JPH0714531Y2 - 手摺り支柱の取付装置 - Google Patents
手摺り支柱の取付装置Info
- Publication number
- JPH0714531Y2 JPH0714531Y2 JP1991055787U JP5578791U JPH0714531Y2 JP H0714531 Y2 JPH0714531 Y2 JP H0714531Y2 JP 1991055787 U JP1991055787 U JP 1991055787U JP 5578791 U JP5578791 U JP 5578791U JP H0714531 Y2 JPH0714531 Y2 JP H0714531Y2
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- Japan
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- handrail
- mounting
- bracket
- side wall
- building structure
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手摺りの支柱を、屋上
部、ベランダ床部、階段等の建物構造部の横側面側に張
り出して取付けるための手摺り支柱の取付装置に関す
る。
部、ベランダ床部、階段等の建物構造部の横側面側に張
り出して取付けるための手摺り支柱の取付装置に関す
る。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来一般に、手摺り支柱は、
建物の屋上やベランダの縁壁に立上り壁のような所謂堰
壁を設けてその上に立設したり、また階段の手摺りにあ
っては階段の縁部にそのまま立設しているが、そのよう
な取付方式では床面上や踏み段上の端部に或る一定の支
柱取付幅が必要となるため、床面の奥行き幅や踏み段の
幅を十分広くとれないベランダや階段の場合には、上記
支柱取付幅のために実際に利用できる有効幅が益々狭く
なるという問題があった。
建物の屋上やベランダの縁壁に立上り壁のような所謂堰
壁を設けてその上に立設したり、また階段の手摺りにあ
っては階段の縁部にそのまま立設しているが、そのよう
な取付方式では床面上や踏み段上の端部に或る一定の支
柱取付幅が必要となるため、床面の奥行き幅や踏み段の
幅を十分広くとれないベランダや階段の場合には、上記
支柱取付幅のために実際に利用できる有効幅が益々狭く
なるという問題があった。
【0003】本考案は、上記の課題に鑑み、床面の奥行
き幅や踏み段の幅を十分広くとれないベランダや階段等
においても、有効幅を最大限利用できるようにした手摺
り支柱取付装置を提供することを目的とする。
き幅や踏み段の幅を十分広くとれないベランダや階段等
においても、有効幅を最大限利用できるようにした手摺
り支柱取付装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の手摺り支柱取付
装置は、手摺り支柱1を、屋上部、ベランダ床部、階段
等の建物構造部Sの横側壁面T側に張り出して取付ける
ための取付装置であって、建物構造部Sの横側壁面Tに
直角に突出するように取付けられる金属製の取付基板5
と、手摺り支柱1に外嵌可能な筒状に形成され、その外
側部に連結部片6が二股状に一体に突設されたアルミニ
ュームまたはその合金の押出型材Mよりなるブラケット
7とを備え、取付基板5を建物構造部Sの横側壁面Tに
固着すると共に、この取付基板5にブラケット7の二股
状連結部片6を嵌合させて、取付基板5と連結部片6と
をボルト13、ナット14により連結固定し、このブラ
ケット7に手摺り支柱1の下端部を嵌挿してビス15に
より固定するようにしたことを特徴としている。
装置は、手摺り支柱1を、屋上部、ベランダ床部、階段
等の建物構造部Sの横側壁面T側に張り出して取付ける
ための取付装置であって、建物構造部Sの横側壁面Tに
直角に突出するように取付けられる金属製の取付基板5
と、手摺り支柱1に外嵌可能な筒状に形成され、その外
側部に連結部片6が二股状に一体に突設されたアルミニ
ュームまたはその合金の押出型材Mよりなるブラケット
7とを備え、取付基板5を建物構造部Sの横側壁面Tに
固着すると共に、この取付基板5にブラケット7の二股
状連結部片6を嵌合させて、取付基板5と連結部片6と
をボルト13、ナット14により連結固定し、このブラ
ケット7に手摺り支柱1の下端部を嵌挿してビス15に
より固定するようにしたことを特徴としている。
【0005】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1及び図2はコンクリート製のベランダ床部Sに設置
された手摺りを示す正面図及び平面図で、これらの図に
おいて、1はベランダ床部Sの横側壁面T側に張り出し
て取付られた複数本の四角筒状手摺り支柱で、これらの
手摺り支柱1の各上端に亘って笠木2が横架され、各手
摺り支柱1の下端部相互は下横枠3によって連結され、
また笠木2と下横枠3との間には複数本の竪桟4が配設
されている。
図1及び図2はコンクリート製のベランダ床部Sに設置
された手摺りを示す正面図及び平面図で、これらの図に
おいて、1はベランダ床部Sの横側壁面T側に張り出し
て取付られた複数本の四角筒状手摺り支柱で、これらの
手摺り支柱1の各上端に亘って笠木2が横架され、各手
摺り支柱1の下端部相互は下横枠3によって連結され、
また笠木2と下横枠3との間には複数本の竪桟4が配設
されている。
【0006】各手摺り支柱1の取付装置につき図3及び
図4により詳細に説明すると、この取付装置は、取付板
部5aと連結板部5bとで平面視T字状に形成されたア
ルミニューム合金押出型材製の取付基板5と、前記手摺
り支柱1に外嵌しうるような四角筒状に形成され且つそ
の外側部に一対の連結部片6,6が二股状に一体突設さ
れたアルミニューム合金の押出型材よりなるブラケット
7とを備えている。取付基板5の取付板部5aには例え
ば4個のアンカーボルト孔8が、連結板部5bには上下
2箇所にボルト挿通孔9がそれぞれ設けられ、また各連
結部片6には前記ボルト挿通孔9に対応する位置にボル
ト挿通用長孔10が設けてある。尚、各手摺り支柱1も
アルミニューム合金の押出型材よりなるものである。
図4により詳細に説明すると、この取付装置は、取付板
部5aと連結板部5bとで平面視T字状に形成されたア
ルミニューム合金押出型材製の取付基板5と、前記手摺
り支柱1に外嵌しうるような四角筒状に形成され且つそ
の外側部に一対の連結部片6,6が二股状に一体突設さ
れたアルミニューム合金の押出型材よりなるブラケット
7とを備えている。取付基板5の取付板部5aには例え
ば4個のアンカーボルト孔8が、連結板部5bには上下
2箇所にボルト挿通孔9がそれぞれ設けられ、また各連
結部片6には前記ボルト挿通孔9に対応する位置にボル
ト挿通用長孔10が設けてある。尚、各手摺り支柱1も
アルミニューム合金の押出型材よりなるものである。
【0007】この手摺り支柱1の取付けにあたっては、
予め、ベランダ床部Sにおける支柱立設箇所の所定位置
に4本のアンカーボルト11を埋設して各ボルト11の
先端部を横側壁面Tに突出させておく。そして先ず、取
付基板5の取付板部5aをベランダ床部Sの横側壁面T
に取付基板5の取付板部5aを当てがって、各アンカー
ボルト11の突出端部をこの取付板部5aアンカーボル
ト孔8に挿通させ、ナット12を螺合緊締することによ
り、取付基板5を横側壁面Tに固着する。
予め、ベランダ床部Sにおける支柱立設箇所の所定位置
に4本のアンカーボルト11を埋設して各ボルト11の
先端部を横側壁面Tに突出させておく。そして先ず、取
付基板5の取付板部5aをベランダ床部Sの横側壁面T
に取付基板5の取付板部5aを当てがって、各アンカー
ボルト11の突出端部をこの取付板部5aアンカーボル
ト孔8に挿通させ、ナット12を螺合緊締することによ
り、取付基板5を横側壁面Tに固着する。
【0008】それから、ブラケット7の二股状連結部片
6,6を取付基板5の連結板部5bに嵌合させ、ボルト
挿通用長孔10からボルト挿通孔9に亘ってボルト13
を挿通して、ナット14を螺合緊締することにより、ブ
ラケット7を取付基板5に対し連結固定する。この場
合、ボルト挿通用長孔10を利用して、横側壁面Tに対
するブラケット7の対向間隔幅を適宜調整することがで
きる。
6,6を取付基板5の連結板部5bに嵌合させ、ボルト
挿通用長孔10からボルト挿通孔9に亘ってボルト13
を挿通して、ナット14を螺合緊締することにより、ブ
ラケット7を取付基板5に対し連結固定する。この場
合、ボルト挿通用長孔10を利用して、横側壁面Tに対
するブラケット7の対向間隔幅を適宜調整することがで
きる。
【0009】こうして各取付基板5に固定したブラケッ
ト7に手摺り支柱1の下端部を嵌挿し、所定の高さ位置
