JP2528480Y2 - 配線ボックス取付装置 - Google Patents
配線ボックス取付装置Info
- Publication number
- JP2528480Y2 JP2528480Y2 JP1992041026U JP4102692U JP2528480Y2 JP 2528480 Y2 JP2528480 Y2 JP 2528480Y2 JP 1992041026 U JP1992041026 U JP 1992041026U JP 4102692 U JP4102692 U JP 4102692U JP 2528480 Y2 JP2528480 Y2 JP 2528480Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring box
- suspension bolt
- mounting device
- locking
- thread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、配線ボックスを吊り
ボルトに装着する際に使用する配線ボックス取付装置に
関する。
ボルトに装着する際に使用する配線ボックス取付装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、配線ボックスを支持棒に取り
付ける手段として、実開昭59-60811号公報に記載された
支持棒取付部材の構造が提案されている。この取付部材
の構造は、平面C字形状の筒体を形成し、鉄筋等の支持
棒に嵌合した筒体を、配線ボックスの外面に形成した受
口の中に嵌入するものである。
付ける手段として、実開昭59-60811号公報に記載された
支持棒取付部材の構造が提案されている。この取付部材
の構造は、平面C字形状の筒体を形成し、鉄筋等の支持
棒に嵌合した筒体を、配線ボックスの外面に形成した受
口の中に嵌入するものである。
【0003】また、当出願人が先に提案したボックス取
付金具が実公昭56-31141号公報に記載されている。
付金具が実公昭56-31141号公報に記載されている。
【0004】この他、係止爪片や係止爪を使用して、波
付の棒体を固定支持部材や筒体に固定する考案が実開昭
59-95726号公報及び、実開昭3-112185号公報に記載され
ている。
付の棒体を固定支持部材や筒体に固定する考案が実開昭
59-95726号公報及び、実開昭3-112185号公報に記載され
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前者のよう
な構造の取付部材によると、受口の中に嵌入した筒体が
外れる虞があり、これを防ぐには、受口の数を増やさざ
るを得ないといった不都合があった。また、この取付部
材の代わりに、止着ネジを使用して配線ボックスをネジ
止めしようとすると、吊りボルトや鉄筋等の支持棒の両
側に一対の止着ネジを用いる必要がある。また、止着金
具を一本の止着ネジで締め付けできるようにするには、
止着金具を配線ボックスに連結できるように、配線ボッ
クスがわに多くの加工を施さなければならない。ところ
が、配線ボックスとして多く使用されているアウトレッ
トボックス等は、規格化された製品の使用が多いことか
ら、配線ボックスがわに多くの加工を施すことは極めて
困難な作業になってしまう。
な構造の取付部材によると、受口の中に嵌入した筒体が
外れる虞があり、これを防ぐには、受口の数を増やさざ
るを得ないといった不都合があった。また、この取付部
材の代わりに、止着ネジを使用して配線ボックスをネジ
止めしようとすると、吊りボルトや鉄筋等の支持棒の両
側に一対の止着ネジを用いる必要がある。また、止着金
具を一本の止着ネジで締め付けできるようにするには、
止着金具を配線ボックスに連結できるように、配線ボッ
クスがわに多くの加工を施さなければならない。ところ
が、配線ボックスとして多く使用されているアウトレッ
トボックス等は、規格化された製品の使用が多いことか
ら、配線ボックスがわに多くの加工を施すことは極めて
困難な作業になってしまう。
【0006】また、後者のボックス取付金具では、ネジ
山の付いた支持棒にボックス類を強固に連結することは
難かしい。また、その他の固定手段では、ネジ山の付い
た支持棒への連結力を強固にすることはできても、ネジ
山の付いた支持棒の周囲全体に装着する必要があり、ボ
ックスの内側で連結作業を行なうボックス取付金具とし
て使用することは困難である。
山の付いた支持棒にボックス類を強固に連結することは
難かしい。また、その他の固定手段では、ネジ山の付い
た支持棒への連結力を強固にすることはできても、ネジ
山の付いた支持棒の周囲全体に装着する必要があり、ボ
ックスの内側で連結作業を行なうボックス取付金具とし
て使用することは困難である。
【0007】そこでこの考案は、上述の課題を解消すべ
く案出されたもので、配線ボックスへの特殊な加工を必
要とせずに、一本の止着ネジでも確実に固定する事が可
能な配線ボックス取付装置の提供を目的とするものであ
る。
く案出されたもので、配線ボックスへの特殊な加工を必
要とせずに、一本の止着ネジでも確実に固定する事が可
能な配線ボックス取付装置の提供を目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この考案は、配線ボックスPの側面に予め開穿された左
