JP3220627B2 - 建物用接合金物 - Google Patents

建物用接合金物

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相原庸夫
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株式会社ポラス暮し科学研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱や胴差などの構造材
と梁などの横架材間に介在させ、これらを互いに接合す
るために用いる建物用接合金物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】柱や胴差などの構造材に当接して該構造
材に締付ける基板の表面に、梁などの横架材の接合端部
に設けた切割溝に係合して前記横架材と互いに組付ける
接合板の基端部を熔接した構造のものがある(実開平4
−20503号公報所載)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の建物用接合金
物は、基板側をボルトおよびナットによって構造材に締
付けた後、接合板に横架材を組付けて用いるものである
が、基板をボルトを用いて構造材に締付ける際、金物そ
のものがそれなりの重量の有るものであるから、締付け
作業が煩雑である。また、横架材に上方から負荷させる
荷重が基板の表面と接合板の基端との熔接部に集中して
互いに剥離するおそれがあり、このため、前記従来例の
ごとくに、基板の下端に、接合板を受ける支承板を設け
て熔接部の補強としている。しかしながら、従来例は、
支承板の存在により、例えば、胴差より高さ幅の有る梁
を胴差に接合する場合、上面を互いに一致させるには梁
側の下部に支承板を係合するための切欠を設けなければ
ならない、など接合作業上の煩雑さがある。
【0004】本発明は斯様な従来例の欠点に着目し、接
合作業を能率的に行え、耐荷重性を備え、胴差或いは梁
などのいずれの被接合材にも適用できる建物用接合金物
を提供することを目的として創案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】柱や胴差などの構造材に
当接して該構造材に締付ける基板の表面に、梁などの横
架材の接合端部に設けた切割溝に係合して前記横架材と
互いに組付ける接合板の基端部を熔接した建物用接合金
物において、基板に設けた透孔に、接合板の基端部に突
設し、しかも、構造材に設けた受入穴に係合する係合部
片を貫通させて基板の裏面に突設した構成とする。
【0006】
【実施例】図面は本発明に係る建物用接合金物の一実施
例を示し、図1ないし図5は第一実施例を、図6ないし
図8は第二実施例を示す。
【0007】本発明に係る建物用接合金物Aは、柱や胴
差などの構造材に当接して該構造材に締付ける基板1
と、梁などの横架材の接合端部に設けた切割溝に係合し
て横架材を組付ける接合板2を、基板1の表面1aと接
合板2の基端部2′において互いに熔接3して構成した
もので、基板1の縦方向に沿う両側には締付けボルト4
を挿通させる挿通孔5と釘を挿通するための釘挿通孔6
を並設し、また、接合板2の先端部側には接続ピン7を
挿通するピン挿通孔8を縦方向に並べて設け、接合板2
の上端には凹入縁9を設けてある。
【0008】
【第一実施例】図1は斜視図、図2は正面図、図3は分
解斜視図、図4は使用状態の縦断面図、図5は使用状態
の横断面図である。
【0009】これら図面で示す第一実施例のものは、基
板1の上下に、縦孔部10aと横孔部10bとから成
り、縦孔部10aを基板1の上下方向に沿う中央に配し
て左右対称形としたやや逆T字形の透孔10を設け、該
透孔10の縦孔部10aに、接合板2の基端部2′に突
設した係合部片11を基板1の表面1a側から係合貫通
させ、透孔10の横孔部10bには、基板1の裏面側1
b側から該横孔部10bと同形の補強部片12を係合
し、これら、すなわち、基板1の表面1aと接合板2の
基板部2′および補強部片12の基端部を互いに熔接
し、自由端側が互いに一致し、互いに一体的な接合部片
11と補強部片12を基板1の裏面1b側にほぼ逆Tの
字状にして突設して設けたものである。
【0010】しかして、基板1に設けた挿通孔5と一致
する貫通孔17および基板1の裏面1b側に突設した係
合部片11と補強部片12が成す輪郭形状と一致する受
入穴13を構造材16に予め設けておき、受入穴13に
係合部片11および補強部片12を係合して位置決めし
た後、釘挿通孔6を通じて釘を構造材16に打込んで仮
止めし、基板1の表面1a側から挿通孔6および貫通穴
17に、締付けボルト4の先端を順次通して締付けナッ
ト18を螺合締め付けることによって接合金物Aの基板
1側は構造材16に固定される(固定手段としてラグス
クリューを用いても良い)。
【0011】次いで、横架材19の接合端部に形成した
切割溝20に、接合金物Aの接合板2を係合するように
して横架材19を接合板2に組合わせ、横架材19の上
部側において前記切割溝20にわたすように固定した固
定ピン21を接合板2に設けた凹入縁9に係合して横架
材19を接合金物Aの接合板2に仮掛止し、接合板2に
設けたピン挿通孔8に、該ピン挿通孔8と一致するよう
に横架材19側に予め設けた貫通孔22を通じて接続ピ
ン7を貫通させることによって接続金物Aを介する構造
材16と横架材19との接合作業を終えるのである。
【0012】なお、15は持ち運び上便利にした窓口
を、また、22は締付けボルト4の頭部の係合溝をそれ
ぞれ示す。
【0013】実施例の挿通孔5は隔置きに配置したもの
を用いるようになっており、隔置きに用いることによ
り、柱の隣接面に配しても交叉方向に配される締付けボ
ルトは互いに邪魔になることがない。
【0014】
【第二実施例】図6は斜視図、図7は正面図および図8
は分解斜視図をそれぞれ示し、これら図面で示す第二実
施例は、第一実施例で用いた補強部片12を省略し(従
って、透孔10は基板1の縦方向に沿う中央に直線状に
形成され、受入穴13もこれに対応)た以外は、第一実
施例と同様であるので説明を省略する。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるので、
接合板に荷重が負荷されても、熔接部のみならず係合部
片の存在によって基板と構造材でも受けることに成り、
構造が簡単であっても耐荷重性の有る製品を提供でき
る。
【0016】また、係合部片を基板の裏面側に突設して
いながら、該裏面側に熔接部が存在しないから、構造材
に損傷を与えることなく基板部を構造材に密接して締付
けられ、従って、締付け強度が緩むことがなく、構造材
と横架材を安定性ある接合状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の斜視図。
【図2】第一実施例の正面図。
【図3】第一実施例の分解斜視図。
【図4】使用状態の縦断面図。
【図5】使用状態の横断面図。
【図6】第二実施例の斜視図。
【図7】第二実施例の正面図。
【図8】第二実施例の分解斜視図。
【符号の説明】
1 基板 2 接合板 11 係合部片 16 構造材 19 横架材 20 切割溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱や胴差などの構造材に当接して該構造
    材に締付ける基板の表面に、梁などの横架材の接合端部
    に設けた切割溝に係合して前記横架材と互いに組付ける
    接合板の基端部を熔接した建物用接合金物において、基
    板に設けた透孔に、接合板の基端部に突設し、しかも、
    構造材に設けた受入穴に係合する係合部片を貫通させて
    基板の裏面に突設した、建物用接合金物。
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KR101255229B1 (ko) * 2012-06-08 2013-04-16 장상식 목구조 건축용 조립식 전단형 접합철물
CN104131620B (zh) * 2014-08-06 2017-04-05 钟伟杰 一种用于四向连接的钢结构连接装置
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