JP2856630B2 - 木質ユニット同士の接合部材 - Google Patents

木質ユニット同士の接合部材

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JP2856630B2
JP2856630B2 JP11053193A JP11053193A JP2856630B2 JP 2856630 B2 JP2856630 B2 JP 2856630B2 JP 11053193 A JP11053193 A JP 11053193A JP 11053193 A JP11053193 A JP 11053193A JP 2856630 B2 JP2856630 B2 JP 2856630B2
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木質ユニット同士、特
に屋根用ユニットを構成するユニット同士を接合する際
に用いられる接合部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋根用ユニットは、例えば特開昭63−
189550号公報に記載されているように、複数のユ
ニットを接合して屋根を構成するものであるが、鉄骨ユ
ニット同士の場合、その接合部分を接合する手法として
は、ボルト、ナットによる締結や、接合プレートを介在
させる手法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
屋根用ユニットが木質ユニットであるような場合には、
ランバー材の形状等を勘案しても、単純にボルトやナッ
トを用いた手法を採用することはできず、止むなくその
場しのぎ的な手法を採用しているのが現状であり、作業
能率が悪くまた均一かつ十分な接合強度、さらには十分
な接合精度を得難い等の問題がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
べくなされたものであり、木質ユニット同士でも容易か
つ精度良く接合することができ、しかも作業者の作業能
力に左右されることなく、十分な接合強度を得ることが
できる等とした木質ユニット同士の接合部材を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明の主たる構成は、一対の接合ボックス複合体
からなる木質ユニット同士の接合部材であって、上記接
合ボックス複合体は剛性金属材料から成り、夫々が少な
くとも一つの挿入口部を有しており、各挿入口部には木
質ユニットの対応するランバー材の端部が夫々挿入可能
であり、両接合ボックス複合体は、隣接する一面同士が
面接触状態で対向配置され、かつ、各挿入口部が互いに
異なる方向に向かって開口されるように配置され、互い
に結合されるように構成されたことを特徴とする木質ユ
ニット同士の接合部材である。
【0006】この場合、前記接合ボックス複合体は、
接合ボックス複合体に跨る接合補助部材を介して結合さ
れるものであると好適である。
【0007】また、前記一対の接合ボックス複合体は夫
々隣接する第1の接合ボックスを有しており、前記接合
補助部材は、アングル状の部材から成り、隣接する第1
の接合ボックスに夫々突設された横長状突起部にボルト
を介して固定されると、作業上好適である。
【0008】前記木質ユニットとしては、屋根用ユニッ
トであるのが好適であり、また、前記剛性金属材料は、
入手性、加工性等から鋼材であるのが好適である。
【0009】
【作用】本発明の構成では、木質ユニットを構成するラ
ンバー材の端部を対応する各接合ボックス複合体の挿入
口部に挿入するだけで、当該接合箇所のランバー材の接
を容易に行え、隣接する接合ボックス複合体の一面
同士が面接触状態で対向配置されているので、この面接
触状態で摺動させれば、接合すべきランバー材の上下、
および前後方向の位置合わせを容易に行うことができ
る。また、接合ボックス複合体の挿入口部が互いに異
なる方向に向かって開口されるように配置されているか
ら、これを所定の方向に向けて開口させるようにすれ
ば、所定の角度で隣接する屋根用ユニットのランバー材
の接合が行える。
【0010】
【実施例】図2は、本実施例に係る接合部材1が適用さ
れる木質屋根用ユニット20と、木質屋根用ユニット3
0及び31との接合例を示すものである。
【0011】図1は、前記接合部材1の詳細な構成を示
すものであり、鋼板材から成る一対の接合ボックス複合
体は、第1の接合ボックス2、及び第2の接合ボックス
4、並びに第1の接合ボックス3、及び第2の接合ボッ
クス5が一体的に接合されて成るものである。
【0012】各接合ボックス2〜5には、夫々挿入口部
2A〜5Aが形成されており、各挿入口部2Aと挿入口
部3Aとは平行な方向であって上下に貫通するように、
また、各挿入口部4Aと挿入口部5Aとは略同一の傾斜
方向を有し、かつ、互いに反対方向に向けて開口されて
いる。
【0013】また、各第1の接合ボックス2、3はその
隣接する両一面の対接面2a、3aが対向接触するよう
になっており、他の一面(図1の前面)には横長角管状
の突起部2B、3Bが形成されている。両突起部2B、
3Bは横並び状態となるように設けられており、両突起
部2B、3Bには跨るように接合補助部材たるアングル
材10が取り付けられるようになっている。なお、アン
グル材10の直交する各面(上面、前面)には適数の挿
通孔10cが互いに干渉しないように形成されており、
前記両突起部2B、3Bに形成された雌ネジ孔2Bo、
3Boにビス11a、11bを螺合締結させるようにな
