JPS63882Y2 - - Google Patents

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JPS63882Y2
JPS63882Y2 JP1981028309U JP2830981U JPS63882Y2 JP S63882 Y2 JPS63882 Y2 JP S63882Y2 JP 1981028309 U JP1981028309 U JP 1981028309U JP 2830981 U JP2830981 U JP 2830981U JP S63882 Y2 JPS63882 Y2 JP S63882Y2
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girders
girder
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wall
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自転車格納庫或いはガレージ等の組
立建造物において、左右方向に沿つて対向する2
つの桁を、その対向端部を接合させた状態で、支
柱の上端部分に取付ける取付構造に関するもので
ある。
従来のこの種取付構造にあつては、第1図に示
す如く、左右取付片1a,1aを有する取付金具
1を支柱2の上端部にボルト3でもつて取付け、
この取付金具1の各取付片1aを、互に接合させ
た状態の桁4,5の各対向端部の前面部にボルト
6及びナツト(図示せず)を介して取付けてい
る。
ところが、取付金具1及び支柱2の上端部分
が、桁4,5の前面から膨出しているため、外観
上甚だ不体裁であり、しかも桁4,5に作用する
垂直荷重に対して弱く且つねじれ等が発生し易い
といつた強度上の欠点があつた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
体裁が良くしかも強度的に優れ、さらに取付作業
も容易に行いうる支柱と桁との取付構造を提供す
ることを目的とする。
本考案の自転車格納庫等の組立建造物における
支柱と桁との取付構造は、上記目的を達成するた
めに、左右方向に沿つて対向する2つの桁をその
対向端部を接合させた状態で、支柱の上端部に取
付ける取付構造であつて、左右方向に沿う左右取
付片を有する取付金具を、前記支柱の上端部に該
支柱を抱持する如く取付け、前記各桁を前壁と上
下壁とを備えた少なくとも断面コ字状に構成し
て、この両桁の各上壁の対向端部に、該両桁を接
合させたときにおいて位置決め孔が形成されるよ
うに該位置決め孔の略半分に相当する位置決め孔
構成用切欠を直対向に形成すると共に、両桁の各
下壁の対向端部に、両桁を接合させたときにおい
て支柱の上端部を挿入しうる開口を切欠により形
成し、支柱の上端部をこの開口を介して両桁の接
合部分内に、前記開口の切欠端を支柱に近接もし
くは接当させた状態で位置させて、前記取付金具
の左右取付片を、各々、各桁の前壁の背面部に取
付けたものである。
次に、一実施例を第2図〜第6図について説明
する。なお、この実施例は、本考案を、自転車格
納庫に適用した例に係り、以下においては、前記
格納庫の前部側の構造についてのみ説明し、前後
相対向ししかもこれと同一構造である後部側につ
いては説明を省略する。
すなわち、図において、11は左右方向に所定
間隔を隔てて所定数立設された金属板を折曲して
形成した中空方形状の支柱で、各支柱11とこれ
に対向する格納庫の後部側の支柱(図示せず)と
は、各々、その上端部に近い部分に取付板12を
介して取付けられた水平な中空方形状の梁13で
もつて、連結されている。各支柱11の上端部の
後面部には、バーリング加工或いはナツトサート
等により被螺着部11a,11aが形設されてい
る。
14は支柱11の上端部の左右面及び後面に嵌
合しうるコ字状部と該コ字状部の両端から左右方
向へ突設された一対の左右取付片14a,14a
を備えた板金製の取付金具で、この取付金具14
は、ボルト15,15を支柱の被螺着部11a,
11aに螺着させることにより、支柱11の上端
部に、これを抱持する如く取付られており、この
