JPH0229130Y2 - - Google Patents

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JPH0229130Y2
JPH0229130Y2 JP1985009735U JP973585U JPH0229130Y2 JP H0229130 Y2 JPH0229130 Y2 JP H0229130Y2 JP 1985009735 U JP1985009735 U JP 1985009735U JP 973585 U JP973585 U JP 973585U JP H0229130 Y2 JPH0229130 Y2 JP H0229130Y2
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square
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square frame
rectangular
bolts
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、木造の建屋のはりと柱、はりとはり
等を接続固定するための接合具に関する。
<従来の技術> 従来、木造建築物においては、柱とはり等を接
合する場合、柱やはりの端部をほぞや仕口を形成
し、この仕口にほぞを嵌合させて柱とはり、或は
はりとはり同士を接合していた。
ところが、例えば、木造の平屋家屋一つを例に
とつても、多数の柱やはり部材が使用されてお
り、これらの端部に夫々種々のほぞや仕口をノミ
やハンマー、ドリルで形成していくことは、非常
に時間と労力を要することであり、また、その加
工にも熟練を要するため、誰にでも簡単にできる
ことではなかつた。
そこで、実公昭49−43041号及び実開昭53−
155208号においては、第1図及び第2図に示す接
合具と実質的に同一のものが提案されている。
第1図の接合具Aは、建屋の所定位置の柱、は
りを接合する場合に、その端部を挿入できる大き
さに形成された断面四角形状の鋼材製角筒体1
と、その側面から横方向に延設された四角筒状の
角枠体2とからなる。この角枠体2は、角筒体1
の外側面に筒側端面を当接し、溶接によつて固定
したものである。尚、この例では角筒体1の四方
向の側面に角枠体2を付設しているが、角筒体1
の一方向の外面部または二方向の外面部或は三方
向の外面部に付設してもよい。
また、この角筒体1及び上記角枠体2の平行す
る二壁面には、夫々孔3,4が穿設されている。
この孔3,4は、係止具5の一部品であるボルト
を挿通させるためのものである。
次に、このようにしてなる上記はりと柱等の接
合具Aを使用する場合の一例について説明する。
先ず、事前に角筒体1に柱aの端部を挿入した
とき、角筒体1に穿設した孔3位置と一致する柱
aの位置に貫通孔を穿設しておく。そして、この
柱aを角筒体1に挿入し、係止具5であるボル
ト・ナツトによつて柱aを角筒体1に固定する。
次に各角枠体2に夫々のはりbの端部を挿入す
る。このとき、はりの端部近傍には、上記柱と同
様に事前に貫通孔を穿設してある。そして各角枠
体2に挿入したはりbは、係止具5であるボル
ト・ナツトによつて夫々固定する。このように、
柱a、はりbは前記接合具Aによつて接合され
る。
第2図は他の接合具Bであつて、この例では、
角枠体2が上面の開放した角樋状となつている。
そしてこの角枠体2は、角筒体1の三方向の外面
部に上部を開口するようにして付設されている。
このことによつてはりbを角枠体2に挿入する
時、上方から嵌め込むことができ、前記接合具A
に比べより作業がしやすいといつた利点がある。
<考案が解決しようとする課題> ところが、これらの接合具A,Bにおいては、
角筒体1が一体に形成されたものであり、その寸
法、特に対向する側面間の長さは常に一定であ
る。従つて、角筒体1と柱aとの接合をなすボル
ト・ナツトをいくら強く締め付けても、この締め
付けの力は、単に角筒体1の外側面に加わるだけ
で、柱自体を締め付けて固定することはできな
い。従つて、柱aと角筒体1との間にがたつきが
生じ易い。
他方、柱aには、木材の加工精度により、寸法
に誤差が生ずる。このとき、柱aの寸法が角筒体
1より大きければ、柱aを角筒体1内に嵌入する
ことができず、柱aを削らなければならない。そ
して、柱aを少しでも削りすぎると、上記逆に柱
の寸法が小さくなつたり、不均一な形状となつた
りしてしまう。柱の寸法が小さくなると、角筒体
1の内側面と柱aの外側面との間に隙間が生じて
しまう。そして、この状態で角筒体1と柱aとを
ボルト・ナツト等の係止具により固定しても、確
実な固定を望むことはできない。即ち、ボルト・
ナツトにより締め付けられるのは、角筒体1の対
向する外側面間のみであり、柱a自体に締め付け
の力は及ばず、上記の隙間は解消されない。よつ
て、この隙間により構築物の柱とはりという重要
な接合部分に、がたつきが発生してしまう。
<課題を解決するための手段> そこで本考案は上記の接合具の問題の解決を目
的とするもので、次の構成を特徴とする。
本考案の接合具にあつては、角筒体1が、直角
に折曲された2側面1a,1a,1b,1bと2
側面の両端辺から延設された接合用の鍔部7a,
7a,7b,7bとから構成されてなる半角筒体
