JPH0735604U - 木造建築物における柱・梁接合構造 - Google Patents

木造建築物における柱・梁接合構造

Info

Publication number
JPH0735604U
JPH0735604U JP7179993U JP7179993U JPH0735604U JP H0735604 U JPH0735604 U JP H0735604U JP 7179993 U JP7179993 U JP 7179993U JP 7179993 U JP7179993 U JP 7179993U JP H0735604 U JPH0735604 U JP H0735604U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
plate
bottom plate
fitting
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7179993U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2565437Y2 (ja
Inventor
清司 細川
Original Assignee
清司 細川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 清司 細川 filed Critical 清司 細川
Priority to JP7179993U priority Critical patent/JP2565437Y2/ja
Publication of JPH0735604U publication Critical patent/JPH0735604U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565437Y2 publication Critical patent/JP2565437Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般木材を使用した木造建築物はもちろん構
造用集成材を使用した大規模木造建築物においても、そ
れの柱・梁の接合構造として、外観を損なうことなく、
しかも十分満足できる緊締強度を得ること。 【構成】 接合金具主体1を柱11に取り付け、梁12
を、その接合端部17に形成した嵌合空処18を上記主
体1に嵌合させた状態で、その底板2上に乗載し、上記
接合端部17の高さより十分に長くかつ先細の打込み楔
25,26を、上記空処18の拡幅縦溝21,22に楔
案内片5,6の上向き傾斜面7,8沿って挿入して、梁
12の接合端部17が柱11の側面に完全に圧接したと
きにおいて、なお突出している打込み楔25,26の上
下端部が切断除去され、さらに、上記接合端部17に乗
載しかつそれとの間に若干の隙間を有する覆板27が、
上記主体1の芯板3の上端面にねじで固定している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は木造建築物における柱・梁接合構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
木造建築物において、二つの木材を繋ぎ合わせている接合構造箇所としては、 柱と梁との接合構造、柱と土台との接合構造、梁と梁との直列あるいは直交方向 における接合構造、合掌すなわち梁とともにトラスの三角形を形成する左右一対 の斜材の頂部の接合構造、その斜材の外端部と柱の上端部との接合構造等、各種 の接合構造がある。 この各種の接合構造における二つの木材の繋ぎ合わせには、従来から切り刻み ,穿孔等の加工によるものや、釘,ボルト・ナット,ジベル,フランジプレート 等の接合金具によるもの、接着剤によるもの、これらを併用するもの等各種の型 式が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の上記各種の型式の繋ぎ合わせは、いずれも一般木材すなわちムク材を接 合するために開発採用されているものであって、それなりの作用効果を挙げてい るとは認められる。 しかし、この繋ぎ合わせ型式は、近時、注目されかつ建築されるようになった 構造用集成材を主要構造部に使用する大規模木造建築物における接合構造にとっ ては、緊締強度が不足すること、あるいはまた、接合金具が外面に露出し不体裁 であること等のために必ずしも十分満足するものではない。 本考案の主たる目的は、一般木材を使用した木造建築物はもちろん構造用集成 材を使用した大規模木造建築物においても、それの柱・梁の接合構造を、外観を 損なうことなく、しかも十分満足できる緊締強度を得られる柱・梁接合構造の提 供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案木造建造物における柱・梁接合構造の構成は次のとおりである。