右一対の連結孔P1の一方に、配線ボックスPの外側か
ら挿入する係止端部2と、他方の連結孔にネジ止めする
ネジ孔3とを有して配線ボックスPの外側面に吊りボル
トQを圧着する板状の止着具1を形成し、この止着具1
に吊りボルトQのネジ山Q1に係止する係止爪片4を設
ける。この係止爪片4は、止着具1の上下側縁の一部を
切欠いて吊りボルトQのネジ山Q1のピッチに嵌合する
角度に屈曲したことを課題解消のための手段とする。
この考案は、配線ボックスPの側面に予め開穿された左
右一対の連結孔P1の一方に、配線ボックスPの外側か
ら挿入する係止端部2と、他方の連結孔にネジ止めする
ネジ孔3とを有して配線ボックスPの外側面に吊りボル
トQを圧着する板状の止着具1を形成し、この止着具1
に吊りボルトQのネジ山Q1に係止する係止爪片4を設
ける。この係止爪片4は、止着具1の上下側縁の一部を
切欠いて吊りボルトQのネジ山Q1のピッチに嵌合する
角度に屈曲したことを課題解消のための手段とする。
【0009】
【作用】すなわちこの考案によると、配線ボックスPの
連結孔P1の一方に係止端部2を挿入して係止し、他方
の連結孔P1にネジ止めした止着具1は、配線ボックス
Pの外側面に吊りボルトQを圧着する。そして、止着具
1の係止爪片4が吊りボルトQのネジ山Q1に係止して
配線ボックスPと吊りボルトQとを固定する。このと
き、係止爪片4は、係止爪片4のエッジ部分がネジ山Q
1の谷部分に食い付いて係止する。
連結孔P1の一方に係止端部2を挿入して係止し、他方
の連結孔P1にネジ止めした止着具1は、配線ボックス
Pの外側面に吊りボルトQを圧着する。そして、止着具
1の係止爪片4が吊りボルトQのネジ山Q1に係止して
配線ボックスPと吊りボルトQとを固定する。このと
き、係止爪片4は、係止爪片4のエッジ部分がネジ山Q
1の谷部分に食い付いて係止する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の実施例を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】図中符号Pは配線ボックスを示す(図1参
照)。この配線ボックスPは、配線されたケーブルの端
部を確保して他のケーブルやコンセント等への配線に用
いるもので、一側面が開口して全体が箱形状を成すもの
で、この配線ボックスPの外側面には、吊りボルトQや
配管等に固定するための連結孔P1が開穿されている。
図示例の配線ボックスPは、所謂、アウトレットボック
スと称するものを使用している。
照)。この配線ボックスPは、配線されたケーブルの端
部を確保して他のケーブルやコンセント等への配線に用
いるもので、一側面が開口して全体が箱形状を成すもの
で、この配線ボックスPの外側面には、吊りボルトQや
配管等に固定するための連結孔P1が開穿されている。
図示例の配線ボックスPは、所謂、アウトレットボック
スと称するものを使用している。
【0012】符号1は、配線ボックスPを吊りボルトQ
に固定する板状の止着具である(図2参照)。この止着
具1は、配線ボックスPの一方の連結孔P1に、外側か
ら挿入して係止するための係止端部2を設け、また、他
方の連結孔P1に、止着ネジ5でネジ止めするためのネ
ジ孔3を開穿している。図示例では、配線ボックスPの
内側から止着ネジ5でネジ止めしているが、配線ボック
スPの外側からネジ止めするようにしてもよい(図4参
照)。そして、吊りボルトQのネジ山Q1に係止する係
止爪片4を止着具1に設けている。
に固定する板状の止着具である(図2参照)。この止着
具1は、配線ボックスPの一方の連結孔P1に、外側か
ら挿入して係止するための係止端部2を設け、また、他
方の連結孔P1に、止着ネジ5でネジ止めするためのネ
ジ孔3を開穿している。図示例では、配線ボックスPの
内側から止着ネジ5でネジ止めしているが、配線ボック
スPの外側からネジ止めするようにしてもよい(図4参
照)。そして、吊りボルトQのネジ山Q1に係止する係
止爪片4を止着具1に設けている。
【0013】この係止爪片4は、止着具1の上下側縁の
一部を切欠いて吊りボルトQのネジ山Q1のピッチに嵌
合する角度に屈曲している(図3参照)。そして、係止
爪片4のエッジ部分がネジ山Q1の谷部分に食い付くよ
うに構成している。
一部を切欠いて吊りボルトQのネジ山Q1のピッチに嵌
合する角度に屈曲している(図3参照)。そして、係止
爪片4のエッジ部分がネジ山Q1の谷部分に食い付くよ
うに構成している。
【0014】
【考案の効果】この考案は、上述の如く構成したことに
より、当初の目的を達成する。
より、当初の目的を達成する。
【0015】すなわち、配線ボックスPの側面に予め開
穿された左右一対の連結孔P1の一方に、配線ボックス
Pの外側から挿入する係止端部2と、他方の連結孔にネ
ジ止めするネジ孔3とを有して配線ボックスPの外側面
に吊りボルトQを圧着する板状の止着具1を形成し、こ
の止着具1に吊りボルトQのネジ山Q1に係止する係止
爪片4を設けたことにより、止着具1は、配線ボックス
Pの外側面に吊りボルトQを圧着し、係止爪片4がネジ
山Q1に係止するから、配線ボックスPと吊りボルトQ
とを確実に固定することができる。
穿された左右一対の連結孔P1の一方に、配線ボックス
Pの外側から挿入する係止端部2と、他方の連結孔にネ
ジ止めするネジ孔3とを有して配線ボックスPの外側面