6a,6bを2個組み合わせたものからなる。そ
して、これらの側面1a,1bから上記角枠体2
が延設され、各鍔部7a,7bにボルト挿通孔が
形成され、対向する鍔部7a,7b同士のボルト
挿通孔にボルト9が挿通され、このボルト9とナ
ツト10とにより両半角筒体6a,6bが固定さ
れてなることを特徴とするものである。
<作用> 本考案の接合具においては、角筒体1が2箇の
半角筒体からなるため、角筒体1の大きさは可変
となる。従つて、鍔部7a,7bのボルト挿通孔
に通されるボルト9とナツト10とを締め付ける
ことにより、両半角筒体の側面が柱aを圧着する
状態で、柱aに角筒体1が固定される。
<実施例> 以下図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
この実施例の接合具Cは、角筒体1が対角線上
で2分割された一対の半角筒体6a,6bから構
成されている。
一方の半角筒体6aは、平面視直角に折曲され
た2側面1a,1aと、両側面の端辺から延設さ
れた平板状の鍔部7a,7aとから構成されてい
る。これらの鍔部7a,7aは側面1a,1aに
対して平面視約135度の角度を有し、各鍔部には
ボルト挿通孔が形成されている。他方の半角筒体
6bも同様の形状をなし、2側面1b,1b及び
ボルト挿通孔を有する鍔部7b,7bから構成さ
れている。
これらの半角筒体6a,6bの各側面1a,1
a,1b,1bには、上面の開放した角樋状の角
枠体2が付設されている。
尚、図中3,4は、半角筒体6a,6bの側面
1a,1b及び角枠体2に形成された孔を示す。
この実施例の接合具Cを使用する場合は、柱a
の4辺に半角筒体6a,6bの各側辺1a,1
a,1b,1bを沿わせて、対向する鍔部7a,
7b、7a,7bの各ボルト挿通孔にボルト9を
通し、ナツト10を螺合させて固定する。そし
て、このボルト・ナツト9,10を締め付けるこ
とにより、各側辺1a,1a,1b,1bが柱a
の4辺を押圧挾持した状態で強固にがたつきなく
固定される。
尚、上記の孔3,4により、前記第1図と同
様、ボルト・ナツト等の係止具5による柱及びは
りとの固定がなされる。
尚、この実施例においても、前記第1図、第2
図の例と同様に、角枠体2を角筒体1の外面部の
何箇所に付設するかは自由である。角枠体2の形
状は、断面長方形状の枠体であつてもよく、その
他種々の形状のものを角枠体2として用いること
もできる。また、角筒体1に付設する角枠体2の
取付け角度に傾斜をもたして取付けてもよい。更
に正方形状の断面の角枠体2及び長方形状の断面
の角枠体2を角筒体1の外面部に夫々付設しても
よい。
<考案の効果> 以上本考案の接合具においては、一対の半角筒
体6a,6bが柱を圧着する状態で固定されるた
め、がたつきのない確実な固定が可能となる。し
かも、多少、柱aの外形が角筒体1より大きくて
も、柱aに取付けることができるものであり、柱
aを削る作業は一切不要となるといつた利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す斜視図、第2図は他の従
来例の斜視図、第3図は本考案の実施例の斜視図
である。 1……角筒体、2……角枠体、3,4……孔、
5……係止具、6a,6b……半角筒体、7a,
7b……鍔部、9……ボルト、10……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 角筒体1の少なくとも一箇所以上の外面部に、
    はり等の端部を嵌合できる角枠体2を付設し、こ
    の角枠体2及び上記角筒体1の夫々の所望位置に
    孔3,4を穿設し、ボルト・ナツト等の係止具5
    によつて柱、はり等を角筒体1、角枠体2に固定
    できるようにしたはりと柱等の接合具において、
    この角筒体1が、直角に折曲された2側面1a,
    1a,1b,1bと2側面の両端辺から延設され
    た接合用の鍔部7a,7a,7b,7bとから構
    成されてなる半角筒体6a,6bを2個組み合わ
    せたものであり、これらの側面1a,1bから上
    記角枠体2が延設され、各鍔部7a,7bにボル
    ト挿通孔が形成され、対向する鍔部7a,7b同
    士のボルト挿通孔にボルト9が挿通され、このボ
    ルト9とナツト10とにより両半角筒体6a,6
    bが固定されてなることを特徴とするはりと柱等
    の接合具。
JP1985009735U 1985-01-25 1985-01-25 Expired JPH0229130Y2 (ja)

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JP1985009735U JPH0229130Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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JPS61127202U JPS61127202U (ja) 1986-08-09
JPH0229130Y2 true JPH0229130Y2 (ja) 1990-08-06

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