JPH05278564A - 安全ベルト用バックル - Google Patents

安全ベルト用バックル

Info

Publication number
JPH05278564A
JPH05278564A JP4076827A JP7682792A JPH05278564A JP H05278564 A JPH05278564 A JP H05278564A JP 4076827 A JP4076827 A JP 4076827A JP 7682792 A JP7682792 A JP 7682792A JP H05278564 A JPH05278564 A JP H05278564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buckle
latch
lock pin
slider
safety belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4076827A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Ikegaya
勲 池ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP4076827A priority Critical patent/JPH05278564A/ja
Publication of JPH05278564A publication Critical patent/JPH05278564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buckles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の衝突事故時にシートベルトの緩みを
なくすメカニカルバックルプリテンショナーが作動した
場合に、バックルからタングが飛び出ることがある不都
合を改良する。 【構成】 ラッチ2に長手方向へ移動可能に係合し、所
定重量のマス43とロックピン10に当接可能なストッ
パー42を設けたスライダー40を設けて、バックルが
引き下げられたときの加速力でラッチ2が下方へ移動し
ようとするのに反し、マス43は静止しようとすること
による相対移動でスライダー40がラッチ2を摺動し、
ストッパー42がロックピン10に当接してラッチ2に
固定され、ロックピン10の移動を阻止するよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に、メカニカルバ
ックルプリテンショナーが作動した場合に、バックルか
らタングが飛び出すことがないように改良した安全ベル
ト用バックルに係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の安全ベルト装置は、車
体に固定したリトラクタから車体上部を経て繰り出され
るウェビングの一端を座席一側近傍の車体に固定すると
ともに、タングを介して座席の他側近傍の車体に固定し
たバックルと連結できるように構成されている。
【0003】ところで、安全ベルト装置は、車両の衝突
事故時に、ウェビングを装着した乗員が前方へ移動して
ステアリングホイールやフロントガラスに衝突する危険
を防止するようにしたものであるから、乗員が装着した
ウェビングに多少でも緩みがあると、乗員の前方移動を
阻止する抑制力が低下する。
【0004】そこで、装着したウェビングの緩みを極力
防止するために、リトラクタに緩みを防止するための手
段を付加することが行われるのは当然であり、さらに、
リトラクタに限ることなく、バックルを緊急時に引き下
げることによってウェビングの緩みを無くするようにし
たメカニカルバックルプリテンショナーが提供されてい
る(特開平3−208752号公報参照)。
【0005】このメカニカルバックルプリテンショナー
は、大略、バックルを連結したスライダーがベースプレ
ートに設けた案内溝に下方へのみ移動可能に係合し、か
つ、スライダーに索条を連結し、その索条を、衝撃を感
知したセンサーの作動で駆動される牽引手段を介して引
くように構成したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記メ
カニカルバックルプリテンショナーによると、衝撃を感
知したセンサーにより牽引手段が作動してバックルが引
き下げられたとき、バックルに挿入しているタングが外
れることがある。
【0007】これは、バックルが所定のストローク引き
下げられて案内溝の下限、又は案内溝の下限に装着され
たダンパーに衝接したとき、バックルベースにスライド
可能に係合してタングの係合を解除するプレスボタンに
重力が作用するから、プレスボタンがあたかも圧し下げ
られた状態と同じとなって下降し、それによりロックピ
ンが下降移動してラッチのロックを解除し、ラッチが回
動してタングとの係合を解くことに因る。
【0008】しかし、衝撃から乗員を保護するために設
けた安全ベルト装置及びそのウェビングを緊張させよう
とするメカニカルバックルプリテンショナーの機能が損
なわれることは、きわめて危険なことであり、メカニカ
ルバックルプリテンショナーを設けた意味が薄れるとい
うものである。
【0009】そこでこの発明は、バックルが引き下げら
れたときタングが飛び出すような危険を生じるおそれが