に吊りボルトQを圧着する板状の止着具1を形成し、こ
の止着具1に吊りボルトQのネジ山Q1に係止する係止
爪片4を設けたことにより、止着具1は、配線ボックス
Pの外側面に吊りボルトQを圧着し、係止爪片4がネジ
山Q1に係止するから、配線ボックスPと吊りボルトQ
とを確実に固定することができる。
【0016】しかも、係止爪片4は、止着具1の上下側
縁の一部を切欠いて吊りボルトQのネジ山Q1のピッチ
に嵌合する角度に屈曲してあるから、係止爪片4は、ネ
ジ山Q1のピッチに沿って係止し、より堅固な締め付け
が可能になる。したがって、鉛直方向に吊り下げた吊り
ボルトQに対しても、配線ボックスPを確実に固定する
ことができるものである。
縁の一部を切欠いて吊りボルトQのネジ山Q1のピッチ
に嵌合する角度に屈曲してあるから、係止爪片4は、ネ
ジ山Q1のピッチに沿って係止し、より堅固な締め付け
が可能になる。したがって、鉛直方向に吊り下げた吊り
ボルトQに対しても、配線ボックスPを確実に固定する
ことができるものである。
【0017】このように、この考案によると、配線ボッ
クスへの特殊な加工を必要とせずに、一本の止着ネジで
も確実に固定する事が可能であるなどといった実用上有
益な種々の効果を奏する。
クスへの特殊な加工を必要とせずに、一本の止着ネジで
も確実に固定する事が可能であるなどといった実用上有
益な種々の効果を奏する。
【図1】この考案の使用状態を示す正面図。
【図2】この考案の斜視図。
【図3】この考案の係止爪片の係止状態を示す要部拡大
断面図。
断面図。
【図4】この考案の使用状態を示す要部断面図。
P 配線ボックス P1 連結孔 Q 吊りボルト Q1 ネジ山 1 止着具 2 係止端部 3 ネジ孔 4 係止爪片 5 止着ネジ
Claims (1)
- 【請求項1】配線ボックスの側面に予め開穿された左右
一対の連結孔の一方に、配線ボックスの外側から挿入す
る係止端部と、他方の連結孔にネジ止めするネジ孔とを
有して配線ボックスの外側面に吊りボルトを圧着する板
状の止着具を形成し、この止着具に吊りボルトのネジ山
に係止する係止爪片を設け、この係止爪片は、止着具の
上下側縁の一部を切り欠いて吊りボルトのネジ山のピッ
チに嵌合する角度に屈曲したことを特徴とする配線ボッ
クス取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041026U JP2528480Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 配線ボックス取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992041026U JP2528480Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 配線ボックス取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595130U JPH0595130U (ja) | 1993-12-24 |
JP2528480Y2 true JP2528480Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=12596888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992041026U Expired - Lifetime JP2528480Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 配線ボックス取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528480Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5513332B2 (ja) * | 2010-09-21 | 2014-06-04 | 未来工業株式会社 | 連結固定具及び棒材連結用配線・配管ボックス |
JP7050653B2 (ja) * | 2018-11-22 | 2022-04-08 | 未来工業株式会社 | ボックス固定具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606515Y2 (ja) * | 1979-08-15 | 1985-03-01 | 松下電工株式会社 | 回り縁のコ−ナ−部の構造 |
JPS5995726U (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-29 | 日動電工株式会社 | 可撓電線管接続用コネクタ |
JP3112185U (ja) * | 2005-04-15 | 2005-08-04 | 成子 日野 | 家庭用の食物薄物体こま切り器 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP1992041026U patent/JP2528480Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0595130U (ja) | 1993-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |