JPH10331261A - 建物用接合金物 - Google Patents
建物用接合金物Info
- Publication number
- JPH10331261A JPH10331261A JP14159997A JP14159997A JPH10331261A JP H10331261 A JPH10331261 A JP H10331261A JP 14159997 A JP14159997 A JP 14159997A JP 14159997 A JP14159997 A JP 14159997A JP H10331261 A JPH10331261 A JP H10331261A
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- JP
- Japan
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- connection
- notch
- structural
- metal tool
- fixing
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造材と横架材間に接合時の隙間の発生を可
及的に防ぐ。 【解決手段】 柱や胴差などの構造材１２に固定する金
物基板１の前面に、梁などの横架材１０端面に縦設した
スリット１５に係合する接合板２を突設し、該接合板２
の上端に、前記横架材１０に横設した係合する係合切欠
７を縦設する。また、前記係合切欠７の下部を前記金物
基板１方向に屈曲した形状にして前記掛止杆１１を掛止
する受止縁１３を設ける。
及的に防ぐ。 【解決手段】 柱や胴差などの構造材１２に固定する金
物基板１の前面に、梁などの横架材１０端面に縦設した
スリット１５に係合する接合板２を突設し、該接合板２
の上端に、前記横架材１０に横設した係合する係合切欠
７を縦設する。また、前記係合切欠７の下部を前記金物
基板１方向に屈曲した形状にして前記掛止杆１１を掛止
する受止縁１３を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、柱や胴差などの構造材
と梁などの横架材間に介在させ、これらを互いに接合す
るために用いる木造建物用の接合金物に関するものであ
る。
と梁などの横架材間に介在させ、これらを互いに接合す
るために用いる木造建物用の接合金物に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】柱や胴差などの構造材に固定する金物基
板の前面に、梁などの横架材の端面に縦設したスリット
に係合する接合板を突設し、該接合板の上端に前記横架
材に横設した掛止杆を係合してこれを受止する係合切欠
を縦設した構造のものがある。
板の前面に、梁などの横架材の端面に縦設したスリット
に係合する接合板を突設し、該接合板の上端に前記横架
材に横設した掛止杆を係合してこれを受止する係合切欠
を縦設した構造のものがある。
【０００３】この従来例は、スリットと接合板を係合す
るようにして掛止杆を係合切欠に係合してこれに受止さ
せることによって、横架材を構造材に仮止め、しかる
後、係合板に設けた透孔と横架材側に横設した貫通孔に
ドリフトピンを嵌合打ち込んで横架材を構造材に接合す
るものである。
るようにして掛止杆を係合切欠に係合してこれに受止さ
せることによって、横架材を構造材に仮止め、しかる
後、係合板に設けた透孔と横架材側に横設した貫通孔に
ドリフトピンを嵌合打ち込んで横架材を構造材に接合す
るものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、構造材
と横架材を互いに接合するにはそれなりに機能するもの
であるが、両者を単純に軸組みするだけのものであるた
め、両者間すなわち、構造材の側面と横架材の端面に隙
間が生じ勝ちで、これが地震などできしみ、必ずしも満
足のいくものとはいえない。
と横架材を互いに接合するにはそれなりに機能するもの
であるが、両者を単純に軸組みするだけのものであるた
め、両者間すなわち、構造材の側面と横架材の端面に隙
間が生じ勝ちで、これが地震などできしみ、必ずしも満
足のいくものとはいえない。
【０００５】本発明は、構造材と横架材間に生じる接合
時の隙間の発生を可及的に防いで、従来例と同様の接合
機能を備えた金物を提供することを目的として創案した
ものである。
時の隙間の発生を可及的に防いで、従来例と同様の接合
機能を備えた金物を提供することを目的として創案した
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】柱や胴差などの構造材に
固定する金物基板の前面に、梁などの横架材の端面に縦
設したスリットに係合する接合板を突設し、該接合板の
上端に、前記横架材に横設した掛止杆を係合する係合切
欠を縦設したものであって、前記係合切欠の下部を前記
金物基板方向に屈曲した形状にして前記掛止杆を掛止す
る受止縁を設けた構造としたものである。
固定する金物基板の前面に、梁などの横架材の端面に縦
設したスリットに係合する接合板を突設し、該接合板の
上端に、前記横架材に横設した掛止杆を係合する係合切
欠を縦設したものであって、前記係合切欠の下部を前記
