JP2515502Y2 - 手摺の取付構造 - Google Patents

手摺の取付構造

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JP2515502Y2 JP1518190U JP1518190U JP2515502Y2 JP 2515502 Y2 JP2515502 Y2 JP 2515502Y2 JP 1518190 U JP1518190 U JP 1518190U JP 1518190 U JP1518190 U JP 1518190U JP 2515502 Y2 JP2515502 Y2 JP 2515502Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、階段の側桁に沿って所定間隔で立設された
手摺子に手摺を取り付ける手摺の取付構造に関する。
〔従来の技術〕
階段の踏板を設ける側桁の傾斜に沿って所定間隔で立
設された手摺子に手摺を取り付ける場合は、例えば第3
図に示すように、中空柱状の型材で成る手摺子30の上下
両端を側桁31と手摺32の傾斜に合わせて斜めに切断し、
その上下両端を側桁31の上面に取り付けられた笠木33の
傾斜面と手摺32の傾斜面に押し当てて、夫々手摺32側と
笠木33側から鉛直方向にねじ込まれるビス34,34…で、
手摺32の傾斜面と笠木33の傾斜面に締着するように成さ
れている。
したがって、各ビス34は、笠木33や手摺32の傾斜面に
対して直交する方向にねじ込めないから、その頭部が傾
斜面から浮いた状態となり、手摺32を十分な強度でしっ
かりと側桁31に取り付けることができないという問題が
あった。
ビス34の頭部が浮かないようにするためには、例え
ば、第4図に示すように、中空柱状の手摺子30内に挿通
する引張ボルト35の一端を、側桁31の傾斜面に沿ってビ
ス37で締着される座板38に対して溶接により垂直に固定
し、その他端を、手摺32の傾斜面に対して直交するよう
に貫通させ、その傾斜面に直接ナット36で固定する。
しかしながら、この場合は、引張ボルト35の両端が側
桁31と手摺32の傾斜面に対して直交した状態となるか
ら、当該ボルト35を挿通する手摺子30が必要以上に幅広
にならざるを得ない。
したがって、手摺子30の材料費が嵩むと同時に、例え
ば第5図に示すように、途中に平坦な踊場等を有する階
段に手摺を取り付ける場合、踊場等の平坦部51に設けら
れる手摺子30aに比較して、階段の傾斜部52に設けられ
る手摺子30bの方が幅広になるから、両者を均等な細さ
にすることができず、デザイン的な統一が図れない。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで、本考案は、幅狭の細い手摺子を使用すること
ができ、しかも、十分な強度で手摺をしっかりと取り付
けることのできる手摺の取付構造を提案することを目的
とし、そのために、手摺子内に挿通される引張ボルトを
略鉛直状態に立てた状態で、手摺を側桁に固定すること
ができるようにすることを技術的課題としている。
〔課題を達成するための手段〕
この課題を達成するために、本考案は、階段の側桁に
沿って所定間隔で立設された手摺子に手摺を取り付ける
手摺の取付構造において、中空柱で成る手摺子の上下両
端が、側桁と手摺の傾斜に合わせて斜めに切断されると
共に、当該手摺子内に、側桁の傾斜面に沿って締着され
る座板と、当該座板に対してその傾斜方向に首振り自在
に取り付けられた引張ボルトが挿通され、当該ボルト
が、手摺の傾斜面に沿って締着される座板に設けた水平
受座にナットで固定されることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、手摺を側桁側に引っ張って手摺子に
取り付ける引張ボルトの両端が、側桁の傾斜面と手摺の
傾斜面に沿って締着される各座板に固定された状態とな
り、当該各座板を締着するボルトやビス等も、手摺の傾
斜面と側桁の傾斜面に対して直交する方向にねじ込まれ
て、その頭部が各傾斜面から浮くことがないので、手摺
全体が各手摺子を介して側桁にしっかりと強固に取り付
けられる。
引張ボルトは、側桁の傾斜面に沿って締着される座板
に対して、その傾斜方向に首振り自在に取り付けられる
と共に、手摺の傾斜面に沿って締着される座板に形成さ
れた水平座板にナットで固定されるので、手摺子内に略
垂直に挿通した状態に設けることができ、したがって、
手摺子を幅狭なものにすることができる。
〔実施例〕 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。
第1図は本考案の一例を示す縦断面図、第2図はその
横断面図である。
階段1の側桁2は、その上面を成す傾斜面2aに沿って
設けられた笠木3に、比較的背丈の短い中空の束柱で成
る手摺子4,4…が所定間隔で立設され、当該各手摺子4
に手摺5が取り付けられている。
笠木3には、所定間隔で位置決め用の取付孔3aが形成
