JP2961365B1 - 吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具 - Google Patents

吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具

Info

Publication number
JP2961365B1
JP2961365B1 JP10185630A JP18563098A JP2961365B1 JP 2961365 B1 JP2961365 B1 JP 2961365B1 JP 10185630 A JP10185630 A JP 10185630A JP 18563098 A JP18563098 A JP 18563098A JP 2961365 B1 JP2961365 B1 JP 2961365B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
vertical
fixed
compression
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10185630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000002367A (ja
Inventor
達也 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
Original Assignee
PURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK filed Critical PURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
Priority to JP10185630A priority Critical patent/JP2961365B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2961365B1 publication Critical patent/JP2961365B1/ja
Publication of JP2000002367A publication Critical patent/JP2000002367A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/16Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
    • F16L3/20Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe allowing movement in transverse direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 簡易なB種耐震支持方式でありながらA種耐
震支持方式と同様の強度を保つようにした吊り下げ式支
持装置を提供すること。 【解決手段】 上端部が水平材11下面に当接可能で、
吊り材支持具20の下部及び前記垂直吊り材12を収容
し、圧縮力抵抗体90の上端部が収容固定される上部取
付具100と、前記垂直吊り材12を収容し、上端部が
前記上部取付具100に収容固定され、軸方向圧縮力に
よって上方の前記上部取付具100と下方の横架材13
との間で受け止められる一側面が開口した圧縮力抵抗体
90と、前記圧縮力抵抗体90の開口面に固定されて、
前記圧縮力抵抗体90内の垂直吊り材12に係合腕部が
係合して垂直吊り材12に前記圧縮力抵抗体を固定する
外れ防止具120とを備えて、垂直吊り材12が外れな
いようにし、地震力によって垂直吊り材12に引張力を
超える軸方向の圧縮力が作用した際には、圧縮力抵抗体
90の上下両端が垂直吊り材の上下の横架材13と上部
取付具100間に接触して圧縮力に抵抗する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吊り下げ式支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】建築設備は、
地震時に大きな被害をもたらさないために耐震措置をす
る必要があり、一般的には、日本建築センター発行の
「建築設備耐震設計・施工指針」に基づいた耐震措置が
行なわれている。
【0003】電気設備、空調・衛生設備等のケーブル、
パイプ等を天井に沿って吊り下げ式に横方向に配線・配
管するいわゆる横引配管等は、地震力による垂直吊り下
げ材の変形を抑制すべく、耐震措置を行なう必要があ
る。
【0004】即ち、横引配管等では、図20、21に示
すように、天井1(あるいは水平材)から左右2本の垂
直吊り材2、2で横架材3を吊り下げ支持し、このよう
に天井1などから吊り下げ支持された複数の横架材3、
3、…上にラック(あるいはダクト)4を固定し、この
ラック4に沿って、ラック4の両側板4a、4a間に水
平に取付けた子桁4bの上にケーブルあるいはパイプ
(以下長尺物という)5を配線・配管しているが、地震
等による横揺れ(図21において紙面に垂直な方向の揺
れ)を防ぐために、図20に示すように左右垂直吊り材
2、2の外側で斜め吊り材6、6によって天井1と横架
材3とを斜め方向に連結させている。
【0005】各垂直吊り材2には、図22に示すように
横架材3、ラック4、長尺物5などの総重量Wによって
軸方向下方への引張力Pが作用している。
【0006】このような吊り下げ支持構造では、地震力
Fが図22に示すように水平方向に例えば左方から作用
すると、左方の斜め吊り材6には軸方向(斜め下方向)
の引張力が作用するが、左方の垂直吊り材2には軸方向
(垂直上方向)の圧縮力が作用する。
【0007】斜め吊り材6に作用する軸方向引張力をT
とすると T=F×(H2 /L) 垂直吊り材2に作用する軸方向圧縮力をCとすると C=F×(H1 /L) となる。(ただし垂直吊り材2の長さをH1 、斜め吊り
材6の長さをH2 、垂直吊り材2の上端固定点と斜め吊
り材6の上端固定点間の距離をLとする。)
【0008】このため、垂直吊り材2へのこの上方への
軸方向圧縮力Cが、垂直吊り材2へのラック4、長尺物
5等の総重量Wによって作用する前記引張力Pを上回る
と、垂直吊り材2は圧縮されて図23に示すように軸直
角方向に変形してしまう。
【0009】このような変形を防ぐために、前記「建築
設備耐震設計・施工指針」には、この横引配管等の耐震
支持の種類としてA種、B種の2種類が定められてい
る。A種耐震支持方式は力に充分耐えられるように強固
な材料を用いるもので、図24に示すように垂直吊り材
2として例えばL形鋼のような前記軸方向圧縮力に充分
に耐えられる強固な材料を用いるものである。
【0010】これに対して、B種耐震支持方式は地震力
によって垂直吊り材2へ作用する前記軸方向圧縮力Cを
前記したラック及び長尺物などの総重量による引張力P
で相殺させるようにして、この軸方向圧縮力が作用して
も垂直吊り材2が軸直角方向に変形しないようにした簡
易な構造のもので、図20、21に示すように垂直吊り
材2として斜め吊り材6と同様の径のあまり大きくない
通常の吊りボルトを用いる簡易な構造である。
【0011】このようにA種耐震支持は垂直吊り材2と
してL形鋼のような軸方向の圧縮力に充分耐えられるも
のを用いているので、B種耐震支持に比べて強度(変形
に対する抑制力)は大きいが、A種耐震支持はL形鋼を
垂直吊り材2として用いて上下端を固定するため、その
上下端の固定取付施工が大変で、施工に多大な時間がか
かり、コスト高となる。
【0012】これに対して、B種耐震支持は垂直吊り材
2へ作用する軸方向の圧縮力を垂直吊り材2へ作用する
引張力で相殺させようとする簡易な方式であるため、施
工も容易でコスト安となるが、より強い地震力で軸方向
の圧縮力が重力による引張力を超えると、図23に示す
ように垂直吊り下げ材2はこの圧縮に耐えられず軸直角
方向に変形してしまうという問題点がある。
【0013】しかしながら、B種耐震支持はこのように
強度は弱く変形しやすいけれども、施工が容易で短時間
で済みコスト安となるため、施工業者としてはA種耐震
支持の代わりにB種耐震支持による施工の要望が非常に
多い。
【0014】本発明は簡易なB種耐震支持方式でありな
がらA種耐震支持方式と同様の強度を保つようにした吊
り下げ式支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並び
に斜め支持具を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項1の吊り下げ支持装置は、水平材に固
定された複数の吊り材支持具と、前記各吊り材支持具に
垂直に吊下げられた垂直吊り材と、前記複数の垂直吊り
材に固定された横架材と、前記水平材に固定される斜め
支持具と、前記斜め支持具に上端が固定され、下端が垂
直吊り材下端あるいは横架材に固定された振れ止め用の
斜め吊り材と、上端部が前記水平材下面に当接可能で、
前記吊り材支持具の下部及び前記垂直吊り材を収容し、
圧縮力抵抗体の上端部が収容固定される上部取付具と、
前記垂直吊り材を収容し、上端部が前記上部取付具に収
容固定され、軸方向圧縮力によって上方の前記上部取付
具と下方の横架材との間で受け止められる一側面が開口
した圧縮力抵抗体と、前記圧縮力抵抗体の開口面に固定
されて、前記圧縮力抵抗体内の垂直吊り材に係合腕部が
係合して垂直吊り材に前記圧縮力抵抗体を固定する外れ
防止具とを備えている。
【0016】このように構成したため、地震力によって
垂直吊り材に引張力を超える軸方向の圧縮力が作用した
際には、圧縮力抵抗体の上下両端が垂直吊り材の上下の
横架材と上部取付具間に接触して圧縮力に抵抗するの
で、垂直吊り材がB種耐震支持用のものでも地震力で変
形することがなくなる。
【0017】しかも、この圧縮力抵抗体をチャンネル材
で構成すれば、B種耐震支持の施工の際に、垂直吊り材
をこの管状体内に通すだけでよいので、施工も簡単で、
コスト安も維持される。しかも、既設のB種耐震支持の
垂直吊り材に、後から上部取付具及びチャンネル材内に
垂直吊り材がはいるように挿入式に取付けることができ
る。
【0018】また、請求項2の上部取付具は、基板と該
基板の幅方向両端から垂直方向に突設された両側板とを
備え、前記基板内側上部に吊り材支持具の下部及び垂直
吊り材を収容し、前記基板内側下部に圧縮力抵抗体の上
端部を収容固定するようにしているので、圧縮力抵抗体
の上端部が吊り材支持具と連結される。
【0019】また、請求項3の上部取付具は、前記両側
板に前記圧縮力抵抗体の上端の上方への移動を規制する
ストッパを備えているので、圧縮力抵抗体の上端部がス
トッパに当接し、一層圧縮力抵抗体の固定が確実にな
り、また圧縮力による吊り材支持具の変形が防がれる。
【0020】また、請求項4の外れ防止具では、圧縮力
抵抗体の開口面に外側から固定され、該開口面から内部
に進入して前記圧縮力抵抗体の内部に収容された垂直吊
り材に係合するので、圧縮力抵抗体が垂直吊りボルトに
固定され、外れが防止される。
【0021】また、請求項5の斜め支持具では、上板と
側板と下板とから成り、前記下板の両端のネジ穴に螺着
したボルトの先端部で水平材を押圧することによって固
定される取付け体と、前記取付け体の下板の中央下面に
固定されたコ字状の取付け金具と、前記取付け金具に回
動自在に取付けられた連結金具とを備え、前記連結金具
に斜め吊り材の上端部を固定するようにしたので、斜め
下方へ任意の向きに支持でき、また長手方向の両端で固
定しているため、滑りが生じたりしない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態を示し
ている。この吊り下げ式支持装置は前記したB種耐震支
持方式に基づくものであって、水平方向に設置されたL
型鋼(あるいはT型鋼、H型鋼)から成る水平材11か
ら垂直な左右2本の垂直吊り材12、12によって、水
平な横架材13が吊り下げ支持され、さらに左右の垂直
吊り材12、12の外側において横揺れ防止のために、
水平材11から斜め方向の斜め吊り材14、14によっ
て吊り下げ支持されている。
【0023】即ち、この吊り下げ式支持装置は、横架材
13及び横架材13に固定される長尺物などの重量によ
って垂直吊り材12、12に作用する引張力で、横揺れ
方向の地震力Fによって作用する図22に示した軸方向
圧縮力を相殺することによって、地震時の軸直角方向の
変形を防ぐB種耐震支持に従ったもので、垂直吊り材1
2としては、例えば通常の径の細い吊りボルトが用いら
れている。
【0024】垂直吊り材12は吊りボルトから成り、水
平材11に固定される吊りボルト支持金具(吊り材支持
具)20にその上端部が固定されて、下方へ垂直に吊り
下げられている。
【0025】吊りボルト支持金具20は、水平材11に
固定するための上部金具30と、この上部金具30に連
結され、垂直吊り材(吊りボルト)12の上端部を固定
する下部金具43とで構成されている。
【0026】上部金具30は両側が開口した中空長方体
状であって、その左右の側板31、32にはコ字状の切
欠き33、34(図4参照)が設けられ、この切欠き3
3、34の下端には外方へ水平方向に折曲げられた受け
片35、36が設けられている。
【0027】上部金具30の上面板37にはこの切欠き
33、34側においてタップ加工によるネジ穴38が設
けられ、このネジ穴38には締付ボルト39が螺着され
ている。
【0028】従って、図4、5に示すように水平材11
を切欠き33、34内にいれて受け片35、36を水平
材11の下面に当てて上から締付ボルト39を水平材1
1の上面に締付けることによって、上部金具30は水平
材11に固定される。
【0029】側板31、32には、前記受け片35、3
6の下方において水平方向に連結ボルト40を挿通する
ための穴41、42(図4)が設けられている。下部金
具43は左右2つの側板44、45と下面板46とでほ
ぼU字状に構成されている。
【0030】下部金具43の側板44、45の上端に
は、前記連結ボルト40を水平方向に挿通するための穴
47、48(図4)が設けられている。このため上部金
具30の側板31、32の下端部に下部金具43の側板
44、45の上端部を外側から被せて穴41、42、4
7、48に連結ボルト40を挿通しナット49を螺着す
ることによって、上部金具30と下部金具43は回動自
在に連結されている。
【0031】下部金具43の下面板46には垂直吊り材
12を挿通するため切欠き51aが設けられ、側板4
4、45の下端にはナット50の回転を規制する切欠き
51bが切欠き51aに連続して設けられている。
【0032】ナット52を螺着した垂直吊り材12の上
端部12aを下部金具43の下面板46の切欠き50か
ら上方へ挿入し、下面板46の上方からナット53を螺
着して、垂直吊り材12の上端部12aを下部金具43
に仮止めする。
【0033】図6に示すように、横架材13は例えば一
面が開口し、この開口部の両側に折曲げ縁部13a、1
3bを有するチャンネル材から成る。横架材13に垂直
吊り材11の下端部12bを固定するには、図6、7に
示すように両側の直角に折曲げられた縁板部60a、6
0bを横架材13の側板13c、13dに被せるように
して横架材13の開口面側に座金60を当てがう。そし
て、ナット61を螺着し、ワッシャー62を嵌めた垂直
吊り材12の下端部12bを座金60の中央の穴60c
から横架材13内に挿入し、横架材13の内側にいれた
板ナット63のネジ穴63aに螺着する。そして、座金
60の上方からナット62を回転下降させて締付けるこ
とによって、座金60と板ナット63間に横架材13の
折曲げ縁部13a、13bを挟持させて固定する。
【0034】このようにして、図1に示すように横架材
13の両端に垂直吊り材12、12の各下端部12b、
12bをそれぞれ固定し、横架材13が水平になるよう
に、仮止めしていた垂直吊り材12、12の各上端部を
高さを位置決めして前記吊りボルト支持金具20の下部
金具43にボルト52、53で締付けて固定する。
【0035】斜め吊り材14は、図1に示すように、水
平材11に固定された斜め支持具70と、垂直吊り材1
2の下端部に取付けられたクリップ81間に取付けられ
る。
【0036】図8、9に示すように、斜め支持具70
は、上板71aと側板71bと下板71cから成る断面
コ字状の取付け体71を備えていて、下板71cの長手
方向の両端のネジ穴72a、72bにはボルト73a、
73bが螺着されていて、ボルト73a、73bをネジ
込んでその先端で水平材11を上板71aとの間に挟圧
することによって水平材11に固定される。
【0037】下板71cの下面中央には、コ字状の取付
け金具74の底板74cがボルト75によって固定され
ている。この取付け金具74の腕片74a、74bの各
穴とコ字状の連結金具76の腕片76a、76bの各穴
とを一致させてボルト77を挿通し、ボルト77の先端
にナット78を螺着することによって、取付け金具74
に連結金具76が回動自在に取付けられている。
【0038】この連結金具76の底板76cの穴79に
斜め吊り材14の上端部が挿入され、斜め吊り材14に
螺着された2つのナット80a、80bで底板76cを
締付けることによって斜め吊り材14の上端部が固定さ
れている。
【0039】前記取付け体71は長手方向の両端におい
て2本のボルト73a、73bで水平材11に固定され
ているため、斜め吊り材14によって斜め下方への力を
受けても取付け体71は滑りが生じたりすることがな
い。
【0040】図6に示すように、垂直吊り材12の下端
部には、クリップ81が取付けられる。このクリップ8
1は筒状部82から突出する2つの耳片83a、83b
を有し、外側に開いた耳片83a、83bの間から垂直
吊り材12を筒状部82に嵌め込む。
【0041】斜め吊り材14の下端部には平板状の取付
板14cが固定されていて、図10に示すように、この
取付板14cをクリップ81の2つの耳片83a、83
b間にいれて、各耳片83a、83bの穴84a、84
bと取付板14cの穴14c′を一致させてボルト85
を挿通し、ボルト85の先端にナット86を螺着するこ
とによって、斜め吊り材14の下端部は垂直吊りボルト
12の下端部に固定されている。
【0042】なお、クリップ81の筒部の内面には複数
の小突起82aが突設されていて、ナット86の締付け
によって2つの耳片83a、83bが接近して筒部82
が垂直吊り材12に締付けられる際に、この小突起82
aが垂直吊り材12のネジ溝に嵌まり、このため、筒部
82が垂直吊り材12の上下方向に移動することが確実
に防止される。
【0043】なお、図1に示すように斜め吊り材14を
独立した2本の吊りボルト14a、14bで構成し、こ
の2本の吊りボルト14a、14bをターンバックル1
5で連結してもよい。このようにすれば、ターンバック
ル15を回転させることによって2本の吊りボルト14
a、14b間の距離を調節することによって吊りボルト
14a、14bを最適の緊張状態に調整することが容易
となる。
【0044】このようにして、横架材13を水平材11
から左右2本の垂直吊り材12、12で吊り下げ支持す
るとともに、左右2本の斜め吊り材14、14で水平材
11から斜め方向に振止め支持する。
【0045】そして、垂直吊り材12が地震力Fによっ
て図22で示した軸方向圧縮力を受ける際に、この軸方
