JPH10266342A - 構造材の接続構造 - Google Patents

構造材の接続構造

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JPH10266342A
JPH10266342A JP6960997A JP6960997A JPH10266342A JP H10266342 A JPH10266342 A JP H10266342A JP 6960997 A JP6960997 A JP 6960997A JP 6960997 A JP6960997 A JP 6960997A JP H10266342 A JPH10266342 A JP H10266342A
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structural
structural material
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web
webs
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JP6960997A
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Hiromitsu Ishikawa
博光 石川
Nobuyasu Hagisawa
亘保 萩澤
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物等の梁等の構造材同士を略へ形等に接続す
る構造を工数を減らし、容易且つ体裁良く得る。 【解決手段】一対の平行なフランジ4,4a,4bと、
これらの中間部を直角に結合する一対のウェブ6a又は
一枚のウェブ6bからなる断面H形状のアルミ合金製押
出形材の構造材2a,2bのうち、第1の構造材2aの
端面における下方のフランジ4aに一対の切り欠き部5
を対称に設け、フランジ4aのウェブ6a,6aに挟ま
れた部分に細溝8を設け、第2の構造材2bの端面にお
けるウェブ6bの両側に隣接する下方のフランジ4bに
その長手方向に沿う細溝7を設け、上記第2の構造材2
bの各細溝7に第1の構造材2aの各ウェブ6aの下端
部を挿入し、構造材2bのウェブ6bを第1の構造材2
aの中空部9内に挿入すると共に、両ウェブ6a,6b
の端部同士に形成される重合部10をボルト12とナッ
ト14にて締結した構造材の接続構造1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の梁や柱等の
構造材同士、或いは特殊な構築物の構造材同士の接続構
造に関し、特に組立て工数の低減を図ったものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に断面H形やI形の柱同士や梁同
士、或いは、柱と梁の接続構造は、図7(A)及び(B)に
示すように、例えば、形鋼からなる断面H形の梁100
同士を直線状に突き合わせ、各々のフランジ101の内
側面に跨って水平な接続プレート103を配置し、各ウ
ェブ102の両側面に跨って垂直な接続プレート104
を配置すると共に、これらの各プレート103,10
4、及びフランジ101、ウェブ102を貫通する多数
のボルト106のネジ部にナット108を螺合して締結
している。この構造では、予め工場内等でH形鋼に多数
のボルト孔を穿設しておく必要がある。また、現場にお
いては、垂直な接続プレート104に千鳥状に多数のボ
ルト106を貫通しナット108と螺合した後、各水平
な接続プレート103を配置して多数のボルト106、
ナット108を螺合するため、接続プレート103,1
04の位置合わせが煩雑なため工数が多くなり、且つ各
ボルト106、ナット108が互い接近しているため締
結作業自体も行い難かった。
【0003】また、図7(C)及び(D)に示すように、建
物の棟部を構成するため、断面H形を有し端面をやや斜
めに切断した一対の梁110同士を互いに傾斜して突き
合わせ、各々フランジ111の内側面に接触する水平片
113とウェブ112の各側面に接触する垂直片114
とからなる板曲げ加工による断面チャンネル形状の接続
材115を各梁110の両側から挿入して跨らせる。そ
して、各接続材115の垂直片114と梁110のウェ
ブ112を貫通する多数のボルト116のネジ部にナッ
ト118を螺合し締結している。この構造でも、予めH
形鋼に多数のボルト孔を穿設すると共に、梁110同士
間に接続材115をセットした後、その各垂直片114
に千鳥状にボルト116を通してナット118と螺合す
るため、現場での工数が多くなる。
【0004】更に、何れの構造においても各梁100,
110は所謂H形鋼又はI形鋼を用いるため、重量が大
きく組立て加工や現場における位置合わせが行い難く、
作業者にとって危険な作業であると共に、所定位置に持
ち上げるため特殊な設備も必要となっていた。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上のような従来
