JP3051519U - ケーブルトレイ用カバー装置 - Google Patents
ケーブルトレイ用カバー装置Info
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- JP3051519U JP3051519U JP1998000628U JP62898U JP3051519U JP 3051519 U JP3051519 U JP 3051519U JP 1998000628 U JP1998000628 U JP 1998000628U JP 62898 U JP62898 U JP 62898U JP 3051519 U JP3051519 U JP 3051519U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 屋外等での使用でも強風等により外れたり、
損傷したしない、簡単な構造で、取付けの容易なケーブ
ルトレイ用カバー装置を創作する。 【解決手段】 カバー装置11のカバー本体12は天井
部13aがケーブルトレイ20の開口部20aを完全に
覆い、折曲部13bの内部にケーブルトレイ21の水平
補強縁23a、23bの先端が収まっている。押え金具
14はカバー12に間隔をおいて取付け、金具本体15
の両端がカバー12の天井部13aの幅方向の両端から
突出している。金具本体15の両端部下面には一対の押
え板16が一端部を固定具17で固定されている。一対
の押え板16の他端はケーブルトレイ20の水平補強縁
23a、23bの下方に位置しており、折曲部19aに
はカバー12の折曲部13bが当接できるようにしてい
る。
損傷したしない、簡単な構造で、取付けの容易なケーブ
ルトレイ用カバー装置を創作する。 【解決手段】 カバー装置11のカバー本体12は天井
部13aがケーブルトレイ20の開口部20aを完全に
覆い、折曲部13bの内部にケーブルトレイ21の水平
補強縁23a、23bの先端が収まっている。押え金具
14はカバー12に間隔をおいて取付け、金具本体15
の両端がカバー12の天井部13aの幅方向の両端から
突出している。金具本体15の両端部下面には一対の押
え板16が一端部を固定具17で固定されている。一対
の押え板16の他端はケーブルトレイ20の水平補強縁
23a、23bの下方に位置しており、折曲部19aに
はカバー12の折曲部13bが当接できるようにしてい
る。
Description
【0001】
本考案はケーブル配線、又はそれと共に設置される配管におけるケーブル又は 管(以降ケーブル等という)を載置しておくケーブルトレイを施蓋するカバー装 置に関するものである。
【0002】
ケーブルトレイ(ケーブルラックともいう)は発電所、又は変電所の電気設備 設置場所等にケーブル等を配線する場合に、このケーブルを支持するために設け られる。ケーブルトレイは大別してラダータイプとソリッドタイプがある。ラダ ートレイは対向する親桁の下端に複数の子桁を横桁として取付けたものである。 また、ソリッドトレイは板を折曲げて溝状にしたものである。 いずれのタイプのケーブルトレイも所定の場所に固定され、ケーブル等を内部に 載置した後に施蓋される。蓋には一般に板状のカバーが用いられ、カバーが使用 中に強風等によって外れたり、損傷しないように種々の対策がとられている。 一例として特公昭61−12449合公報にはケーブルトレイ等へのカバーと、 取付金具が開示されている。図4は上記カバー及び取付金具の一例を示す図であ る。 図4に示すように、ケーブルトレイ1の側壁2に取付金具4が着脱自在に取付け られている。取付金具4の上面にカバー3が固定具5により固定されている。固 定具5は取付金具4のねじ孔に挿通されナット6で締め付けている。
【0003】 一方、実公平4−16573号公報にはケーブルラック用カバー部材の止着金 具が開示されている。図5は上記止着金具の一例を示す図である。 図5に示すように、この止着金具は止着金具部材7と受金具部材8と両者を締結 させる連結ボルト9から構成されている。受金具部材8は連結片8aとU字状の 屈曲部8cと屈曲部8cから延長させた係止片8dとからなり、連結片8aには 雌ネジ孔8bが設けられている。受金具部材8は屈曲部8c内にカバー部材10 の屈曲側縁10aと、親桁Pの張出側縁P1の屈曲された下端部P2とを同時に 囲む形状にし、張出側縁P1の下面に係止片8dを当接させ、屈曲された下端部 P2の内側面に係止させることで、受金具部材8の側方へのズレを防止するよう にしている。
【0004】
しかしながら、前述した特公昭61−12449合公報の技術は以下の問題が ある。この技術は、ケーブルトレイにラダータイプを用いて、特に屋外等で使用 した場合に、ケーブルトレイの内部に強風等が吹き込まれた際に、前述した構造 では内部に吹き込まれる強風等の影響を受け易く、そのために、取付金具4とカ バー3の間が緩んだり、更には外れて、損傷し易い。また、カバー3の取付けに はネジ止め作業が必要であり煩雑である。
【0005】 また、前述した実公開4−16573号公報の技術は以下の問題がある。 止着金具部材7はカバー部材10の側縁側の上面に各々独立して圧接させており 、また、受金具部材8は連結片8aと屈曲部8cと係止片8dからなる所謂3個 所以上の屈曲部を有し、各止着金具部材7の屈曲部7c内にカバー部材10の屈 曲側縁10aと、親桁Pの張出側縁P1の屈曲された下端部P2とを同時に囲む 形状にしているので、ケーブルラックにカバー部材10を施蓋して、止着金具で 固定する際に、係止片8dが親桁Pの張出側縁P1の屈曲された下端部P2内に 確実に挿入することが必要であり、カバー部材10の屈曲側縁10a内なので、 目視が困難で作業が煩雑である。また、確実に挿入されているかどうかの確認も 容易でない。