【0005】 接合金具主体1が、接合しようとする梁12の接合端部17の高さ(厚さ) より低い高さにした芯板3を底板2の上面に垂直に設立するとともに、これら底 板2および芯板3の一側端面に取付け板4を垂直に起立させ、かつ、該芯板3の 取付け板4とは反対端側の両側面対称位置に、上記取付け板4と対向する側面を 上向き傾斜面7,8とした楔案内片5,6を形成し、さらに、その上向き傾斜面 7,8の下端対応位置の底板2に貫通孔2′,2′を設けている。
【0006】 柱11が、その一側面に凹処13を凹設するとともに、他側面と該凹処13 との間に貫通する複数のボルト挿通孔14を有し、上記接合金具主体1が、その 取付け板4と底板2の端部を上記凹処13に嵌合するとともに、ボルト挿通孔1 4に挿通した緊締ボルト15と緊締ナット16によって、柱11に水平に取り付 けられている。
【0007】 梁12が、その接合端部17に、該接合端部17の底面に設けられかつ上記 接合金具主体1の底板2を受入する所要の大きさと形状にした扁平空処19と、 上記接合端部17の中心線に沿って設けられかつ上記芯板3を受入する所要の大 きさと形状にした縦溝20と、この縦溝20の途中を拡幅して設けられかつ上記 楔案内片5,6を受入した上さらに後記打込み楔25,26を受入する余裕空間 を保有する所要の大きさと形状にした拡幅縦溝21,22とを互いに連続させて 形成してなる嵌合空処18を有し、その嵌合空処18を、柱11に取り付けられ た上記接合金具主体1に嵌合させた状態において、該接合金具主体1の底板2上 に乗載し、この乗載によって、接合金具主体1の芯板3および楔案内片5,6の 上面が上記嵌合空処18内に位置し、梁12の上面すなわち接合端部17の上面 との間に若干の段差sを形成する。
【0008】 上記梁12の接合端部17の高さ(厚さ)より充分に長くかつ先細の打込み 楔25,26が、楔案内片5,6を受入した拡幅縦溝21,22の上記余裕空間 に該楔案内片5,6の上向き傾斜面7,8に沿って密に打設挿入され、梁12を 柱11の方向に強制的に移動し、梁12の接合端部17の長手方向端面23を柱 11の側面に圧接させ、その圧接が、完全になったときにおいて、拡幅縦溝21 ,22の上方になお突出している打込み楔25,26の上端部と、該拡幅縦溝2 1,22の下方であって底板2の前記貫通孔2′から突出している下端部が切断 除去されている。
【0009】 覆板27が、接合金具主体1の芯板3の上端面との間に前記段差s分の隙間 を形成する状態で、梁12の上記接合端部17の上面に乗載し、ねじ29……に より、上記芯板3の上端面に緊締固定している。
【0010】
【作用】
接合金具主体1を柱11に、前者の取付け板4と底板2の端部を後者の凹処1 3に嵌合するとともに緊締ボルト15と緊締ナット16によって取り付け、梁1 2を、その接合端部17に形成している嵌合空処18を、柱11に取り付けられ た上記接合金具主体1に嵌合させた状態で該接合金具主体1の底板2上に乗載し 、打込み楔25,26を、楔案内片5,6を受入した拡幅縦溝21,22の余裕 空間に該楔案内片5,6に沿って密に打設挿入することによって、梁12の接合 端部17の長手方向端面23を柱11の側面に圧接させることより、木造建造物 において十分な緊締または接合強度の柱・梁接合構造が簡単に得られる。
【0011】 上記打込み楔25,26は、梁12の接合端部17の高さ(厚さ)より充分に 長くかつ先細のもので、接合端部17の長手方向端面23の柱11の側面への上 記圧接が、完全になったときにおいて、拡幅縦溝21,22の上方になお突出し ている上端部と、該拡幅縦溝21,22の下方であって底板2の前記貫通孔2′ から突出している下端部を、鋸で切断除去するものであるから、拡幅縦溝21, 22の下端が底板2で閉じ盲端になっいる場合におけるようにその打込み長さを 制限されることがなく、したがって、接合端部17の長手方向端面23の柱11 の側面への圧接緊締を十分なものにすることができる。
【0012】 また、覆板27が、梁12の接合端部17の上面に乗載してそれを覆いかつ接 合金具主体1の芯板3の上端面に固定しているから、柱11と梁12との緊締接 合強度は、少なくともその分だけ向上する。 その覆板27と芯板3の上端面との間に前記した段差s分の隙間が形成されて いるので、覆板27が芯板3の上端面に直接衝接する関係にあるときとは異なり 、上記緊締接合はしっかりと行われる。
【0013】
【実施例】
1は接合金具主体で、それは、長方形状の底板2と、その上面に中心線に沿っ てかつ垂直に設立している同じく長方形状の芯板3と、底板2の長手方向一側端 部にしてかつ芯板3の同方向一側端面に当接して垂直に起立する取付け板4と、 芯板3の同方向他側端でかつその両側面の対称位置に取り付けた楔案内片5,6 からなる。
【0014】 楔案内片5,6は、少なくとも上記取付け板4と対向する側面を、下方に至る にしたがいその取付け板4側に寄る上向き傾斜面7,8とし、これを後記する打 込み楔25,27の当接案内面とし、かつ、その上向き傾斜面7,8の下端対応 位置の底板2に貫通孔2′,2′(一方のみ図示)を設けている。 底板2と取付け板4の幅は同じにしてあり、また、取付け板4の高さは接合し ようとする後記梁12さらに正確にはその接合端部17の高さ(厚さ)と同じに している。しかし、芯板3の高さについては、該接合端部17の高さ(厚さ)よ り僅かに低くしてある。
