JPH09300143A - 建築用金属枠体及びその組立方法並びにブレース固定金物 - Google Patents

建築用金属枠体及びその組立方法並びにブレース固定金物

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JPH09300143A
JPH09300143A JP12196296A JP12196296A JPH09300143A JP H09300143 A JPH09300143 A JP H09300143A JP 12196296 A JP12196296 A JP 12196296A JP 12196296 A JP12196296 A JP 12196296A JP H09300143 A JPH09300143 A JP H09300143A
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JP
Japan
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brace
frame
fixing
frame body
attached
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Withdrawn
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JP12196296A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Ikuta
佳和 生田
Atsushi Ninomiya
淳 二宮
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立後の枠体内部にブレース材を容易に挿入
可能とし、かつブレース材の張り具合を調節可能にす
る。 【解決手段】 あらかじめブレース挿入口11を設けた
横材1と同じくブレース挿入口31を設けた中間縦材3
と外枠の縦材2により枠体10を組み立て、枠体の内側
の四隅部にブレース固定金物4を取り付け、固定用ブレ
ース材5の端部を一方の固定金物に取り付け、挿入用ブ
レース材6を横材のブレース挿入口11より固定金物4
の挿入口44、中間縦材の挿入口31を貫通させて挿入
し、他方の固定金物にブレース材6の端部を取り付け、
ターンバックル7により両ブレース材を連結して張り具
合を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の金属枠材
パネルに使用される金属枠体及びその組立方法並びに斜
材(筋かい)として架設されるブレース材の固定金物に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なスチールハウスの、いわゆるツ
ー・バイ・フォー(2×4)工法における床や壁などの
金属枠材パネルは、溝形鋼等の横材と縦材(中間縦材を
含む)により構成され、さらにそのパネルを増強するた
めの鋼帯からなるブレース材が対角線上に架設される。
この場合、ブレース材の両端は横材に直接ビス止めされ
るため、ブレース材が縦材の外側に設けられることにな
る。
【0003】そのため、ブレース材の板厚分や取付ビス
の頭が枠体表面より突出するため、枠体表面に凹凸が生
じ、この面に張り付けられる仕上げ材の表面が平滑にな
らないという問題がある。また、ブレース材は鋼帯の端
部をビスで固定したものであり、その張り具合を調節す
ることが困難である。さらに、ブレース材の板厚は仕上
げ面の凹凸を少なくするため、できる限り薄厚の部材を
使用する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような問題点を
解決するためには、枠体の中にブレース材を組み込む方
法が考えられるが、そのためにはブレース材の挿入を容
易にすることが肝要である。その一つの方法として、横
材と縦材を組み立てるまでにあらかじめブレース材を挿
入しておく方法が考えられる。しかしながら、このよう
な方法では、複数の部材を調整しながらパネル化しなけ
ればならず、従来の組立方法、すなわち単材をパネルに
組み立てた後、縦材の外側にブレース材を設置する方法
に比べて施工能率が低下する。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、組立後の枠体内部にブレース材
を容易に挿入可能として枠体表面に凹凸が生じないよう
にするとともに、ブレース材の張り具合の調節を可能に
することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建築用金属