全くない、特にメカニカルバックルプリテンショナー用
のバックルを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる安全ベ
ルト用バックルは、タング係合爪を一端部に曲げ形成し
たラッチの他端部をバックルベースに回動可能に軸支す
るとともに、該ラッチに摺接してプレスボタンと係合す
るロックピンをバックルベースに揺動可能に支承し、か
つ、タング押出部材に回動可能に支持され、前記ラッチ
との間にスプリングを弾装したロックピン抑えアームを
有するバックルにおいて、マスを有するスライダーがバ
ックル引き込み時の重力でバックルの軸線方向へ移動す
ることによりロックピン若しくはプレスボタンの移動を
阻止するようにしたことを特徴とする。
【0011】さらには、タング係合爪を一端部に曲げ形
成したラッチの他端部をバックルベースに回動可能に軸
支するとともに、該ラッチに摺接してプレスボタンと係
合するロックピンをバックルベースに揺動可能に支承
し、かつ、タング押出部材に回動可能に支持され、前記
ラッチとの間にスプリングを弾装したロックピン抑えア
ームを有するバックルにおいて、前記ラッチに長手方向
へ移動可能に係合し、所定重量のマスと前記ロックピン
若しくはプレスボタンに当接可能なストッパーを設けた
スライダーを具備せしめたことを特徴とする。
【0012】そして、前記スライダーはラッチの上面に
移動可能に摺接する板ばねからなり、若しくはラッチの
下面に移動可能に摺接する板ばねからなり、又はラッチ
と係合するフック部を形成した板ばねからなることを特
徴とし、かつ、前記フック部はロックピン若しくはプレ
スボタン側へ傾斜する斜面を有することを特徴とする。
さらに、前記マスはスライダーの一端部側に、又は、ス
ライダーの他端部側に位置することを特徴とする。
【0013】加えて他の態様として、タング係合爪を一
端部に曲げ形成したラッチの他端部をバックルベースに
回動可能に軸支するとともに、該ラッチに摺接してプレ
スボタンと係合するロックピンをバックルベースに揺動
可能に支承し、かつ、タング押出部材に回動可能に支持
され、前記ラッチとの間にスプリングを弾装したロック
ピン抑えアームを有するバックルにおいて、バックルベ
ースにマスを兼ねるアームを回動してロックピンの移動
を阻止できるように軸支するとともに、該アームは回動
したときバックルベースと係合するフック部を有するこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】バックル引き込み時の加速により、バックルベ
ース及びラッチは一体となって動こうとするが、スライ
ダーのマスは静止していようとするので、スライダーは
相対的にラッチに沿ってバックルの軸線方向へ移動して
フックとラッチが係合し、ストッパーがロックピン若し
くはプレスボタンに当接して固定され、ロックピン又は
プレスボタンの動きを阻止する。
【0015】したがって、バックルが所定のストローク
引き下げられてメカニカルバックルプリテンショナーの
案内溝の下限又はダンパーに衝接したとき、プレスボタ
ンに重力が作用してロックピンを圧し下げようとして
も、ロックピンは動けないようにストッパー又はアーム
でロックされているために、ラッチは回動できず、よっ
てタングはバックルから飛び出すことなく保持される。
【0016】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づき説明
する。図1及び図2に示したようにバックルベース1は
断面コ字型に曲げ形成した金属板からなり、その一端部
側にラッチ2の一端部を回動自在に支持するための孔
3,3が穿設され、それらの孔3,3の前方側にプレス
ボタン4のガイド突起5,5を挿入するための長孔6,
6、タング押出部材7の側端部8,8を挿入するための
長孔9,9、ロックピン10を挿入するためのL形の孔
溝11,11及びプレスボタンガイド部材12の両側に
突設した固定ピン13,13を係合するための係合溝1
4,14が形成されている。
【0017】ラッチ2は一端部に揺動軸部15,15を
形成するとともに、他端部にタング係合爪16を曲げ形
成し、かつ、長手方向の角孔17を形成した板体からな
り、角孔17にはスプリング掛止部18が形成されてい
る。
【0018】プレスボタン4はプレスボタンガイド部材
12に案内されてバックルベース1の内底から一定の高
さに維持されて進退するために、プレスボタンガイド部
材12のガイド溝に係合するガイド突条19,19が形
成され、かつ、プレスボタンガイド部材12の前部に突
設したスプリング掛止部20と対応してスプリング端挿
入部21が形成されている。さらに、このプレスボタン
4には、ロックピン10の両端部を係合する凹部22,
22が内側壁にそれぞれ形成されている。スプリング掛
止部20とスプリング端挿入部21にはスプリング23
が圧縮して弾装される。
【0019】タング押出部材7はバックルベース1の長
呼応9,9に挿入する端部8,8とタング24の挿入端
部25が当接する接触部26が形成されるとともに、ロ
ックピン抑えアーム27の一端左右両側に突設された回
動軸部28,28を係合する係合部29,29が形成さ
れたL形の部材であり、前記ラッチ2の角孔17内に配
設され、そのスプリング掛止部18と対応するスプリン
グ係合部30が突設されている。スプリング係合部30
と前記スプリング掛止部18間にはスプリング31が圧
縮して弾装される。
【0020】タング24はラッチ2のタング係合爪16
が進入可能な孔32を挿入端部25に穿設し、ウエビン
グを挿入する長孔33を設けた本体34には樹脂部材3
5が被覆されている。
【0021】なお、図2に示したように、バックルベー
ス1の端部内底に穿設した孔37に挿入してカシメ止め
するピン38を介してプレート39が連結される。この
プレート39は、図示はしないが、メカニカルバックル
プリテンショナーのスライダーと連結される。
【0022】上記の構成は公知の構造である。そこで、
本発明は、図3に示したように、前記ラッチ2にスライ
ダー40を設ける。このスライダー40は、ラッチ2の
左右両側部の裏面に沿って延伸する略Y字型のばね鋼板
からなり、ラッチ2の左右両側部を挟持する断面コ字型
の係合部41,41を有し、係合部41,41から表面
側で起立するストッパー42,42を一端部に曲げ形成
し、他端部に所定重量のマス43が取付固定されてい
る。
【0023】図4に示したように、ストッパー42,4
2の端部にそれぞれロックピン10の両端部が接触する
湾曲部45,45が形成されている。そしてスライダー
40の他端部にマス43の近傍で板厚方向へ盛り上げる
ように曲げ形成されて斜面を有するフック部44が形成
され、このフック部44が斜面を介して係合する穴46
がラッチ2の端部に形成されている(図3参照)。な
お、フック部44はスライダー40の何処に設けてもよ
く、例えば揺動軸部15,15側の切欠部に係合するよ
うに、左右両側に分けてスライダー40の肩部に設けて
も良い。
【0024】そこで上記実施例の作用につき説明する
と、メカニカルバックルプリテンショナーが作動しない
ときは、図5(a)に示したように、スライダー40は
ラッチ2と一体として動き、重力の作用がない限りラッ
チ2に沿ってバックルの軸線方向へ移動することはな
い。また、スライダー40はばね鋼板からなるのでラッ
チ2とガタ(不整合)なく係合でき、通常使用時にガタ音
を発生することもない。
【0025】したがって、メカニカルバックルプリテン
ショナーが作動してバックルを引き下げると、バックル
ベース1とラッチ2及びスプリング31で連結されたプ
レスボタン4は一体として下方へ移動しようとするが、
スライダー43はラッチ2にスライド可能に係合してい
るのみであって、マス10は静止しようとするから、図
5(b)に示したように、相対的にはスライダー40が
ラッチ2に沿って上方へ移動し、ストッパー42,42
の湾曲部45,45がロックピン10と当接する。そし
て、この状態は、フック部44がラッチ2の穴46に斜
面を介して滑り込み係合して固定される。
【0026】そして、バックルが所定のストローク引き
下げられてメカニカルバックルプリテンショナーのダン
パーに衝接すると、バックルベース1とラッチ2は一体
として停止するに反し、プレスボタン4は慣性力でさら
に下降してスプリング23を圧縮しながらロックピン1
0を圧し下げようとするが、ロックピン10にはストッ
パー42,42が当接しているために、ロックピン10
は孔溝11,11の上端部に止まり、ラッチ2を押え続
けることができる。かくして、ラッチ2は揺動すること
ができず、そのタング係合爪16はタング24の孔32
に進入した状態を維持し、バックルベース1から飛び出
すことはない。
【0027】次に、上記の加速作用が終了してタング2
4をバックルベース1から外すときは、プレスボタン4
を強く押し下げると、スライダー40のヨーク状部分が
屈曲し、フック部44が穴46から外れるとともに、プ
レスボタン4の凹部22,22がロックピン10を押
し、ストッパー42,42が押しやられて元の状態に復
帰し、ロックピン10は孔溝11,11の他端部に移動
し、その他端部はロックピン10をラッチ2から引き離
す方向へ移動させることができるようになる。そこで、
ロックピン押えアーム27が回動してスプリング31が
圧縮かつ伸張することによってタング押出部材7が押さ
れ、これによりタング24はバックルベース1から飛び
出すことができるのである。
【0028】図6及び図7は他の実施例を示し、図示に
おいて、スライダー50はラッチ2の上面に載置され、
ラッチ2の側面を挟持するコ字型の係合部51が形成さ
れている。なお、この例において、フック部44は前記
スライダー40のそれと逆の配置で形成されている。し
たがって、ラッチ2の下面のスペースがスライダー40
を介在させるのに充分でないときは、それに対処でき
る。
【0029】この例の作用を図8に示す。図8(a)は
タングを解放した状態を、図8(b)はタングをロック
した状態を、図8(c)はバックル引き込み時にスライ
ダー50がラッチ2に沿い相対的に移動してストッパー
42がロックピン10の移動を阻止した状態を、それぞ
れ表す。
【0030】さらに、図9は前記マス43をスライダー
60の一端部でストッパー42の近傍に固定するととも
に、スライダー60がラッチ2を挟持する係合部を有す
ることなく、スライダー60に長孔61を形成し、その
長孔61に係合するピン62をラッチ2に固定し、その
長孔61とピン62を介してスライダー60がラッチ2
から外れることなく、しかも、バックルが重力を受ける
とラッチ2の上面に沿って相対移動できるようにした他
