JPH049363Y2 - - Google Patents

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JPH049363Y2
JPH049363Y2 JP1986135834U JP13583486U JPH049363Y2 JP H049363 Y2 JPH049363 Y2 JP H049363Y2 JP 1986135834 U JP1986135834 U JP 1986135834U JP 13583486 U JP13583486 U JP 13583486U JP H049363 Y2 JPH049363 Y2 JP H049363Y2
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JP
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plate
plate material
slope
joint
joining
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、住宅用、工業用等の各種の建築にお
いて、屋根下地材、壁材、床材等として用いられ
る建築用木材に関し、特にその縦継ぎ部の改良に
関するものである。
(従来の技術) 木材の長さは、従来から通常12尺又は4mに採
材されるため、建築物の間取りを決める上で、制
約となつていた。
これに対する方策の一つとして、木材を縦方向
に継ぐ方法が挙げられるが、その縦継ぎに関する
適当な手段を見出すことはなかなか容易ではなか
つた。すなわち、従来からこの種の縦継ぎ手段と
して、集成材等に使用されているフインガージヨ
イント方式やスカーフジヨイント方式があるが、
接合作業のために機械的設備を必要とするため、
建築現場などで利用するには不便であつた。ま
た、この他にも接合端面の形状に種々の工夫お施
した縦継ぎ方法もあるが(特開昭58−138843号公
報参照)、これとて、その端面形状を形成するの
に手間がかかつたり、接合強度上の問題も少なく
なかつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、この点に鑑み、縦継ぎ部の端面形状
の形成が簡単で、かつその縦継ぎ部の接合強度が
大きく、しかも建築現場における接合作業が簡単
な建築用木材を提供するところにその目的があ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、前記課題を解決するため、少なくと
も長手方向の端面を斜面に形成した板材1と、該
板材1を挟んでその両面に接合される板材3,4
とから本建築用木材を構成し、前記板材1の端面
に形成されたれ斜面と前記板材3,4のうちの一
方の板材の表面とによつて凹溝2を形成すると共
に、他方の板材の端面を前記板材1の斜面の先端
より後退させることにより、縦継ぎ部の接合面形
状を形成するという技術手段を採用した。
(作用) 前記板材1の端面に形成された斜面と前記板材
3,4のうちの一方の板材の表面とによつて形成
される凹溝2に、縦継ぎされる相手側の斜面が誘
導、嵌合されるので、位置決めが簡単かつ正確に
行える。釘等により固定する場合、縦継ぎされる
両者が嵌合している前記斜面部分を貫通すると同
時に、その両側に位置するそれぞれの板材3,4
も貫通するので、強固な結合状態が得られる。
(実施例) 次に、第1図〜第4図を用いて本考案の実施例
に関して説明する。
本考案の建築用木材は、第2図の斜視図に示す
ように、長手方向の端面を斜面に形成した板材1
と、該板材1を挟んでその両面に接合される板材
3,4との組合わ体によつて構成される。ここ
に、前記板材1の両面に板材3,4を接合するた
めの具体的な接合手段としては、接着手段あるい
は釘等の固定手段等を採用する。さらに、この接
合に際しては、前記板材1の端面に形成された斜
面と前記板材3,4のうちの一方の板材4の表面
とによつて略V字状の凹溝2を形成すると共に、
他方の板材3の端面を前記板材1の斜面の先端よ
り後退させることにより、縦継ぎ用の接合面形状
を形成している。この場合、このような接合面形
状を長手方向の両端面に形成するか、あるいは一
方端面のみに形成するかは必要に応じて選択すれ
ばよい。また、縦方向だけでなく、横方向にも接
合する場合には、第3図に示したように、横接ぎ
用嵌合凸部5及び横接ぎ用嵌合凹部6が形成され
るように、前記板材1をずらして接合する。この
ようにして形成された複数の建築用木材は、第1
図の施工状態図に示したように、適宜、縦接ぎ及
び横接ぎされて、目的の形状を形成する。しかし
て、それぞれの縦接ぎ部を嵌合した部分は、第4
図に示したように、釘等の固定具7を用いて、そ
れぞれの嵌合部を貫通して固定する。これによ
り、それぞれの板材1の斜面部分は前記固定具7
によつて貫通されると同時に、該斜面部分の両側
に位置するそれぞれの板材3,4も貫通されるの
で、極めて強固な係合状態が得られる。なお、図
中8は本建築用木材を桁又は梁に固定するための
釘等の固定具を示す。
(考案の効果) 本考案は、以上の構成の採用により、次の効果
を得ることができる。
(1) 1枚の板材の長手方向の端面を斜面に加工
し、その両面に別の板材を位置をずらして接合
するだけで縦継ぎ部の接合面形状を形成するよ
にうしたので、加工自体が極めて簡単であると
共に、大がかりな設備を用いなくても加工が可
能である。
(2) 前記斜面と他の板材の表面によつて略V字状
の凹溝が形成されるため、縦継ぎ作業に当たつ
ては、この凹溝の斜面が案内となつて極めて容
易に正確な嵌合状態が得られる。
(3) 縦継ぎ部分の固定に当たつては、固定具によ
つてそれぞれの斜面部分が貫通されると同時
に、該斜面部分の両側に位置するそれぞれの板
材も貫通されるので、両者相俟つて極めて強固
な係合状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における施工状態を示
す斜視図、第2図は本考案の実施例に係る建築用
木材の斜視図、第3図は同建築用木材の輪郭を示
す横断面図、第4図は同建築用木材の縦継ぎ部分
の係合状態を示す縦断面図である。 1,3,4……板材、2……凹溝、5……横接
ぎ用嵌合凸部、6……横接ぎ用嵌合凹部、7,8
……固定具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向の端面を斜面に形成した板材1と、該
    板材1を挟んでその両面に接合される板材3,4
    とから構成され、前記板材1の端面に形成された
    斜面と前記板材3,4のうちの一方の板材の表面
    とによつて凹溝2を形成すると共に、他方の板材
    の端面を略対称的に前記板材1の斜面の先端より
    後退させることにより、少なくとも一方の端部に
    接合用嵌合部を形成したことを特徴とする建築用
    木材。
JP1986135834U 1986-09-04 1986-09-04 Expired JPH049363Y2 (ja)

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JPH049363Y2 true JPH049363Y2 (ja) 1992-03-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4671197B2 (ja) * 2006-11-24 2011-04-13 アイシン軽金属株式会社 車椅子用スロープ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138843A (ja) * 1982-02-09 1983-08-17 倉真木材株式会社 材木の太棒ジヨイント工法

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