JPH082073Y2 - パイプ架台 - Google Patents
パイプ架台Info
- Publication number
- JPH082073Y2 JPH082073Y2 JP1226091U JP1226091U JPH082073Y2 JP H082073 Y2 JPH082073 Y2 JP H082073Y2 JP 1226091 U JP1226091 U JP 1226091U JP 1226091 U JP1226091 U JP 1226091U JP H082073 Y2 JPH082073 Y2 JP H082073Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- pipe
- receiving portion
- pedestal
- funnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、船舶等で簡易的であ
まり重量のかからないパイプの固定または振動止めを行
い、パイプを跨設するものに関するものである。
まり重量のかからないパイプの固定または振動止めを行
い、パイプを跨設するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の考案は、図4で示すよう
に、山形鋼で組み立て架台31を形成し、壁30に溶接
を行っていた。
に、山形鋼で組み立て架台31を形成し、壁30に溶接
を行っていた。
【0003】架台31の背にはボルト穴32が設けられ
ており、パイプ33をUボルト34で装着し、該Uボル
ト34は架台31のボルト穴32を貫通させ、座金35
および2つのナット36で締着されていた。また、該2
つのナット36は、1つ目のナット36で締着し、2つ
目のナット36も締着され、1つ目のナット36を戻
し、緩み止めとしていた。
ており、パイプ33をUボルト34で装着し、該Uボル
ト34は架台31のボルト穴32を貫通させ、座金35
および2つのナット36で締着されていた。また、該2
つのナット36は、1つ目のナット36で締着し、2つ
目のナット36も締着され、1つ目のナット36を戻
し、緩み止めとしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、パイプをUボルトで装着し、該Uボルトは、架台
のボルト穴を貫通させ、座金および2つのナットで締着
されていたが、ナットによる締め付けおよび緩み止めの
作業に手間を有し、また、狭い場所では作業が困難であ
るという問題点を有していた。
うに、パイプをUボルトで装着し、該Uボルトは、架台
のボルト穴を貫通させ、座金および2つのナットで締着
されていたが、ナットによる締め付けおよび緩み止めの
作業に手間を有し、また、狭い場所では作業が困難であ
るという問題点を有していた。
【0005】また、ナットによる緩み止めを行うため
に、機械的にも充分な緩み止めができず、振動によりし
ばしば緩みを生じるという問題点を有していた。
に、機械的にも充分な緩み止めができず、振動によりし
ばしば緩みを生じるという問題点を有していた。
【0006】この考案は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、狭い場所でも簡単にパイプを跨設し、また、
パイプの装設が緩まないものを提供しようとするもので
ある。
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、狭い場所でも簡単にパイプを跨設し、また、
パイプの装設が緩まないものを提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、船舶の壁1に架台2を設け、架台2の
背の部分のUボルト受部4にUボルト3の直径より小さ
なキリ穴5をUボルト3のピッチに合わせて2箇所に設
け、Uボルト受部4を漏斗形状とし、該Uボルト3のネ
ジ山8はキリ穴5を貫通してパイプ7を架台2に跨設す
ることを特徴とするものである。また、Uボルト受部4
は、漏斗形状の部分に1箇所の切り欠き部6を有するも
のである。
に、この考案は、船舶の壁1に架台2を設け、架台2の
背の部分のUボルト受部4にUボルト3の直径より小さ
なキリ穴5をUボルト3のピッチに合わせて2箇所に設
け、Uボルト受部4を漏斗形状とし、該Uボルト3のネ
ジ山8はキリ穴5を貫通してパイプ7を架台2に跨設す
ることを特徴とするものである。また、Uボルト受部4
は、漏斗形状の部分に1箇所の切り欠き部6を有するも
のである。
【0008】
【作用】この考案は、Uボルトのネジ山を用いて、Uボ
ルト受部の漏斗形状となっている端部の直角隅部とUボ
ルト受部の鋼の弾性力を用いて、一旦打ち込んだUボル
トのネジ山は抜けなくなる。万一、Uボルトを外す必要
がある場合は、Uボルトのネジ山部を切断し、ネジ山部
をさらに打ち込むことにより、外すことが可能である。
ルト受部の漏斗形状となっている端部の直角隅部とUボ
ルト受部の鋼の弾性力を用いて、一旦打ち込んだUボル
トのネジ山は抜けなくなる。万一、Uボルトを外す必要
がある場合は、Uボルトのネジ山部を切断し、ネジ山部
をさらに打ち込むことにより、外すことが可能である。
【0009】
【実施例】実施例について、図面を用いて説明すると、
図1に示すように、船舶の壁1に架台2が設けられてい
る。
図1に示すように、船舶の壁1に架台2が設けられてい
る。
【0010】架台2は、平板鋼板をコ字形状に折り曲げ
製作されており、架台2の背の部分のUボルト受部4に
