JPH072807Y2 - 木造ラーメンの接合装置 - Google Patents

木造ラーメンの接合装置

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JPH072807Y2
JPH072807Y2 JP1988066923U JP6692388U JPH072807Y2 JP H072807 Y2 JPH072807 Y2 JP H072807Y2 JP 1988066923 U JP1988066923 U JP 1988066923U JP 6692388 U JP6692388 U JP 6692388U JP H072807 Y2 JPH072807 Y2 JP H072807Y2
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宗男 小谷
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、木造ラーメン即ちツーバイフォー等の木造
建物において、その構造材をラーメン接合するための装
置に関するものである。
従来の技術 第5図は、従来の木造建物において、柱(1)と梁
(2)を相互にラーメン接合する場合の従来構造を示し
ており、柱(1)と梁(2)との接合端部に跨って、鉄
板製の接合プレート(3)を渡し、この接合プレート
(3)から柱(1)及び梁(2)を貫通して差し込んだ
ボルト(4)で、その接合プレート(3)両端部を柱
(1)及び梁(2)へ固定して、相互に接合するように
している。
考案が解決しようとする課題 上記従来の接合構造においては、水平荷重が作用した場
合、その荷重が上記接合プレート(3)からボルト
(4)を介して梁(2)又は柱(1)側へ伝達される
が、このとき、木材である梁(2)又は柱(1)のボル
ト(4)による支圧変形が大きく、充分な剛性を確保す
ることが困難であった。
この考案は、このような柱や梁等をラーメン接合するも
のにおいて、より強度の高い接合装置を提供することを
目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この考案では、多数のひき板
を積層した集成構造材の内部にその集成構造材の長手方
向全長に亘って補強金属材を複合し、この補強金属材の
端部を前記構造材端部より延出させて相手方構造材との
接合片としたことを特徴としている。
また、上記構造材同士を直角に接合する場合において、
この接合部へコーナー材を介装し、そのコーナー材両端
より突出させた補強金属材の延出部を、各構造材の接合
片へ接合することが考えられる。
実施例 以下、この考案の実施例を、第4図のような、柱(1)
(1)と梁(2)の接合に用いた実施例について説明す
る。
第1図において、(11)(11)…は、木材を帯板状に切
断した多数のひき板であり、これらのひき板(11)(1
1)…を多数積層集成して、集成構造材としての柱
(1)及び梁(2)が製作される。その際、ひき板(1
1)(11)間に、その2個所において、ひき板(11)と
同幅の補強鉄板(12)(12)が長手方向全長に亘って介
在されている。これらの補強鉄板(12)(12)…には、
第3図で示すように、その表面に多数のV字形の切り起
こし爪(40)(40)…が形成されており、積層時に、そ
の切り起こし爪(40)(40)…をひき板(11)の表面へ
喰い込ませることによって一体化させ、同時にこれらひ
き板(11)同士及びひき板(11)と補強鉄板(12)とを
接着している。更に、最外部のひき板(11)外側より差
し込んだボルト(13)を、それらひき板(11)(11)…
及び補強鉄板(12)を貫通させ、そのボルト(13)の締
め付けによってより強固に一体化させている。補強鉄板
(12)の両端部は、ひき板(11)即ち柱(1)又は梁
(2)の端部より外方へ延出され、これらの延出部が、
他の構造部材への接合片(14)(14)となるものであ
る。また、両接合片(14)(14)の間においては、鉄板
製の端部プレート(15)が、両接合片(14)(14)間の
ひき板(11)端面に当接して設置され、その両端を、そ
の接合片(14)(14)へ溶接して固定している。そし
て、この端部プレート(15)には、予め螺子穴(16)が
形成されている。なお、前記接合片(14)にはボルト穴
(17)が形成されている。
(18)は、柱(1)と梁(2)との間のコーナー部に介
装されるコーナー部材であり、コーナー部外周面をR形
状とするため、円弧状に屈曲した多数のひき板(19)を
積層し、かつ、一部のひき板(19)(19)間の2個所
に、同様にして、補強鉄板(21)を介在させたものであ
る。そして、補強鉄板(21)の両端部が、ひき板(19)
即ちコーナー部材(18)端部より延出され、この延出部
