JPH0526081Y2 - - Google Patents

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JPH0526081Y2
JPH0526081Y2 JP14525388U JP14525388U JPH0526081Y2 JP H0526081 Y2 JPH0526081 Y2 JP H0526081Y2 JP 14525388 U JP14525388 U JP 14525388U JP 14525388 U JP14525388 U JP 14525388U JP H0526081 Y2 JPH0526081 Y2 JP H0526081Y2
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rail
sleeper
fitting groove
bolt
flange
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、枕木上にレールを取付けるレール取
付装置に関する。
(従来の技術) トンネルの工事現場などでは、土砂運搬や資材
運搬用に仮設レールが敷かれる。このような仮設
レールでは、一般にH形鋼からなる金属製の枕木
が用いられ、等間隔毎に配置した枕木上にレール
を直交して載せてその各枕木とレールとが交差す
る箇所をレール取付装置で結合するようにしてい
る。
従来のレール取付装置は、例えば特公昭59−
31601号公報に示されているように、枕木のフラ
ンジに多数の取付孔を設けておき、この取付孔お
よびレールの台座部上に係着する取付板に挿通し
たボルトにワツシヤおよびナツトを嵌合し、この
ボルトとナツトの締付けで取付板を介して枕木に
レールを固定している。
また、特公昭61−11282号公報に示されている
ように、レールの台座部上に係着する上部取付板
と枕木のフランジの下面に係着する下部取付板と
を、ボルトとワツシヤを介したナツトで締付けて
枕木にレールを固定する構造が採られている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来のレール取付装置では、ボルトと
ナツトによつて締付け固定するため、ボルトを孔
に通し、そのボルトの先端にワツシヤおよびナツ
トを嵌合すると共に、ナツトまたはボルトを押え
ながらボルトまたはナツトを回す必要があり、作
業に手間がかかつていた。また、前記のように、
フランジに複数の取付孔を設けた枕木を使用する
レール取付装置の場合、専用の枕木を必要とし、
一般的なH形鋼は使用できず、かつ、上部取付板
と下部取付板とでレールと枕木を挟み込むレール
取付装置の場合は、部品数が多くなり、コストお
よび手間がかかる。
本考案は、上述のような課題に鑑みなされたも
ので、部品コストがかからず、レールを枕木に簡
単に取付けることができ、レール敷設作業を効率
的に行なえるレール取付装置を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、枕木11とこの枕木11上に略直交
して配置されるレール1とを取付けるレール取付
装置において、前記枕木11のフランジ13に嵌
合する枕木嵌合溝22を一側部に有すると共にこ
の一側部に略直角に隣接する側部に前記レール1
の台座部3に嵌合するレール嵌合溝25を有する
取付基体21と、この取付基体21に螺着して枕
木嵌合溝22内の前記枕木11のフランジ13に
先端が圧着する枕木押えボルト31およびレール
嵌合溝25内の前記レール1の台座部3に先端が
圧着するレール押えボルト35とを具備したもの
である。
(作用) 本考案のレール取付装置では、取付基体21を
レール1と枕木11とが交差する箇所に装着す
る。すなわち、取付基体21の枕木嵌合溝22内
に枕木11のフランジ13を嵌合すると共に、取
付基体21のレール嵌合溝25内にレール1の台
座部3を嵌合する。そして、その取付基体21に
螺着された枕木押えボルト31およびレール押え
ボルト35をねじ込み、枕木押えボルト31の先
端を枕木嵌合溝22内の枕木11のフランジ13
に圧着させることでフランジ13に固着し、レー
ル押えボルト35の先端をレール嵌合溝25内の
レール1の台座部3に圧着させることで台座部3
に固着し、レール1と枕木11とを結合する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を第1図ないし
第4図を参照して説明する。
図において、1はレールで、上部に車輪受部
2、下部に台座部3を有し、その台座部3の底面
は平面に形成されていると共に上面は外側に下降
傾斜する傾斜面4に形成されている。
また、11は金属製の枕木で、垂直板部12の
上部および下部にフランジ13,14を有する一
般的なH形鋼からなる。
また、21はレール取付装置の取付基体で、金
属にて四角形状に形成され、その一側部に前記枕
木11のフランジ13に嵌合可能とする枕木嵌合
溝22およびこの枕木嵌合溝22の上下部の枕木
嵌合片23,24が設けられ、また、その枕木嵌
合溝22を有する一側部と略直角に隣接する側部
に前記レール1の台座部3に嵌合可能とするレー
ル嵌合溝25およびこのレール嵌合溝25の上下
部のレール嵌合片26,27が設けられている。
さらに、上部の枕木嵌合片23には、その上面と
枕木嵌合溝22とに貫通してねじ孔28が形成さ
れ、かつ、上部のレール嵌合片26には、その上
面とレール嵌合溝25とに貫通すると共に軸中心
が前記レール1の台座部3の上面に対して直角に
なるように傾けてねじ孔29が形成され、このね
じ孔29の上部にねじ孔29の軸中心に直交して
径大な座ぐり30が設けられている。
前記取付基体21のねじ孔28には枕木押えボ
ルト31が螺着される。このボルト31は、第3
図および第4図にも示すように、六角の頭部32
およびねじ部33を有し、このねじ部33の先端
に中央の円錐状の突起34aとその周囲の環状に
連続した断面三角形状の突起34bとが設けられ
ている。
また、前記取付基体21のねじ孔29にはレー
ル押えボルト35が螺着される。このボルト35
