JPH0313606Y2 - - Google Patents

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JPH0313606Y2
JPH0313606Y2 JP1986084480U JP8448086U JPH0313606Y2 JP H0313606 Y2 JPH0313606 Y2 JP H0313606Y2 JP 1986084480 U JP1986084480 U JP 1986084480U JP 8448086 U JP8448086 U JP 8448086U JP H0313606 Y2 JPH0313606 Y2 JP H0313606Y2
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bolt
battledore
hole
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nail
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は木造建築物に使用される羽子板ボルトに
関するものである。
(従来の技術) 羽子板ボルトは、柱と梁のように角度を有して
固着するのに使用される金具の一種で、一方端を
板部とし他方端をボルト部としてなるものであ
る。従来の羽子板ボルトは基本的には実公昭54−
8281号、同57−4249号、同57−4163号等に示され
ているように板部にボルト軸を熔着したものや、
又は実開昭50−88752号、実公昭57−4163号等に
示されているように板部とボルト部が分離してい
るものが知られている。これ等の羽子板ボルトを
使用する場合は、柱及び梁にそれぞれボルト透孔
を穿ち、柱のボルト透孔には羽子板ボルトのボル
ト軸を挿着し、梁のボルト透孔は羽子板ボルトの
板部を固定するボルトを挿着し、これによつて柱
と梁を一体化しているものである。
(考案が解決しようとする問題点) 前述した従来の羽子板ボルトは、そのボルト部
を柱に穿設したボルト透孔に挿通し、柱外側に突
出したボルト部にナツトを螺合してなるものであ
るから、柱側面よりボルトが突出することにな
る。この為柱に直接壁材を張着する場合突出した
ボルト部が邪魔となる。また前記した従来の羽子
板ボルトは総て板部の梁への固着にボルトを用い
ているもので、このため梁にボルト孔を穿設しな
ければならない煩わしさがある。
(問題点を解決するための手段) 本案は前記問題点を解決するため羽子板体とボ
ルト体を分離すると共に、これに羽子板部分の固
着金具を組み合わせてなるものである。即ち本案
に係る羽子板ボルトは柱を貫通する長さのボルト
及び前記ボルトに螺合されるナツトと、羽子板部
の上面に前記ボルトの挿通部を形成すると共に、
基部に横長孔及び釘孔を設けた羽子板体と、前記
横長孔に挿通される平爪を穿設すると共に適当個
所に釘孔を設けた平爪体とで構成されることを特
徴とするものである。
(作用) 羽子板体の羽子板部を梁に打設する平爪体で止
着すると共に平爪体を釘等で梁に止着すると、羽
子板部に加わる引張力は平爪体の平爪部で負担
し、釘等によつて平爪部が梁より抜けないように
している。
また柱側に於ては、その外側面にボルト体の頭
部に埋設する大きさの座掘りを施し、ボルト体を
柱のボルト孔に挿通した後、ボルト体の捻子部を
梁に固着した羽子板部のボルト挿通部に挿通し、
ナツト体を捻子部に螺合緊締して柱と梁とを一体
に連結するものである。
(実施例) 次に本案の実施例を図面に基づいて説明する。
本案は羽子板体A、ボルト体B及び平爪体Cよ
りなり、羽子板体Aは上部一端側に∩状に屈曲せ
しめた金属板を装着してボルト挿通部1を形成
し、ボルト挿通部1の内側端縁板部にナツト掛止
孔2を穿設し、羽子板部Aの適当個所に釘孔3及
び横長孔4を形成してなり、板部の裏面適当個所
に折曲用凹溝5を横方向に設けてなるものであ
る。ボルト体Bは柱等の厚さより充分長いもの
で、捻子部6に螺合するナツト体7を付随せしめ
たものである。また平爪体Cは平爪9を下方へ突
設し且つ適宜な釘孔10を穿設したものである。
而して本案羽子板ボルトを用いる場合、第5図
及び第6図に示すように柱aにボルト透孔bを穿
設すると共に、柱aにボルト体Bの頭部8が埋設
する深さ及び大きさの座掘りcを施す。他方梁d
に羽子板体Aを固着するもので、羽子板Aを梁d
上に載置すると共に羽子板体Aの横長孔4に平爪
9を挿入して梁dに打設し、各釘孔3,10から
釘11を梁に打設するものである。これによつて
板体Aは引張方向に対しては平爪9によつて耐
え、抜き上がりに対しては釘11を以て対処して
なるので、板体Aは梁dに強固に固着されるもの
である。而る後ボルト体Bを柱aのボルト透孔b
に挿通し、板体Aのボルト挿通部1にボルト捻子
部6を挿通し、ナツト体7を螺合緊締するもので
ある。この際ボルト透孔bの形成位置が多少上下
にずれていたとしても、板体Aの裏面に折曲用凹
溝5を形成してなるので、板体Aを適宜折曲して
ボルト挿通部1の上下位置を調整して対応でき、
またナツト体7の緊締に際してナツト体7が掛止
孔2の端縁に掛止せしめるようにすると、ボルト
挿通部1に対する負担が軽減される利点がある。
この様にして柱aと梁dを一体に連結し、柱aの
外側面にボルト部が突出しないようにして、壁材
eを柱aに直接張設する場合差障りとならないよ
うにしたものである。
又第4図に示すようにボルト挿通部1を縦長孔
としておくと、折曲用凹溝と相俟つてボルト透孔
b位置の上下変動に対応できるものである。
尚前記実施例は柱aと梁dの連結を例示して説
明したが、特に本案は柱aと梁dとの連結のみに
適用されるものでなく、木造建築物の角度を有す
る構造体の連結に総て適用できるものである。
(考案の効果) 本案は以上のように羽子板体とボルト体を従来
のように熔着して一体とせず、且つ羽子板止着用
の平爪体を組み合わせてなるもので、従来とは逆
のボルト使用としたもので、羽子板ボルトを使用
個所に於ける、外方へのボルトの突出を全く無く
し、壁材等を柱等の構造体に直接張着する際に、
羽子板ボルトが全く支障とならないようにしたも
のであり、更に羽子板の止着にボルト孔を形成す
る必要がなくなり、その作業の能率が向上する共
に、ボルト孔のために生ずる梁等の強度低下を避
けることができたものである。
【図面の簡単な説明】
図は本案の実施例を示すもので、第1図は全体
斜視図、第2図イは要部断面図、第2図ロは同端
面図、第3図は同平面図、第4図イ,ロはボルト
挿通部の別例を示すもので、イは要部正面図、ロ
は端面図、第5図及び第6図は使用状態を示すも
ので、第5図は取付前、第6図は取付後を示す。 Aは羽子板体、Bはボルト体、Cは平爪体、1
はボルト挿通部、2はナツト掛止孔、3は釘孔、
4は横長孔、5は折曲用凹溝、6は捻子部、7は
ナツト体、8は頭部、9は平爪、10は釘孔、1
1は釘。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱を貫通する長さのボルト及び前記ボルトに螺
    合されるナツトと、羽子板部の上面に前記ボルト
    の挿通部を形成すると共に、基部に横長孔及び釘
    孔を設けた羽子板体と、前記横長孔に挿通される
    平爪を穿設すると共に適当個所に釘孔を設けた平
    爪体とで構成されることを特徴とする羽子板ボル
    ト。
JP1986084480U 1986-06-03 1986-06-03 Expired JPH0313606Y2 (ja)

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JPS62194910U JPS62194910U (ja) 1987-12-11
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JPS574163U (ja) * 1980-06-06 1982-01-09

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