が、前記柱(1)又は梁(2)側の接合片(14)へ接合
するための接合片(22)とされている。この接合片(2
2)には、前記と同様にボルト穴(23)が形成されてい
る。
(25)は、上下平行な一対の鉄板製連結プレート(26)
(26)と、両連結プレート(26)の両端間に取り付けた
固定プレート(27)とによって箱状に形成されるととも
に、その内部の中央部分に、同じく鉄板のウエブ板(2
8)を取り付けた接合ボックスであり、連結プレート(2
6)及び固定プレート(27)に夫々ボルト穴(29)(3
0)が予め形成されている。
第2図は、上記柱(1)、梁(2)及びコーナー部材
(18)の接合状態を示しており、接合ボックス(25)の
接合方向の半部を、柱(1)又は梁(2)の各接合片
(14)(14)間に差し込み、これらの接合片(14)及び
ボックス(25)の連結プレート(26)へ外側より差し込
んだボルト(31)で相互に固定し、他方、ボックス(2
5)の他方の半部を、コーナー部材(18)における接合
片(22)(22)間に差し込んで、同様にこの接合片(2
2)とボックス(25)の連結プレート(26)とをボルト
(31)で固定し、このようにして、柱(1)及び梁
(2)が、コーナー部材(18)へ連結ボックス(25)を
介して相互に接合されている。更に、接合ボックス(2
5)両端の固定プレート(27)(27)が、柱(1)及び
梁(2)の端部に設けた前記の端部プレート(15)へ当
接され、接合ボックス(25)の内側より差し込んだボル
ト(32)を、端部プレート(15)の螺子穴(16)へ螺じ
込んで固定している。
考案の効果 以上のように、この考案では、多数のひき板を積層して
構成される集成構造材において、その引き板間に補強金
属材を長手方向の全長に亘って介装して一体化させると
ともに、この補強金属材端部を延出させて接合片として
いることから、この接合片によって接合される一方の構
造材から他方の構造材への荷重の伝達は、その接合片部
分より補強金属材本体側へ伝達され、従来のように、ボ
ルトによる支圧変形を生ずることがなく、非常に剛性の
高いラーメン接合とすることができる。また、上記補強
金属材は、構造材全体を補強するため、断面方向の荷重
に対する強度が高く、例えば、この考案の構造材を梁に
用いた場合には、従来の木構造のものよりも大スパンと
したり、或いは、構造材の断面をその分だけ小さなもの
にすることができるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す柱と梁接合部分の分解
斜視図、第2図は、同じく接合状態の側面図、第3図
は、ひき板と補強金属材とを分解して示す要部の斜視
図、第4図は、柱梁からなるラーメンフレームの正面
図、第5図は、従来の柱と梁の接合構造を示す要部の正
面図である。 (11)(19)……ひき板、(12)(21)……補強鉄板、
(14)(22)……接合片、(18)……コーナー材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の引き板を積層した集成構造材の内部
    に、その集成構造材の長手方向全長に亘って補強金属材
    を複合し、この補強金属材の端部を前記構造材端部より
    延出させて相手方構造材との接合片としたことを特徴と
    する木造ラーメンの接合装置。
  2. 【請求項2】一対の集成構造材を互いに直角に接合する
    コーナー部において、このコーナー部に介在されるコー
    ナー部材を、同様に多数の引き板とその内部に複合した
    補強金属材とによって構成し、この補強金属材端部をコ
    ーナー部材端部より延出させて、各集成構造材端部の接
    合片へ接合するための接合片としたことを特徴とする請
    求項1記載の木造ラーメンの接合装置。
JP1988066923U 1988-05-20 1988-05-20 木造ラーメンの接合装置 Expired - Lifetime JPH072807Y2 (ja)

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JPH01168703U JPH01168703U (ja) 1989-11-28
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JPH0450729Y2 (ja) * 1987-04-17 1992-11-30

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JPH01168703U (ja) 1989-11-28

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