の技術が抱える問題点を解決し、前記接続プレートを位
置合わせする等の煩雑な作業を無くすか減らし、ボルト
・ナットの締結作業を低減して、構造材同士の接続を容
易且つ体裁良く行えると共に、断面H形状又はI形状等
の構造材の軽量化も図る接続構造を提供することを目的
とする。尚、本明細書においては、断面I形状の構造材
も断面H形状の構造材に含まれるものとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するため、互いに接続される構造材の少なくとも一
方に設けた中空部を利用して各構造材のウェブやフラン
ジ同士等から形成される重合部をボルト・ナットを用い
て締結することにより成されたものである。即ち、本発
明の構造材の接続構造は、第1の構造材が一対のフラン
ジと、これらフランジの中間部を接続する複数のウェブ
と、上記フランジ及びウェブに囲まれた中空部とからな
り、第2の構造材が一対のフランジと、これらフランジ
の中間部を接続する少なくとも一つのウェブとからなる
一対の構造材同士の接続構造であって、第1の構造材の
端面における片方のフランジに該構造材の長手方向に沿
って切り欠いた一対の対称な切り欠き部又は斜め外向き
に折り曲げた一対の対称な折り曲げ部を設け、第1の構
造材及び/又は第2の構造材の端面における上記複数の
ウェブ間に位置する片方のフランジに該構造材の長手方
向に沿って切り欠いた細溝を設け、第2の構造材の端面
におけるウェブに隣接する片方のフランジに該構造材の
長手方向に沿って切り欠いた細溝を設け、第1,第2の
構造材の端面同士を対向させ、第1の構造材の上記中空
部内に第2の構造材のウェブの端部を挿入して、両構造
材を略へ形に接続すると共に、各構造材のウェブの端部
同士が略三角形に重合するウェブ同士の重合部を形成
し、この重合部を貫通するボルトにナットを締結したこ
とを特徴とする。
【0007】以上の構造により、従来における接続プレ
ートを用いず、且つ簡単な加工によって、一対の構造材
を互いに略へ形にして、外観上も体裁良く接続すること
が可能になる。また、上記第1及び第2の構造材が何れ
も中空部を有し、且つ各構造材のウェブの端部が相手材
の中空部内に互いに挿入される構造材の接続構造も含ま
れる。この構造によれば、一対の構造材を互いに強固に
して略へ形に接続することが可能になる。更に、上記第
1の構造材のフランジに設けた折り曲げ部を前記第2の
構造材のフランジに重合させてフランジ同士の重合部を
形成し、この重合部を貫通するボルトにナットを締結し
た構造材の接続構造も含まれる。係る構造によれば、ウ
ェブとフランジの双方の重合部においてボルト締めし
て、構造材同士を一層強固に接続することが可能とな
る。
【0008】また、本発明における他の構造材の接続構
造は、第1の構造材が一対のフランジと、これらフラン
ジの中間部を接続する複数のウェブと、上記フランジ及
びウェブに囲まれた中空部とからなり、第2の構造材が
一対のフランジと、これらフランジの中間部を接続する
少なくとも一つのウェブとからなる一対の構造材同士の
接続構造であって、第1の構造材及び/又は第2の構造
材の端面における上記複数のウェブ間及び/又は何れか
のウェブの外側に位置する片方のフランジに該構造材の
長手方向に沿って切り欠いた細溝を設け、上記第1又は
第2の構造材の端面における残りのフランジに隣接する
ウェブに該構造材の長手方向に沿って切り欠いた細溝を
設け、両構造材の端面同士を対向させ、第1の構造材の
上記中空部内に第2の構造材のウェブの端部を挿入し
て、両構造材を直線状に接続すると共に、各構造材のウ
ェブとフランジの各端部同士が矩形状に重合するウェブ
同士及びフランジ同士の重合部を形成し、このウェブ同
士及び/又はフランジ同士の重合部を貫通するボルトに
ナットを締結したことを特徴とする。
【0009】以上の構造により、従来における接続プレ
ートを用いず、且つ簡単な加工によって、一対の構造材
を互いに直線状に体裁良く接続することが可能になる。
また、上記の第1及び第2の構造材が何れも中空部を有
し、且つ各構造材のウェブの端部が相手材の中空部内に
互いに挿入される接続構造も含まれる。係る構造によれ
ば、一対の構造材を互いに強固にして直線状に接続する
ことが可能になる。
【0010】更に、本発明における別の構造材の接続構
造は、一対のフランジと、これらフランジの中間部を接
続する複数のウェブと、上記フランジ及びウェブに囲ま
れた中空部とからなる複数の構造材同士の接続構造であ
って、何れかの構造材の上記中空部内に一片が挿入され
た接続材を該構造材の各ウェブ及び/又は各フランジを
貫通するボルトと、これに締結されるナットにより固定
すると共に、上記構造材の端面から突出する接続材の他
片を別の構造材の中空部内に挿入して、この他片を該別
の構造材の各ウェブ及び/又は各フランジを貫通するボ
ルトと、これに締結されるナットにより固定することに
より、複数の構造材を長手方向に沿って略へ形状又は直