に上下スライド調節してからブラケット7側より手摺り
支柱1にビス15をねじ込んで、手摺り支柱1をブラケ
ット7に固定する。これにより、手摺り支柱1の取付け
を完了する。この手摺り支柱1の取付装置では、建物構
造部Sの横側壁面Tに直角に突出するように取付けられ
る取付基板5の連結板部5bに、ブラケット7の二股状
連結部片6,6を嵌合させて、この二股状連結部片6,
6を連結板部5bの両側面に当てがった状態で、ボルト
13・ナット14により締結しているため、手摺り支柱
1に手摺り長手方向の大きな荷重がかかる場合に、その
荷重が手摺り長手方向の一方向から手摺り支柱1にかか
っても、その逆方向からかかっても、そのいずれの方向
の荷重も、連結板部5bの両側面に当接している二股状
連結部片6,6によってこの連結板部5bに受支させる
ことができ、従ってその荷重によってボルト13・ナッ
ト14が緩んだり、連結部片6が変形または破損するよ
うなことがなく、ブラケット7と取付基板5との連結状
態を確実に維持して、長期に亘り使用上の安全を確保で
きる。
ト7に手摺り支柱1の下端部を嵌挿し、所定の高さ位置
に上下スライド調節してからブラケット7側より手摺り
支柱1にビス15をねじ込んで、手摺り支柱1をブラケ
ット7に固定する。これにより、手摺り支柱1の取付け
を完了する。この手摺り支柱1の取付装置では、建物構
造部Sの横側壁面Tに直角に突出するように取付けられ
る取付基板5の連結板部5bに、ブラケット7の二股状
連結部片6,6を嵌合させて、この二股状連結部片6,
6を連結板部5bの両側面に当てがった状態で、ボルト
13・ナット14により締結しているため、手摺り支柱
1に手摺り長手方向の大きな荷重がかかる場合に、その
荷重が手摺り長手方向の一方向から手摺り支柱1にかか
っても、その逆方向からかかっても、そのいずれの方向
の荷重も、連結板部5bの両側面に当接している二股状
連結部片6,6によってこの連結板部5bに受支させる
ことができ、従ってその荷重によってボルト13・ナッ
ト14が緩んだり、連結部片6が変形または破損するよ
うなことがなく、ブラケット7と取付基板5との連結状
態を確実に維持して、長期に亘り使用上の安全を確保で
きる。
【0010】各手摺り支柱1を各ブラケット7に嵌挿し
固定するにあたっては、予め各手摺り支柱1、笠木2、
下横枠3及び竪桟4を相互に組付けて一体の手摺りにし
た状態で、手摺り支柱1をブラケット7に嵌挿するよう
にしてもよいし、一体に組付ける以前に各手摺り支柱1
を単品のままブラケット7に嵌挿固定するようにしても
よい。
固定するにあたっては、予め各手摺り支柱1、笠木2、
下横枠3及び竪桟4を相互に組付けて一体の手摺りにし
た状態で、手摺り支柱1をブラケット7に嵌挿するよう
にしてもよいし、一体に組付ける以前に各手摺り支柱1
を単品のままブラケット7に嵌挿固定するようにしても
よい。
【0011】図5及び図6は、手摺りが取付けられる建
物構造部たるベランダ床部あるいは階段が鉄骨構造で、
その横側壁面側が鋼板等からなる場合の実施例を示した
もので、手摺り支柱取付装置は、平面視I字状を成すス
テンレス鋼板製の取付基板16と、図3及び図4で示し
た先の実施例のものと全く同一のブラケット7とを備え
てなるもので、取付基板16には上下2箇所にボルト挿
通孔17が設けてある。図中18は建物構造部の一部を
成す鋼板製の側壁板である。
物構造部たるベランダ床部あるいは階段が鉄骨構造で、
その横側壁面側が鋼板等からなる場合の実施例を示した
もので、手摺り支柱取付装置は、平面視I字状を成すス
テンレス鋼板製の取付基板16と、図3及び図4で示し
た先の実施例のものと全く同一のブラケット7とを備え
てなるもので、取付基板16には上下2箇所にボルト挿
通孔17が設けてある。図中18は建物構造部の一部を
成す鋼板製の側壁板である。
【0012】しかして、手摺り支柱1の取付にあたって
は、取付基板16を図示のように側壁板18の横側壁面
Tと直角になるように配して、この側壁板18の基端部
を横側壁面Tに当接し、両隅部を隅肉溶接して固着する
(溶接部をWで示す)。こうして取付基板16を横側壁
面Tに溶接した後、ブラケット7の二股状連結部片6,
6を取付基板16に嵌合させ、連結部片6,6のボルト
挿通用長孔10から取付基板16のボルト挿通孔17に
亘ってボルト13を挿通して、ナット14を螺合緊締
し、ブラケット7を取付基板16に連結固定する。ブラ
ケット7への手摺り支柱1の嵌挿固定操作は先の実施例
と同様である。
は、取付基板16を図示のように側壁板18の横側壁面
Tと直角になるように配して、この側壁板18の基端部
を横側壁面Tに当接し、両隅部を隅肉溶接して固着する
(溶接部をWで示す)。こうして取付基板16を横側壁
面Tに溶接した後、ブラケット7の二股状連結部片6,
6を取付基板16に嵌合させ、連結部片6,6のボルト
挿通用長孔10から取付基板16のボルト挿通孔17に
亘ってボルト13を挿通して、ナット14を螺合緊締
し、ブラケット7を取付基板16に連結固定する。ブラ
ケット7への手摺り支柱1の嵌挿固定操作は先の実施例
と同様である。
【0013】図3〜図6で示した実施例では、四角筒状
の手摺り支柱1に外嵌可能な形状のブラケット7を使用
したが、図7の実施例に示すように円筒状の手摺り支柱
19の場合には、この手摺り支柱21の断面形状に対応
する円筒状のブラケット20を使用すればよい。尚、こ
の図7の実施例の取付装置において、他の構造は図3及
び図4に示すものと同様とする。
の手摺り支柱1に外嵌可能な形状のブラケット7を使用
したが、図7の実施例に示すように円筒状の手摺り支柱
19の場合には、この手摺り支柱21の断面形状に対応
する円筒状のブラケット20を使用すればよい。尚、こ
の図7の実施例の取付装置において、他の構造は図3及
び図4に示すものと同様とする。
【0014】また、以上図3〜図7で説明した実施例の
ブラケット7、ブラケット20及び取付基板5は、それ
ぞれアルミニュームまたはその合金の押出型材により形
成されるものであるが、この場合には図8に示すように
所定の断面形状を有する長尺状の押出型材Mを必要とす
る任意の長さに切断して(その切断線をKで示す)、ブ
ラケット7,20あるいは取付基板5を形成することが
できる。
ブラケット7、ブラケット20及び取付基板5は、それ
ぞれアルミニュームまたはその合金の押出型材により形
成されるものであるが、この場合には図8に示すように
所定の断面形状を有する長尺状の押出型材Mを必要とす
る任意の長さに切断して(その切断線をKで示す)、ブ
ラケット7,20あるいは取付基板5を形成することが
できる。
【0015】図8は、例えばコンクリート製の階段Lに
設置された手摺りを示したもので、図3及び図4あるい
は図5及び図6で示したような取付装置により手摺り支
柱1が階段Lの横側壁面Tに取付られている。例えば図
3及び図4の実施例と同様にすれば、この取付装置は取
付基板21とブラケット22とから構成されるが、階段
Lは一定の傾斜を有するため、これらの取付基板21及
びブラケット22のそれぞれの上下端面は、階段Lの傾
斜角度に対応する角度をもった傾斜端面となる。したが
って、これらの取付基板21及びブラケット22をアル
ミニューム等押出型材で形成する際、図10に示すよう
に長尺状の押出型材Mを、その長手方向に対し所定の傾
斜角度に設定した切断線Kに沿って所定の長さづつ切断
すれば、簡単容易に連続形成することができる。
設置された手摺りを示したもので、図3及び図4あるい
は図5及び図6で示したような取付装置により手摺り支
柱1が階段Lの横側壁面Tに取付られている。例えば図
3及び図4の実施例と同様にすれば、この取付装置は取
付基板21とブラケット22とから構成されるが、階段
Lは一定の傾斜を有するため、これらの取付基板21及
びブラケット22のそれぞれの上下端面は、階段Lの傾
斜角度に対応する角度をもった傾斜端面となる。したが
って、これらの取付基板21及びブラケット22をアル
ミニューム等押出型材で形成する際、図10に示すよう
に長尺状の押出型材Mを、その長手方向に対し所定の傾
斜角度に設定した切断線Kに沿って所定の長さづつ切断
すれば、簡単容易に連続形成することができる。
【0016】
【考案の効果】本考案の取付装置によれば、手摺りの支
柱を、屋上部、ベランダ床部、階段等の建物構造部の横
側面側に張り出して取付けるようにするため、従来のよ
うに床面上や踏み段上の端部に支柱取付幅を設定する必
要がなくなる。したがって床面の奥行き幅や踏み段の幅
を十分広くとれないベランダや階段等においても、その
床部や階段の有効幅を最大限利有効に利用することがで
きる。
柱を、屋上部、ベランダ床部、階段等の建物構造部の横
側面側に張り出して取付けるようにするため、従来のよ
うに床面上や踏み段上の端部に支柱取付幅を設定する必
要がなくなる。したがって床面の奥行き幅や踏み段の幅
を十分広くとれないベランダや階段等においても、その