金物基板方向に屈曲した形状にして前記掛止杆を掛止す
る受止縁を設けた構造としたものである。
【０００７】
【作用】掛止杆を係合切欠に沿って降下させ、受止縁部
に掛止させるようにすると、受止縁部は係合切欠の他の
縁部より構造材側に片寄らせてあるため、掛止杆は係合
切欠に沿って降下しつつ、最終段に至り構造材側に移動
する。このため、該掛止杆を横設した横架材は、いわば
掛止杆に伴われて構造材方向に移動する。
に掛止させるようにすると、受止縁部は係合切欠の他の
縁部より構造材側に片寄らせてあるため、掛止杆は係合
切欠に沿って降下しつつ、最終段に至り構造材側に移動
する。このため、該掛止杆を横設した横架材は、いわば
掛止杆に伴われて構造材方向に移動する。
【０００８】
【実施例】図面は本発明に係る建物用接合金物の実施例
を示し、図１は斜視図、図２は説明図、図３は使用状態
を示す一部欠截正面図、図４は図３のＸ−Ｘ線断面図、
図５はＹ−Ｙ線断面図、図６は第二実施例の斜視図、図
７は第三実施例の斜視図である。
を示し、図１は斜視図、図２は説明図、図３は使用状態
を示す一部欠截正面図、図４は図３のＸ−Ｘ線断面図、
図５はＹ−Ｙ線断面図、図６は第二実施例の斜視図、図
７は第三実施例の斜視図である。
【０００９】本発明に係る建物用接合金物Ａは、鋼材よ
り成る金物基板１に、同じく鋼材より成る接合板２を前
記金物基板１に対して直交する方向に熔接して構成した
もので、金物基板１の縦方向に沿う中央に透孔３、３を
並設し、該透孔３より外れる位置にして設けた突出部片
２ａ、２ａを前記金物基板１の前面１´に熔接して金物
基板１と前記接合板２との間、すなわち接合板２の基部
に窓口４を形成し、該窓口４の存在により前記透孔３と
の固定ボルト５の組付け作業ないし該固定ボルト５に対
する固定ナット６の螺合作業を円滑にできるようにして
ある。
り成る金物基板１に、同じく鋼材より成る接合板２を前
記金物基板１に対して直交する方向に熔接して構成した
もので、金物基板１の縦方向に沿う中央に透孔３、３を
並設し、該透孔３より外れる位置にして設けた突出部片
２ａ、２ａを前記金物基板１の前面１´に熔接して金物
基板１と前記接合板２との間、すなわち接合板２の基部
に窓口４を形成し、該窓口４の存在により前記透孔３と
の固定ボルト５の組付け作業ないし該固定ボルト５に対
する固定ナット６の螺合作業を円滑にできるようにして
ある。
【００１０】前記接合板２は上端に縦設した係合切欠７
を備え、この係合切欠７の下側に位置するようにドリフ
トピン８用の透孔９を設けて構成したもので、係合切欠
７は横架材１０に横設した掛止杆（実施例ではナット１
７を螺合して締付けたボルト杆で構成してある）１１の
径とほぼ同じくする径幅を備え、下部を構造材１２に固
定する前記金物基板１方向に屈曲した形状にして前記掛
止杆１１の受止縁１３とし、また、相対する上部側縁部
を、接合板２の上端縁２´方向に漸次離開する傾斜縁２
ｂ、２ｂとし、掛止杆１１がこの傾斜縁２ｂに案内され
て係合が円滑に行われるようにしてある。
を備え、この係合切欠７の下側に位置するようにドリフ
トピン８用の透孔９を設けて構成したもので、係合切欠
７は横架材１０に横設した掛止杆（実施例ではナット１
７を螺合して締付けたボルト杆で構成してある）１１の
径とほぼ同じくする径幅を備え、下部を構造材１２に固
定する前記金物基板１方向に屈曲した形状にして前記掛
止杆１１の受止縁１３とし、また、相対する上部側縁部
を、接合板２の上端縁２´方向に漸次離開する傾斜縁２
ｂ、２ｂとし、掛止杆１１がこの傾斜縁２ｂに案内され
て係合が円滑に行われるようにしてある。
【００１１】しかして、この接合金物Ａを、挿通孔１４
を形成した前記構造材１２に、挿通孔１４と透孔３に貫
通させた固定ボルト５とこれに螺合した固定ナット６に
よって前記金物基板１において固定する一方、端面に設
けたスリット１５を通じて前記掛止杆１１を横設した横
架材（実施例では、梁）１０の前記スリット１５を、接
合金物Ａの接合板２に接合するようにして横架材１０を
構造材１２に沿って降下させると、掛止杆１１は係合切
欠７に沿って降下し、受止縁１３において受支され、横
架材１０は接合金物Ａを介して構造材１２に仮止めさ
れ、接合板２に設けた透孔９と横架材１０に設けた挿通
孔１６にドリフトピン８を係合打込むことによって横架
材１０と構造材１２に互いに接合される。
を形成した前記構造材１２に、挿通孔１４と透孔３に貫
通させた固定ボルト５とこれに螺合した固定ナット６に
よって前記金物基板１において固定する一方、端面に設
けたスリット１５を通じて前記掛止杆１１を横設した横
架材（実施例では、梁）１０の前記スリット１５を、接
合金物Ａの接合板２に接合するようにして横架材１０を
構造材１２に沿って降下させると、掛止杆１１は係合切
欠７に沿って降下し、受止縁１３において受支され、横
架材１０は接合金物Ａを介して構造材１２に仮止めさ
れ、接合板２に設けた透孔９と横架材１０に設けた挿通
孔１６にドリフトピン８を係合打込むことによって横架
材１０と構造材１２に互いに接合される。
【００１２】なお、図６、図７は第二、第三の実施例を
示し、第一実施例と符号を同じくして示すように、各部
材は大きさを違えるだけで機能的には第一実施例と同様
