JP3034917U - 壁用パネルと柱の結合構造 - Google Patents

壁用パネルと柱の結合構造

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JP3034917U
JP3034917U JP1996009704U JP970496U JP3034917U JP 3034917 U JP3034917 U JP 3034917U JP 1996009704 U JP1996009704 U JP 1996009704U JP 970496 U JP970496 U JP 970496U JP 3034917 U JP3034917 U JP 3034917U
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JP1996009704U
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Inventor
眞一 東丸
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東丸木材工業有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造建築の壁を構成する壁用パネルの強度を
向上させ、強度的に優れた壁を構成できる壁用パネルと
柱の結合構造を提供する。 【解決手段】 両側縦桟2、2と横桟3で形成した枠体
内にすじかいとその両面に外装材5を張設して壁用パネ
ル1を形成し、このパネル1の縦桟2と柱21をボルト
24によって締結し、柱21によって壁用パネル1を補
強することにより、強度的に優れた壁を構成することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、木造建築において、壁用パネルと木製柱を強固に結合することに より、建物自体の強度を向上させることができるようにした壁用パネルと柱の結 合構造に関する。
【従来の技術】
本造建築の壁を構成するために用いるパネルには、防音や防湿、耐火性、経済 性等の機能のほかに、建物の強度を確保するための十分な強度が要求され、この ため、本考案者は、強度の優れた木造建築の壁用パネルを実開昭60−1687 21号等によって提案した。 この壁用パネルは、両側縦桟と複数の横桟で形成した枠体内に筋かいを設け、 その両面に外装材を張設した構造を有し、枠体を筋かいで補強しているので強度 的に優れている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来採用されている上記壁用パネルと柱の結合構造は、柱に対して 壁用パネルの縦桟を当接させ、この縦桟を釘の打込みによって柱に固定化してい たため、この結合部分において壁用パネルの強度を向上させようとする考えはな く、構成した壁の強度は、壁用パネル自身が有する強度しか得られないという問 題がある。 そこで、この考案の課題は、壁用パネルと柱を強固に結合し、強度的に優れて いる柱で壁用パネルを補強することができ、強度的に一段と向上した壁を構成す ることができる壁用パネルと柱の結合構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、請求項1の考案は、両側の縦桟と複数の横 桟で形成した枠体内に筋かいを設け、その両面に外装材を張設した壁用パネルと 建物の木製柱をボルトの締結によって結合した構成を採用したものである。 請求項2の考案は、請求項1の考案において、壁用パネルの一方縦桟を柱に当 接させ、この縦桟と柱の両者を貫通するボルトとこれに螺締したナットで縦桟と 柱を締結した構成を採用したものである。
【0002】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。 図示のように、壁用パネル1は、両側に平行する一対の縦桟2、2と、両縦桟 2、2間に配置し、該縦桟と枠状に結合する複数本の横桟3と、両縦桟2、2と 横桟3で囲まれた部分に組み込む筋かい4と、この筋かい4を挟んで両面に組み 込む外装材5との組み合せによって構成され、前記縦桟2、2と横桟3は小径木 の角材を用いて形成され、筋かい4には、これよりも厚みの薄い角材が用いられ ていると共に、外装材5は、小径木から角材を切り出したときに生じた背板を削 った平板6が用いられている。 前記縦桟2、2は、図5に示すように、相対向する面に少し幅の狭い突部7を 設けると共に、パネル相互を接続する側の外面の中央部に凹溝8を長さ方向に沿 って設けた断面形状を有し、また、横桟3は、縦桟2の突部7と等しい幅の角材 を用い、上下面の何れか一方又は両方には、長さ方向に沿って、通しボルト9が 納まる溝10が設けられている。 上記両縦桟2、2と横桟3は、図6に示すように、溝10内に納まって両端が 縦桟2の横孔11を貫通する通しボルト9の締結によって枠状に結合され、横桟 3は、図1乃至図3の各例の如く、上下位置又は上下に一定の間隔で両縦桟2、 2間に配置されている。 