っている。
【0014】前記第2の接合ボックス4、5は、その挿
入口部4A、5Aが第1の接合ボックス2、3の挿入口
部2A、3Aの開口方向に対して斜め方向に開口するよ
うになっており、挿入口部2A、3Aには夫々柱ランバ
ー材6、8の端部が、挿入口部4A、5Aには傾斜ラン
バー材7、9の端部が夫々挿入可能となっている。
【0015】各接合ボックス2〜5の側面には適数の固
定孔2d〜5dが穿設されており、図示省略の止めビス
が挿通されることにより対応するランバー材が固定され
るようになっている。なお、各挿入口部はいずれも挿入
される各ランバー材端部に適合した形状に形成されてい
る。
【0016】本実施例は上記のように構成されているの
で、接合作業を行うに際しては、例えば、まず、第1の
接合ボックス2、3に柱ランバー材6、8の端部を挿入
固定し、第2の接合ボックス4、5には傾斜ランバー材
7、9の端部を夫々挿入固定しておき、第1の接合ボッ
クスの対接面2a、3aの摺動調整、すなわち図1の矢
印U、D方向(上下方向)、及びF、R方向(前後方
向)に沿う摺合わせにより、各ランバー材の位置合わせ
を行ない、最後に、アングル材10を突起部2B、3B
に跨るように取り付けて固定する。
【0017】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等
もこの発明に含まれる。
【0018】例えば、本発明の適用例としては、図2に
示すような位置合わせ精度を良好に保つことが困難なユ
ニット同士の接合の他、図3に示すような屋根用ユニッ
ト40をこれに隣接するユニット(図示省略)に接合す
るような場合に用いられる接合部材50としても適用で
きる。もちろん、各第2の接合ボックスは延設可能な範
囲で2つ以上でもよく、剛性金属材料としては、鋼材と
同等な所定強度を有する合金材であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、剛性金属材料から成り、夫々が少なくとも一つの挿
入口部を有する一対の接合ボックス複合体から成り、各
挿入口部には木質ユニットの対応するランバー材の端部
を夫々挿入可能であり、両接合ボックス複合体は、隣接
する一面同士が面接触状態で対向配置され、かつ、各挿
入口部が互いに異なる方向に向かって開口されるように
配置され、互いに結合されるように構成されたことを特
徴とするので、木質ユニット同士の非容易な箇所の接合
に際しても、ランバー材の接合及びユニット同士の接合
を容易に行え、剛性金属材料により構成されることか
ら、ランバー材の結合はもとより、ユニット同士の結合
も強固に行うことができる。また、接合ボックス複合体
同士が面接触状態で結合されるので、この面接触状態で
摺動させれば、隣接するユニット全体の相互の位置合わ
せを容易に行うことができる。
【0020】請求項2及び請求項3の発明によれば、隣
接する二つの接合ボックス複合体は、両接合ボックス複
合体に跨る接合補助部材を介して結合可能であることを
特徴とするので、両接合ボックスの接合がより容易に行
うことができる。
【0021】請求項4の発明によれば、前記木質ユニッ
トは、屋根用ユニットであることを特徴とするので、最
適な適用例としての効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る接合部材が適用される木質屋根用
ユニットの接合状態を示す概略構成図である。
【図3】本発明に係る接合部材が適用される他の木質屋
根用ユニットを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1、50 接合部材、2、3、4、5 接合ボックス、
2A〜5A 挿入口部、10 接合補助部材、6、7、
8、9 ランバー材、20、30、31、40 木質屋
根用ユニット。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の接合ボックス複合体からなる木質
    ユニット同士の接合部材であって、上記接合ボックス複
    合体は剛性金属材料から成り、夫々が少なくとも一つの
    挿入口部を有しており、各挿入口部には木質ユニットの
    対応するランバー材の端部が夫々挿入可能であり、両接
    合ボックス複合体は、隣接する一面同士が面接触状態で
    対向配置され、かつ、各挿入口部が互いに異なる方向に
    向かって開口されるように配置され、互いに結合される
    ように構成されたことを特徴とする木質ユニット同士の
    接合部材。
  2. 【請求項2】 前記接合ボックス複合体は、両接合ボッ
    クス複合体に跨る接合補助部材を介して結合されるもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の木質ユニット
    同士の接合部材。
  3. 【請求項3】 前記一対の接合ボックス複合体は夫々隣
    接する第1の接合ボックスを有しており、前記接合補助
    部材は、アングル状の部材から成り、隣接する第1の接
    合ボックスに夫々突設された横長状突起部にボルトを介
    して固定されることを特徴とする請求項2に記載の木質
    ユニット同士の接合部材。
  4. 【請求項4】 前記木質ユニットは、屋根用ユニットで
    あることを特徴とする請求項1から請求項3までのいず
    れか1項に記載の木質ユニット同士の接合部材。
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