【0015】 9……は取付け板4に穿ったボルト挿通孔で、上記芯板3の両側に位置する部 位に上下2個ずつ計4個設けられている。 10……は芯板3の上端面に所要の間隔で穿ったねじ孔である。 この接合金具主体1は、底板2,芯板3,取付け板4および楔案内片5,6を 各別に用意し、それらを溶接、ねじ止め等適宜の手段方法で組み立てるか、全体 を一体成型するかして簡単に製作できること明らかである。
【0016】 11,12は接合する柱と梁を示す。 13は柱11の一側面の梁接合部位に形成した凹処であり、この凹処13は取 付け板4と底板2の端部とを受入する所要の大きさに形成されている。 14……は取付け板4のボルト挿通孔9……と一致する配置において柱11に 穿ったボルト挿通孔で、一側端を凹処13内に他側端を柱11の反対側面に開口 させている。
【0017】 柱11に接合金具主体1が、次のようにして取り付けられる。 すなわち、接合金具主体1の取付け板4と底板2の端部とが凹処13に嵌合し 、上記反対側面の開口からボルト挿通孔14……に挿通した緊締ボルト15…… の先端が取付け板4のボルト挿通孔9………から突出し、その突出先端に緊締ナ ット16……が螺合緊締し、これによって、接合金具主体1が柱11に水平に取 り付けられているものである(図3)。
【0018】 梁12は、その接合端部17に、上記接合金具主体1の取付け板4を除く外形 とほぼ同形の嵌合空処18を形成している。 この嵌合空処18は、梁12の接合端部17の底面に設けられかつ上記底板2 を受入する所要の大きさと形状にした扁平空処19と、該接合端部17の中心線 に沿って設けられかつ芯板3を受入する所要の大きさと形状にした縦溝20と、 この縦溝20を拡幅して設けられかつ楔案内片5,6を受入するとともに後記打 込み楔25,26を受入する余裕を有する所要の大きさと形状にした拡幅縦溝2 1,22とを、互いに連続させて形成してなる。
【0019】 さらに具体的には、上記扁平空処19は接合端部17の底面のほかその長手方 向端面23にも開口し、縦溝20は下端を扁平空処19に開口連続するとともに 接合端部17の上面と長手方向端面23とに開口し、さらに拡幅縦溝21,22 は同じく下端を上記扁平空処19に開口連続するとともに上端を接合端部17の 上面に開口している。 24……は、緊締ボルト15……の突出先端に螺合した緊締ナット16……を 受入するために接合端部17の長手方向端面23に所要の配置で設けた窪みであ る。
【0020】 梁12の柱11への接合は次のようにして行われる。 まず、梁12の接合端部17を、柱11に前記のようにして取り付けられてい る接合金具主体1に嵌合空処18を嵌合させるとともに、窪み24……を緊締ナ ット16……に対向させた状態において、該接合金具主体1の底板2上に乗載す る。 この乗載によって、接合金具主体1の芯板3および楔案内片5,6の上面が、 上記嵌合空処18内に位置し、梁12の上面すなわち接合端部17の上面との間 に若干の段差sを形成する。 かつまた、拡幅縦溝21,22の上面開口は長手方向端面23とは反対側の半 部が空いた状態となる(図3)。
【0021】 つづいて、梁12全体を柱11側に移動し、これによって、接合端部17の長 手方向端面23を柱11の側面至近位置に変位させると、拡幅縦溝21,22の 上面開口の長手方向端面23側すなわち柱11側の半部が余裕空間として空く( 図4)。そこで、拡幅縦溝21,22の空いた側すなわち楔案内片5,6の柱1 1側の半部である余裕空間に打込み楔25,26を、該楔案内片5,6の上向き 傾斜面7,8に沿わせながら緊密に打ち込む(図4,5)。
【0022】 打込み楔25,26は、梁12の接合端部17の厚さ(高さ)より充分に長く かつ先細のもので、上記打込みにより、梁12全体が接合金具主体1に対して柱 11側に向かって移動し、その接合端部17の長手方向端面23を柱11の側面 に圧接する。 接合端部17の長手方向端面23の柱11の側面への上記圧接が、完全になっ たときにおいて、拡幅縦溝21,22の上方になお突出している打込み楔25, 26の上端部と、該拡幅縦溝21,22の下方であって底板2の前記貫通孔2′ から突出している下端を、鋸で切断除去する。 打込み楔25,26は、これらを挿入する拡幅縦溝21,22の下端が底板2 の貫通孔2′に通じて開口しているので、先細下端を下方に貫通させることがで きる。したがって、拡幅縦溝21,22の下端が底板2で閉じ盲端になっいる場 合におけるようにその打込みが長さを制限されることがなく、したがって、接合 端部17の長手方向端面23の柱11の側面への圧接緊締を充分にすることがで きる。