の例を示す。したがって、マス43はロックピン10に
よりストッパー42が変形するのを防止する。
【0031】図10及び図11は、ストッパー42がプ
レスボタン4の当接部4aと当接するようにしてロック
ピン10でなく、プレスボタン4の動きを阻止するよう
に構成したスライダー70を有する他の実施例を示す。
すなわち、ラッチ2の側部を挟持する係合部71をスラ
イダー70に形成してスライダー70をラッチ2の上面
に配置し、ストッパー42がプレスボタン4の一部4a
に当接できるように高く形成し、フック部44がラッチ
2の穴46と係合できるように設け、かつ、マス43を
スライダー70の他端部に配置した。プレスボタン4の
当接部4aは、図11に示したように、バックルベース
1の左右両側部から上側に延伸する枠部4b,4bに間
に形成されている。
【0032】図12及び図13は、バックルベース1に
アーム80を回動可能に軸支し、そのアーム80はマス
を兼ねるべく、マスが一体形成又は取付けられてロック
部材を形成する。このアーム80に回動可能に軸着連結
したリンク81がバックルベース1と係脱可能に設けら
れている。リンク81はバックルベース1に設けた係合
穴83と係脱するフック82を有するばね板からなる。
フック82は、通常、バックルベース1の案内溝84に
係合している。なお、アーム80、リンク81はロック
ピン10の左右両端部にそれぞれ相対向する一対で設け
ても良いから、85は左右のアーム80の共通軸、86
はリンク82の連結板である。
【0033】したがって、このアーム80は、通常、ラ
ッチ2の作動に支承がない部位(バックルベース1の底
面と平行する位置)に配置され、バックルが引き下げら
れたときの重力を受けて図示左方(仮想線図示)へ回動
し、その下端部がロックピン10の近傍に移動してロッ
クピン10の移動を阻止し、かつ、リンク81を引いて
そのフック82を係合穴83に進入させて元に戻らない
ようにし、かつ、作動後にはプレスボタン4を押し込む
ことにより、ロックピン10がアーム80を図示右方へ
押し、リンク81が撓んでフック82が係合穴83から
外れることができるようにしたものである。この例は、
ロックピン10の移動を阻止する部材とマスが一体とな
ったロック部材であるから、ロック強度が高い。
【0034】なお、図12及び図13において、アーム
80はロックピン10の移動を阻止できるようにした
が、アーム80の下端部がラッチ2の上面に当接してラ
ッチ2の動きを直接押えるようにしてもよい。
【0035】以上要するに、バックル引き込み時の重力
でロックピン10又はプレスボタン4がスライダー4
0,50,60,70によって移動しないように確実に
ロックされ、また、スライダー40,50,60,70
はラッチ2の上面又は下面に摺接して係合して通常時に
は一体としてスペースの確保が容易であるとともに、ば
ね板からなるのでラッチ2との間のガタ(不整合)を消失
でき、さらに、マス43でストッパー42を補強し、若
しくはマスを兼ねるアーム80からなるロック部材とし
たのでロックピン10のロック強度が向上する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、バック
ル引き込み時の加速によって移動しようとするラッチ
に、静止しようとするマスを有するスライダーを係合さ
せてロックピン又はプレスボタンの移動を阻止すること
によりラッチの揺動を抑止するようにし、若しくは、マ
スを兼ねるアームが回動してラッチの動きを抑制するよ
うにしたから、メカニカルバックルプリテンショナーに
用いてもバックルからタングが飛び出る危険を全く生じ
ないので、メカニカルバックルプリテンショナーの利用
価値が向上する。
【0037】しかも、既存のバックルにスライダーを付
加する構成であるから、バックル組付け工程に僅かな付
加変更を加えるだけで良いため、製造コストの大幅な増
大も伴わない。また、スライダーはラッチの上面又は下
面に摺接して係合して通常時には一体としてスペースの
確保が容易であるとともに、ばね板からなるのでラッチ
との間のガタ(不整合)を消失でき、さらに、マスでスト
ッパーを補強し、若しくはマスを兼ねるアームとしたの
でロックピンのロック強度が向上する、等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するバックルの分解斜視図。
【図2】図1の組立状態の縦断側面図。
【図3】(a),(b)は本発明の要部斜視図。
【図4】本発明の要部分解斜視図。
【図5】(a),(b)は本発明の作用を示す説明図。
【図6】本発明の他の例を示す断面側面図。
【図7】図6の平面構成説明図。
【図8】(a),(b),(c)は本発明の他の例の作
用説明図。
【図9】他の実施例を示す断面側面図。
【図10】他の実施例を示す断面側面図。
【図11】図10の平面図。
【図12】他の実施例を示す断面側面図。
【図13】図12の要部平面図。
【符号の説明】
1…バックルベース 2…ラッチ 3…プレスボタン 7…タング押出部材 10…ロックピン 11…孔溝 16…タング係合爪 23,31…スプリング 27…ロックピン抑えアーム 28…回動軸部 40,50,60,70…スライダー 42…ストッパー 43…マス 44…フック部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タング係合爪を一端部に曲げ形成したラ