線状に接続することを特徴とする。
【0011】係る構造により、接続材を殆ど内包した状
態で複数の構造材を容易に、且つ外観上も簡素で体裁良
く接続することが可能となる。また、上記構造材が3本
以上からなり、前記接続材も中央からこれらの構造材と
同数の片を延出させたものである構造材の接続構造も含
まれる。これにより、例えば構造材が梁として用いられ
た場合、平面視で+形状、Y形状、又はT形状等の任意
の接続形態を容易で自在に、且つ体裁良く組立てること
が可能となる。
【0012】加えて、前記各構造材がアルミニウム合金
からなる一体の押出形材からなる構造材の接続構造も含
まれる。これにより、前記接続構造における各構造材の
断面形状を自由に設計でき、且つその強度を形鋼と同等
に保ちつつ、その重量を略半減させ得るので、工場内で
の加工は基より、現場における位置合わせ作業等も容易
且つ安全に行うことが可能となる。且つ、現場の特殊な
設備も減らせると共に、構造体全体の重量を低減するこ
ともできる。
【0013】
【実施の形態】以下において、本発明の実施に好適な形
態を図面と共に説明する。図1は本発明における一つの
形態の構造材の接続構造1に関し、この接続構造1は同
図(A)に示すように、梁となる第1及び第2の構造材2
a,2bを互いに略へ形状に接続し、これらの構造材2
a,2bの各ウェブ6a,6b同士が各々の端部におい
て形成する略三角形の重合部10に、これらウェブ6
a,6bに穿設した図示しないボルト孔に複数のボルト
12を水平に貫通して、図1(B)に示すように、そのネ
ジ部にナット14を締結したものである。上記第1の構
造材2aは、図1(C)に示すように、上下の互いに平行
な一対のフランジ4,4aとこれらの中間部を直角に接
続した平行な一対のウェブ6aとからなる断面H形状を
呈し、これらのウェブ6aとフランジ4,4aとの間に
上下に細長い中空部9を形成している。また、上記第2
の構造材2bは、同様の断面H形状を呈するが、1枚の
ウェブ6bのみが設けられている。尚、これらの構造材
2a,2bには、アルミニウム合金(JIS-A6063T5又はT6,
同A6N01-T5又はT6,同A7003-T5,同A7N01-T5又はT6等)製
の押出形材が用いられる。
【0014】上記第1の構造材2aは、図1(C)に示す
ように、その長手方向の端面における下方(片方)のフラ
ンジ4aのウェブ6a間を除く両側に、その長手方向に
沿って所要の長さの切り欠き部5,5を対称に有すると
共に、このフランジ4aの上記2枚のウェブ6bに挟ま
れた部分に、長手方向に沿った細溝8を有している。ま
た、第2の構造材2bは、図1(C)に示すように、その
長手方向の端面における下方(片方)のフランジ4bのウ
ェブ6bに隣接する両側に、その長手方向に沿って切り
欠いた一対の細溝7を有している。
【0015】そして、これらの構造材2a,2bの端面
同士を対向させ、第2の構造材2bの上記各細溝7,7
内に、第1の構造材2aの各ウェブ6aの下端部を挿入
し、且つ第2の構造材2bのウェブ6bの端部を第1の
構造材2aの中空部9内に挿入する。その結果、これら
の構造材2a,2bが前記図1(A)のように略へ形状に
接続される。すると、両構造材2a,2bの各のウェブ
6a,6bの端部は、図1(A)に示したように、互いに
略三角形に重合して重合部10を形成する。この重合部
10に前記のように、ボルト12,ナット14を締結す
ることにより、接続構造1を得ることができる。尚、第
2の構造材2bの下方のフランジ4bの端部は、第1の
構造材2aの上記切り欠き部5を通過し、そのフランジ
4aの上方に位置する。また、前記ボルト12には高力
ボルト(JIS B1186-1979)の他、アルミニウム合金(JIS A
6061-T6,同A2024-T4)、ステンレス鋼、或いはチタン合
金製等のものが用いられる。
【0016】この接続構造1によれば、断面H形状の構
造材2a,2bを略へ形状に接続するに際し、これら以
外に接続プレートや金物等を要することなく、簡単な切
り欠き加工とボルト締めのみにより外観上も体裁良く接
続できる。しかも、各構造材2a,2bは2枚のウェブ
6a及び1枚のウェブ6bを各々有し、且つそれらの端
部同士を互いに重合させて、ボルト締めするので、強い
締め付け力により強固に接続することができる。また、
各構造材2a,2bをアルミニウム合金製の押出形材と
したことで、梁は勿論、梁と接続される柱等を含む構造
体全体を軽量化できると共に、上記接続構造における組
立て作業の迅速化と安全化を図ることもできる。更に、
構造材に用いる形材の断面形状も自由に設計することが
可能となる。
【0017】図1(D)は上記接続構造1を変形させた形
態の接続構造1′に関する。即ち、前記第1の構造材2
aにおける下方のフランジ4aの端部に前記のような切
り欠き部5を設けず、この切り欠き部5に相当する部分
のフランジ4aを斜め外向きに折り曲げた折り曲げ部4
a′を下方のフランジ4aの両側に設ける。次に、この
各折り曲げ部4a′を前記第2の構造材2bの下方のフ
ランジ4bの下面に面接触させ、折り曲げ部4a′とフ
ランジ4bからなるフランジ同士の重合部15を形成
し、この重合部15の図示しないボルト孔にボルト16
を貫通させ、そのネジ部にナット18を締結することに
より接続構造1′を得ることができる。この接続構造
1′によれば、各構造材2a,2bは各々のウェブ6
a,6bの重合部10と共に、上記フランジ(折り曲げ
部)4a′,4b同士の重合部15でもボルト締めされ
るので、一層強固に接続され得る。尚、図1(E)及び
(F)は上記構造材2a,2bの変形例で、一対のフラン
ジを平行とせず、上方のフランジ4′を片側に緩く傾斜
させた構造材2a′,2b′の断面を示し、上面に屋根
材等が固定される場合に有効である。また、上記フラン
ジ4′を左右両側に対称に傾斜させた断面形状とするこ
とも可能である。
【0018】図2は異なる前記接続構造1″に関する。
尚、前記と同じ部分や要素には同じ符号を用いるものと
する。この接続構造1″は、同図(A)に示すように、梁
となる第1の構造材2aと第2の構造材2cを互いに略
へ形状に接続し、構造材2a,2cの各ウェブ6a,6
c同士が各々の端部において形成する略三角形の重合部
10に、これらのウェブ6a,6cに穿設した図示しな
いボルト孔に複数のボルト12を水平に貫通して、図2
(B)に示すように、そのネジ部にナット14を締結した
ものである。上記構造材2a,2cは、図2(C)に示す
ように、上下の互いに平行な一対のフランジ4,4a及
び同4,4cと、これらの中間部を直角に接続した一対
ずつのウェブ6a,6cと、これらに囲まれた細長の中
空部9とからなる断面H形状を全長に渉り有するもので
ある。
【0019】これらの構造材2a,2cも、前記同様の
アルミニウム合金製からなる中空押出形材からなる。
尚、これらは構造上有効な中空断面形状とすることがで
き、且つ前記図1(E)の構造材2a′,2b′と同様の
断面形状にすることもできる。上記第1の構造材2a
は、その長手方向の端面における下方(片方)のフランジ
4aのウェブ6a間を除く両側に、その長手方向に沿っ
て所要の長さの切り欠き部5,5を対称に設けている。
更に、その中空部9を形成するウェブ6a同士間のフラ
ンジ4aに細溝8を設けている。また、第2の構造材2
cは、図2(C)に示すように、その長手方向の端面にお
ける下方(片方)のフランジ4cのウェブ6cに隣接する
一側に、その長手方向に沿って切り欠いた細溝7を設け
ている。且つ、これに隣接する中空部9を形成するウェ
ブ6c同士間のフランジ4cにも同様の細溝8を設けて
いる。
【0020】そして、上記構造材2a,2cの端面同士
を対向させ、第2の構造材2cの上記細溝7,8内に、
第1の構造材2aの各ウェブ6aの下端部を各々挿入
し、且つ両者の中空部9内に相手材のウェブ6a,6c
を互いに挿入する。この結果、一対の構造材2a,2c
は前記図2(A)のように略へ形状に接続される。この
際、両構造材2a,2cの各ウェブ6a,6cの端部
は、図2(A)に示したように、互いに略三角形に重合し
て重合部10を形成する。この重合部10に前述したよ
うに、ボルト12,ナット14を締結することにより、
接続構造1″を得ることができる。尚、第2の構造材2
cの下方のフランジ4cの端部は、第1の構造材2aの
上記切り欠き部5を通過し、そのフランジ4aの上方に
位置する。
【0021】この接続構造1″によれば、断面H形状の
構造材2a,2cを略へ形状に接続する際、これら以外
に接続プレートや金物等を要することなく、簡単な切り
欠き加工とボルト締めのみにて強固で体裁良く接続でき
る。また、各構造材2a,2cをアルミニウム合金の中
空押出形材としたことにより、梁は勿論これと接続され
る柱等を含む構造体全体を軽量化できると共に、上記接
続構造における組立て作業の迅速化と安全化を図ること
もできる。尚、上記切り欠き部5の代わりに、前記図1
(D)に示した折り曲げ部4a′を形成して、その接続構
造1′と同様の接続構造としても良い。また、前記構造
材2bには、従来と同様のH形鋼を用いることもでき
る。
【0022】図3は、本発明の更に異なる形態の接続構
造20に関する。同図(A)に示すように、この接続構造
20は、梁となる第1及び第2の構造材22a,22b
を互いに直線状に接続し、両者の各ウェブ26a,26
b同士が各々の端部において形成する矩形状の重合部3
0において、各ウェブ26a,26bに穿設した図示し
ないボルト孔に複数のボルト32を水平に貫通し、図3
(B)に示すように、そのネジ部にナット34を締結した
ものである。上記第1の構造材22aは、図3(C)に示
すように、上下の互いに平行な一対のフランジ24a,
24a′と、これらの中間部を直角に接続した互いに平
行な一対のウェブ26aと、これらに囲まれた細長の中
空部29とからなる断面H形状を有する。また、第2の
構造材22bは一対のフランジ24間に一枚のウェブ2
6bのみの断面H形状を有する。これらの構造材22