取付状態においては、左右取付片14a,14a
が支柱11の前面に面一状に沿つて左右方向に延
びている。
また、16は隣合う支柱11,11の上端部間
に左右方向に沿つて取付けられる所定数の中桁
で、この中桁16は、前壁17及び上下壁18,
19を備えた断面コ字状に折曲成形された板金製
のものであり、さらに上下壁18,19の後端縁
から後壁20,21を対向状に連設してある。
各中桁16の下壁19の左右端部は、支柱11
の左右方向巾の半分に略相当する量だけ切欠いて
あつて、2つの中桁16,16を、前壁17,1
7及び上壁18,18を互に接当させた状態に、
接合させたときにおいて、対向する下壁19,1
9の切欠端19a,19b間に、前記支柱11の
上端部が略嵌合状態で挿入されうる開口22が形
成されるようになつている。なお、切欠端19
a,19bは第3図のように極力近接するように
(若しくは接当するように)形成している。また
後壁20,21の左右端部も、下壁19の切欠端
19a,19bに上下方向において合致するよう
に切欠いてある。
さらに、各中桁16の上壁18の左右方向の中
間部位には、前壁17寄りの位置に位置せしめて
左右方向に延びる細長矩形状の挿入孔23、及び
該挿入孔23の左右方向中央部に直対向する後方
位に位置せしめて固定具挿着用の位置決め孔24
を、夫々適当数穿設してあり、前記上壁18の左
右端部には、前記挿入孔23及び位置決め孔24
の左右方向延長線上に位置せしめて、夫々、挿入
孔23の半分を形成する挿入孔構成用切欠23
a,23b及び位置決め孔24の半分を形成する
固定具挿着用の(本実施例では後述する屋根受金
具の取付けをも兼ねる)位置決め孔構成用切欠2
4a,24bを形設してあつて、前記した如く2
つの中桁16,16を接合させたときにおいて、
互に接合された挿入孔構成用切欠23a,23b
及び位置決め孔構成用切欠24a,24bであつ
て、中央位の挿入孔23及び位置決め孔24と同
一の挿通孔及び位置決め孔が形成されるようにな
つている。なお、中桁16の上壁18には、さら
に左右端部に形成した各位置決め孔構成用切欠2
4a,24bの側方近傍位に位置せしめて前記位
置決め孔24同様の取付孔25a,25bが穿設
されており、前壁17の左右端部には、前記取付
金具14の各取付片14aに穿設せる取付孔2
7,27に対応する取付孔26,26が穿設され
ている。
そして、このように左右対称形状に構成された
2つの中桁16,16は、その対向端部つまり前
壁17,17及び上壁18,18の対向端を接合
させた状態であつて、且つ支柱11の上端部を、
下壁19,19の切欠端19a,19b間に形成
された開口22から中桁16,16の接合部分内
に位置させると共に上壁18,18の接合部分に
接当させた状態で、前記した如く支柱11の上端
部に取付けられた取付金具14の各取付片14a
を、各前壁17の背面部つまり後面部に、前壁1
7及び取付片14aの取付孔26,27を介して
ボルト28、ナツト29により取付けることによ
つて、支柱11の上端部に取付けられるのであ
る。
したがつて、このような支柱11と中桁16,
16との取付構造にあつては、支柱11の上端部
及び取付金具14が中桁16,16の接合部分内
に位置されていて、中桁16,16の前面側に露
出されていないから、外観上極めて体裁が良い。
しかも、支柱11の前面が前壁17,17の後面
に接当されており、且つ前壁17の厚みは極くわ
ずかであるから、支柱11の前面と中桁16,1
6の前面とは略面一状となつて、外観上の体裁は
更に良好となる。
また、支柱11の上端部が中桁16,16の接
合部分内に位置されており、且つ取付金具14つ
まり各取付片14aが各前壁17の後面部に取付
けられているから、支柱11及び取付金具14を
中桁16の前面側に取付けた場合に比して、各中
桁16に作用する垂直荷重に対して強く且つねじ
れ等の発生を極力防止できて、強度上有利とな
る。しかも、前記せる如く、支柱11の上端を上
壁18,18の接合部分に接当させておき、これ
を受止め支持させておくと、前記強度上の利点は
更に顕著となる。さらに、各下壁19の切欠端1
9a,19bを支柱11の側面部に接当若しくは
