JP2547973Y2 - 1本ボルトpc板ファスナー - Google Patents

1本ボルトpc板ファスナー

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JP2547973Y2
JP2547973Y2 JP1648292U JP1648292U JP2547973Y2 JP 2547973 Y2 JP2547973 Y2 JP 2547973Y2 JP 1648292 U JP1648292 U JP 1648292U JP 1648292 U JP1648292 U JP 1648292U JP 2547973 Y2 JP2547973 Y2 JP 2547973Y2
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JP
Japan
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bolt
plate
board
horizontal plate
fastener
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JP1648292U
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JPH0567714U (ja
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秀彦 武
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄骨構造物に外壁PC
板を取り付けるためのファスナーであって、ボルト1本
にて鉛直荷重(自重)と水平応力(風圧力)とを処理す
るように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】従来のPC板ファスナーは、主にPC板
自身の鉛直荷重と風圧などの水平応力とを別々のボルト
によって受け止める構造である。すなわち、図4に示し
たような、PC板ブラケット31の下側に配置されてP
C板3とPC板ブラケット31の荷重を受け止める自重
受けボルト61と、図5に示したような、PC板3に埋
め込まれたボルト63と連結される風圧受けボルト62
とを備えており、この二つのボルトによって1組のファ
スナーが構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、上記従来
のPC板ファスナーを用いたPC板取付け作業において
は、自重受けボルトと風圧受けボルトの二つのボルトを
その都度締め付ける必要があり、締め付け回数が多くて
作業が面倒であるばかりか、施工能率が低下すると云っ
た問題点があり、この点の解決が強く求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、水平板およ
び少なくとも両端部にネジを有するボルトから構成され
るPC板用ファスナーであって、前記水平板の中央部鉛
直方向に前記ボルトを螺合することのできるボルト穴が
設けられ、該ボルト穴を中心にして2個のルーズ穴が平
行に対設されたことを特徴とする1本ボルトPC板ファ
スナーを提供するものである。
【0005】
【作用】水平板は、両側に穿設されたルーズ穴を介して
鉄骨梁などに容易に位置調節して固定される。そして、
ボルトを螺着することのできるインサート部材が埋め込
まれたPC板ブラケットを、前記ボルトが水平板のネジ
を有するボルト穴に対峙するように配置し、前記ボルト
を回転させて水平板の側に引き出すと、前記ボルトの下
端部が水平板のボルト穴に螺合するため、本発明の1本
ボルトPC板ファスナーを介してPC板ブラケットが鉄
骨梁などに連結される。前記ボルトはPC板ブラケット
に埋め込まれたインサート部材に上端部が螺合し、下端
部が水平板のボルト穴に螺合しているため、ダボ効果が
生じて水平方向の応力に対しても強い抵抗力を有するこ
とになり、鉛直荷重と水平応力の両方に対して効果的に
対応することができる。
【0006】
【実施例】例示した本考案になる1本ボルトPC板ファ
スナーは、平面形状が矩形の水平板1と全長に渡ってオ
ネジが形成された長ネジボルト2から構成されるもので
あり、前記水平板1には鉛直方向に貫通した3個のボル
ト穴11、12、13が長手方向に一列に設けられてい
る。
【0007】中央に位置するボルト穴12は、前記した
長ネジボルト2が螺合できるように内面にメネジが形成
されたものであり、このボルト穴12の両側に対設され
ているボルト穴11と13は、水平板1の短辺を臨む側
が長径となっているルーズ穴で、長径部が互いに平行に
なるように設置されている。
【0008】次に、上記構成の1本ボルトPC板ファス
ナーを用いてPC板3を取り付ける要領を説明する。
【0009】先ず、鉄骨梁4などの上部に取付け馬5を
溶接などの適宜の方法で固定し、この取付け馬5のボル
ト穴51と52に、前記水平板1のボルト穴11と13
とをそれぞれ対峙させ、固定ボルト53を用いて所定位
置に仮止めする。この水平板1を取付け馬5に仮止めす
る際に、ボルト穴11と13がルーズ穴になっているの
で図中矢印方向の位置調節が容易に行なえる。
【0010】一方、PC板3を取付けるためのPC板ブ
ラケット31の下端部には前記長ネジボルト2を螺合す
ることのできるインサート部材32を埋め込んでおき、
このインサート部材32に前記長ネジボルト2を螺着
し、この長ネジボルト2の下端部を前記水平板1のボル
ト穴12に上方から対峙させる。
【0011】そして、長ネジボルト2が下方、すなわち
水平板1の側に進むように回転させると、下端のネジ部
が水平板1のボルト穴12に螺合し、取付け馬5を介し
てPC板ブラケット31が鉄骨梁4に確実に固定され
る。
【0012】なお、水平板1の上方からボルト穴12に
長ネジボルト2を対峙させる際に、例えば水平板1の上
に独楽などのスペーサ(図示せず)を置き、このスペー
サ上にPC板ブラケット31を載置するようにすれば、
容易に一定の間隙で取り付けることができる。
【0013】ルーズ穴11、13の長さを利用して図中
矢印方向の位置を微調節することにより、PC板3の表
面位置を奇麗に揃えて取付けることができる。
【0014】このように本考案になる1本ボルトファス
ナーを用いると、鉛直方向に配置した長ネジボルト2を
介してPC板ブラケット31が取付け馬5に連結さられ
るため、PC板3およびPC板ブラケット31自身の鉛
直荷重が確実に受け止められるのはもちろん、長ネジボ
ルト2は上端部がインサート部材32に螺合し、下端部
が水平板1のボルト穴12に螺合するので、ダボ効果が
生じて水平方向の応力に対する抵抗力も極めて大きくな
ることから、台風などの大きな風圧力にも充分対抗する
ことができる。
【0015】なお、本考案になる1本ボルトPC板ファ
スナーは、上記実施例に限定されるものではないので本
考案の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更し得るものであ
る。例えば、長ネジボルト2は両端部のみにオネジが形
成されたいわゆる両ネジボルトであっても良いし、PC
板ブラケット31や取付け馬5の形状および材質は適宜
変更可能である。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、1
本の両ネジボルト(長ネジボルトを含む)によってPC
板自身の鉛直荷重と風圧力などの水平応力の両方に有効
に対応することができる。また、ボルトの所要本数が半
減するため作業の簡略化と施工能率の大幅が改善が図ら
れると云ったメリットもあり、顕著な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す縦断面説明図である。
【図2】図1のA−A線方向に見た説明図である。
【図3】一実施例を裏面から見た説明図である。
【図4】従来例の説明図である。
【図5】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 水平板 11、12、13 ボルト穴 2 長ネジボルト 3 PC板 31 PC板ブラケット 32 インサート部材 4 鉄骨梁 5 取付け馬 51、52 ボルト穴 53 固定ボルト 61 自重受けボルト 62 風圧受けボルト 63 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平板および少なくとも両端部にネジを
    有するボルトから構成されるPC板用ファスナーであっ
    て、前記水平板の中央部鉛直方向に前記ボルトを螺合す
    ることのできるボルト穴が設けられ、該ボルト穴を中心
    にして2個のルーズ穴が平行に対設されたことを特徴と
    する1本ボルトPC板ファスナー。
JP1648292U 1992-02-21 1992-02-21 1本ボルトpc板ファスナー Expired - Lifetime JP2547973Y2 (ja)

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JPH0567714U JPH0567714U (ja) 1993-09-10
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