【0023】 27は、接合端部17の上面に乗載し、それの透孔28……を通じ挿入したね じ29……により、接合金具主体1の芯板3の上端面に固定する覆板で、梁12 の接合端部17の上面を保護するとともに、接合金具主体1と梁12との結合を 一層強固にするためのものである。 この覆板27は、柱11の側面に長手方向端面23を圧接させた接合端部17 の上面に乗載し、上記のねじ29……によって芯板3の上端面のねじ孔10…… に螺入緊締される。 ねじ29……による緊締は、接合端部17に乗載した覆板27と芯板3の上端 面との間にも、前記した段差s分の隙間が形成されているので、覆板27が芯板 3の上端面に直接衝接する関係にあるときとは異なり、しっかりと行われるもの である(図1,6)。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、本考案によれば次の効果を奏する。
【0025】 接合金具主体を柱に、前者の取付け板と底板の端部を後者の凹処に嵌合すると ともに緊締ボルトと緊締ナットによって取り付け、梁を、その接合端部に形成し ている嵌合空処を、柱に取り付けられた上記接合金具主体に嵌合させた状態で該 接合金具主体の底板上に乗載し、打込み楔を、楔案内片を受入した拡幅縦溝の余 裕空間に該楔案内片に沿って密に打設挿入することによって、梁の接合端部の長 手方向端面を柱の側面に圧接させることより、木造建造物において十分な緊締接 合強度の柱・梁接合構造を簡単に得られる。
【0026】 上記打込み楔は、梁の接合端部の高さ(厚さ)より充分に長くかつ先細のもの で、接合端部の長手方向端面の柱の側面への上記圧接が、完全になったときにお いて、拡幅縦溝の上方になお突出している上端部と、該拡幅縦溝の下方であって 底板の前記貫通孔から突出している下端部を切断除去するものであるから、拡幅 縦溝の下端が底板で閉じ盲端になっいる場合におけるようにその打込み長さを制 限されることがなく、したがって、接合端部の長手方向端面の柱の側面への圧接 緊締を十分に行うことができる。
【0027】 覆板が、梁の接合端部の上面に乗載してそれを覆いかつ接合金具主体の芯板の 上端面に固定しているから、柱と梁との緊締接合強度は、少なくともその分だけ 向上する。 その覆板と芯板の上端面との間に前記した段差s分の隙間が形成されているの で、覆板が芯板の上端面に直接衝接する関係にあるときとは異なり、上記緊締接 合は一層しっかりと行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例に係る柱・梁接合構造を示す斜視
図である。
【図2】同上の分解状態の斜視図である。
【図3】同上の接合金具主体を柱に取り付けた状態の斜
視図である。
【図4】同上の接合金具主体に梁の接合端部を乗載した
状態の斜視図である。
【図5】同上の接合端部に打込み楔を打ち込んでいる状
態の断面図である。
【図6】同上の打込み楔の上下端部を切除するとともに
覆板を乗載固定した状態の断面図である。
【符号の説明】
s 段差 1 接合金具主体 2 底板 2′ 貫通孔 3 芯板 4 取付け板 5 楔案内片 6 楔案内片 7 上向き傾斜面 8 上向き傾斜面 11 柱 12 梁 13 凹処 14 ボルト挿通孔 15 緊締ボルト 16 緊締ナット 17 接合端部 18 嵌合空処 19 扁平空処 20 縦溝 21 拡幅縦溝 22 拡幅縦溝 23 長手方向端面 25 打込み楔 26 打込み楔 27 覆板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合金具主体が、接合しようとする梁の接
    合端部の高さ(厚さ)より低い高さにした芯板を底板の
    上面に垂直に設立するとともに、これら底板および芯板
    の一側端面に取付け板を垂直に起立させ、かつ、該芯板
    の取付け板とは反対端側の両側面対称位置に、上記取付
    け板と対向する側面を上向き傾斜面とした楔案内片を形
    成し、さらに、その上向き傾斜面の下端対応位置の底板
    に貫通孔を設けてなること、 柱が、その一側面に凹処を設けるとともに、他側面と該
    凹処との間に貫通する複数のボルト挿通孔を有し、上記
    接合金具主体が、その取付け板と底板の端部を上記凹処
    に嵌合するとともに、ボルト挿通孔に挿通した緊締ボル
    トと緊締ナットによって、柱に水平に取り付けられてい
    ること、 梁が、その接合端部に、該接合端部の底面に設けられか
    つ上記接合金具主体の底板を受入する所要の大きさと形
    状にした扁平空処と、上記接合端部の中心線に沿って設
    けられかつ上記芯板を受入する所要の大きさと形状にし
    た縦溝と、この縦溝を拡幅して設けられかつ上記楔案内
    片を受入した上さらに後記打込み楔を受入する余裕空間
    を保有する所要の大きさと形状にした拡幅縦溝とを互い
    に連続させて形成してなる嵌合空処を有し、その嵌合空
    処を、柱に取り付けられた上記接合金具主体に嵌合させ
    た状態において、該接合金具主体の底板上に乗載し、こ
    の乗載によって、接合金具主体の芯板および楔案内片の
    上面が上記嵌合空処内に位置し、梁の上面すなわち接合
    端部の上面との間に若干の段差sを形成していること、 上記梁の接合端部の高さ(厚さ)より充分に長くかつ先
    細の打込み楔が、楔案内片を受入した拡幅縦溝の上記余
    裕空間に該楔案内片の上向き傾斜面に沿って密に打設挿