a,22bも、前記同様のアルミニウム合金製の一体の
押出形材からなる。
【0023】上記第1の構造材22aは、図3(C)に示
すように、その長手方向の端面における上方(片方)のフ
ランジ24aの中空部29を形成する両ウェブ26aに
挟まれた部分に、その長手方向に沿って所要長さに渉っ
て切り欠いた細溝27を設けている。また、下方(残り)
のフランジ24a′に隣接する各ウェブ26aの下端に
も同様の切り欠きによる一対の細溝28がそれぞれ設け
られている。そして、第2の構造材22bのウェブ26
bを、第1の構造材22aの上記細溝27内と中空部2
9内に挿入し、同時に第2の構造材22bの下方のフラ
ンジ24を第1の構造材22aの上記各細溝28内に挿
入する。
【0024】すると、図3(A)と(B)に示す接続状態と
なり、各ウェブ26a,26bの端部同士には矩形状の
重合部30が形成される。これらの各ウェブ26a,2
6bに穿設した図示しない複数のボルト孔にボルト32
を貫通させ、それらの各ネジ部にナット34を締結する
ことにより、一対の構造材22a,22bを直線状に接
続する接続構造20を得ることができる。尚、両方の構
造材22a,22bの上下の各フランジ24a,24及
び同24a′,24もそれぞれの端部において互いに重
合する矩形状の重合部36を形成するので、係る四つの
各重合部36にも図3(B)中に破線で例示するように、
ボルト38とナット39で締結しても良い。或いは、上
記フランジ24a,24等におけるボルト38、ナット
39締めのみとして、前記ウェブ26a,26b同士間
におけるボルト32、ナット34を省略することもでき
る。
【0025】また、前記細溝27を第2の構造材22b
の上方のフランジ24のウェブ26bの両側のみに一対
形成し、細溝28をそのウェブ26bの下方のフランジ
24に隣接する位置にのみ形成しても、接続構造20を
得ることができる。この接続構造20によれば、第1の
構造材22aに細溝27,28を形成するのみで、従来
の接続プレートを用いることなく、第1及び第2の構造
材22a,22bの端部にウェブ同士及びフランジ同士
の重合部30,36が形成でき、これらの少なくとも一
方をボルト・ナットにより締結するという簡単な加工と
作業により、一対の梁等の構造材を直線状に体裁良く接
続することができる。また、各構造材22a,22bを
アルミニウム合金の押出形材としたことにより、これら
と構造体全体を軽量化できると共に、上記接続構造にお
ける組立て作業の迅速化と安全化を図ることもできる。
【0026】図4は、本発明の異なる直線状の接続構造
40に関する。同図(A)と(C)に示すように、梁となる
第1及び第2の構造材42a,42bは上下の互いに平
行な一対のフランジ44a,44bと、これらの中間部
を直角に接続した一対ずつのウェブ46a,46bと、
細長い中空部45とからなる断面H形状を有している。
これらの構造材42a,42bも前記同様のアルミニウ
ム合金製の一体の中空押出形材からなる。図4(C)のよ
うに、第1の構造材42aの上方(片方)のフランジ44
aにおける一つのウェブ46aの外側と、両ウェブ46
a間に挟まれたフランジ44aにはその長手方向に沿っ
て一対の細溝48がそれぞれ形成される。また、下方(残
り)のフランジ44aに隣接する両ウェブ46aにも同
様の細溝47が形成される。これらの細溝47,48内
に第2の構造材42bの各ウェブ46bや下方のフラン
ジ44bをそれぞれ長手方向から挿入、且つ各中空部4
5内に相手材のウェブ46a,46bを挿入すること
で、図3(A)及び(B)に示す接続状態となる。
【0027】そして、各ウェブ46a,46bと上下の
各フランジ44a及び同44bの端部には各々矩形状の
重合部50,56が形成される。これらのうち重合部5
0をボルト52、ナット54を締結するか、これと共に
或いはこれに替えて、図4(B)に示すように、四ヶ所の
重合部56にボルト58、ナット59を締結させること
で、接続構造40を得ることができる。この接続構造4
0によれば、一層簡単な加工と組立て作業によって一対
の梁等の構造材42a,42bを直線状に体裁良く接続
することができる。
【0028】尚、前記フランジ44aの細溝48,48
とウェブ46aの細溝47,47を同じ第1の構造材4
2aのみに形成したが、何れかの細溝47,48を第2
の構造材42bに形成しておくことでも、この接続構造
40を得ることができる。また、以上のうち構造材2a,
2c,22a,42a,42bの各ウェブ6a,6c,26
a,46a,46bはそれぞれ2枚としたが、これらを3
枚以上として、互いに挿入し合うようにすることもで
き、これにより一層強固な接続構造を得ることもでき
る。
【0029】図5は本発明の別の形態の接続構造60に
関する。同図(A)乃至(C)に示すように、梁となる一対
の構造材62は、上下一対の平行なフランジ64と、そ
の中間部を垂直に繋ぐ一対の平行なウェブ66と、これ
らフランジ64とウェブ66に囲まれた細長の中空部6