【0006】 本考案は上記のような問題点の解決を図ったものであり、屋外等で使用した場 合ても強風等により外れたり、損傷したりすることなく、簡単な構造で、取付け の容易なケーブルトレイ用カバー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は上端が外方へ折曲されている水平補強縁を有するケーブルトレイを施 蓋するカバー装置であって、前記カバー装置は、天井部とその両端を内方へ折曲 させた折曲部を有する板状のカバーと、該カバーを前記ケーブルトレイの水平補 強縁に固定させる押え金具とから構成され、該押え金具は前記天井部の幅方向の 両端から突出する長さを有し、その両端部に固定具を挿通させる孔を設けた板状 の金具本体と、2個所の折曲部を設け、一端部が固定具で該金具本体の両端部下 面に固定され、他端が前記ケーブルトレイの水平補強縁の下方に位置させること ができる一対の押え板とが一体的に構成され、前記カバーの両側折曲部先端を押 え板の折曲部内側に当接させるようにしたことを特徴とするケーブルトレイ用カ バー装置である。
【0008】 本考案によれば、上記構成により、カバーはケーブルトレイの両側の水平補強 縁に一枚の板状の金具本体で圧接され、金具本体の両端下面に一体的に取付けた 一対の押え金具を介して挟まれた状態で平時の際は自重によって圧接され、ケー ブルトレイの下方からの強風等による異常の際は、押え板の他端がケーブルトレ イの水平補強縁の下方に位置させているので、それが水平補強縁の下面に当接し て支持され、カバーが外れたり、損傷することがない。そのために、ケーブルト レイを屋外等で使用しても、ケーブル等を安全に保護できる。
【0009】 また、カバーは押え金具を介してケーブルトレイに施蓋されるので、カバー自 体に穴あけなどの加工を必要とせず、カバーをケーブルトレイ上のどの個所にも 自在に施蓋できる。また、カバーの構造が簡単なので、材料の選択が容易であり 、また、軽量材等を用いることもできる。また、押え金具も金具本体及び押え板 が簡単な構造であり、同様に材料の選択が容易であり、また、軽量材等を用いる こともできる。また、固定具も通常使用されているボルト、ナットでよく、取付 け作業が容易で、また、コストもかからない。
【0010】
以下に本考案の実施の形態を図によって説明する。 図1は本考案の一実施の形態を示す平面図であり、図2は図1のA−A線矢視に よる一部断面を有する正面図である。本考案カバー装置は上端が外方へ折曲され ている水平補強縁を有するケーブルトレイを施蓋するものである。この種のケー ブルトレイは簡単な構造で必要な強度を保持することが容易であり、多く採用さ れていることによる。
【0011】 図1、図2に示すように、カバー装置11は、カバー12と押え金具14から 構成されている。カバー12は天井部13aとその両端を内方へ折曲させた折曲 部13bを設けている。カバー12は、一般にはケーブルトレイの材質と同じも のが使用され、厚さがケーブルトレイ材より薄いものが使用される(鋼板、ステ ンレス鋼板、亜鉛めっき鋼板等)。
【0012】 一方押え金具14はカバー12をケーブルトレイの水平補強縁に圧接させるも のであり、金具本体15と一対の押え板16とそして押え板16を金具本体15 に固定する固定具17から構成されている。 金具本体15は長方形の板体で、長さがカバー12の天井部13aの幅方向の両 端から突出ることが必要である。両端部下面に一対の押え板16の一端部を固定 させるためである。幅については特に限定しないが、カバー12を確実に固定で きる大きさであればよい。また、両端部には固定具17を挿通させる孔18を設 けている。
【0013】 一対の押え板16は、2個所に折曲部19a、19bを設けて、一端部が金具 本体15の両端部の孔18を挿通した固定具17によって、両端部下面に着脱自 在に固定され、他端が後述するケーブルトレイの水平補強縁の下方に位置させる ことができるようにしている。折曲部19aは一般には90度曲げにして、カバ ー12の折曲部13bとの接触を容易にしている。固定具17には通常使用され ているボルト、ナットが適用できる。 カバーは、後述するように、ケーブルトレイの両側の水平補強縁に、金具本体1 5の両端下面に一体的に取付けた一対の押え金具を介して挟まれた状態で平時の 際は自重によって圧接される。
【0014】 また、折曲部19bの角度は実用上鋭角で90度未満40以上が用いられる。 ケーブルトレイの下方からの強風等による異常の際は、押え板16の他端がケー ブルトレイの水平補強縁の下方に位置させているので、それが水平補強縁の下面 に当接して支持され、カバーが外れたり、損傷することがない。そのために、ケ ーブルトレイを屋外等で使用しても、ケーブル等を安全に保護できる。角度が鈍 角では、異常の際のカバー12の固定が不十分であり、取付けした時、ケーブル トレイの水平補強縁の下面に当接しない。また、角度が50度未満では、鋭角過 ぎて逆に取付け作業が円滑にいかない。押え板16、金具本体15の材質は一般 にカバー11と同じものであり、鋼板、ステンレス鋼板、亜鉛めっき鋼板等が使 用される。
【0015】 次に、図3により本考案のカバー装置をケーブルトレイに取付ける方法を説明 する。 図3は本考案のカバー装置をケーブルトレイに施蓋した状態を示す断面図である 。ケーブルトレイ20にはラダータイプを用いた。ケーブルトレイ20は対向す る親桁21a、21bの下端に複数の子桁22を横桁として取付けている。 また、ケーブルトレイ20は上端が外方へ折曲されている水平補強縁23a、2 3bを設けている。 カバー装置11はケーブルトレイ20を施蓋している。即ち、カバー装置11の カバー本体12は天井部13aがケーブルトレイ20の開口部20aを完全に覆 い、折曲部13bの内部にケーブルトレイ21の水平補強縁23a、23bの先 端が収まっている。