近接させておいたり、取付金具14の各取付片1
4aをも各上壁18に接当させておくと、強度的
に更に強力なものとなる。
また、支柱11と中桁16,16との取付作業
に当つては、隣合う支柱11,11に取付けた各
取付金具14の各取付片14aでもつて中桁16
の上壁18の左右端部分を載置支持させておくこ
とができ、取付金具14が中桁16の位置決め仮
保持用の用具としての機能を果たすから、上記取
付作業を極めて容易に行うことができて便利であ
る。
さらに、前記した如く中桁16は、これを左右
対称形状に構成しておくと、間口左右巾の異なる
連棟型の自転車格納庫の何れにも共通部材として
用いることができ、さらに一旦組立てられた自転
車格納庫を拡張或いは縮小する場合にも、これを
簡単に行うことができて便利である。
また、30は支柱より側端方の屋根を支持する
部材であつて、最右寄りの中桁16の右端部に接
続される右側の端桁であり、この端桁30は、前
壁31及び上下壁32,33を備えた断面コ字状
に折曲成形された板金製のものであり、さらに上
下壁32,33の後端縁から後壁34,35を対
向状に連設してあり、右端部を側壁36で閉塞し
てある。なお、端桁30の右端側の下面部分は若
干傾斜状に形成されており、前壁31,下壁3
3,後壁35の各左端側部分もこれに応じて形成
されている。
そして、上壁32の前後巾は前記中桁16の上
壁18の前後巾よりも若干大きく設定されてい
て、端桁30の左端部分を、中桁16の右端部分
に、端桁30の上壁32の下面を中桁16の上壁
18の上面に及び前者の前壁31の後面を後者の
前壁17の前面に並びに前者の後壁34の前面を
後者の後壁20の後面に夫々接触させた状態で、
中桁16の前壁17の右端側に穿設せる取付孔2
6が端桁30の前壁31の左端より若干右方へ入
り込む位置まで嵌挿せしめうるように構成してあ
る。なお、端桁30の前壁31及び後壁34の上
下巾は、上記した嵌合状態において、前壁31及
び後壁34の各下端縁が中桁16の前壁17及び
後壁20の各下端縁と各々一致するように設定し
てあり、端桁30の後壁34の上下巾も、その上
端縁が中桁16の後壁21の上端縁に一致するよ
うに設定してある。
さらに、端桁30の前壁31には、前記した如
く両桁16,30を嵌合させた状態において、前
記取付孔26,26に合致する取付孔37,37
を穿設してあり、且つ該取付孔37から右方へ前
記取付金具14の左右取付片14a,14aの各
取付孔27,27の左右間隔に相当する量だけ離
間した位置にも、同一の取付孔37′,37′を穿
設してある。
また、端桁30の下壁33の左端部は、両桁1
6,30を嵌合させた状態において、中桁16の
下壁19の切欠端19aとの間に前記開口22と
同様の開口38が形成されるように切欠いてあ
る。なお、端桁30の後壁35の左端部も、前記
下壁33の切欠端33aに連らならせて切欠いて
ある。
また、端桁30の上壁32には、両桁16,3
0を嵌合させた状態において、中桁16の上壁1
8に形成せる挿入孔構成用切欠23a及び位置決
め孔構成用切欠24aに夫々その左半部が合致せ
しめられる。前記挿入孔23及び位置決め孔24
と同一の挿入孔39及び挿通孔40を穿設してあ
ると共に、右端寄りの箇所にもこれと同一の挿入
孔41及び挿通孔42を穿設してあり、さらに前
記上壁18の取付孔25aに合致する取付孔4
3、及び該取付孔43に前記挿通孔40に対して
対称する位置に同一の取付孔44を夫々穿設して
ある。
そして、このように構成された右側の端桁30
と最右寄りの中桁16とは、その対向端部分を互
に所定量嵌合状に重畳させた状態で、前記した中
桁16,16の場合と同様の固定手段を介して接
続されるのである。
すなわち、両桁16,30を前記した状態に嵌
合させ、両下壁19,33の切欠端19a,33
a間に形成された開口38から、支柱11の上端
部を両桁16,30の重畳部分内に位置させた状
態で、支柱11に取付けた取付金具14の各取付
片14aを、中桁16の前壁17の後面部又端桁
30の前壁31の後面部に、取付孔37,26,
27又37′,27を介して各々ボルト28、ナ
ツト29により取付けることによつて、両桁1