床部や階段の有効幅を最大限利有効に利用することがで
きる。
【0017】また本考案の手摺り支柱取付装置は、建物
構造部の横側壁面に直角に突出するように取付けられる
取付基板と、手摺り支柱に外嵌可能な筒状に形成されて
その外側部に連結部片が二股状に突設されたブラケット
とからなるものであって、取付基板を建物構造部の横側
壁面に固着すると共に、この取付基板にブラケットの二
股状連結部片を嵌合させてボルト、ナットにより連結固
定するため、二股状連結部片が前記取付基板の両側面に
当接支持された状態となり、従って前記ブラケットに嵌
合固定された手摺り支柱に手摺り長手方向の大きな荷重
がかかる場合に、その荷重が手摺り支柱に対し手摺り長
手方向の一方向またはその反対方向のいずれの方向から
負荷しても、その荷重を、前記取付基板の両側面に当接
している二股状連結部片のいずれか一方の連結部片によ
ってこの取付基板に受支させることができ、このため上
記荷重の負荷によってボルト・ナットが緩んだり、連結
部片が変形または破損するようなことがなく、ブラケッ
トと取付基板との連結状態を確実に維持できて、長期に
亘り使用上の安全を確保することができる。
構造部の横側壁面に直角に突出するように取付けられる
取付基板と、手摺り支柱に外嵌可能な筒状に形成されて
その外側部に連結部片が二股状に突設されたブラケット
とからなるものであって、取付基板を建物構造部の横側
壁面に固着すると共に、この取付基板にブラケットの二
股状連結部片を嵌合させてボルト、ナットにより連結固
定するため、二股状連結部片が前記取付基板の両側面に
当接支持された状態となり、従って前記ブラケットに嵌
合固定された手摺り支柱に手摺り長手方向の大きな荷重
がかかる場合に、その荷重が手摺り支柱に対し手摺り長
手方向の一方向またはその反対方向のいずれの方向から
負荷しても、その荷重を、前記取付基板の両側面に当接
している二股状連結部片のいずれか一方の連結部片によ
ってこの取付基板に受支させることができ、このため上
記荷重の負荷によってボルト・ナットが緩んだり、連結
部片が変形または破損するようなことがなく、ブラケッ
トと取付基板との連結状態を確実に維持できて、長期に
亘り使用上の安全を確保することができる。
【0018】また本考案の取付装置では、ブラケットが
アルミニュームまたはその合金の押出型材よりなるた
め、その製作にあたっては、所要の断面形状を有する長
尺状押出型材を必要とする任意の長さに切断することに
よって、簡単容易にブラケットを製作することができ、
量産に最適で、コストの大幅な低廉化を期することがで
きる。
アルミニュームまたはその合金の押出型材よりなるた
め、その製作にあたっては、所要の断面形状を有する長
尺状押出型材を必要とする任意の長さに切断することに
よって、簡単容易にブラケットを製作することができ、
量産に最適で、コストの大幅な低廉化を期することがで
きる。
【0019】また、建物構造部がコンクリート製の場
合、取付基板は、当該構造部に予め取付けたアンカーボ
ルトによって簡単に固着することができる。また、建物
構造部が鉄骨製の場合には、取付基板は溶接によって容
易に固着することができる。
合、取付基板は、当該構造部に予め取付けたアンカーボ
ルトによって簡単に固着することができる。また、建物
構造部が鉄骨製の場合には、取付基板は溶接によって容
易に固着することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す手摺り支柱取付装置の
全体外観正面図である。
全体外観正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】図1の手摺り支柱取付装置の要部拡大平面図で
ある。
ある。
【図4】図3の手摺り支柱取付装置の側面図である。
【図5】他の実施例による手摺り支柱取付装置の要部拡
大平面図である。
大平面図である。
【図6】図5の手摺り支柱取付装置の側面図である。
【図7】更に他の実施例による手摺り支柱取付装置の要
部拡大平面図である。
部拡大平面図である。
【図8】ブラケット等をアルミニュームの押出型材によ
り切り出して形成している状態を示す説明図である。
り切り出して形成している状態を示す説明図である。
【図9】更に他の実施例による階段の手摺り支柱取付装
置の全体外観正面図である
置の全体外観正面図である
【図10】図9の実施例に使用されるブラケット等をアル
ミニュームの押出型材により斜めに切り出して形成して