され、側桁2に固定されたアンカー6から前記取付孔3a
を通って傾斜面2aに対して直交する方向にボルト7Aが突
設されている。
また、手摺子4は、その上下両端が、側桁2と手摺5
の傾斜に合わせて斜めに切断され、側桁2の傾斜面2aか
ら鉛直方向に立設されている。
手摺子4内には、笠木3の取付孔3aに引っ掛けた状態
で側桁2の傾斜面2aに沿ってボルト7A及びナット7Bによ
り締着される座板8と、当該座板8に対してジョイント
8aを介してその傾斜方向に首振り自在に取り付けられた
引張ボルト9が挿通されている。
そして、その引張ボルト9が、手摺5の傾斜面5aに沿
って締着される座板10に設けた水平受座10aにナット11
で固定されるように成されている。
なお、座板10は、手摺5の傾斜面5aに対して直交する
方向にねじ込まれて支持溝5b内に配設されたプレート12
と螺合するビス13,13…で締着されている。
また、座板10の水平受座10aに通ずるボルト挿通孔10b
は、階段1の傾斜の大小に対応し得るように、水平受座
10aから下方に向かってテーパ状に広がっている。
以上が本考案の一例構成であって、次にその作用につ
いて説明する。
まず、引張ボルト9を取り付けた座板8を、笠木3の
取付孔3aに引っ掛けて位置決めし、ボルト7Aとナット7B
で側桁2の傾斜面2aに沿って締着する。
このとき、ボルト7Aは、側桁2の傾斜面2aに対して直
交する方向にナット7Bで締め付けられるので、その頭部
が傾斜面2aから浮いた状態にはならず、当該傾斜面2aに
沿って座板8をしっかりと強固に固定することができ
る。
次いで、側桁2の傾斜面2aに位置決めして固定された
座板8と、その座板8に取付られた引張ボルト9を、手
摺子4内に挿通させて、当該手摺子4を側桁2の傾斜面
2aに立てる。
この際、引張ボルト9は、ジョイント8aで座板8の傾
斜方向に首振り自在に取り付けられているので、手摺子
4内に垂直に挿通することができる。
次に、手摺子4の上端に座金10をのせて、その座金10
の水平受座10aに通ずるボルト挿通孔10b内に引張ボルト
9の先端を挿通し、当該ボルト9の先端を、ナット11で
水平受座10aに固定する。なお、このとき、手摺子4の
上端は座板10の位置ずれを防止する係合部10cに係合す
る。
そして、手摺子4の上端に取り付けた座板10を、手摺
5の傾斜面5aに沿って当接させた状態でその傾斜面5aに
ビス13,13…で締着する。
このとき、各ビス13は、手摺5の傾斜面5aに直交する
方向にねじ込まれるので、その頭部が傾斜面5aから浮い
た状態にはならない。
以上のようにすれば、手摺5が各手摺子4に対してし
っかりと強固に取り付けられると同時に、各手摺子4も
側桁2に対して強固に取り付けられる。
また、引張ボルト9は、手摺5の傾斜面5aに沿って締
着した座板10と、側桁2の傾斜面2aに沿って締着した座
板8によって、略鉛直状態に支持されるから、当該ボル
ト9を挿通する手摺子4の幅を狭くすることができる。
なお、上記実施例では座板8をボルト7A及びナット7B
で側桁2の傾斜面2aに固定したが、座板10のように、ビ
スで固定する場合であってもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、階段の側桁に沿
って立設される手摺子内に挿通した引張ボルトによっ
て、当該手摺子に手摺を十分な強度で取り付けることが
できると同時に、引張ボルトが挿通される手摺子を幅狭
なものにすることができるという大変優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す縦断面図、第2図はその横
断面図、第3図乃至第5図は従来例を示す概略説明図で
ある。 符号の説明 1…階段、2…側桁、2a…傾斜面、3…笠木、4…手摺
子、5…手摺、5a…傾斜面、8…座板、9…引張ボル
ト、10…座板、10a…水平受座、11…ナット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】階段(1)の側桁(2)に沿って所定間隔
    で立設された手摺子(4)に手摺(5)を取り付ける手
    摺の取付構造において、中空柱で成る手摺子(4)の上
    下両端が、側桁(2)と手摺(5)の傾斜に合わせて斜
    めに切断されると共に、当該手摺子(4)内に、側桁
    (2)の傾斜面(2a)に沿って締着される座板(8)
    と、当該座板(8)に対してその傾斜方向に首振り自在
    に取り付けられた引張ボルト(9)が挿通され、当該ボ
    ルト(9)が、手摺(5)の傾斜面(5a)に沿って締着
    される座板(10)に設けた水平受座(10a)にナット(1
    1)で固定されることを特徴とする手摺の取付構造。
JP1518190U 1990-02-20 1990-02-20 手摺の取付構造 Expired - Lifetime JP2515502Y2 (ja)

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