JPH0116806Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0116806Y2 JPH0116806Y2 JP1309783U JP1309783U JPH0116806Y2 JP H0116806 Y2 JPH0116806 Y2 JP H0116806Y2 JP 1309783 U JP1309783 U JP 1309783U JP 1309783 U JP1309783 U JP 1309783U JP H0116806 Y2 JPH0116806 Y2 JP H0116806Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- space
- concrete
- mortar
- anchor member
- wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 45
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 27
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 claims description 15
- 239000002023 wood Substances 0.000 claims description 13
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、コンクリート材と木質材とにおける
仕口の接合構造に係り、更に詳しくはコンクリー
ト材の下端部には空間部を形成し、木質材の接合
端面には上面に突出部を有するアンカー部材を止
着してこの突出部をコンクリート材の空間部に配
置し、モルタルをこの空間部に充填させてコンク
リート材とアンカー部材が固着することでコンク
リート材と木質材も接合されるという仕口構造に
関する。
仕口の接合構造に係り、更に詳しくはコンクリー
ト材の下端部には空間部を形成し、木質材の接合
端面には上面に突出部を有するアンカー部材を止
着してこの突出部をコンクリート材の空間部に配
置し、モルタルをこの空間部に充填させてコンク
リート材とアンカー部材が固着することでコンク
リート材と木質材も接合されるという仕口構造に
関する。
従来プレキヤストコンクリート構造などでの構
成部材の接合は、構成部材からアンカー鉄筋を突
出させ、この鉄筋相互を充填モルタルにより接合
させることで両部材を接合する、いわゆるシアー
コツターなどの接合構造が採用されていた。この
接合構造は両部材ともコンクリート材という同質
のものである為、両部材からアンカー鉄筋を突出
することも可能であり、又充填モルタルなどによ
るウエツトジヨイントが効果的に採用出来るので
ある。
成部材の接合は、構成部材からアンカー鉄筋を突
出させ、この鉄筋相互を充填モルタルにより接合
させることで両部材を接合する、いわゆるシアー
コツターなどの接合構造が採用されていた。この
接合構造は両部材ともコンクリート材という同質
のものである為、両部材からアンカー鉄筋を突出
することも可能であり、又充填モルタルなどによ
るウエツトジヨイントが効果的に採用出来るので
ある。
しかしながらコンクリートパネルと木質パネル
や木質梁からなる木質材とを接合させる場合には
木質材からアンカー鉄筋を突出させることは容易
ではなく、しかもモルタルを充填すれば木質材が
腐食するので接合強度も十分に確保できないなど
の問題点が存在していた。
や木質梁からなる木質材とを接合させる場合には
木質材からアンカー鉄筋を突出させることは容易
ではなく、しかもモルタルを充填すれば木質材が
腐食するので接合強度も十分に確保できないなど
の問題点が存在していた。
本考案に係る仕口構造は以上のような問題点を
解決すべくなされたものであつて、極めて実用性
の高いものである。
解決すべくなされたものであつて、極めて実用性
の高いものである。
以下本考案の実施例を添付図面によつて説明す
る。
る。
第1図はコンクリート材1を木質材2上に載置
した状態の仕口の接合構造を示す。
した状態の仕口の接合構造を示す。
コンクリート材1は、例えば軽量コンクリート
パネルであり、その下端には空間部11が側面か
ら下端面に対して切欠した状態で形成されてい
る。
パネルであり、その下端には空間部11が側面か
ら下端面に対して切欠した状態で形成されてい
る。
木質材2としては梁材や壁材であり、この梁材
や壁材と軽量コンクリートパネルの接合端面12
には第2図で示すアンカー部材3が止着されてい
る。
や壁材と軽量コンクリートパネルの接合端面12
には第2図で示すアンカー部材3が止着されてい
る。
このアンカー部材3は上記接合端面12とほぼ
同幅の止着板31上面に突出部32を有してい
る。突出部32はボルトを止着板31上面に植込
んだスタツドボルトや、止着板31上面に直立さ
せて溶接した短尺鉄筋などからなる。
同幅の止着板31上面に突出部32を有してい
る。突出部32はボルトを止着板31上面に植込
んだスタツドボルトや、止着板31上面に直立さ
せて溶接した短尺鉄筋などからなる。
尚止着板31には所要間隔で木質材2に止着さ
