JPH0217042Y2 - - Google Patents

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JPH0217042Y2
JPH0217042Y2 JP17956784U JP17956784U JPH0217042Y2 JP H0217042 Y2 JPH0217042 Y2 JP H0217042Y2 JP 17956784 U JP17956784 U JP 17956784U JP 17956784 U JP17956784 U JP 17956784U JP H0217042 Y2 JPH0217042 Y2 JP H0217042Y2
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本考案は木構造、木造建築の柱、梁及び桁等の
構造用木材が交差する仕口継手を堅牢、且つ簡易
に構設するために供する仕口装置に関する。 「従来の技術」 従来の仕口継手には、長柄差込み栓打、大入れ
蟻掛け、片木・胴付長柄差込み栓打、小胴付短柄
差し等があるが、側面に他方の木材の仕口端面が
結合される木材(以下被結合木材と指称する。)
の該側面に柄穴又は蟻溝(以下柄穴で両者を含
む。)を刻設し、該側面に結合する木材(以下結
合木材と指称する。)の仕口端面に柄又は蟻(以
下柄で両者を含む。)を突設し、柄を柄穴へ嵌合
して構設される。 文献(1) 日本建築学会編:JASS 11 木工事図
解、丸善刊 (2) 日本建築学会編:建築工事標準仕様書・
同解説、丸善刊 (3) 狩野春一:建築施工法ポケツトブツク、
オーム社刊 「考案が解決しようとする問題点」 従来の仕口継手は、突設する柄の横断面積が結
合木材の横断面積に比較して小さく、又柄穴の隅
部、柄の根元部が切欠になつて応力が集中するた
め、仕口継手に作用する曲げモーメント、引張、
圧縮、剪断の各荷重に対する強度が低下すると共
に、柄、柄穴の加工に種々な設備と多くの工数を
要し、建築費を高騰する原因になつている。 「問題を解決するための手段」 (1)被結合木材の縦方向に沿い、該被結合木材仕
口側面の仕口継手を構設する所定箇所に刻装され
る仕口整合板嵌着溝、及び該溝に係合して結合木
材仕口端面に刻装する仕口端面溝に挿嵌する仕口
整合金具板と、(2)被結合木材仕口側面と該側面に
交差して仕口継手を形設する結合木材交差側面と
の交差角度に合わせて仕口側面固着片及び交差側
面固着片を曲折して形成し、該両固着片を上記両
側面に夫々添装なし得るようにすると共に、(3)仕
口側面固着片の端部を仕口側面へ向けて曲折して
該側面に刻装する被結合木材固着溝に掛着する被
結合木材抑止片を形成し、同様に交差側面固着片
の端部を交差側面へ向けて曲折して該側面に刻装
する結合木材固着溝に掛着する結合木材抑止片を
形成し、(4)上記各固着片にボルト孔を穿設する2
個の仕口連結金具を用いて仕口継手を構設するこ
とによつて問題点を解決しようとするものであ
る。 「実施例」 以下添付図面によつて本考案の好適な実施例を
示して詳説する。但し、実施例に記載の構造、形
状及び相対配置等は特定して記載しない限り本考
案はそれのみに限定しない。第1図は結合木材及
び被結合木材との関係をも示す実施例の斜視図、
第2図は同じく正面図を示すが、仕口整合金具1
は被結合木材10に仕口継手を形設する被結合木
材仕口側面11の所定箇所に、該被結合木材10
の縦方向に沿つて刻装する整合板嵌着溝12及び
該溝12にその凡そ1/2縦面積を係合して結合木
材仕口端面16に刻装する仕口端面溝17に挿嵌
する長方形の鋼板であり、整合板釘孔1Aが穿設
されている。2個の仕口連結金具2は被結合木材
仕口側面11と該側面11に交差する結合木材交
差側面18及び18′との交差角度に合わせて、
仕口側面固着片3及び交差側面固着片4を直角に
曲折して形成し、仕口側面固着片3を被結合木材
仕口側面11に、交差側面固着片4を結合木材交
差側面18及び18′に添装なし得るようにし、
仕口側面固着片3の端部は被結合木材仕口側面1
1へ向けて直角に曲折し、該側面11に刻装する
被結合木材固着溝13に係合して掛着なし得る被
結合木材抑止片6を形成する共に、交差側面固着
片4の端部は結合木材交差側面18及び18′へ
向けて直角に曲折し、該側面18及び18′に刻
装する結合木材固着溝19及び19′に係合して
掛着なし得る結合木材抑止片5が形成されてい
る。但し、垂直荷重が結合木材15に作用する時
に仕口端面16が開くような応力が発生する側の
結合木材交差側面18(第1図及び第2図で上側
になる該側面)に添装する仕口連結金具2の仕口
側面固着片3には被結合木材抑止片6を欠くが、
仕口側面固着片3には長ボルト孔7を、交差側面
固着片4にはボルト孔8が穿設されると共に連結
金具釘孔9が穿設される。 本考案仕口継手結合金具を用いて仕口継手を構
設するには、 (1) 仕口整合金具板1を被結合木材仕口側面11
に刻装する被結合木材整合板嵌着溝12に挿嵌
して整合板釘孔1Aに打釘し、該金具板1を被
結合木材10に仮着けする。 (2) 上記仕口整合金具板1に結合木材仕口端面溝
17を挿嵌し、結合木材仕口端面16を被結合
木材仕口側面11に当接する。 (3) 2個の仕口連結金具2の結合木材抑止片5
を、両結合木材交差側面18,18′に刻装す
る結合木材固着溝19,19′に夫々挿嵌して
掛着し、同様に被結合木材抑止片6を結合木材
交差側面18′に刻装する被結合木材固着溝1
3に挿嵌する。 (4) 上述のようにして夫々の仕口側面固着片3を
被結合木材仕口側面11に、交差側面固着片4