    入され、梁を柱の方向に強制的に移動し、梁の接合端部
    の長手方向端面を柱の側面に圧接させ、その圧接が、完
    全になったときにおいて、拡幅縦溝の上方になお突出し
    ている打込み楔の上端部と、該拡幅縦溝の下方であって
    底板の前記貫通孔から突出している下端部が切断除去さ
    れていること、 覆板が、接合金具主体の芯板の上端面との間に前記段差
    s分の隙間を形成する状態で、梁の上記接合端部の上面
    に乗載し、ねじにより、上記芯板の上端面に緊締固定し
    ていることを特徴とする木造建造物における柱・梁接合
    構造。
JP7179993U 1993-12-13 1993-12-13 木造建築物における柱・梁接合構造 Expired - Lifetime JP2565437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7179993U JP2565437Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 木造建築物における柱・梁接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7179993U JP2565437Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 木造建築物における柱・梁接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0735604U true JPH0735604U (ja) 1995-07-04
JP2565437Y2 JP2565437Y2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=13470976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7179993U Expired - Lifetime JP2565437Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 木造建築物における柱・梁接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2565437Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0941487A (ja) * 1995-07-28 1997-02-10 Sekisui House Ltd 木造住宅の軸組部材の接合金物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0941487A (ja) * 1995-07-28 1997-02-10 Sekisui House Ltd 木造住宅の軸組部材の接合金物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2565437Y2 (ja) 1998-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0545103U (ja) 木造建築材用締結金具と木造建築物の締結構造
JPH0735604U (ja) 木造建築物における柱・梁接合構造
JP2807524B2 (ja) 柱と梁の接合構造
JPH0634971Y2 (ja) 木造建築物における柱・梁接合構造
JP2681620B2 (ja) 木造建築物の横架材接合構造とその用具
JP2570543Y2 (ja) 木造建築物における柱設立固定構造
JP2565438Y2 (ja) 木造建築物における梁接合構造
JP2565440Y2 (ja) 木造建築物における柱・梁接合構造
JPH0634969Y2 (ja) 木造建築物における梁接合構造
JP3015580U (ja) 木造建築物の横架材接合構造とその用具
JP2570544Y2 (ja) 木造建築物における柱設立固定構造
JP2565441Y2 (ja) 木造建築物における柱・梁接合構造
JP3192439B2 (ja) 建築用構成部材の接合構造
JPH10331262A (ja) 柱梁等接合金物及び柱梁等の接合方法
JP3017347U (ja) 木造建築物における柱・横架材接合用具
JP3170037B2 (ja) 床パネルの芯材の接合構造および接合治具
JPH0740806U (ja) 木造建築物における柱・梁接合構造
JP2681622B2 (ja) 木造建築物における柱・横架材接合構造
JPS6345444Y2 (ja)
JPH10102603A (ja) 柱と梁の接合構造
JP2592099Y2 (ja) 接合用金具
JPH0450729Y2 (ja)
JP3031391U (ja) 建築用接合金具とそれを使用した建築物の接合構造
JP2711162B2 (ja) 柱と梁の継手構造
JP4060280B2 (ja) 木質構造部材の接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term