JP3170037B2 - 床パネルの芯材の接合構造および接合治具 - Google Patents

床パネルの芯材の接合構造および接合治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル工法により住宅
等を建築するにあたって、床を構成する床パネルを相互
に接合するに際し、隣り合う床パネルの芯材どうしを合
わせて接合する接合構造およびそれに直接使用する接合
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】このように芯材どうしを接合するには、
接合する芯材を合わせた状態で互いに一致する箇所に予
めボルト挿通孔を形成しておき、床パネルを所定位置に
敷き込んだら、両者の一致したボルト挿通孔にボルトを
通してこれをナットで締め付ける構造が一般的である。
【0003】ところが、サイズや種類が異なる床パネル
どうしを接合する場合、前記ボルト挿通孔が一致しない
ので、これら床パネルを敷き込んで両者の接合すべき芯
材どうしを合わせた後、ドリル等により芯材双方にボル
ト挿通孔をあけ、すなわち現場でボルト挿通孔をあけ、
上記のようにボルト・ナットにより接合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、現場にお
いて、ドリル等によって互いに接合する芯材にボルト挿
通孔をあける作業は、手間と労力を要するとともに、所
定の位置に精度よく、かつまっすぐ孔をあけるには困難
な面もある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、手間と労力がかからず、容易に芯材どうしの接
合できる、床パネルの芯材の接合構造およびそれに直接
使用する接合治具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、請求項1の床パネルの芯材
の接合構造は、面材と、この面材の少なくとも周囲に固
着された芯材とからなる床パネルを、複数並べて相互に
接合して床を形成するに際し、隣り合う床パネルの前記
芯材どうしを合わせて接合する構造であって、断面略U
字状の接合治具により、前記接合する一対の芯材を両側
から挟みつけて相互に密接的に合わせてなり、前記接合
治具は、弾性を有する金物からなっていて、底部とこの
底部の両端から互いに近づく方向に斜めにかつ上方に立
ち上がって延びる側部と有し、前記側部の上部には互い
に離間する方向に湾曲するガイド部が形成されている
とを特徴としている。
【0007】また、請求項2の床パネルの芯材の接合治
具は、面材と、この面材の少なくとも周囲に固着された
芯材とからなる床パネルを、複数並べて相互に接合して
床を形成するに際し、隣り合う床パネルの前記芯材どう
しを合わせて接合する際に用いる床パネルの芯材の接合
治具であって、断面略U字状に形成された弾性を有する
金物からなり、底部とこの底部の両端から互いに近づく
方向に斜めにかつ上方に立ち上がって延びる側部と有
し、前記側部には、前記芯材の下面を基準とする目盛り
がマークされるとともに、該側部の上部には互いに離間
する方向に湾曲するガイド部が形成されていることを特
徴としている。
【0008】
【作用】本発明の床パネルの芯材の接合構造によれば、
接合する一対の芯材を接合治具で挟みつけ、釘止め等に
より固着するだけでよいので、従来に比べると手間と労
力を要することがなく、きわめて容易に芯材どうしを接
合することができる。
【0009】また、接合治具には、芯材の下面を基準と
した目盛りがマークされているので、芯材の側面に野縁
等の建材を取り付ける際、取り付け位置を決めるための
測定が不要になるので便利である。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0011】図1は、建築中の住宅における2階あるい
はそれ以上の階の床1を下から見た場合の斜視図であ
り、この床1は、複数の床パネル2を敷き込んで並べ、
隣り合うものどうしを接合して形成される。
【0012】床パネル2は、長方形状の面材3の裏面の
四辺に、芯材4が接着・釘止め手段により固着されてな
るもので、隣り合う床パネルを接合するには、合わせら
れる一対の芯材4どうしを接合する。
【0013】芯材4どうしを接合するために、本実施例
では、図2の符号5で示す接合治具を用いる。この接合
治具5は、断面略U字状で所定の幅を有し、かつ弾性を
有する金物であり、平な底部5aと、この底部5aの両
端から、互いに近づく方向に斜めに、かつ上方に立ち上
がって延びる側部5bと、両側の側部5bの上部から互
いに離間する方向に漸次湾曲するガイド部5cとが一体
成形され、内側に溝5dを有するもので、左右対称に形
成されている。
【0014】底部5aの内面(上面)側の幅は、接合す
る一対の芯材4を合わせた状態における幅、つまり1つ
の芯材4の幅の2倍に設定されており、底部5aの内面
のほぼ全面が、合わせた2つの芯材4の下面4aに密接
可能となっている。
【0015】各側部5bには、釘孔6が横に並んで複数
(この場合2つ)あけられている。また、前記各ガイド
部5cの先端の間の間隔は、接合する一対の芯材4を合
わせた状態における幅よりもやや広く設定されている。
【0016】接合治具5は、合わせた一対の芯材4の下
方から、各ガイド部5cを上にした状態で上方に持ち上
げ、溝5dに、合わせた芯材4を嵌め込み、両側の側部
5dによって各芯材4を挟み込むとともに、底部5aの
内面を各芯材4の下面4aに密接させることにより、各
芯材4を挟みつけた状態で取り付けられる。
【0017】ここで、各側部5bの外面には、上記取り
付け状態で、芯材4の下面4aを基準とした目盛り7
が、打刻等の手段によりマークされている。この目盛り
7は、すなわち芯材4の下面4aからの距離を示してお
り、たとえば1mm単位でマークされる。
【0018】上記構成の接合治具5を用いて、床パネル
2の芯材4どうしを接合するには、まず前述のごとく、
合わせた一対の芯材4の下方から、各ガイド部5cを上