8とからなり、断面H形状を有する前記同様のアルミニ
ウム合金の中空押出形材である。また、両構造材62が
互いに接続される各端面は図示のように緩く傾斜して切
断されており、各ウェブ66の端面寄りには所要数の通
し孔69が穿設されている。更に、両者の各中空部68
に跨って、その内部に接続材70が半分ずつ挿入され、
これと各ウェブ66を貫通するボルト76にナット78
が締結される。接続材70は、図5(D)に示すように、
左右対称の略へ形状の扁平体で、一対の片72からな
り、各片72には通し孔74が所要数穿設されている。
【0030】そして、先ず図5(C)の右側の構造材62
の中空部68内に、接続材70の右片72を挿入し、各
通し孔69,74内にボルト76を貫通させ、ナット7
8と締結して固定する。次いで、端面から突出する接続
材70の左片72に左側の構造材62を挿入し、同様に
ボルト76にナット78を締結することにより、一対の
構造材62を長手方向に沿って略へ形状に結合する接続
構造60ができる。この接続構造60によれば、接続材
70は一対の構造材62の各中空部68内に内蔵され、
且つ接続材70自体が両構造材62の位置決め材も兼ね
るので、容易且つ外観上の体裁も良く接続することがで
きる。
【0031】尚、構造材62の中空部68を複数併設し
て、複数の接続材70を前記同様に挿入して接続するこ
ともできる。また、中空部68と接続材70を幅広な寸
法にして、上下の各フランジ64と接続材70とを別の
ボルト・ナットで垂直方向に締結しても良く、或いは前
記ボルト76、ナット78と併用することもできる。接
続材70には、高強度のアルミニウム合金の各種成形材
の他、構造用鋼、高張力鋼、ステンレス鋼等を成形した
ものを用いることができる。
【0032】図6は、接続構造60の応用形態に関する
ものである。同図(A)及び(B)は、前記と同様の構造材
62′を4本用い、平面視で+形状で、且つ正面視及び
側面視で略へ形状に接続する構造80に関する。これに
用いる接続材82は、図6(A)に示すように、頂部83
から斜め四方に十字状で且つ対称に延びる4枚の片84
からなり、各片84には所要数の通し孔86が穿設され
ている。そして、図6(B)に示すように、4本の構造材
62′の端面63を平面視で中空部68の中央を交点と
する直角形、且つ側面視でやや斜めとし、互いに端面6
3同士を対向させる。この場合、予め何れか一つの構造
材62′の中空部68内に上記接続材82の一片84を
挿入し、前記と同様ボルト・ナット(図示せず)で固定し
ておく。そして、この接続材82の残った突出する3枚
の各片84を、3本の構造材62′の中空部68内に挿
入し、同様に固定すると図6(B)に示す接続構造80が
組立てられる。尚、構造材62′の上側のフランジ64
上には、断面三角形の中空部を有して両側に傾斜する受
け部65が設けられ、この受け部65を利用して屋根材
等の取付けを容易にすることが可能となる。
【0033】この接続構造80では、接続材82が全て
4本の構造材62′内に内包されると共に、接続材82
の各片84の傾斜角度と各構造材62′における端面6
3の切断形状を選択するだけで、容易且つ外観上の意匠
性も良く組立てを行い得る。尚、接続材82の各片84
を水平向きとし、且つ各構造材62′の端面63を側面
視で垂直とすると、正面視及び側面視で直線状に接続す
ることもできる。また、図6(C)の平面図のように、3
本の構造材62(62′)の各端面63を平面視で120
度とし、且つ3枚の対称な片からなる接続材88を用い
て、前記同様に挿入と固定を行うと平面視で略Y形状の
接続構造90を得ることができる。
【0034】更に、図6(D)の平面図に示すように、図
中で垂直方向の2本の構造材62(62′)の各端面6
3を長手方向に対し直角と45度の傾斜した面とし、図
中の水平の構造材62(62′)の端面63を前記同じく
直角形とすると共に、互いに直角な短片94と長片96
とからなる接続材92を用いると、3本の構造材62
(62′)を平面視でT形状に接続する構造98を得るこ
とができる。即ち、水平の構造材62(62′)の中空部
68内に接続材92の短片94を挿入して固定した後、
接続材92から突出する長片96を垂直方向の各構造材
62等の中空部68内に挿入して固定することで、接続
構造98が組立てられる。以上の接続構造90,98に
よれば3本の構造材62,62′を平面視で略Y形状や
略T形状等にし、各端面63の形状を選択することで正
面視及び側面視で略へ形状又は直線状に容易且つ自在に
接続でき、更に外観意匠も良好となる。
【0035】尚、接続材70,82,88,92は、必
要により複数の構造材62(62′)の対向部にて適宜露
出させても良く、且つ各片72,84等の断面形状も構
造材62の中空部68と略相似形であれば例えば中空片
などにすることもできる。また、前記各形態において用
いる構造材がアルミニウム合金の押出形材である場合、
切り欠き部や各細溝の形成、或いはボルト用の通し孔の