Uボルト3の直径より小さなキリ穴5をUボルト3のピ
ッチに合わせて2箇所に設け、Uボルト受部4をプレス
加工により、漏斗形状とする。
製作されており、架台2の背の部分のUボルト受部4に
Uボルト3の直径より小さなキリ穴5をUボルト3のピ
ッチに合わせて2箇所に設け、Uボルト受部4をプレス
加工により、漏斗形状とする。
【0011】また、Uボルト受部4について、図2を用
いて詳しく説明すると、Uボルト受部4の漏斗形状の部
分に1箇所の切り欠き部6を有している。
いて詳しく説明すると、Uボルト受部4の漏斗形状の部
分に1箇所の切り欠き部6を有している。
【0012】パイプ7はUボルト3で装着し、該Uボル
ト3のネジ山部8をキリ穴5合わせ、Uボルト3の頭部
をハンマーで打ち込むと、Uボルト3のネジ山部8はキ
リ穴5を貫通し、抜けなくなり、パイプ7は架台2に跨
設される。
ト3のネジ山部8をキリ穴5合わせ、Uボルト3の頭部
をハンマーで打ち込むと、Uボルト3のネジ山部8はキ
リ穴5を貫通し、抜けなくなり、パイプ7は架台2に跨
設される。
【0013】さらに詳しく、図3を用いて説明すると、
Uボルト受部4の漏斗形状の端部は直角に加工されてお
り、打ち込む時は、ネジ山部8が直角隅部9を滑り込
み、抜けようとする時には、ネジ山部8が直角隅部9に
引っかかり、また、キリ穴5の径は小さくなろうとし、
さらに抜けなくなる。
Uボルト受部4の漏斗形状の端部は直角に加工されてお
り、打ち込む時は、ネジ山部8が直角隅部9を滑り込
み、抜けようとする時には、ネジ山部8が直角隅部9に
引っかかり、また、キリ穴5の径は小さくなろうとし、
さらに抜けなくなる。
【0014】
【考案の効果】この考案は、上記のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。Uボルト受部が漏
斗形状となった底部にキリ穴が加工され、該キリ穴にU
ボルトのネジ山部が打ち込まれることにより、抜けなく
なるので、狭い場所での作業を容易とし、また、緩みに
くいという効果を有するものである。
るので、次に記載する効果を奏する。Uボルト受部が漏
斗形状となった底部にキリ穴が加工され、該キリ穴にU
ボルトのネジ山部が打ち込まれることにより、抜けなく
なるので、狭い場所での作業を容易とし、また、緩みに
くいという効果を有するものである。
【図1】この考案の架台を断面図で略示したものであ
る。
る。
【図2】この考案のUボルト受部を平面図で略示したも
のである。
のである。
【図3】この考案のUボルトのネジ山部を平面図で略示
したものである。
したものである。
【図4】従来の架台を断面図で略示したものである。
1 壁 2 架台 3 Uボルト 4 Uボルト受部 5 キリ穴 6 切り欠き部 7 パイプ 8 ネジ山部 9 直角隅部
Claims (2)
- 【請求項1】船舶の壁1に架台2を設け、架台2の背の
部分のUボルト受部4にUボルト3の直径より小さなキ
リ穴5をUボルト3のピッチに合わせて2箇所に設け、
Uボルト受部4を漏斗形状とし、該Uボルト3のネジ山
8はキリ穴5を貫通してパイプ7を架台2に跨設するこ
とを特徴とするパイプ架台。 - 【請求項2】Uボルト受部4は、漏斗形状の部分に1箇
所の切り欠き部6を有する請求項1のパイプ架台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1226091U JPH082073Y2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | パイプ架台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1226091U JPH082073Y2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | パイプ架台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727995U JPH0727995U (ja) | 1995-05-23 |
JPH082073Y2 true JPH082073Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=11800402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1226091U Expired - Lifetime JPH082073Y2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | パイプ架台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082073Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5956777B2 (ja) * | 2012-02-23 | 2016-07-27 | 株式会社テイエルブイ | 弁類の作動状態検出装置 |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP1226091U patent/JPH082073Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727995U (ja) | 1995-05-23 |
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