JP3421850B2 - カバークランプ用フックボルト取付補助具 - Google Patents

カバークランプ用フックボルト取付補助具

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JP3421850B2
JP3421850B2 JP2001234914A JP2001234914A JP3421850B2 JP 3421850 B2 JP3421850 B2 JP 3421850B2 JP 2001234914 A JP2001234914 A JP 2001234914A JP 2001234914 A JP2001234914 A JP 2001234914A JP 3421850 B2 JP3421850 B2 JP 3421850B2
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慶一 菅谷
洋一郎 今野
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株式会社ブレスト工業研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルラックに
ラックカバーを施工する際に、ラックカバーをケーブル
ラックに連結するフックボルトを、予めケーブルラック
に仮止めする為に使用するカバークランプ用フックボル
ト取付補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルラックにラックカバーを固定す
る場合、図5に示すように、ラックカバーの上面を杆体
状のカバークランプで押さえつけ、このカバークランプ
とケーブルラックの下端部とを連結するフックボルトで
ラックカバーを固定する工法が採られている。
【0003】また、ケーブルラックの親桁上端部にラッ
クカバーを固定する特殊なカバーとして、実開平6−021
315号に記載されたカバー付きケーブルラックが提案さ
れている。このカバー付きケーブルラックは、ケーブル
ラックの親桁上端部に係止する取り付け金具にゴムバン
ドを連結し、このゴムバンドと取り付け金具とでラック
カバーを固定する構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
ようなフックボルトを使用するには、ケーブルラックの
親桁下端部に係止したフックボルトを係止した状態に保
ちながら、クランプ本体をフックボルトに連結し、ナッ
トを締め付ける作業になる。この為、作業員の片手は、
常にフックボルトを保持するために使用されているの
で、クランプ本体を装着し、ナットを締め付ける作業は
片手のみで行なっていた。この結果、作業が不安定でナ
ットやフックボルトを落下させてしまう虞があり、特に
高所における取り付け作業では作業自体の危険性が高ま
るものであった。
【0005】また、図5に示すようなフックボルトを使
用すると、杵体状のカバークランプにフックボルトを締
め付けた際に、フックボルトの下端部が屈曲して充分な
係合力を発揮できなくなることがある。特に、大型のラ
ックカバーを固定するカバークランプは、ラックカバー
が風などで外れないようにするために、強力に固定する
必要があるので、カバークランプに緊締力をかけ過ぎて
しまうことが多い。すると、フックボルトの下端部に図
示のような変形が生じ、本来、強力な係合力を必要とす
る連結部分が極めて脆弱な連結状態になるおそれがあっ
た。
【0006】一方、実開平6‐021315号に記載されたカ
バー付きケーブルラックは、ラックカバーをケーブルラ
ックの上端部に固定する為に、ゴムバンドや取り付け金
具などの特殊な金具を使用するものである。したがっ
て、従来のようにフックボルトをケーブルラックの下側
面に係止するという強固な固定力は得られず、また、特
殊な金具を利用するものであるから、ケ−ブルラックに
よっては使用できないものもあるなど使用上の課題を残
すものであった。
【0007】そこで、本発明は上述の課題を解消すべく
創出されたもので、カバークランプ装着時において、簡
単な操作でフックボルトを仮止めすることができ、しか
も、フックボルトの変形を防止してラックカバーを強固
に固定することが可能になるカバークランプ用フックボ
ルトの提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の手段は、ケーブルラックの開口上部に装
着したラックカバーをラックカバーの上面から押さえ付
けるカバークランプRに連結され、このカバークランプ
RをケーブルラックPに固定せしめるフックボルトS
を、ケーブルラックPの親桁P1に仮止めするカバーク
ランプ用フックボルト取付補助具において、フックボル
トSの長手軸部に装着する補助金具1を形成する。該補
助金具1はケーブルラックPの親桁P1上下端部に嵌着
するように設けられ、該補助金具1をケーブルラックP
の親桁P1上部に載置したラックカバーQと、親桁P1
下端部とに嵌着したときに、該補助金具1に装着したフ
ックボルトSがケーブルラックPの親桁P1に係合した
状態で仮止めされることにある。
【0009】第2の手段の補助金具1は、略帯板形状の
弾性材で形成され、ケーブルラックPの親桁P1上下端
部に嵌合する一対の嵌合片2を該補助金具1の上下端部
に設け、前記フックボルトSの長手軸部に嵌合する嵌合
切欠部3を該補助金具1の長手側縁に沿って形成してい
る。
【0010】第3の手段の補助金具1は、側面略く字状
に屈曲形成され、該補助金具1の弾性力でケーブルラッ
クPの親桁P1に嵌着する。
【0011】第4の手段におけるフックボルトSは、カ
バークランプRに開穿したボルト挿通孔R1に挿通して
カバークランプRにネジ止めするボルト部S1と、この
ボルト部S1からケーブルラックPの親桁P1下端部方
向に延長して親桁に係止する略L字形状の係止部S2と
からなり、この係止部S2の先端を更に屈曲して親桁P
1下端部から屈曲された親桁内側端部P1aに係合する
係合部S3を設けたことを課題解消のための手段とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。本発明補助金具1はカバークラ
ンプRをケーブルラックPに固定せしめるフックボルト
Sを、ケーブルラックPの親桁P1に仮止めするもので
ある(図2参照)。
【0013】カバークランプRは、ケーブルラックPの
開口上部に装着したラックカバーをラックカバーの上面
から押さえ付けるもので、フックボルトSを介してケー
ブルラックPに固定される(図4参照)。本発明補助金
具1は、このフックボルトSをケーブルラックPの親桁
P1に固定する際に使用する。
【0014】補助金具1は、フックボルトSの長手軸部
に装着する(図3参照)。この補助金具1は、ケーブル
ラックPの親桁P1上下端部に嵌着するように設けられ
ている。図示例では、略帯板形状の弾性材で側面略く字
状に屈曲形成され、ケーブルラックPの親桁P1上下端
部に嵌合する一対の嵌合片2を補助金具1の上下端部に
設けてあり、補助金具1をケーブルラックPの親桁P1
に嵌着したときに、補助金具1の弾性力でケーブルラッ
クPの親桁P1に固定される(図1参照)。
【0015】補助金具1の長手側縁に沿って嵌合切欠部
3を該形成している。この嵌合切欠部3は、前記フック
ボルトSの長手軸部に嵌合する部分で、図示例では、補
助金具1の片側の長手側縁に形成している(図3参
照)。
【0016】フックボルトSを仮止めするには、まず、
本発明フックボルトSの係合部S3を、親桁P1下端部
の内側端部P1aに係合させた状態にし、補助金具1下
部の嵌合片2を親桁P1の下端部に係止する(図2参
照)。続いて、この嵌合片2を支点として補助金具1を
揺動させ、補助金具1上部の嵌合片2を、親桁P1の上
端部に載置したラックカバーQの上面に嵌合係止する。
このように、補助金具1に、フックボルトSを装着した
状態で、ケーブルラックPの親桁P1に補助金具1を嵌
着すると、フックボルトSを、ケーブルラックPの親桁
P1に仮止めすることができる。後は、通常の作業に沿
ってフックボルトSとカバークランプRとを固定ナット
Tで緊締するものである。
【0017】本発明で使用するフックボルトSは、カバ
ークランプRに開穿したボルト挿通孔R1に挿通してカ
バークランプRにネジ止めするボルト部S1を設けてい
る。更に、このボルト部S1からケーブルラックPの親
桁P1下端部方向に延長して親桁に係止する略L字形状
の係止部S2を設け、この係止部S2の先端を更に屈曲
して係合部S3を設け、親桁P1下端部から屈曲された
親桁内側端部P1aにこの係合部S3を係合している
(図4参照)。このように、係止部S2の先端に係合部
S3を設けることで、特に強い荷重が加わっても係止部
S2の変形を防止することができる。また、フックボル
トSは、この例に限られるものではなく通常使用されて
いるフックボルトSの使用も可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成した。
【0019】すなわち、補助金具1を、ケーブルラック
Pの親桁P1上部に載置したラックカバーQと、親桁P
1下端部とに嵌着したときに、該補助金具1に装着した
フックボルトSがケーブルラックPの親桁P1に係合し
た状態で仮止めされるから、簡単な操作でフックボルト
Sを仮止めすることができる。この結果、これまでのよ
うにフックボルトを片手で支える必要がなくなり、カバ
ークランプやナット等を確実に取り付けることができ
る。
【0020】しかも、補助金具1は、略帯板形状の弾性
材で形成され、ケーブルラックPの親桁P1上下端部に
嵌合する一対の嵌合片2を該補助金具1の上下端部に設
け、前記フックボルトSの長手軸部に嵌合する嵌合切欠
部3を該補助金具1の長手側縁に沿って形成しており、
しかも、補助金具1は、側面略く字状に屈曲形成され該
補助金具1の弾性力でケーブルラックPの親桁P1に嵌
着する用に形成されているので、フックボルトSを装着
した補助金具1を操作するだけで、フックボルトを簡単
に仮止めすることが可能になった。この結果、高所での
取り付け作業でも安全に行なうことができる。
【0021】また、フックボルトSは、カバークランプ
Rに開穿したボルト挿通孔R1に挿通してカバークラン
プRにネジ止めするボルト部S1と、このボルト部S1
からケーブルラックPの親桁P1下端部方向に延長して
親桁に係止する略L字形状の係止部S2とからなり、こ
の係止部S2の先端を更に屈曲して親桁P1下端部から
屈曲された親桁内側端部P1aに係合する係合部S3を
設けているので、補助金具1で仮止めしたフックボルト
Sに大きな荷重が加わっても、フックボルトSの変形を
防止してラックカバーを強固に固定することが可能にな
る。
【0022】このように本発明によると、カバークラン
プ装着時において、簡単な操作でフックボルトを仮止め
することができ、しかも、フックボルトの変形を防止し
てラックカバーを強固に固定することが可能になるなど
といった有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明補助金具の一実施例における装着状態を
示す分解斜視図。
【図2】本発明補助金具の一実施例における装着状態を
示す側面図。
【図3】本発明補助金具の一実施例を示す正面図。
【図4】本発明補助金具の一実施例における装着状態を
示す要部側面図。
【図5】従来のフックボルトの装着例を示す要部側面
図。
【符号の説明】
P ケーブルラック Pl 親桁 Pla 内側端部 Q ラックカバー R カバークランプ R1 ボルト挿通孔 S フックボルト S1 ボルト部 S2 係止部 S3 係合部 T 固定ナット 1 補助金具 2 嵌合片 3 嵌合切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルラックの開口上部に装着したラ
    ックカバーをラックカバーの上面から押さえ付けるカバ
    ークランプに連結され、このカバークランプをケーブル
    ラックに固定せしめるフックボルトを、ケーブルラック
    の親桁に仮止めするフックボルト取付補助具において、
    フックボルトの長手軸部に装着する補助金具を形成し、
    該補助金具はケーブルラックの親桁上部に載置したラッ
    クカバーと、親桁下端部とに嵌着するように設けられ、
    該補助金具をケーブルラックの親桁に嵌着したときに、
    該補助金具に装着したフックボルトがケーブルラックの
    親桁に係合した状態で仮止めされることを特徴とするカ
    バークランプ用フックボルト取付補助具。
  2. 【請求項2】 前記補助金具は、略帯板形状の弾性材で
    形成され、ケーブルラックの親桁上下端部に嵌合する一
    対の嵌合片を該補助金具の上下端部に設け、前記フック
    ボルトの長手軸部に嵌合する嵌合切欠部を該補助金具の
    長手側縁に沿って形成した請求項1記載のカバークラン
    プ用フックボルト取付補助具。
  3. 【請求項3】 前記補助金具は、側面略く字状に屈曲形
    成され、該補助金具の弾性力でケーブルラックの親桁に
    嵌着する請求項1又は2記載のカバークランプ用フック
    ボルト取付補助具。
  4. 【請求項4】 前記フックボルトは、カバークランプに
    開穿したボルト挿通孔に挿通してカバークランプにネジ
    止めするボルト部と、このボルト部からケーブルラック
    の親桁下端部方向に延長して親桁に係止する略L字形状
    の係止部とからなり、この係止部の先端を更に屈曲して
    親桁下端部から屈曲された親桁内側端部に係合する係合
    部を設けた請求項1記載のカバークランプ用フックボル
    ト取付補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3014304U (ja) 1994-10-07 1995-08-08 株式会社ブレスト工業研究所 ケーブルラック用上下ラックカバー取付金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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