向圧縮力に抵抗するように、圧縮力抵抗体90が上部取
付具100及び外れ防止金具120(図11参照)によ
って垂直吊り材12を囲むように取付けられている。
【0046】圧縮力抵抗体90は図2、図11に示すよ
うに一側面が開口し、開口部の両側に折曲げ縁部90
a、90bを有するチャンネル材から成る。圧縮力抵抗
体90の両側板90c、90dの各外面間の距離は、吊
りボルト支持金具20の下部金具43の側板44の横幅
とほぼ同一になっている。
【0047】上部取付具100は、縦長の長方形平板状
の基板101と、この基板101の幅方向の両端から直
角方向に屈曲された互いに平行な側板102、103と
を備えている。側板102、103は下側が幅狭になっ
ている。
【0048】両側板102、103の内面間の距離は、
前記圧縮力抵抗体90及び前記吊りボルト支持金具20
の下部金具43が適合状態で嵌入できるように、圧縮力
抵抗体90の両側板91、92の外面間の距離、及び、
吊りボルト支持金具20の下部金具43の側板44、4
5の横幅よりも僅かに大に設定されている。
【0049】上部取付具100の基板101の上端に
は、吊りボルト支持金具20の下部金具43を上部取付
具100の上部に嵌入した状態で、吊りボルト支持金具
20の上部金具30の片方の受け片35が収容可能な凹
部101aが設けられ、また、吊りボルト支持金具20
の上部金具30と下部金具43を連結した連結ボルト4
0の頭部40aが収容可能なU字状の溝101bが設け
られている。
【0050】また、上部取付具100の側板102、1
03の上端には、吊りボルト支持金具20の下部金具4
3を上部取付具100の上部に嵌入した状態で、上部金
具30が収容可能な切欠き102a、103aが設けら
れている。
【0051】上部取付具100の側板102、103の
高さ方向のほぼ中央部に穴102b、103bが設けて
あり、この穴102b、103bにストッパとしてのボ
ルト104が挿通され、側板102bの外面でナット1
05が螺着されている。
【0052】また、上部取付具100の基板101の下
端部には圧縮力抵抗体90を固定するためのボルト11
0が挿通される固定穴101cが設けられている。従っ
て、図3、4に示すように、上部取付具100を下側か
ら持ち上げて両側板102、103間に吊りボルト支持
金具20の下部金具43を嵌入させて上部金具30を片
方の切欠き102a内に収容すると共に、連結ボルト4
0の頭部40aを基板101の上端の溝101b内に収
容し、且つ一方の受け片36を凹部101a内に収容す
る。
【0053】図11に示すように、圧縮力抵抗体90の
下端部を垂直吊り材12の下端部を横架材13に固定し
た座金60の上に乗せて、開口部から垂直吊り材12を
圧縮力抵抗体90の内側に収容するように圧縮力抵抗体
90を被せる。そして、図3、4に示すように圧縮力抵
抗体90の上端部を上部取付具100の両側板102、
103間に嵌入する。圧縮力抵抗体90の長さは、この
嵌入した状態で圧縮力抵抗体90の上端面がストッパー
としてのボルト104に接する長さにする。
【0054】そして、図11に示すように、圧縮力抵抗
体90の上端内部にいれた板付きのボルト110を上部
取付具100の基板101の固定穴101cに挿通し、
基板101の外面側からナット111を螺着して、基板
101とボルト110の板部110aとの間で圧縮力抵
抗体90の折曲げ縁部93a、93bを挟持することに
よって、圧縮力抵抗体90の上端部を上部取付具100
に固定する。
【0055】上部取付具100には、前記したように吊
りボルト支持金具20が嵌入されているため、圧縮力抵
抗体90の上端部は吊りボルト支持金具20から外れな
い状態に維持され、上部取付具100の基板101、両
側板102、103の各上端面101′、102′、1
03′は水平材11の下面に接するか僅かにすき間のあ
る状態になっている。
【0056】圧縮力抵抗体90の下側が垂直吊り材12
から外れないように、図13に示す外れ防止金具120
を用いる。外れ防止金具120は、図13に示すよう
に、ボルト挿通穴121aを有する長方形板状の基板部
121と、前記基板部121の対向する二辺から垂直方
向に延設された縁板部122、123と、前記基板部1
21の前記縁板部122、123とは直角方向の少なく
とも一辺の中央部から縁板部122、123と同一の垂
直方向に延設され、先端部にチャンネル材内に収容され
た吊り下げ材に直角方向に係合する係合凹部124a、
125aを有する係合腕板部124、125とを備えて
いる。
【0057】従って、図14に示すように板付きのボル
ト130の板部131を圧縮力抵抗体90の開口部から
内側にいれて約90°回転させて開口部両側の折曲げ縁
部90a、90bの内側に当接させ、板付きのボルト1
30のボルト132を外れ防止金具120の穴121a
に通し、係合腕板部124、125を開口部内に進入さ
せ、外れ防止金具120両側の縁板部122、123を
圧縮力抵抗体90の両側板90c、90dの外面に被せ
るようにして基板部121を圧縮力抵抗体90の開口面
に当てがい、ボルト132に基板部121の外側からナ
ット133を螺着して締付ける。これによって基板部1
21と板部131とで圧縮力抵抗体90の両側の折曲げ
縁部90a、90bが挟圧されて、外れ防止金具120
は圧縮力抵抗体90に固定されると共に、開口部から圧
縮力抵抗体90内に進入した係合腕板部124、125
の先端の係合凹部124a、125aに圧縮力抵抗体9
0内の垂直吊り材12が強く押圧されて係合され、この
ため、圧縮力抵抗体90は垂直吊り材12に固定された
状態となって外れが防止される。
【0058】このようにして図1に示すように左右2本
の垂直吊り材12、12に圧縮力抵抗体90、90がそ
れぞれ取付けられる。そして、図1で紙面に垂直な方向
に複数の水平材11、11、…を設けて、それぞれ各水
平材11、11、…から横架材13、13、…を吊下げ
支持して、各横架材13、13、…に沿ってラック(図
示せず)を取付けて長尺物を配線・配管するか、あるい
は図1に示すように長尺物5を横架材13、13、…に
直接、取付具7で取付ける。
【0059】このような構造であるから、図22で説明
したように地震力Fによって垂直吊り材12に軸方向圧
縮力が作用しても、圧縮力抵抗体90の上端面がストッ
パであるボルト104に接触し、このため、上部取付具
100の上端面101′、102′、103′が水平材
11の下面に接触し、圧縮力抵抗体90の下端が横架材