せる為のビス孔33が設けられている。
せる為のビス孔33が設けられている。
第3図は第1図のX部拡大図である。この拡大
図によつて更に詳しく仕口構造を説明すれば、木
質材2の接合端面にアンカー部材3の止着板31
を釘やネジ等4で止着する。そしてこの止着板3
1上の突出部32がコンクリート材1の空間部1
1内に配置されるようにコンクリート材1を木質
材2上に載置して空間部11内にモルタル5を充
填する。このモルタル5には空間部11内を充分
満たす為にグラウテイングモルタルを用いるとよ
い。
図によつて更に詳しく仕口構造を説明すれば、木
質材2の接合端面にアンカー部材3の止着板31
を釘やネジ等4で止着する。そしてこの止着板3
1上の突出部32がコンクリート材1の空間部1
1内に配置されるようにコンクリート材1を木質
材2上に載置して空間部11内にモルタル5を充
填する。このモルタル5には空間部11内を充分
満たす為にグラウテイングモルタルを用いるとよ
い。
第4図は第3図のA−A線断面図である。この
断面図で示すように、木質材2とアンカー部材3
の間に防水シート6を介在させれば、モルタル5
の湿気が高くても木質材2は腐食することがな
い。
断面図で示すように、木質材2とアンカー部材3
の間に防水シート6を介在させれば、モルタル5
の湿気が高くても木質材2は腐食することがな
い。
第5図は空間部11の他の実施例を示したもの
である。(i)図はコンクリート材1を仮想線で示
し、空間部11を実線で示す。すなわちこの実施
例はコンクリート材1の接合端面に略半円状の空
間部11が形成された状態を示している。
である。(i)図はコンクリート材1を仮想線で示
し、空間部11を実線で示す。すなわちこの実施
例はコンクリート材1の接合端面に略半円状の空
間部11が形成された状態を示している。
(ii)は上記コンクリート材1と木質材2との仕口
構造縦断面図である。この場合モルタル5は接合
端面の間隙や別途設けたモルタル充填孔7から空
間部11内へ圧入されることになる。
構造縦断面図である。この場合モルタル5は接合
端面の間隙や別途設けたモルタル充填孔7から空
間部11内へ圧入されることになる。
尚コンクリート材1に形成される空間部11の
数や大きさはコンクリート材1の横幅や仕口の設
計強度によつて変化させ得る。同様に空間部11
内に配置される突出部32の数も1本若しくは2
本のみに限定されるものではない。
数や大きさはコンクリート材1の横幅や仕口の設
計強度によつて変化させ得る。同様に空間部11
内に配置される突出部32の数も1本若しくは2
本のみに限定されるものではない。
第6図はアンカー部材3の他の実施例である。
(i)図は止着板31の一部に三辺の切込みを入れ
て起立させた突出部32aからなり、スタツドボ
ルトのように1本毎に植込むことなく連結プレス
などで所要数の突出部32aを連続形成すること
が出来る。
て起立させた突出部32aからなり、スタツドボ
ルトのように1本毎に植込むことなく連結プレス
などで所要数の突出部32aを連続形成すること
が出来る。
(ii)図は止着板31に2本の平行する切欠みを入
れて裏面側から押し出し、上面に膨出させて形成
した突出部32bを有する。この突出部32bの
側面は開口状態となつているのでモルタルがその
開口から内部に回り込み、止着板31とモルタル
5とは強固に結合さる。
れて裏面側から押し出し、上面に膨出させて形成
した突出部32bを有する。この突出部32bの
側面は開口状態となつているのでモルタルがその
開口から内部に回り込み、止着板31とモルタル
5とは強固に結合さる。
尚アンカー部材3を木質材2に止着する手段と
して釘やネジなどで説明したが、これに限定され
るものでなくギヤングネールを止着板として用い
てアンカー部材を形成する場合なども含まれる。
して釘やネジなどで説明したが、これに限定され
るものでなくギヤングネールを止着板として用い
てアンカー部材を形成する場合なども含まれる。
以上説明したように、本考案に係るコンクリー
ト材と木質材との仕口構造は、コンクリート材の
空間部に木質材に止着されたアンカー部材の突出
部を配置し、その空間部にモルタルを充填して固
化させるので、強度の高い仕口接合が得られるだ
けでなく、この異質材の接合において木質材に腐
食等の劣化を生じさせないなど、小規模建造物に
適用性の高い仕口構造である。
ト材と木質材との仕口構造は、コンクリート材の
空間部に木質材に止着されたアンカー部材の突出
部を配置し、その空間部にモルタルを充填して固
化させるので、強度の高い仕口接合が得られるだ
けでなく、この異質材の接合において木質材に腐
食等の劣化を生じさせないなど、小規模建造物に
適用性の高い仕口構造である。
第1図はコンクリート材が木質材上に記載され
た状態を示す説明図、第2図はアンカー部材の一
部省略斜視図、第3図は第1図におけるX部拡大
図、第4図は第3図におけるA−A線断面図、第
5図はコンクリート材に設けられた他の実施例
の空間部を示した説明図、第5図は図のB−
B線断面図、第6図,は他の実施例における
アンカー部材の斜視図である。 1……コンクリート材、11……空間部、2…
…木質材、3……アンカー部材、31……止着