は、六角の頭部36およびねじ部37を有し、こ
のねじ部37の先端にやや小径の圧着部38が設
けられている。
そうして、レール1を敷設するには、複数の枕
木11を所定間隔毎に設置し、この枕木11上に
レール1を直交して載せ、その枕木11とレール
1の交差する箇所をレール取付装置によつて結合
する。
まず、レール取付装置の取付基体21をレール
1の外側で枕木11とが交差する箇所に装着す
る。すなわち、取付基体21の枕木嵌合溝22内
にフランジ13を嵌合し、また、レール嵌合溝2
5内にレール1の台座部3およびフランジ13を
嵌合する。
そして、各ボルト31,35を取付基体21の
各ねじ孔28,29に螺合して締付け方向に回
し、あるいは取付基体21を枕木11とレール1
の交差する箇所に装着する際に予め螺合しておい
た各ボルト31,35を締付け方向に回すことに
より、枕木押えボルト31の先端が枕木嵌合溝2
2内に進出して枕木11のフランジ13の上面に
圧着すると共に、レール押えボルト35の先端の
圧着部38がレール嵌合溝25内に進出してレー
ル1の台座部3に圧着する。
この取付け状態では、枕木押えボルト31の先
端部と取付基体21の下側の枕木嵌合片24との
間で枕木11のフランジ13を挟持すると共にそ
の先端の突起34a,34bがフランジ板16の
上面に食い込み、また、レール押えボルト35の
先端と取付基体21の下側のレール嵌合片27と
の間でレール1の台座部3を挟持し、枕木11と
レール1とを結合する。
従つて、取付基体21を枕木11とレール1の
交差する箇所に装着してボルト31,35を締付
けるだけで、レール1を枕木11に簡単に取付け
ることができる。
なお、レール押えボルト35としては、枕木押
えボルト31と同様に先端に突起がある構造のボ
ルトを用いてもよく、レール1の台座部3に強固
に固着することができる。
また、第5図に示すように、取付基体21の上
下の両枕木嵌合片23,24にねじ孔28,28
aを設け、そのねじ孔28,28aに取付基体2
1の上下方から枕木押えボルト31,31をそれ
ぞれ螺合し、両ボルト31,31の先端間で枕木
11のフランジ13に強固に固着するようにして
もよい。この場合にも、レール押えボルト35と
しては先端に突起を有する構造のボルトを用いて
もよい。
また、第6図に示すように、枕木11のフラン
ジ13に取付基体21の取付用のフランジ板13
aを設け、このフランジ板13aに取付基体21
の枕木嵌合溝22を嵌合して取付けるようにして
もよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、取付基体の枕木嵌合溝および
レール嵌合溝を枕木とレールとが交差する箇所に
嵌合して枕木押えボルトおよびレール押えボルト
を締付けるだけで、枕木押えボルトの先端が枕木
嵌合溝内の枕木のフランジに圧着固定すると共
に、レール押えボルトの先端がレール嵌合溝内の
レールの台座部に圧着固定し、レールと枕木とを
結合することができるため、部品コストがかから
ず、レールを枕木に簡単に取付けることができ、
レールの敷設を効率的に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のレール取付装置の一実施例を
示す斜視図、第2図はその断面図、第3図は枕木
押えボルトの側面図、第4図はその端面図、第5
図は本考案の他の実施例を示す断面図、第6図は
本考案のさらに他の実施例を示す斜視図である。 1……レール、3……台座部、11……枕木、
13……フランジ、21……取付基体、22……
枕木嵌合溝、25……レール嵌合溝、31……枕
木押えボルト、35……レール押えボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 枕木とこの枕木上に略直交して配置されるレー
    ルとを取付けるレール取付装置において、 前記枕木のフランジに嵌合する枕木嵌合溝を一
    側部に有すると共にこの一側部に略直角に隣接す
    る側部に前記レールの台座部に嵌合するレール嵌
    合溝を有する取付基体と、 この取付基体に螺着して枕木嵌合溝内の前記枕
    木のフランジに先端が圧着する枕木押えボルトお
    よびレール嵌合溝内の前記レールの台座部に先端
    が圧着するレール押えボルトとを具備したことを
    特徴とするレール取付装置。
JP14525388U 1988-11-07 1988-11-07 Expired - Lifetime JPH0526081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14525388U JPH0526081Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

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JP14525388U JPH0526081Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

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JPH0266802U JPH0266802U (ja) 1990-05-21
JPH0526081Y2 true JPH0526081Y2 (ja) 1993-07-01

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JP14525388U Expired - Lifetime JPH0526081Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

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JPH0266802U (ja) 1990-05-21

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