穿設は、工場内に限らず現場内においても位置合わせし
つつ、簡単に加工することも可能である。更に、構造材
同士の前記重合部又は中空部となる部分を除いて所謂ビ
スホールや補強用リブ等を一体に併設しておくこともで
きる。また、本発明の接続構造は、梁同士の接続の他、
柱同士や桁同士、或いは、柱と梁、柱と合掌等、種々の
構造材や準構造材の接続に適用することもできる。
【0036】
【発明の効果】以上において説明した本発明は少なくと
も一方の構造材に中空部を形成してこれを活用し、且つ
請求項1及び同4の接続構造によれば、一対の構造材の
端部に簡単な切り欠き加工による切り欠き部や細溝を形
成するのみで、従来の接続プレートのような金物類を用
いることなく、一対の構造材同士を略へ形又は直線状に
容易且つ外観上の意匠性も良く接続することが可能とな
る。また、請求項2及び同5の発明によれば、各構造材
のウェブを2枚以上としてこれらのウェブを互いに挿入
し合うことで、広い面積の重合部を形成できるので、接
続部の強度を一層高めることが可能となる。更に、請求
項6,7の発明によれば、接続材を殆ど露出することな
く複数の構造材を容易且つ外観上の体裁も良く組立てる
ことが可能となる。加えて、請求項8の発明によれば、
構造材をアルミニウム合金製の押出形材としてそれ自体
は勿論、建物等を構成する構造体全体も軽量化できると
共に、接続構造を得るための加工や組立て作業を容易且
つ安全化することにも寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の接続構造の一つの形態を示す正
面図、(B)は(A)中のB−B断面図、(C)はこれに用い
る一対の構造材の端部における斜視図、(D)は(A)の変
形形態を示す正面図、(E)及び(F)は構造材の変形例の
断面図である。
【図2】(A)は本発明の異なる形態の接続構造を示す正
面図、(B)は(A)中のB−B断面図、(C)はこれに用い
る一対の構造材の端部における斜視図である。
【図3】(A)は本発明の更に異なる形態の接続構造を示
す正面図、(B)は(A)中のB−B断面図、(C)はこれに
用いる一対の構造材の端部における斜視図である。
【図4】(A)は本発明の異なる形態の接続構造を示す正
面図、(B)は(A)中のB−B断面図、(C)はこれに用い
る一対の構造材の端部における斜視図である。
【図5】(A)は本発明の別形態の接続構造を示す正面
図、(B)は(A)中のB−B断面図、(C)はこれに用いる
一対の構造材の端部における斜視図、(D)はこれに用い
る接続材の斜視図である。
【図6】(A)は別の接続材の斜視図、(B)は更に別形態
の接続構造を示す斜視図、(C)及び(D)は共に更なる応
用形態の接続構造を示す平面図である。
【図7】(A)及び(C)は従来の接続構造を示す正面図、
(B)は(A)中のB−B断面図、(D)は(C)中のD−D断
面図である。
【符号の説明】
1,1′,1″,20,40,60,80,90,98………
………接続構造 2a,22a,42a…………………………………………
………第1の構造材 2b,2c,22b,42b………………………………
………第2の構造材 2a′,2b′,62,62′……………………………
………構造材 4,4a,4b,4c,24,24a,24a′,44,44
a,44b,64……フランジ 4b′…………………………………………………………
……折り曲げ部 5………………………………………………………………
……切り欠き部 6a,6b,6c,26a,26b,46a,46b,66…
……ウェブ 7,8,27,28,47,48………………………………
……細溝 9,29,45,68………………………………………
…中空部 10,15,30,36,50,56…………………………
……重合部 12,32,38,52,58,76…………………………
……ボルト 14,34,39,54,59,78…………………………
……ナット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の構造材が一対のフランジと、これら
    フランジの中間部を接続する複数のウェブと、上記フラ
    ンジ及びウェブに囲まれた中空部とからなり、第2の構
    造材が一対のフランジと、これらフランジの中間部を接
    続する少なくとも一つのウェブとからなる一対の構造材
    同士の接続構造であって、 第1の構造材の端面における片方のフランジに該構造材
    の長手方向に沿って切り欠いた一対の対称な切り欠き部
    又は斜め外向きに折り曲げた一対の対称な折り曲げ部を
    設け、 第1の構造材及び/又は第2の構造材の端面における上
    記複数のウェブ間に位置する片方のフランジに該構造材
    の長手方向に沿って切り欠いた細溝を設け、 第2の構造材の端面におけるウェブに隣接する片方のフ
    ランジに該構造材の長手方向に沿って切り欠いた細溝を
    設け、 第1,第2の構造材の端面同士を対向させ、第1の構造