である。
示し、第一実施例と符号を同じくして示すように、各部
材は大きさを違えるだけで機能的には第一実施例と同様
である。
【００１３】また、接合板２の、接合切欠７で画定され
る自由端側の上端部２Ａを、基端側の上端部２Ｂより低
い位置に配してあるのは、前記掛止杆１１の係合切欠７
に対する係合がなお一層円滑に行わせるためである。
る自由端側の上端部２Ａを、基端側の上端部２Ｂより低
い位置に配してあるのは、前記掛止杆１１の係合切欠７
に対する係合がなお一層円滑に行わせるためである。
【００１４】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
横架材に横設した掛止杆は係合切欠に沿い降下し、か
つ、最終段階において係合切欠の下部側の屈曲形状によ
って金物基板方向に近づいて受止縁に受支されることに
なり、このため、横架材は構造材に引き寄せられる状態
で組付けられ、横架材端面と構造材側面との間の隙間の
発生を可及的に防ぎ、きしみを予防できる。
横架材に横設した掛止杆は係合切欠に沿い降下し、か
つ、最終段階において係合切欠の下部側の屈曲形状によ
って金物基板方向に近づいて受止縁に受支されることに
なり、このため、横架材は構造材に引き寄せられる状態
で組付けられ、横架材端面と構造材側面との間の隙間の
発生を可及的に防ぎ、きしみを予防できる。
【図１】斜視図。
【図２】説明図。
【図３】使用状態を示す一部欠截正面図。
【図４】図３のＸ−Ｘ線断面図。
【図５】Ｙ−Ｙ線断面図。
【図６】第二実施例の斜視図。
【図７】第三実施例の斜視図。
１ 金物基板 ２ 接合板 ７ 係合切欠 １０ 横架材 １１ 掛止杆 １２ 構造材 １３ 受止縁 １４ スリット
Claims (1)
- 【請求項１】 柱や胴差などの構造材に固定する金物基
板の前面に、梁などの横架材の端面に縦設したスリット
に係合する接合板を突設し、該接合板の上端に、前記横
架材に横設した掛止杆を係合する係合切欠を縦設したも
のであって、前記係合切欠の下部を前記金物基板方向に
屈曲した形状にして前記掛止杆を掛止する受止縁を設け
た、建物用接合金物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14159997A JPH10331261A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 建物用接合金物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14159997A JPH10331261A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 建物用接合金物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10331261A true JPH10331261A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15295766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14159997A Pending JPH10331261A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 建物用接合金物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10331261A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011125732A1 (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-13 | Okura Kenho | 締結金物 |
| CN104805901A (zh) * | 2015-05-12 | 2015-07-29 | 江苏科技大学 | 一种即插即用的钢结构梁柱连接装置及方法 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14159997A patent/JPH10331261A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011125732A1 (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-13 | Okura Kenho | 締結金物 |
| JP2011214354A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Norimine Okura | 締結金物 |
| CN102753765A (zh) * | 2010-04-01 | 2012-10-24 | 大仓宪峰 | 金属紧固件 |
| CN104805901A (zh) * | 2015-05-12 | 2015-07-29 | 江苏科技大学 | 一种即插即用的钢结构梁柱连接装置及方法 |
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