6,30が支柱11の上端部に接続固定される。
なお、支柱11の上端は、その左半部が中桁16
の上壁18に接当している。
したがつて、このような中桁16と端桁30と
の接続構造にあつては、端桁30が片持状に取付
けられているにも拘わらず、両桁16,30が、
単に接合されているのではなく、所定量互に嵌合
された状態で接続されているから、端桁30に作
用する垂直荷重に対して強く且つねじれ等の発生
を極力防止できて、強度上有利となる。
しかもこの利点は、前記した支柱11と中桁1
6,16との取付構造と同様に、両桁16,30
の接続部分を支柱11の上端部に取付金具14を
介して取付けておくことによつて、更に顕著とな
る。なお、この理由は、前記支柱11と中桁1
6,16との取付構造におけると全く同一であ
る。
ところで、前記両桁16,30の接続構造にお
いて、支柱11の上端の右半部と端桁30の上壁
32とは互に接触しておらず、両者間には中桁1
6の上壁18の厚み分だけ〓間が生じており(第
3図参照)、また取付金具14の取付片14aと
端桁30の前壁31との間にも、中桁16の前壁
17の厚み分だけ〓間が生じる(第4図参照)こ
とになるが、これらの〓間の存在によつて前記利
点が消失する虞れは皆無である。すなわち、前記
各〓間は中桁16の各壁の厚み分だけであつて、
極くわずかなものであり、且つ前者については、
端桁30の上壁32が中桁16の上壁18と共に
支柱11の上端の左半部で受止め支持されている
ことから、支柱11による受止め支持効果に何ら
影響を与えることがなく、また後者については、
ボルト28,ナツト29の締付作用によつて前記
〓間を解消できるのである。さらに、前記各〓間
の解消は、その〓間部分に各壁と同一厚みのスペ
ーサ例えば第4図に示す如きスペーサ45を介挿
しておくことによつて、簡単に行うことができ
る。
また、両桁16,30の接続部分内に支柱11
の上端部及び取付金具14が位置されていること
から、前記支柱11と中桁16,16との取付構
造におけると同様に、外観上の体裁が極めて良
い。
さらに、組立に当つては、両桁16,30を嵌
合させておくことから、両桁16,30の位置決
め、仮保持を容易に行うことができ、作業上有利
である。
なお、前記実施例においては、中桁16を端桁
30に嵌入させるようにしたが、その逆でもよ
く、また両桁16,30の構造は、少なくとも前
壁及び上壁を備えた断面倒立L字状にしておけば
よく、何れにしても前記同様の作用効果が奏せら
れる。また、両桁16,30は、支柱11を介在
させず、単にボルト等の適宜の固定手段で接続し
ておくだけでもよい。
次に、以上のようにして支柱11の上端部に取
付けられた中桁16及び端桁30の各上壁18,
32に、前後方向に延びる多数の断面一様台形状
の山部47a,47a…を矩形状の連結部47b
を介して左右方向に一定間隔を隔てて連設してな
る板金製の折板屋根47を、屋根受金具48を介
して取付ける折板屋根取付構造について説明す
る。
すなわち、屋根受金具48は、折板屋根47の
山部47aに嵌入しうる台形状で且つ立直状の支
壁49と、該支壁49の上端から後方へ水平に突
設された矩形状の屋根受片50と、前記支壁49
の下端の左右端部から後方へ水平に突設された一
対の矩形状の支持片51,51と、該支壁49の
下端の中央部から後方へ階段状に突設された、立
上り垂直状の係合部52a及び水平状の取付部5
2bを有する矩形板状の取付片52と、を備えた
形状に折曲成形された板金製のものである。な
お、前記支壁49には補強部49aが、また支壁
49と支持片51との接合部分には補強部49b
が夫々形成してある。
前記屋根受片50には、所定長さの剣先ボルト
53を上方へ向けて突出状に固定保持させてあ
る。剣先ボルト53の下端部は、屋根受片50に
かしめ加工によつて固着してあるが、溶接等によ
り固着させておいてもよい。
また、前記取付片52の取付部52bには、バ
ーリング加工或いはナツトサートにより被螺着部
54が形設されており、各支持片51には、固定
具用の挿通孔51aが穿設されている。なお、前
記中桁16,16の接合せる位置決め孔構成用切
欠24a,24bでもつて形成された位置決め孔
(又は端桁30の挿通孔40)とその左右に位置
する挿通孔25a,25b(又は端桁30の挿通
孔43,44)との位置関係は、前記屋根受金具
48における、被螺着部54とその左右に位置す
る挿通孔51a,51aとの平面視での位置関係
に一致せしめられており、また中桁16の挿入孔
23(又は接合せる挿入孔構成用切欠23a,2
3bでもつて形成された挿入孔、端桁30の挿入
孔39,41)と位置決め孔24(又は接合せる
位置決め孔構成用切欠24a・24b、端桁30
の挿通孔40,42)との位置関係は、前記屋根
受金具48における、係合部52aと被螺着部5
4との平面視での位置関係に略一致せしめられて
おり、前記挿入孔23(又は接合せる挿入孔構成
用切欠23a・23b、端桁30の挿入孔39,
41)は、被螺着部54を備えた取付片52を挿
通させうる程度の細長矩形状とされている。な
お、前記挿通孔25a,25bは中桁16の左右
端部にのみ、また前記挿通孔43,44は端桁3
0の左端部にのみ形成されている。
そして以上のように構成された各屋根受金具4
8は、各取付片52を前記各挿入孔23,23
a・23b,39,41から挿入させて、各取付
部52bを各桁16,30の上壁18,32の下
面側にもたらすと共に各一対の支持片51,51
を各桁16,30の上壁18,32上に載置させ
た上、各取付部52bの被螺着部54に各位置決
め孔24,24a・24b,挿通孔40,42を
介してボルト56を各々螺着させることによつ
て、各桁16,30の上壁18,32に取付けら
れる。各取付片52の係合部52aは、各々、各
挿入孔23,23a・23b,39,41に挿通
係合されて、不測に回動されることがない。
なお、2つの桁16,16又16,30の接合
箇所においては、各一対の支持片51,51を、
各桁16,30の上壁18,32に、各々、各取
付孔25a,25b,43,44を介してボルト
57、ナツト58によつて固定してあつて、両桁
16,16又16,30の接続の強力化及び各挿
入孔構成用切欠23a,23b、位置決め孔構成
用切欠24a,24bの接合の適正化を更に図つ
てある。また前記各接合箇所においては、各取付
部52bが各支柱11の上端開口部内に位置され
ている。
さらに、このようにして各桁16,30の上壁
18,32に取付けられた各屋根受金具48に
は、前記折板屋根47が、その山部47aを支壁
49及び屋根受片50に被冠させ且つその連結部
47bを各桁16,30の上壁18,32に載置
させた状態で取付けられる。この取付けは、通例
の場合におけると同様に、折板屋根47を人為的
に押圧若しくは叩打して、折板屋根47に各剣先
ボルト53を貫通させた上、この各剣先ボルト5
3に各々座金59を介在させてナツト60を螺着
させることによつて行われる。なお、61はコ字
状の破風で、この破風61は、その下壁を端桁3
0の下壁33の端部に取付けられると共に、その
上壁を端桁30の端部の屋根受金具48に折板屋
根47と共に取付けられる。この破風61取付け
用の屋根受金具48は、第2図に示す如く、端部
を若干切欠いてある。
このような折板屋根取付構造にあつては、屋根
受金具48が、桁16,30の上壁18,32に
溶着することなく一つの固定具つまりボルト56
でもつて簡単に取付けることができ、しかも屋根
受金具48の係合部52aが細長矩形状の挿入孔
23,23a・23b,39,41に係合されて
いるから、ボルト56回りで不測に回動される虞
れがない、さらに、屋根受金具48は、一対の支
持片51,51を桁16,30の上壁18,32
に載置させてあるから、不測に傾動される虞れも
ない。
したがつて、屋根受金具48は、桁16,30
の上壁18,32にわずか一本のボルト56でも
つて簡単に且つ安定に取付けられ、このことか
ら、折板屋根47の取付けが、作業能率を高めな
がら極めて安定した状態で行われる。なお、桁1
6,16又16,30の接合箇所においては、屋
根受金具48の一対の支持片51,51をもボル
ト57、ナツト58でもつて桁16,30に取付
けたが、これは必ずしも必要とされるものではな
い。また、屋根受金具48の数及び取付箇所は、
前記実施例に限定されず、折板屋根47の形状等
に応じて任意とできること勿論である。
また、屋根受金具48の支壁49の形状も任意
であるが、前記した如く折板屋根47の山部47
aに嵌合しうる形状としておくと、この両者47
a,49の嵌合作用によつて、折板屋根47の屋
根受金具48への取付状態がより安定化されると
共に、屋根受金具48がいわゆる面戸機能をも併
せて果たすことになつて、有利である。
なお、前記屋根受金具48の構成は、前記実施
例に限定されず、例えば第7図或いは第10図に
示す如く構成することもできる。
すなわち、第7図に示す屋根受金具48は、支
壁49の両側端縁に補強片62を折曲連設し、屋
根受片50に被螺着部54の直上位に位置せしめ
て挿通孔50aを穿設して構成されていて、上端
部を前記剣先ボルト53に相当する剣先ボルト部
分63aに又下端部を前記ボルト56に相当する
ボルト部分63bに夫々形成し、且つ該ボルト部
分63bの上端部位に六角形状の操作部分63c
を一体的に形成してなる固定具63でもつて、前
記実施例同様に、桁16,30への取付け及び折
板屋根47の取付けを行いうるようになされてい
る(第8図及び第9図参図)。
この屋根受金具48の桁16,30への取付け
は、固定具63の上端部つまり剣先ボルト部分6
3aを屋根受片50の挿通孔50aへその下方か
ら挿通させ、この状態で、操作部分63cを利用
してスパナ等によつてボルト部分63bを取付部
52bの被螺着部54に螺着させるのである。屋
根受金具48が桁16,30に取付けられた状態
では、前記剣先ボルト部分63aが、前記剣先ボ
ルト53同様に、屋根受片50から上方へ突出状
に保持されている。なお、前記挿通孔50aは、
これを前記操作部分63cが挿通しうる六角形状
としておいてもよく、このようにしておくと、固
定具63を、屋根受片50の上方から挿通させ
て、被螺着部54に螺着させることができて便利
である。勿論、前記操作部分63cは六角形状に
限定されない。
また、第10図に示す屋根受金具48は、屋根
受片50に前記固定具63の操作部分63cを挿
通しうる六角形状の挿通孔50aを穿設し、支壁
49の下端から支持片51を突設し、該支持片5
1に、細長矩形状の係合孔64及び固定具用の挿
通孔65を穿設し、さらに取付片52を、係止部
52cを備えた別体のものに構成してなる。
この屋根受金具48の桁16,30への取付け
は、取付片52を、支持片51の係合孔64更に
桁16,30の挿入孔23,23a・23b,3
9,41を経て挿通させた上、固定具63のボル
ト部分63bを、屋根受片50の挿通孔50a支
持片51の挿通孔65更に桁16,30の位置決
め孔24,24a・24b,挿通孔40,42を
経て取付部52bの被螺着部54に螺着させて行
う(第11図及び第12図参照)。なお、取付片
52の係合部52aは、支持片51の係合孔64
及び何れかの挿入孔23,23a・23b,3
9,41に係合されているから、屋根受金具48
の回動は前記各実施例同様阻止される。また、こ
の場合には、桁16,30における挿入孔23,
23a・23b,39,41と位置決め孔24,
24a・24b,挿通孔40,42との位置関係
を、前記各実施例における場合と前後方向におい
て逆にしてある。
このように屋根受金具48を構成しておくと、
支持片51と取付片52の取付部52bとの上下
間隔が調節可能となり、取付けようとする桁の上
壁部分の厚みに適応させることができる。なお、
取付片52は、その係止部52cが支持片51に
係止されて、取付作業中に不測に係合孔64から
抜け落ちたりすることはない。
なお、本考案は、自転車格納庫の他、ガレージ
等の組立建造物にも前記同様好適に適用しうるこ
と勿論である。
以上の説明から容易に理解されるように、本考
案の支柱と桁との取付構造は、支柱の上端部及び
取付金具が2つの桁の接合部分内に位置されてい
るから、冒頭に述べた従来構造に比して、外観上
の体裁が極めて良好となり、しかも2つの桁の接
合部分内に支柱の上端部が位置されていること、
および2つの桁の各下壁の対向端部に形成した開
口の切欠端が支柱に近接もしくは接当されている
ことから、桁が垂直荷重により変形しようとして
も、桁の上壁と支柱の上端との接当や桁の下壁の