いる状態を示す説明図である。
ミニュームの押出型材により斜めに切り出して形成して
いる状態を示す説明図である。
1 手摺り支柱 5 取付基板 5a 取付板部 5b 連結板部 6 連結部片 7 ブラケット 10 ボルト挿通用長孔 11 アンカーボルト 16 取付基板 18 鋼板製の側壁板 19 手摺り支柱 20 ブラケット 21 取付基板 22 ブラケット S ベランダ床部(建物構造部) T 横側壁面 L 階段(建物構造部) K 切断線 M アルミニューム合金押出型材
Claims (4)
- 【請求項1】 手摺り支柱を、屋上部、ベランダ床部、
階段等の建物構造部の横側壁面側に張り出して取付ける
ための手摺り支柱の取付装置であって、建物構造部の横
側壁面に直角に突出するように取付けられる金属製の取
付基板と、手摺り支柱に外嵌可能な筒状に形成され、そ
の外側部に連結部片が二股状に一体に突設されたアルミ
ニュームまたはその合金の押出型材よりなるブラケット
とを備え、前記取付基板を建物構造部の横側壁面に固着
すると共に、この取付基板にブラケットの二股状連結部
片を嵌合させて、取付基板と連結部片とをボルト、ナッ
トにより連結固定し、このブラケットに手摺り支柱の下
端部を嵌挿してビスにより固定するようにした手摺り支
柱の取付装置。 - 【請求項2】 連結部片に設けられるボルト挿通孔また
は取付基板に設けられるボルト挿通孔のいずれかを、取
付基板とブラケットとの対向間隔方向に長い長孔に形成
した請求項1の手摺り支柱の取付装置。 - 【請求項3】 取付基板はコンクリート製の建物構造部
に対しアンカーボルトにより固着されている請求項1ま
たは請求2の手摺り支柱の取付装置。 - 【請求項4】 取付基板は鉄骨製の建物構造部に対し溶
接により固着されている請求項1または請求2の手摺り
支柱の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055787U JPH0714531Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 手摺り支柱の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055787U JPH0714531Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 手摺り支柱の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05827U JPH05827U (ja) | 1993-01-08 |
JPH0714531Y2 true JPH0714531Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=13008619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991055787U Expired - Lifetime JPH0714531Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 手摺り支柱の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714531Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127406Y2 (ja) * | 1981-04-17 | 1986-08-15 | ||
JPH0344897Y2 (ja) * | 1985-12-28 | 1991-09-20 | ||
JPS6332054A (ja) * | 1986-07-24 | 1988-02-10 | 株式会社ナカ技術研究所 | 手摺の取替方法 |
JPH0279731U (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-19 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP1991055787U patent/JPH0714531Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05827U (ja) | 1993-01-08 |
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