    ッチの他端部をバックルベースに回動可能に軸支すると
    ともに、該ラッチに摺接してプレスボタンと係合するロ
    ックピンをバックルベースに揺動可能に支承し、かつ、
    タング押出部材に回動可能に支持され、前記ラッチとの
    間にスプリングを弾装したロックピン抑えアームを有す
    るバックルにおいて、マスを有するスライダーがバック
    ル引き込み時の重力でバックルの軸線方向へ移動するこ
    とによりロックピン若しくはプレスボタンの移動を阻止
    するようにしたことを特徴とする安全ベルト用バック
    ル。
  2. 【請求項2】 タング係合爪を一端部に曲げ形成したラ
    ッチの他端部をバックルベースに回動可能に軸支すると
    ともに、該ラッチに摺接してプレスボタンと係合するロ
    ックピンをバックルベースに揺動可能に支承し、かつ、
    タング押出部材に回動可能に支持され、前記ラッチとの
    間にスプリングを弾装したロックピン抑えアームを有す
    るバックルにおいて、前記ラッチに長手方向へ移動可能
    に係合し、所定重量のマスと前記ロックピン若しくはプ
    レスボタンに当接可能なストッパーを設けたスライダー
    を具備せしめたことを特徴とする安全ベルト用バック
    ル。
  3. 【請求項3】 スライダーはラッチの上面に移動可能に
    摺接する板ばねからなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の安全ベルト用バックル。
  4. 【請求項4】 スライダーはラッチの下面に移動可能に
    摺接する板ばねからなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の安全ベルト用バックル。
  5. 【請求項5】 スライダーはラッチの側部を遊嵌する係
    合部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    安全ベルト用バックル。
  6. 【請求項6】 スライダーはラッチと係合するフック部
    を形成してなることを特徴とする請求項2,3又は4に
    記載の安全ベルト用バックル。
  7. 【請求項7】 フック部はロックピン若しくはプレスボ
    タン側へ傾斜する斜面を有することを特徴とする請求項
    5に記載の安全ベルト用バックル。
  8. 【請求項8】 マスがスライダーの一端部側に位置する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の安全ベルト用
    バックル。
  9. 【請求項9】 マスがスライダーの他端部側に位置する
    ことを特徴とする請求項1,2又は6に記載の安全ベル
    ト用バックル。
  10. 【請求項10】 タング係合爪を一端部に曲げ形成した
    ラッチの他端部をバックルベースに回動可能に軸支する
    とともに、該ラッチに摺接してプレスボタンと係合する
    ロックピンをバックルベースに揺動可能に支承し、か
    つ、タング押出部材に回動可能に支持され、前記ラッチ
    との間にスプリングを弾装したロックピン抑えアームを
    有するバックルにおいて、バックルベースにマスを兼ね
    るアームを回動してロックピンの移動を阻止できるよう
    に軸支するとともに、該アームは回動したときバックル
    ベースと係合するフック部を有することを特徴とする安
    全ベルト用バックル。
JP4076827A 1992-03-31 1992-03-31 安全ベルト用バックル Pending JPH05278564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076827A JPH05278564A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 安全ベルト用バックル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076827A JPH05278564A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 安全ベルト用バックル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05278564A true JPH05278564A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13616514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4076827A Pending JPH05278564A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 安全ベルト用バックル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05278564A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002096723A1 (fr) * 2001-05-25 2002-12-05 Kabushiki Kaisha Tokai - Rika - Denki - Seisakusho Dispositif de boucle
US6539595B1 (en) 2001-06-29 2003-04-01 Charles E. Benedict Non-inertial release safety restraint belt buckle system
US7155785B2 (en) 2004-11-01 2007-01-02 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Buckle device and method for assembling the same
KR100909189B1 (ko) * 2008-05-26 2009-07-24 최흥용 자동차용 안전벨트 스토퍼
US20110146034A1 (en) * 2009-12-23 2011-06-23 Wei-Loong Ng Seat belt buckle

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57140501U (ja) * 1981-02-28 1982-09-03
JPS6051227U (ja) * 1983-09-13 1985-04-10 株式会社オーティス 波形屋根板支持金具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57140501U (ja) * 1981-02-28 1982-09-03
JPS6051227U (ja) * 1983-09-13 1985-04-10 株式会社オーティス 波形屋根板支持金具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002096723A1 (fr) * 2001-05-25 2002-12-05 Kabushiki Kaisha Tokai - Rika - Denki - Seisakusho Dispositif de boucle
US6539595B1 (en) 2001-06-29 2003-04-01 Charles E. Benedict Non-inertial release safety restraint belt buckle system
US7155785B2 (en) 2004-11-01 2007-01-02 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Buckle device and method for assembling the same
KR100909189B1 (ko) * 2008-05-26 2009-07-24 최흥용 자동차용 안전벨트 스토퍼
US20110146034A1 (en) * 2009-12-23 2011-06-23 Wei-Loong Ng Seat belt buckle
US8429799B2 (en) * 2009-12-23 2013-04-30 Key Safety Systems, Inc Seat belt buckle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4606577A (en) Automotive folding seat
US4705296A (en) Seat belt pre-tensioning device
EP0368277B1 (en) A safety belt buckle
KR101504228B1 (ko) 변형이 방지되는 시트벨트 버클
US8429799B2 (en) Seat belt buckle
US7124481B2 (en) Buckle device
JPH0716445B2 (ja) 座席ベルトバツクル
JPH0593220U (ja) シートベルト用バックル装置
JP2823360B2 (ja) 安全ベルトのためのバックル
JPS6228890Y2 (ja)
EP0719506B1 (en) Buckle for seat belt device
KR100850045B1 (ko) 비관성 해제형 안전구속벨트 버클
US5784766A (en) Buckle mechanism
JPH05278564A (ja) 安全ベルト用バックル
US7426774B2 (en) Buckle device
US4245376A (en) Lock for safety belts
JP2001046117A (ja) バックル装置
US6370742B1 (en) Buckle with movement prevention device
JPH0580922U (ja) 安全ベルト用バックル
GB2073810A (en) Improvements in or relating to a buckle
KR200416588Y1 (ko) 관성 해제가 방지된 차량용 시트벨트의 버클장치
US4533158A (en) Seat belt latch device
KR102225412B1 (ko) 시트벨트 버클
JPH018179Y2 (ja)
JPH03277301A (ja) バックル装置