    材の上記中空部内に第2の構造材のウェブの端部を挿入
    して、両構造材を略へ形に接続すると共に、各構造材の
    ウェブの端部同士が略三角形に重合するウェブ同士の重
    合部を形成し、 この重合部を貫通するボルトにナットを締結したことを
    特徴とする構造材の接続構造。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の構造材が何れも中空部
    を有し、且つ各構造材のウェブの端部が相手材の中空部
    内に互いに挿入されることを特徴とする請求項1に記載
    の構造材の接続構造。
  3. 【請求項3】前記第1の構造材のフランジに設けた折り
    曲げ部を前記第2の構造材のフランジに重合させてフラ
    ンジ同士の重合部を形成し、この重合部を貫通するボル
    トにナットを締結したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の構造材の接続構造。
  4. 【請求項4】第1の構造材が一対のフランジと、これら
    フランジの中間部を接続する複数のウェブと、上記フラ
    ンジ及びウェブに囲まれた中空部とからなり、第2の構
    造材が一対のフランジと、これらフランジの中間部を接
    続する少なくとも一つのウェブとからなる一対の構造材
    同士の接続構造であって、 第1の構造材及び/又は第2の構造材の端面における上
    記複数のウェブ間及び/又は何れかのウェブの外側に位
    置する片方のフランジに該構造材の長手方向に沿って切
    り欠いた細溝を設け、 上記第1又は第2の構造材の端面における残りのフラン
    ジに隣接するウェブに該構造材の長手方向に沿って切り
    欠いた細溝を設け、 両構造材の端面同士を対向させ、第1の構造材の上記中
    空部内に第2の構造材のウェブの端部を挿入して、両構
    造材を直線状に接続すると共に、各構造材のウェブとフ
    ランジの各端部同士が矩形状に重合するウェブ同士及び
    フランジ同士の重合部を形成し、 このウェブ同士及び/又はフランジ同士の重合部を貫通
    するボルトにナットを締結したことを特徴とする構造材
    の接続構造。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2の構造材が何れも中空部
    を有し、且つ各構造材のウェブの端部が相手材の中空部
    内に互いに挿入されることを特徴とする請求項4に記載
    の構造材の接続構造。
  6. 【請求項6】一対のフランジと、これらフランジの中間
    部を接続する複数のウェブと、上記フランジ及びウェブ
    に囲まれた中空部とからなる複数の構造材同士の接続構
    造であって、 何れかの構造材の上記中空部内に一片が挿入された接続
    材を該構造材の各ウェブ及び/又は各フランジを貫通す
    るボルトと、これに締結されるナットにより固定すると
    共に、 上記構造材の端面から突出する接続材の他片を別の構造
    材の中空部内に挿入して、この他片を該別の構造材の各
    ウェブ及び/又は各フランジを貫通するボルトと、これ
    に締結されるナットにより固定することにより、複数の
    構造材を長手方向に沿って略へ形状又は直線状に接続す
    ることを特徴とする構造材の接続構造。
  7. 【請求項7】前記構造材が3本以上からなり、前記接続
    材も中央からこれらの構造材と同数の片を延出させたも
    のであることを特徴とする請求項6に記載の構造材の接
    続構造。
  8. 【請求項8】前記構造材がアルミニウム合金からなる一
    体の押出形材からなることを特徴とする請求項1乃至7
    の何れかに記載の構造材の接続構造。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007270609A (ja) * 2006-03-08 2007-10-18 Chiba Univ H形断面部材の継手構造
KR101637330B1 (ko) * 2016-02-05 2016-07-07 강경훈 오차보정이 가능한 라멘교의 거더 설치구조 및 이를 이용한 라멘교의 시공방법
JP2017155466A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 新日鐵住金株式会社 H形鋼の接合構造及びそれに用いられるh形鋼
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JP2021067040A (ja) * 2019-10-19 2021-04-30 田中鉄筋工業株式会社 H鋼の連結構造
JP2022020018A (ja) * 2020-07-18 2022-01-28 田中鉄筋工業株式会社 組立擁壁

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