切欠端と支柱との接当により、桁の変形が規制さ
れ、桁に作用する垂直荷重に対して強く対抗でき
且つねじれ等の発生を極力防止でき、強度上から
も極めて優れたものである。しかも、両桁の各上
壁の対向端部には、該両桁を接合させたときにお
いて位置決め孔が形成されるように該位置決め孔
の略半分に相当する位置決め孔構成毛切欠を直対
向に形成しているから、これら両桁の位置決め孔
構成用切欠の位置合わせにより、両桁を左右方向
に沿つて適正に接続でき、前記桁の接続部におけ
る強度向上を確実に達成させることができると共
に、この両桁の接続の適正化によつて、各桁上に
取付けられる屋根受金具等も、両桁のずれによつ
て位置が狂う失敗を繰り返すことなく適正に取付
けることができ、建造物の組立を容易になすこと
ができる。さらに支柱と桁との取付作業に当つ
て、桁の上壁の左右端部分を隣合う支柱の各取付
金具の取付片に載置させて、桁の位置決め仮保持
を行うことができるから、この取付作業を極めて
容易に行いうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の支柱と桁との取付構造を示す前
面側から視た斜視図であり、第2図〜第6図は本
考案に係る取付構造を備えた組立建造物の一例を
示したもので、第2図は後面側から視た分解斜視
図、第3図は組立状態を示す縦断背面図、第4図
は第3図の−線に沿う横断平面図、第5図は
第3図の−線に沿う縦断側面図、第6図は第
3図の−線に沿う縦断側面図であり、第7図
は屋根受金具の他の実施例を示す後面側から視た
分解斜視図、第8図及び第9図は夫々その取付状
態を示す第5図及び第6図に相当する縦断側面図
であり、第10図は屋根受金具の更に他の実施例
を示す後面側から視た分解斜視図、第11図及び
第12図は夫々その取付状態を示す第5図及び第
6図に相当する縦断側面図である。 11……支柱、14……取付金具、14a……
取付片、16……中桁(桁)、17……前壁、1
8……上壁、19……下壁、19a,19b……
切欠端、22……開口、24a,24b……位置
決め孔構成用切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右方向に沿つて対向する2つの桁をその対向
    端部を接合させた状態で、支柱の上端部に取付け
    る取付構造であつて、左右方向に沿う左右取付片
    を有する取付金具を、前記支柱の上端部に該支柱
    を抱持する如く取付け、前記各桁を前壁と上下壁
    とを備えた少なくとも断面コ字状に構成して、こ
    の両桁の各上壁の対向端部に、該両桁を接合させ
    たときにおいて位置決め孔が形成されるように該
    位置決め孔の略半分に相当する位置決め孔構成用
    切欠を直対向に形成すると共に、両桁の各下壁の
    対向端部に、両桁を接合させたときにおいて支柱
    の上端部を挿入しうる開口を切欠により形成し、
    支柱の上端部をこの開口を介して両桁の接合部分
    内に、前記開口の切欠端を支柱に近接もしくは接
    当させた状態で位置させて、前記取付金具の左右
    取付片を、各々、各桁の前壁の背面部に取付けた
    ことを特徴とする自転車格納庫等の組立建造物に
    おける支柱と桁との取付構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05278564A (ja) * 1992-03-31 1993-10-26 Fuji Kiko Co Ltd 安全ベルト用バックル
JP2582671Y2 (ja) * 1992-10-09 1998-10-08 鋼鈑建材株式会社 波板屋根の固定構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5456413U (ja) * 1977-09-27 1979-04-19
JPS5753761Y2 (ja) * 1977-12-14 1982-11-20
JPS567804U (ja) * 1979-06-30 1981-01-23

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