前記筋かい4は、突部7と等しい幅を有する角材を用い、図1乃至図4に示す ように、両縦桟2、2と上下横桟3で囲まれた部分の一方対角線間に固定した長 尺部材4aの中央部に横孔12を設け、他方対角線間に配置する短尺部材4b、 4bの端部に横孔12へ嵌合する突起13を設け、長尺部材4aと短尺部材4b 、4bをX字状に組み合せた構造になっている。なお、長尺部材4aと短尺部材 4b、4bの端部は、縦桟2と横桟3のコーナに適合する直角になっている。 前記外装材5は平板6を同一面になるよう並べ、縦桟2、2と間において、突 部7と横桟3で形成された枠状空間を覆える大きさに形成され、該外装材5は筋 かい4を挟む両面に張設されている。 また、両面の外装材5は、平板6の長さ方向が直角に交差するよう配置するの が好ましく、両面で互に逆傾斜としたり、縦と横の組み合せにすることができる 。 なお、筋かい4及び外装材5の縦桟2と横桟3に対する固定は、接着や釘止等 の手段で固定すればよい。 前記外装材5の対向面間で筋かい4によって区切られた空間には、図5の如く 、木粉等の保温材14を充填すると共に、両外装材5の対向する内面には不燃材 層15が設けられている。 この不燃材層15は、トタン等の金属板を用いるほか、アスベスト、セメント 、石膏等を外装材5の内面側に塗布することによって形成することができる。 図5(B)は、壁用パネル1相互の結合構造を示し、隣接する壁用パネル1は 、縦桟2に設けた凹溝8にわたってヤトイザネ16を嵌挿することによって接続 している。 図5(A)は柱21と壁用パネル1の結合構造を示し、柱21に対して縦桟2 を当接させ、柱21と縦桟2に横孔22、23を連通するように設け、両横孔2 2、23にわたって挿通したボルト24にナット25を螺締することによって締 結し、このボルト24とナット25による締結を、図1乃至図3の各例の如く、 上下複数個所で行っている。 図5(C)は柱21の他の構造を示し、二本の丸太角材21a、21aを背中 合せとし、両者の重なり面に形成した凹溝26、26にヤトイザネ27を圧入し 、各重なり面を接着することにより構成したものであり、小径角材を柱材として 有効に利用できる。 この考案は上記のような構成であり、木造建築の構築において、立設した柱2 1間に必要枚数の壁用パネル1を並べて配置し、パネル相互は凹溝8にわたって ヤトイザネ16を嵌挿することにより結合し、柱21とこれに隣接する壁用パネ ル1は、柱21とこれに当接する縦柱2の上下複数個所をボルト24とナット2 5で締結することにより、壁を構成する。 上記柱21は太径の角材を用いるため強度的に優れ、これに壁用パネル1をボ ルト24で締結することにより、壁用パネル1は柱21によって補強されること になり、これによって強度の優れた壁を構成することができる。
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、柱と建用パネルの縦桟をボルトで締結する ようにしたので、強度のある柱に対して壁用パネルを結合化でき、柱によって壁 用パネルを補強することにより、強度的に優れた壁を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁用パネルと柱の結合を示す第1の例の一部切
欠正面図
【図2】壁用パネルと柱の結合を示す第2の例の一部切
欠正面図
【図3】壁用パネルと柱の結合を示す第3の例の一部切
欠正面図
【図4】筋かいの分解した正面図
【図5】(A)は壁用パネルと柱の結合部分を示す横断
面図、(B)はパネル相互の結合部分を示す横断面図、
(C)は柱の他の例を示す拡大断面図
【図6】壁用パネルの要部を示す縦断面図
【符号の説明】
1 壁用パネル 2 縦桟 3 横桟 4 筋かい 5 外装材 21 柱 24 ボルト 25 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 605 E04B 2/56 605F 621 621L 622 622B 622H 645 645C 645G 651 651H 651W 652 652L 652H

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側の縦桟と複数の横桟で形成した枠体
    内に筋かいを設け、その両面に外装材を張設した壁用パ
    ネルと建物の本製柱をボルトの締結によって結合した壁
    用パネルと柱の結合構造。
  2. 【請求項2】 壁用パネルの一方縦桟を柱に当接させ、
    この縦桟と柱の両者を貫通するボルトとこれに螺締した
    ナットで縦桟と柱を締結した請求項1記載の壁用パネル
    と柱の結合構造。
JP1996009704U 1996-08-20 1996-08-20 壁用パネルと柱の結合構造 Expired - Lifetime JP3034917U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3521068B2 (ja) 1999-06-21 2004-04-19 ヤマハリビングテック株式会社 水廻り空間用壁パネル

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