13に固定する座金60に接触してこの軸方向圧縮力に
抵抗するため、簡易なB種耐震支持構造でありなから、
図23のように変形することが防止される。
【0060】従って、この圧縮力抵抗体90をこの軸方
向圧縮力に充分に耐えるもので構成すれば、垂直吊り材
12がA種耐震支持に基づいたL形鋼のような大がかり
なものでなく、B種耐震支持に基づいた細い吊りボルト
のような軸方向圧縮力に弱い簡易な構造であっても、A
種耐震支持と同様に垂直吊り材12の図23に示すよう
な軸直角方向の変形を防ぐことができる。
【0061】しかも、この圧縮力抵抗体90をチャンネ
ル材で構成すれば、B種耐震支持の施工の際に、垂直吊
り材12をこのチャンネル材内にいれるだけでよいの
で、施工も簡単で、コスト安も維持される。
【0062】また、既設のB種耐震支持の垂直吊り材1
2に、後から垂直吊り材12がはいるように圧縮力抵抗
体(チャンネル材)90及び上部取付具100を挿入式
に取付けることができる。
【0063】また、前記実施形態では、横架材13とし
てL形鋼を例示したが、横架材13は吊りボルト支持金
具20を固定できるものであれば溝形鋼など任意のもの
を用いることができることは勿論である。
【0064】また、斜め吊り材14としてターンバック
ルを用いず1本の吊りボルトのみを用いることもできる
ことは勿論である。また、斜め吊り材14の下端部は垂
直吊り材12の下端部ではなく、横架材13の端部に固
定してもよい。
【0065】なお、図2のように上部取付具100のス
トッパとしてのボルト104を挿通する代わりに、図1
5に示すように2つの側板102、103にそれぞれ長
さの異なるスリット102c、103cを設けて、大き
い方のスリット102c側からくさび形プレート106
を挿入してストッパにしてもよい。
【0066】図16は上部取付具100の他の実施形態
を示している。この実施形態では、縦長の長方形平板状
の基板101と、この基板101の幅方向の両端から直
角方向に屈曲された互いに平行な長方形平板状の側板1
02、103とを備え、両側板102、103の内面間
の距離は、図2で示したものと同様に前記圧縮力抵抗体
90及び前記吊りボルト支持金具20の下部金具43が
適合状態で嵌入できるように、圧縮力抵抗体90の両側
板91、92の外面間の距離、及び、吊りボルト支持金
具20の下部金具43の側板44、45の横幅よりも僅
かに大に設定されている。
【0067】また同様に、上部取付具100の基板10
1の上端には、吊りボルト支持金具20の下部金具43
を上部取付具100の上部に嵌入した状態で、吊りボル
ト支持金具20の上部金具30の片方の受け片35が収
容可能な凹部101aが設けられ、また、吊りボルト支
持金具20の上部金具30と下部金具43を連結した連
結ボルト40の頭部40aが収容可能なU字状の溝10
1bが設けられている。
【0068】また、上部取付具100の側板102、1
03の上端には、吊りボルト支持金具20の下部金具4
3を上部取付具100の上部に嵌入した状態で、上部金
具30が収容可能な切欠き102a、103aが設けら
れている。
【0069】また、上部取付具100の基板101の下
端部には圧縮力抵抗体90を固定するためのボルト11
0が挿通される固定穴101c、101cが上下に2つ
設けられている。側板102、103の横幅は、図17
に示すように、圧縮力抵抗体90の側板90c、90d
の幅とほぼ同一になっている。
【0070】従って、図17に示すように、上部取付具
100を下側から持ち上げて両側板102、103間に
吊りボルト支持金具20の下部金具43を嵌入させて上
部金具30を片方の切欠き102a内に収容すると共
に、連結ボルト40の頭部40aを基板101の上端の
溝101b内に収容し、且つ一方の受け片36を凹部1
01a内に収容する。
【0071】そして、図17に示すように圧縮力抵抗体
90の上端部を上部取付具100の両側板102、10
3間に嵌入し、図16に示すように、圧縮力抵抗体90
の上端内部にいれた板付きの2つのボルト110、11
0を上部取付具100の基板101の上下2つの固定穴
101c、101cに挿通し、基板101の外面側から
ナット111、111を螺着して、基板101とボルト
110の板部110aとの間で圧縮力抵抗体90の折曲
げ縁部93a、93bを上下2ケ所で挟持することによ
って、圧縮力抵抗体90の上端部を上部取付具100に
固定する。
【0072】このように上部取付具100に圧縮力抵抗
体90の上端部を上下2ケ所で固定するため、図2の上
部取付具100で示したボルト104によるストッパを
省略できる。
【0073】図18は上部取付具100のさらに他の実
施形態を示している。この実施形態では、縦長の長方形
平板状の基板101と、この基板101の幅方向の両端
から直角方向に屈曲された互いに平行な長方形平板状の
側板102、103とを備え、両側板102、103の
内面間の距離は、図2で示したものと同様に前記圧縮力
抵抗体90及び前記吊りボルト支持金具20の下部金具
43が適合状態で嵌入できるように、圧縮力抵抗体90
の両側板91、92の外面間の距離、及び、吊りボルト
支持金具20の下部金具43の側板44、45の横幅よ
りも僅かに大に設定されている。
【0074】また同様に、上部取付具100の基板10
1の上端には、吊りボルト支持金具20の下部金具43
を上部取付具100の上部に嵌入した状態で、吊りボル
ト支持金具20の上部金具30の片方の受け片35が収
容可能な凹部101aが設けられ、また、吊りボルト支
持金具20の上部金具30と下部金具43を連結した連
結ボルト40の頭部40aが収容可能なU字状の溝10
1bが設けられている。
【0075】また、上部取付具100の側板102、1
03の上端には、吊りボルト支持金具20の下部金具4
3を上部取付具100の上部に嵌入した状態で、上部金
具30が収容可能な切欠き102a、103aが設けら
れている。
【0076】また、上部取付具100の基板101の下
端部には圧縮力抵抗体90を固定するためのボルト11
0が挿通される固定穴101c、101cが上下に2つ
設けられている。
【0077】側板102、103の下方の幅広部10
2′、103′の横幅は、図17に示すように、圧縮力
抵抗体90の側板90c、90dの幅とほぼ同一になっ
ているが、上部は前記切欠き102a、103aに連続
する切欠き102a′、103a′で切欠かれた幅狭部
102″、103″となっている。
【0078】そして、側板102、103の下方の幅広
部102′、103′の上端には、内方に水平方向に折
曲げられたストッパ片115a、115bが設けられて
いる。
【0079】従って、図19に示すように、上部取付具
100を下側から持ち上げて両側板102、103の幅
狭部102″、103″間に吊りボルト支持金具20の
下部金具43を嵌入させて上部金具30を片方の切欠き
102a内に収容すると共に、連結ボルト40の頭部4
0aを基板101の上端の溝101b内に収容し、且つ
一方の受け片36を凹部101a内に収容する。
【0080】そして、図19に示すように圧縮力抵抗体
90の上端部がストッパ片115a、115bに当接す
るまで上部取付具100の両側板102、103の幅広
部102′、103′間に嵌入し、図18に示すよう
に、圧縮力抵抗体90の上端内部にいれた板付きのボル
ト110を上部取付具100の基板101の固定穴10
1cに挿通し、基板101の外面側からナット111を
螺着して、基板101とボルト110の板部110aと
の間で圧縮力抵抗体90の折曲げ縁部93a、93bを
挟持することによって、圧縮力抵抗体90の上端部を上
部取付具100に固定する。
【0081】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、地震力によって垂直吊り材に軸方向の圧縮が作用し
た際には、圧縮力抵抗体の上下両端が垂直吊り材の上下
の取付部間に接触して圧縮力に抵抗するので、垂直吊り
材がB種耐震支持用のものでも地震力で変形することが
なくなる。
【0082】しかも、この圧縮力抵抗体を、B種耐震支
持の施工の際に、垂直吊り材をこの管状体内に通すだけ
でよいので、施工も簡単で、コスト安も維持され、しか
も、既設のB種耐震支持の垂直吊り材に、後からチャン
ネル材内に垂直吊り材がはいるように挿入式に取付ける
ことができる。
【0083】また、請求項2の上部取付具は、基板と該
基板の幅方向両端から垂直方向に突設された両側板とを
備え、前記基板内側上部に吊り材支持具の下部及び垂直
吊り材を収容し、前記基板内側下部に圧縮力抵抗体の上
端部を収容固定するようにしているので、圧縮力抵抗体
の上端部が吊り材支持具と連結される。
【0084】また、請求項3の上部取付具は、前記両側
板に前記圧縮力抵抗体の上端の上方への移動を規制する
ストッパを備えているので、圧縮力抵抗体の上端部がス
トッパに当接し、一層圧縮力抵抗体の固定が確実にな
り、また圧縮力による吊り材支持具の変形が防がれる。
【0085】また、請求項4の外れ防止具では、圧縮力
抵抗体の開口面に外側から固定され、該開口面から内部
に進入して前記圧縮力抵抗体の内部に収容された垂直吊
り材に係合するので、圧縮力抵抗体が垂直吊りボルトに
固定され、外れが防止される。
【0086】また、請求項5の斜め支持具では、上板と
側板と下板とから成り、前記下板の両端のネジ穴に螺着
したボルトの先端部で水平材を押圧することによって固
定される取付け体と、前記取付け体の下板の中央下面に
固定されたコ字状の取付け金具と、前記取付け金具に回
動自在に取付けられた連結金具とを備え、前記連結金具
に斜め吊り材の上端部を固定するようにしたので、斜め
下方へ任意の向きに支持でき、また長手方向の両端で固
定しているため、滑りが生じたりしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の一部を破断して描いた正
面図
【図2】同実施形態の垂直吊り材の上部取付け状態の要
部を示す分解斜視図
【図3】同実施形態の垂直吊り材の上部取付け状態の要
部を示す斜視図
【図4】同実施形態の垂直吊り材の上部取付け状態の要
部を示す断面図
【図5】同実施形態の垂直吊り材の上部取付け状態の要
部を示す側面図
【図6】同実施形態の垂直吊り材及び斜め吊り材の下部
取付け状態の要部を示す斜視図
【図7】同実施形態の垂直吊り材及び斜め吊り材の下部
取付け状態の要部を示す断面図
【図8】同実施形態の斜め吊り材の上部取付け状態の要
部を示す正面図
【図9】同実施形態の斜め吊り材の上部取付け状態の要
部を示す側面図
【図10】同実施形態の垂直吊り材と斜め吊り材の連結
状態を示す断面図
【図11】同実施形態の上部取付具と圧縮力抵抗体と固
定状態を示す断面図
【図12】同実施形態の外れ防止具の取付け状態を示す
斜視図
【図13】同外れ防止具を示す斜視図
【図14】同実施形態の外れ防止具の取付け状態を示す
断面図
【図15】上部取付具の他の実施形態を示す斜視図
【図16】上部取付具の他の実施形態を示す斜視図
【図17】図16の上部取付具の使用状態を示す斜視図
【図18】上部取付具の使用状態を示す斜視図
【図19】図18の上部取付具の使用状態を示す斜視図
【図20】従来のB種耐震支持による吊り下げ式支持装
置の構造を示す概略側面図
【図21】図20の正面図
【図22】地震力による力の作用の説明図
【図23】地震力による変形の説明図
【図24】B種耐震支持による吊り下げ式支持装置の構
造を示す概略側面図
【符号の説明】
11 水平材 12 垂直吊り材 13 横架材 14 斜め吊り材 20 吊りボルト支持金具 30 上部金具 43 下部金具 60 座金 70 斜め支持金具 81 クリップ 90 圧縮力抵抗体 100 上部取付具 101 基板 102、103 側板 120 外れ防止具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 3/14 F16L 3/20 F16L 3/215 F16L 3/22 F16L 3/223

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平材に固定された複数の吊り材支持具
    と、 前記各吊り材支持具に垂直に吊下げられた垂直吊り材
    と、 前記複数の垂直吊り材に固定された横架材と、 前記水平材に固定される斜め支持具と、 前記斜め支持具に上端が固定され、下端が垂直吊り材下
    端あるいは横架材に固定された振れ止め用の斜め吊り材
    と、 上端部が前記水平材下面に当接可能で、前記吊り材支持
    具の下部及び前記垂直吊り材を収容し、圧縮力抵抗体の
    上端部が収容固定される上部取付具と、 前記垂直吊り材を収容し、上端部が前記上部取付具に収
    容固定され、軸方向圧縮力によって上方の前記上部取付
    具と下方の横架材との間で受け止められる一側面が開口
    した圧縮力抵抗体と、 前記圧縮力抵抗体の開口面に固定されて、前記圧縮力抵
    抗体内の垂直吊り材に係合腕部が係合して垂直吊り材に
    前記圧縮力抵抗体を固定する外れ防止具とを備えた吊り
    下げ支持装置。
  2. 【請求項2】基板と該基板の幅方向両端から垂直方向に
    突設された両側板とを備え、 前記基板内側上部に吊り材支持具の下部及び垂直吊り材
    を収容し、前記基板内側下部に圧縮力抵抗体の上端部を
    収容固定するようにした吊り下げ支持装置の上部取付
    具。
  3. 【請求項3】前記両側板に前記圧縮力抵抗体の上端の上
    方への移動を規制するストッパを備えた請求項2記載の
    上部取付具。
  4. 【請求項4】圧縮力抵抗体の開口面に外側から固定さ
    れ、該開口面から内部に進入して前記圧縮力抵抗体の内
    部に収容された垂直吊り材に係合する吊り下げ支持装置
    の外れ防止具。
JP10185630A 1998-06-16 1998-06-16 吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具 Expired - Lifetime JP2961365B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10185630A JP2961365B1 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10185630A JP2961365B1 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2961365B1 true JP2961365B1 (ja) 1999-10-12
JP2000002367A JP2000002367A (ja) 2000-01-07

Family

ID=16174148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10185630A Expired - Lifetime JP2961365B1 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2961365B1 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160001978U (ko) * 2016-05-13 2016-06-09 김대식 내진용 챤넬장치
CN107243703A (zh) * 2017-08-04 2017-10-13 天津天建设集团有限公司 钢索熔焊可调节式抗震支架及安装施工方法
CN108361251A (zh) * 2018-02-08 2018-08-03 杭州慧喜利科技有限公司 一种综合支吊架
CN108361446A (zh) * 2018-02-08 2018-08-03 杭州慧喜利科技有限公司 一种三向抗震支吊架
KR20180119233A (ko) * 2017-04-25 2018-11-02 최재진 내진용 배관 지지대
KR20180129731A (ko) * 2016-11-18 2018-12-05 현대건설주식회사 건축구조물 내 배관의 제진 시스템
CN108953761A (zh) * 2018-09-06 2018-12-07 广东雅仕格科技集团有限公司 一种用于方钢的侧向抗震连接卡座及侧向抗震装置
WO2019033477A1 (zh) * 2017-08-14 2019-02-21 南通大通电气有限公司 一种高抗拉强度抗震连接件及抗震支吊架
CN110425370A (zh) * 2019-08-27 2019-11-08 河南奥斯派克科技有限公司 活动卡接抗震支架及卡套组合件专用工具
KR102049882B1 (ko) * 2019-04-09 2020-01-08 (주)다산엔지니어링 소방용 배관의 내진 장치
CN113417378A (zh) * 2021-06-11 2021-09-21 江苏新蓝天钢结构有限公司 一种建筑用装配式钢结构抗震支架及其使用方法
CN113586835A (zh) * 2021-07-21 2021-11-02 北京中建润通机电工程有限公司 一种抗震型吊架
US11333181B2 (en) * 2020-07-09 2022-05-17 ASC Engineered Solutions, LLC Stiffening system for hanger assembly
CN116045180A (zh) * 2023-02-23 2023-05-02 北京建工四建工程建设有限公司 一种一体式抗震设备固定支托架

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010013434A1 (de) * 2010-03-24 2011-09-29 Obo Bettermann Gmbh & Co. Kg Verstellbare Befestigungskonsole für Leitungsführungskanäle
JP5827183B2 (ja) * 2012-06-28 2015-12-02 株式会社桐井製作所 天井補強構造及び接続金具
JP6038710B2 (ja) * 2013-03-29 2016-12-07 三機工業株式会社 配管又はラック支持具
JP2016094947A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 配管支持装置
KR101698759B1 (ko) * 2016-07-25 2017-01-24 한국지역난방기술 (주) 자유 회전이 가능한 축열조 센터 파이프 서스펜션
JP6326683B1 (ja) * 2016-12-22 2018-05-23 株式会社アカギ 配管吊下支持具
JP6326680B1 (ja) * 2016-12-22 2018-05-23 株式会社アカギ 配管吊下支持具
JP6326681B1 (ja) * 2016-12-22 2018-05-23 株式会社アカギ 配管吊下支持具
JP6326682B1 (ja) * 2016-12-22 2018-05-23 株式会社アカギ 配管吊下支持具
CN107725900A (zh) * 2017-09-11 2018-02-23 新奥泛能网络科技股份有限公司 设备管道支撑组件
KR101906774B1 (ko) * 2018-05-21 2018-12-05 임중혁 화학물질 수송용 파이프의 지지를 위한 하우징 조립체
CN110388515A (zh) * 2018-09-26 2019-10-29 陈玉梅 一种抗震支架
CN110043743B (zh) * 2019-05-07 2020-08-14 深圳市置华机电设备有限公司 一种建筑抗震吊支架及其使用方法
CN111577992A (zh) * 2020-05-21 2020-08-25 蚌埠龙淮建筑科技有限公司 一种建筑抗震消防支架
CN111750176B (zh) * 2020-06-16 2021-09-17 浙江航鑫支吊架有限公司 门型双侧双向抗震支吊架及制作方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531345Y2 (ja) * 1989-09-01 1993-08-11
JPH0720466Y2 (ja) * 1991-09-17 1995-05-15 株式会社新興製作所 接続金具
JPH06117576A (ja) * 1992-10-06 1994-04-26 Takenaka Komuten Co Ltd 配管類の支持装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200486262Y1 (ko) * 2016-05-13 2018-04-23 김대식 내진용 챤넬장치
KR20160001978U (ko) * 2016-05-13 2016-06-09 김대식 내진용 챤넬장치
KR102383711B1 (ko) * 2016-11-18 2022-04-05 현대건설(주) 건축구조물 내 배관의 제진 시스템
KR20180129731A (ko) * 2016-11-18 2018-12-05 현대건설주식회사 건축구조물 내 배관의 제진 시스템
KR101942265B1 (ko) * 2017-04-25 2019-01-25 최재진 내진용 배관 지지대
KR20180119233A (ko) * 2017-04-25 2018-11-02 최재진 내진용 배관 지지대
CN107243703A (zh) * 2017-08-04 2017-10-13 天津天建设集团有限公司 钢索熔焊可调节式抗震支架及安装施工方法
WO2019033477A1 (zh) * 2017-08-14 2019-02-21 南通大通电气有限公司 一种高抗拉强度抗震连接件及抗震支吊架
CN108361446A (zh) * 2018-02-08 2018-08-03 杭州慧喜利科技有限公司 一种三向抗震支吊架
CN108361251A (zh) * 2018-02-08 2018-08-03 杭州慧喜利科技有限公司 一种综合支吊架
CN108361251B (zh) * 2018-02-08 2023-10-24 杭州慧喜利科技有限公司 一种综合支吊架
CN108953761A (zh) * 2018-09-06 2018-12-07 广东雅仕格科技集团有限公司 一种用于方钢的侧向抗震连接卡座及侧向抗震装置
KR102049882B1 (ko) * 2019-04-09 2020-01-08 (주)다산엔지니어링 소방용 배관의 내진 장치
CN110425370A (zh) * 2019-08-27 2019-11-08 河南奥斯派克科技有限公司 活动卡接抗震支架及卡套组合件专用工具
CN110425370B (zh) * 2019-08-27 2024-03-22 河南奥斯派克科技有限公司 活动卡接抗震支架及卡套组合件专用工具
US11333181B2 (en) * 2020-07-09 2022-05-17 ASC Engineered Solutions, LLC Stiffening system for hanger assembly
CN113417378A (zh) * 2021-06-11 2021-09-21 江苏新蓝天钢结构有限公司 一种建筑用装配式钢结构抗震支架及其使用方法
CN113586835A (zh) * 2021-07-21 2021-11-02 北京中建润通机电工程有限公司 一种抗震型吊架
CN116045180A (zh) * 2023-02-23 2023-05-02 北京建工四建工程建设有限公司 一种一体式抗震设备固定支托架

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000002367A (ja) 2000-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2961365B1 (ja) 吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具
EP2238355B1 (en) Flange-engaging clamp
US7162837B1 (en) Structural member stabilizing system
US5072903A (en) Pipe-stay clevis assembly
CA2079719C (en) Pipe hanging clamp
JPH10318241A (ja) 吊りボルト用振れ止め金具
JPS6317771Y2 (ja)
JPH10280695A (ja) パイプブラケット用振れ止め金具
JP2002310128A (ja) 吊りボルト用ワイヤー支持金具
JP3467604B2 (ja) 管体固定用の支持具
JP3156153B2 (ja) 吊り下げ式支持装置
JP2569606Y2 (ja) ケーブルラックの固定金具
JPS6133146Y2 (ja)
JP3051519U (ja) ケーブルトレイ用カバー装置
JPH06240810A (ja) 天井パネル保持金具
JP3295348B2 (ja) 建屋の棧、梁、もや間に取付けられるパイプ、制御盤、ボックス、ケーブル等の取付用具
JPH06201070A (ja) スプリンクラー用配管の固定装置
JPH06201071A (ja) スプリンクラーヘッド取付管固定装置
JP3421850B2 (ja) カバークランプ用フックボルト取付補助具
JPH0338734Y2 (ja)
JP2547057Y2 (ja) 支持軸を一対の支持ブラケットに取付ける取付機構
JP3023606B1 (ja) 取付け具及び吊りボルト支持装置
JP2605907Y2 (ja) アンテナ取付金具
JP3421849B2 (ja) カバークランプ用フックボルト
JPS6342780Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term