にした状態で上方に持ち上げ、溝5dに、合わせた芯材
4を嵌め込み、両側の側部5dによって各芯材4を挟み
込むとともに、底部5aの内面を各芯材4の下面4aに
密接させることにより、各芯材4を挟みつけた状態で取
り付ける。溝5dに各芯材4を嵌め込む際には、各ガイ
ド部5cの上部内面を、双方の芯材4の角に当てた状態
で上方に持ち上げることにより、スムーズに嵌め込むこ
とができる。また、持ち上げていくにしたがって、各側
部5dは各芯材4にそれぞれ外側に押される作用を受け
て、弾性的に各芯材4の側面4bに接触する。すなわ
ち、接合治具5は、弾性的に各芯材4を挟み付けた状態
で取り付けられる。
【0019】この後、各釘孔6に通したスクリュー釘7
を、対向するものどうしがぶつからないように適宜角度
をつけて斜めに各芯材4に打ち込み、最終的に接合治具
5を各芯材4に固着する。
【0020】図3は、上記取り付けの様子を示してい
る。
【0021】以上で、各芯材4どうしの接合が終了する
が、接合箇所すなわち接合治具5の取り付け箇所は、芯
材4の長さ方向に間隔をおいた所定の複数箇所とする。
【0022】上記本実施例の芯材4どうしの接合構造に
よれば、各芯材4に接合治具5を嵌め込んでこれを釘止
めするだけでよいので、従来に比べると手間と労力を要
することがなく、きわめて容易に芯材4どうしを接合す
ることができる。
【0023】また、接合治具5には、芯材4の下面4a
を基準とした目盛り7が形成されているので、芯材4の
側面4bに野縁等の建材を取り付ける際、その建材の取
り付け位置を、目盛り7を利用して決めることができ
る。すなわち、たとえば野縁を芯材4の下面4aから5
mmの位置に取り付ける場合、目盛り7の5mmの部分
にその野縁を当て、芯材4に固着すればよい。したがっ
て、このように芯材4の側面4bに建材を取り付ける
際、取り付け位置を決めるための測定が不要になるわけ
であり、とても便利である。
【0024】図4および図5は、上記接合治具5の変形
例を示しており、この接合治具5は側部5bに、溝5d
側に突出する爪10が打ち抜き加工により複数形成され
ており、側部5bを叩いて爪10を芯材4に打ち込んで
食い込ませることにより、芯材4どうしを接合する構成
となっている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床パネル
の芯材の接合構造によれば、面材と、この面材の少なく
とも周囲に固着された芯材とからなる床パネルを、複数
並べて相互に接合して床を形成するに際し、隣り合う床
パネルの前記芯材どうしを合わせて接合する構造であっ
て、断面略U字状の接合治具により、前記接合する一対
の芯材を両側から挟みつけて相互に密接的に合わせてな
り、前記接合治具は、弾性を有する金物からなってい
て、底部とこの底部の両端から互いに近づく方向に斜め
にかつ上方に立ち上がって延びる側部と有し、前記側部
の上部には互いに離間する方向に湾曲するガイド部が形
成されていることを特徴とするから、従来に比べると手
間と労力を要することなく、きわめて容易に芯材どうし
を接合することができる。また、接合治具の側部が互い
に近づく方向に斜めに延びていることを利用することに
より、接合治具の側部間の内寸法と両芯材が合わさった
ときの芯材の幅寸法との間に誤差が生じている場合でも
その誤差を吸収することができ、接合治具の側部間の内
寸法と芯材の幅寸法と間で高精度を要求されない
【0026】また、芯材の下面を基準とした目盛りがマ
ークされた接合治具によれば、芯材の側面に野縁等の建
材を取り付ける際、取り付け位置を決めるための測定が
不要になるので、とても便利で有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例により床パネルどうしが接合
されて構成された床の裏面を示す斜視図である。
【図2】芯材どうしを接合治具により芯材を接合する方
法を示す斜視図である。
【図3】同側面図である。
【図4】変形例の接合治具により芯材を接合する方法を
示す斜視図である。
【図5】同側面図である。
【符号の説明】
1 床 2 床パネル 3 面材 4 芯材 4a 芯材の下面 4b 芯材の側面 5 接合治具 7 目盛り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/02 E04G 21/16 E04G 21/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面材と、この面材の少なくとも周囲に固
    着された芯材とからなる床パネルを、複数並べて相互に
    接合して床を形成するに際し、隣り合う床パネルの前記
    芯材どうしを合わせて接合する構造であって、 断面略U字状の接合治具により、前記接合する一対の芯
    材を両側から挟みつけて相互に密接的に合わせてなり、 前記接合治具は、弾性を有する金物からなっていて、底
    部とこの底部の両端から互いに近づく方向に斜めにかつ
    上方に立ち上がって延びる側部と有し、 前記側部の上部には互いに離間する方向に湾曲するガイ
    ド部が形成されている ことを特徴とする床パネルの芯材
    の接合構造。
  2. 【請求項2】 面材と、この面材の少なくとも周囲に固
    着された芯材とからなる床パネルを、複数並べて相互に
    接合して床を形成するに際し、隣り合う床パネルの前記
    芯材どうしを合わせて接合する際に用いる床パネルの芯
    材の接合治具であって、 断面略U字状に形成された弾性を有する金物からなり、 底部とこの底部の両端から互いに近づく方向に斜めにか
    つ上方に立ち上がって延びる側部と有し、 前記側部には、前記芯材の下面を基準とする目盛りがマ
    ークされるとともに、該側部の上部には互いに離間する
    方向に湾曲するガイド部が形成されている ことを特徴と
    する床パネルの芯材の接合治具。
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