【0016】 一方、押え金具14はカバー12に間隔をおいて取付けている。押え押金具1 4は金具本体15の両端がカバー12の天井部13aの幅方向の両端から突出し ている。金具本体15の両端部下面には一対の押え板16が一端部を固定具17 で固定されている。 一対の押え板16の他端はケーブルトレイ20の水平補強縁23a、23bの下 方に位置しており、折曲部19aにはカバー12の折曲部13bが当接できるよ うにしている。 ケーブルトレイ20は特に屋外で使用することが多く、使用中にケーブルトレイ 20の下方からの強風等によって外れ、損傷を受け易いが、本考案によれば、押 え金具14の金具本体15と一対の押え板16によって、一体的に挟まれて固定 されており、強風等が生じた際には折曲部19bが水平補強縁23a、23bの 下方に当接するので、カバー12は外れることがなく、また、損傷も受けない。 そのために、ケーブル等は安全に保護される。
【0017】 上記実施の形態はラダートレイ用のカバーについて述べたが、ソリッドトレイ に用いても同じ効果が得られる。
【0018】
以上のように、本考案のカバー装置は、屋外等で使用した場合ても強風等によ り外れたり、損傷したりすることなく、簡単な構造で、取付けが容易である。
【図1】本考案の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視による一部断面を有する正
面図である。
面図である。
【図3】本考案のカバー装置をケーブルトレイに施蓋し
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
【図4】従来のケーブルトレイに用いるカバー及び取付
金具の一例を示す図である。
金具の一例を示す図である。
【図5】従来のケーブルトレイに用いるカバーの止着金
具の一例を示す図である。
具の一例を示す図である。
11 カバー装置 12 カバー 13a 天井部 13b 折曲部(カバー) 14 押え金具 15 金具本体 16 押え板 17 固定具 18 孔 19a、19b 折曲部(押え板) 20 ケーブルトレイ 21a、21b 親桁 22 子桁 23a、23b 水平補強縁
Claims (1)
- 【請求項1】 上端が外方へ折曲されている水平補強縁
を有するケーブルトレイを施蓋するカバー装置であっ
て、前記カバー装置は、天井部とその両端を内方へ折曲
させた折曲部を有する板状のカバーと、該カバーを前記
ケーブルトレイの水平補強縁に固定させる押え金具とか
ら構成され、該押え金具は前記天井部の幅方向の両端か
ら突出する長さを有し、その両端部に固定具を挿通させ
る孔を設けた板状の金具本体と、2個所の折曲部を設
け、一端部が固定具で該金具本体の両端部下面に固定さ
れ、他端が前記ケーブルトレイの水平補強縁の下方に位
置させることができる一対の押え板とが一体的に構成さ
れ、前記カバーの両側折曲部先端を押え板の折曲部内側
に当接させるようにしたことを特徴とするケーブルトレ
イ用カバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000628U JP3051519U (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | ケーブルトレイ用カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000628U JP3051519U (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | ケーブルトレイ用カバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051519U true JP3051519U (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=43185672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000628U Expired - Fee Related JP3051519U (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | ケーブルトレイ用カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051519U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002170169A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-14 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備の中継器 |
KR20160003620U (ko) * | 2015-04-10 | 2016-10-19 | 삼성중공업 주식회사 | 케이블 트레이 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP1998000628U patent/JP3051519U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002170169A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-14 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備の中継器 |
KR20160003620U (ko) * | 2015-04-10 | 2016-10-19 | 삼성중공업 주식회사 | 케이블 트레이 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |