム側の左右箇所と補助フレーム側の左右箇所とにわたって搭載してある点にある。
【0007】
〔作用〕
左右一対の機体フレームの後部に、搭載するエンジンの大きさに応じて平面視略コ字状の補助フレームの前向きフレーム部分を連結して、連結した機体フレーム側の左右箇所と補助フレーム側の左右箇所とにわたってエンジンを搭載するようにしてあるから、エンジンの大きさに応じて補助フレームの機体フレームへの取付位置を前後に調整したり、エンジンの大きさに応じた大きさの補助フレームを用意することにより、補助フレームを不当に後方に突出させることなく、各種大きさのエンジンを搭載することができる。
【0008】
〔効果〕
従って、補助フレームの前後位置を調整することや補助フレームを交換することといった比較的安価な手段で旋回性能を低下させることなく各種大きさのエンジンを搭載することができるようになった。
【0009】
請求項2に係る本発明による草刈り機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0010】
〔特徴〕
上記請求項1に係る本発明による草刈り機において、前記補助フレームが、エンジンの後部に位置するフライホイールのプロテクターを兼用する状態に構成されたものである点にある。
【0011】
〔作用〕
補助フレームがエンジンの後方に位置することに着目して、補助フレームをエンジン後部に位置するフライホイールのプロテクターに兼用させてあるから、特別なプロテクターを要することなくフライホイールを保護することができる。
【0012】
〔効果〕
従って、フライホイール保護を構造簡単・安価に行えるようになった。
【0013】
請求項3に係る本発明による草刈り機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0014】
〔特徴〕
上記請求項1や2に係る本発明による草刈り機において、前記エンジンに連結して支持する支持フレームの前部及び後部に、機体フレームへの搭載用の前部ブラケットと補助フレームへの搭載用の後部ブラケットとをそれぞれ連設してある点にある。
【0015】
〔作用〕
エンジンを支持する支持フレームを前部ブラケットと後部ブラケットとを介して機体フレームと補助フレームとにわたって架設してあるから、支持フレームが機体フレームと補助フレームとの連結を補強する補強フレームとして作用する。
【0016】
〔効果〕
従って、特別な補強部材を設けることなく、補助フレームを機体フレームに強固に連結させて補助フレームによるエンジン支持を確実・強力に行えるようになった。
【0017】
【発明の実施の形態】
草刈り機は、図1、図2に示すように、キャスター車輪利用の左右一対の前輪1と左右一対の駆動後輪2とを備えた機体フレーム3に、前記駆動後輪2の上方箇所のやや前方に配置する状態で運転座席4を支持させるとともに、側面視において前記前輪1と駆動後輪2との間に配置する状態でモーア5を前リンク6と後リンク7とを介して昇降自在に支持させ、かつ、側面視において前記運転座席4の後方に配置する状態でエンジン8を搭載支持させ、圧油供給に伴い前記モーア5を上昇させるとともに排油に伴いモーア5を自重で下降させる油圧シリンダ利用のリフトシリンダ9を設けて構成されている。
【0018】
前記前輪1は、車輪支持フレーム10を介して機体フレーム3に支持されており、車輪支持フレーム10は、機体の左右中心に位置する前後向き軸芯P周りにローリング自在に機体フレーム3に枢支連結されており、左右の前輪1はこの車輪支持フレーム10の左右両端に装着されている。
【0019】
前記左右の駆動後輪2は、それぞれ後車軸ケース21を介して機体フレーム3に支持されており、後車軸ケース21の近傍には、図3に示すように、前後進切り換え自在でその変速動力を対応する後車軸ケース21それぞれに出力する、つまり、駆動後輪2を独立して駆動する左右一対の静油圧式の無段変速装置22が配置されている。つまり、この草刈り機では、左右の無段変速装置22を同じ変速状態にすることにより、前進、後進の直進走行を行い、左右の無段変速装置22を異なる変速状態にすることにより、低速側の駆動後輪2を旋回内側とする旋回を行い、一方の無段変速装置22を前進状態にかつ他方の無段変速装置22を後進状態にすることにより、左右の駆動後輪2間の中央を旋回中心とする旋回を行うようになっている。23は、前記無段変速装置22を格別に操作するための操向レバーであって、前方に操作されることにより無段変速装置22を前進増側作動させ、後方に操作されることにより無段変速装置22を後進増側作動させるものである。また、後車軸ケース21のそれぞれには、駐車ブレーキBが設けられている。
【0020】
前記左右の無段変速装置22の間には、前記エンジン8の動力を左右の無段変速装置22に振り分け伝達するカウンター軸24と前記モーア5への動力伝達を断続する作業クラッチ25とを内装したミッションケース26が配置されている。