を夫々の結合木材交差側面18,18′に添装
し、交差側面固着片4に穿設する連結金具釘孔
9に打釘し、 (5) 仕口側面固着片3に穿設する長ボルト孔7を
夫々、被結合木材10の仕口側面11とこれに
平行する側面を連通し、且、被結合木材仕口側
面11に垂直に穿設する被結合木材洞貫ボルト
孔14に係合し、両ボルト孔7及び14にボル
ト21を貫通してナツト23を螺着し、仕口側
面固着片3を被結合木材仕口側面11に強固に
止着する。同様に交差側面固着片4に穿設する
ボルト孔8及び結合木材交差側面18,18′
に穿設する結合木材洞貫ボルト孔にボルト22
を貫通してナツト23を螺着し、交差側面固着
片4を結合木材交差側面18,18′に強固に
止着して、仕口連結金具2を被結合木材10及
び結合木材15に固装する。なお仕口連結金具
2は、仕口側面固着片3と交差側面固着片4は
被結合木材側面11と、結合木材交差側面1
8,18′との間の交差角度に合わせて曲折す
るのであるから、この角度は直角に限定するも
のではなく、又、2個の仕口連結金具2の同角
度は夫々異つてもよい。又、各固着片3,4の
端部に形成する被結合木材抑止片6及び結合木
材抑止片5も、被結合木材固着溝13及び結合
木材固着溝19,19′の刻装の仕方によるも
のであつて、必ずしも直角に曲折することを要
しない。 「作用」 本考案仕口継手結合金具を用いて構設される仕
口継手には、横断面積が小な柄が無く、且、柄の
根元部、柄穴の隅部など応力が集中する切欠が無
いから、外部から加えられる荷重は仕口連結金具
2、仕口整合金具板1及びボルト21及び22を
介して被結合木材10及び結合木材15自体によ
つて受けられ継手強度を増大するように作用す
る。一例として長さ1410mmの結合木材15の両端
を従来の仕口継手とした水平梁と本考案による仕
口継手を構設した水平梁とを製作し、該結合木材
10の中央に垂直荷重を掛け両者の強度試験を行
つたところ次表の結果が得られた。
【表】
【表】 なお変形量は仕口継手部における撓み量で
ある。
「考案の効果」 叙上の構成及び作用により、本考案によれば木
構造、木造建築全体の強度が大となり、耐震強度
も増大する点、柄、柄穴等の加工が減じて工数が
著しく低減すると共に、高所における仕口継手の
構設作業が簡易になつて建築費を低廉ならしめる
点に著しい効果を奏する。なお本考案を実施する
木材は仕口部に柄、柄穴が無いため、必要に応じ
て木材を他用途へ転用し、再利用できる副次的な
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の斜視図、第2図は同正面図で
ある。 1……仕口整合金具板、2……仕口連結金具、
3……仕口側面固着片、4……交差側面固着片、
5……結合木材抑止片、6……被結合木材抑止
片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 側面に他方の仕口端面を結合する被結合木材
    10の縦方向に対し整合板嵌着溝12を穿設
    し、該整合板嵌着溝12には仕口整合金具1の
    凡そ1/2縦面積を嵌入して他半分が突出される
    ようなさしめると共に、結合木材15の仕口側
    面には上記仕口整合金具の突出部分が嵌入する
    仕口側面溝17を穿設し、他方被結合木材仕口
    側面と結合木材の上下面との交差角度に合わせ
    て曲折した仕口側面固着片3及び交差側面固着
    片4を有するL字状体をなし、且つ該仕口側面
    固着片3及び交差側面固着片4にはボルト止着
    用のボルト孔7及び8を穿設した2個の仕口連
    結金具2を使用し固定されることを特徴とした
    仕口継手装置。 (2) 仕口連結金具の仕口側面固着片3に対して交
    差側面固着片4を直角に曲折し、且つ仕口側面
    固着片3の端部を被結合木材仕口側面に直角に
    曲折して被結合木材抑止片6を形成すると共に
    交差側面固着片の端部を結合木材交差側面へ向
    けて直角に曲折して結合木材抑止片5に形成し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の仕口継手装置。
JP17956784U 1984-11-26 1984-11-26 Expired JPH0217042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17956784U JPH0217042Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17956784U JPH0217042Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6194102U JPS6194102U (ja) 1986-06-18
JPH0217042Y2 true JPH0217042Y2 (ja) 1990-05-11

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17956784U Expired JPH0217042Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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JPS6194102U (ja) 1986-06-18

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