板、32……突出部、5……充填モルタル。
た状態を示す説明図、第2図はアンカー部材の一
部省略斜視図、第3図は第1図におけるX部拡大
図、第4図は第3図におけるA−A線断面図、第
5図はコンクリート材に設けられた他の実施例
の空間部を示した説明図、第5図は図のB−
B線断面図、第6図,は他の実施例における
アンカー部材の斜視図である。 1……コンクリート材、11……空間部、2…
…木質材、3……アンカー部材、31……止着
板、32……突出部、5……充填モルタル。
Claims (1)
- コンクリート材と木質材との仕口接合部におい
て、コンクリート材の下端部に空間部を形成し、
木質材の接合端面には上面に突出部を有するアン
カー部材を止着し、この突出部を上記空間部に配
置して上記空間部にモルタルを充填させることで
コンクリート材と木質材とを接合させる仕口構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309783U JPS59120204U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | コンクリ−ト材と木質材との仕口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309783U JPS59120204U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | コンクリ−ト材と木質材との仕口構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59120204U JPS59120204U (ja) | 1984-08-14 |
JPH0116806Y2 true JPH0116806Y2 (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=30144488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1309783U Granted JPS59120204U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | コンクリ−ト材と木質材との仕口構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59120204U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019031778A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-28 | 株式会社竹中工務店 | 木質床版の接合構造 |
-
1983
- 1983-02-01 JP JP1309783U patent/JPS59120204U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019031778A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-28 | 株式会社竹中工務店 | 木質床版の接合構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59120204U (ja) | 1984-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0116806Y2 (ja) | ||
JPS6047140A (ja) | 鋼板コンクリ−ト構造物 | |
JPH0224819Y2 (ja) | ||
JPH0728251Y2 (ja) | 木構造における集成材梁の接合部構造 | |
JPS6019843Y2 (ja) | 木質構造の接合装置 | |
JPH0732661Y2 (ja) | 角度をもって交わる棒柱材の接合構造 | |
JPS6215366Y2 (ja) | ||
JPH0441002U (ja) | ||
JPH0518414Y2 (ja) | ||
JPS5844730Y2 (ja) | パネル連結金具 | |
JPS6316766Y2 (ja) | ||
JPH0514063B2 (ja) | ||
JP2600411Y2 (ja) | 柱梁の接合構造 | |
JP2750476B2 (ja) | コンクリート床パネル及びその取付方法 | |
JPH0524768Y2 (ja) | ||
JPS6133132Y2 (ja) | ||
JP2503800Y2 (ja) | パネルの接合構造 | |
JP3034917U (ja) | 壁用パネルと柱の結合構造 | |
JPH0641699B2 (ja) | コンクリートブロックの積重ね固定構造 | |
JPH0618982Y2 (ja) | コンクリート型枠組立金具 | |
JPS5856782B2 (ja) | 構造材の接合構造 | |
JPH042244Y2 (ja) | ||
JPH0119691Y2 (ja) | ||
JPH0118734Y2 (ja) | ||
JPH072807Y2 (ja) | 木造ラーメンの接合装置 |