【0021】
前記モーア5は、3枚のブレードを左右方向に並置した構造のものであって、前記ミッションケース26からユニバーサルジョイント付きの伝動軸33を介して動力が伝達されるようになっている。
【0022】
前記エンジン8を搭載する手段は、図4〜図6に示すように、前記機体フレーム3の後部に補助フレーム34を連結し、この補助フレーム34と機体フレーム3とにわたってエンジン8を搭載する手段である。詳述すると、エンジン8に連結してエンジン8を支持する左右一対の前後向き姿勢の支持フレーム35を設け、この支持フレーム35の前部に、機体フレーム3に形成の取付座36にゴムなどの防振体37を介して搭載支持される左右一対の前部ブラケット38を連設する一方、前記支持フレーム35の後部に、補助フレーム34に形成の取付座39にゴムなどの防振体40を介して搭載支持される左右一対の後部ブラケット41を連設してある。
【0023】
前記エンジン8は、フライホイール42を後部に位置させる状態で搭載されており、前記補助フレーム34は、フライホイール42の下側を覆う下側保護部42aと、フライホイール42の左右両側を覆う両側保護部42bと、フライホイール42の後ろ側を覆う後ろ側保護部42cとを備えている。つまり、補助フレーム34は、フライホイール42のプロテクターを兼用する状態に構成されている。また、前記後ろ側保護部42cには、フライホイール42に形成の動力取り出し部に後部動力取り出し軸43を連動連結させるように後部動力取り出し軸43を挿通させる動力取り出し孔44が形成されている。この動力取り出し孔44は、通常、蓋45で閉塞されている。
【0024】
図7に示すように、前記エンジン8を内装する開閉自在なボンネット46内のうちエンジン8の前方部には、エンジン冷却用のラジエータ47が配置され、このラジエータ47の前部には、冷却ファン48による吸い込み空気から除塵する防塵器49が配置されている。
【0025】
前記防塵器49は、前記ボンネット46が閉塞姿勢の揺動したときその揺動遊端部(前端部)を受ける正面視形状門型のピラー50と、この前部に一体連設した立体構造の防塵網51と、前記ピラー50に連設してラジエータ47の外周とピラー50の内周との隙間を閉塞する防塵プレート52とを備えている。なお、前記ボンネット46の後端は、図1に示すように、補助フレーム34の後端よりも設定距離前方に配置されている。また、防塵網51は、風速を下げるために十分な防塵面積を備えるように構成されている。53は、目の細かい平板状の内部防塵網である。
【0026】
上記の構成によれば、搭載するエンジン8の大きさに応じて補助フレーム34の機体フレーム3に対する前後位置を調整したり、搭載するエンジン8の大きさに応じた大きさの補助フレーム34を機体フレーム3に連結することにより、エンジン8の大きさにかかわらず、補助フレーム34のエンジン8から後方への突出量を可及的に少なくしながらも、エンジン8を搭載することができるのである。
【0027】
〔別実施形態〕
上記実施の形態において、図8に示すように、機体フレーム3を、エンジン8やラジエータ47などのエンジン関係を搭載支持する前フレーム部3Fと後フレーム部3Rとに分けて実施する。この場合、前フレーム部3Fと後フレーム部3Rとは、ミッションケース26と一体の状態で連結する。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】背面図
【図3】伝動系統図
【図4】エンジン搭載部のフレームの縦断側面図
【図5】エンジン搭載部のフレームの横断平面図
【図6】エンジン搭載部のフレームの縦断背面図
【図7】防塵器の縦断側面図
【図8】別実施形態を示すフレームの縦断側面図
【符号の説明】
2 後輪
8 エンジン
3 機体フレーム
34 補助フレーム
42 フライホイール
35 支持フレーム
38 前部ブラケット
41 後部ブラケット
Claims (3)
- 側面視において後輪の後部にエンジンを配置してある草刈り機であって、左右一対の機体フレームの後部に、搭載するエンジンの大きさに応じて平面視略コ字状の補助フレームの前向きフレーム部分を連結し、前記エンジンを、機体フレーム側の左右箇所と補助フレーム側の左右箇所とにわたって搭載してある草刈り機。
- 前記補助フレームが、エンジンの後部に位置するフライホイールのプロテクターを兼用する状態に構成されたものである請求項1記載の草刈り機。
- 前記エンジンに連結して支持する支持フレームの前部及び後部に、機体フレームへの搭載用の前部ブラケットと補助フレームへの搭載用の後部ブラケットとをそれぞれ連設してある請求項1又は2記載の草刈り機。
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