枠体は、横材と縦材からなる枠体に対角線上にブレース
材を架設してなる建築用金属枠体において、前記ブレー
ス材が前記枠体の中間縦材を貫通して該枠体の内側の角
部に取り付けられたブレース固定金物に張力調節具を介
して架設されていることを特徴とするものである。この
構成により、ブレース材やブレース固定金物等が枠体の
内部に収められ、枠体表面より突出しないので、枠体表
面に凹凸がなく、仕上げ材の表面を平滑にすることがで
きる。張力調節具には一般にターンバックルが使用さ
れ、ブレース材の張り具合を調節することができる。
【0007】この金属枠体の組立方法としては、あらか
じめブレース挿入口を設けた横材と縦材により枠体を組
み立てた後、該枠体の内側の四隅部にブレース固定金物
を取り付け、対角線上の一方の前記ブレース固定金物に
固定用ブレース材の端部を取り付け、挿入用ブレース材
を前記横材のブレース挿入口より中間縦材のブレース挿
入口を貫通させて挿入し、該挿入用ブレース材の端部を
他方の前記ブレース固定金物に取り付けるとともに、前
記固定用ブレース材と前記挿入用ブレース材を張力調節
具により緊張状態に連結する方法である。また、中間縦
材にブレース挿入口を所定間隔で複数設けておけば、中
間縦材を共通に使用可能である。
【0008】そして、前記のブレース固定金物は、平板
に横材及び縦材への取付部を垂直に設けた本体と、横材
側に取り付けられる前記取付部に設けられたブレース挿
入口とを有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の金属枠体の正面図
で、図2、図3はそれぞれ図1のA−A線矢視図、B−
B線断面図である。また、図4はブレース固定部分の拡
大平面図で、図5、図6はそれぞれ図4のC−C線断面
図、D−D線矢視図である。
【0010】これらの図において、1は溝形鋼の横材、
2はC形鋼の縦材、3は同じくC形鋼の中間縦材であ
り、これらの各部材により図1に示すように枠体10が
構成されている。4は枠体10の内側の四隅部に取り付
けられたブレース固定金物で、対角線上にある一対のブ
レース固定金物4には固定用ブレース材5の端部と挿入
用ブレース材6の端部がそれぞれ取り付けられ、ターン
バックル7により両ブレース材5、6を連結している。
挿入用ブレース材6は中間縦材3を貫通するようになっ
ている。
【0011】図1に示す枠体を組み立てる場合には、ま
ず、あらかじめブレース挿入口11を設けた横材1と同
じくブレース挿入口31を設けた中間縦材3とそのほか
の縦材2を用いて各部材の端部をビス止めすることによ
り枠体10を組み立て、その内側の四隅部にブレース固
定金物4をビス止めする。ブレース固定金物4は、図4
〜図6に示すように本体40の平板部の隣接する2辺に
取付部41、42が垂直にL字状に一体形成されてお
り、取付部41が横材1に、取付部42が縦材2にそれ
ぞれビス止め43される。また、取付部41にはあらか
じめ横材1のブレース挿入口11に連通するブレース挿
入口44が設けられており、本体4の平板部にはボルト
穴が設けられている。次に、固定用ブレース材5に連接
したタブ板51を一方のブレース固定金物4にボルト、
ナットで固定する。46がボルト、ナットの固定箇所で
ある。なお、タブ板51を直接タッピングネジでビス止
めすることも可能である。次に、挿入用ブレース材6を
横材1のブレース挿入口11よりブレース固定金物4の
取付部41のブレース挿入口44に挿入し、さらに各中
間縦材3のブレース挿入口31を貫通させ、基端部のタ
ブ板61をボルト、ナットで他方のブレース固定金物4
に固定する。そして、ブレース材5、6の先端部同士を
ターンバックル7により連結し張力を調節する。同様に
他方のブレース材5、6も対角線上にある一対のブレー
ス固定金物4に緊張させて架設する。このようにしてブ
レース材5、6は枠体10の内部にX状に架設される。
したがって、この枠体10の表面よりブレース材5、6
やブレース固定金物4が全く突出しないので、枠体10
表面に張り付けられる仕上げ材の表面が平滑になる。
【0012】図7はブレース固定金物4の斜視図であ
る。本体40の平板部の隣接する2辺に垂直に屈曲形成
された取付部41、42が設けられ、横材側の取付部4
1に長穴のブレース挿入口44を設け、本体40の平板
部にブレース材5、6のタブ板51、61を取り付ける
ためのボルト穴45を設けた構成となっている。ブレー
ス挿入口44は切欠き部とすることもできる。
【0013】横材1のブレース挿入口11はウェブ部に
長穴にて形成される。このブレース挿入口11はブレー
ス材6の挿入側の横材1にのみ設ければよい。もちろ
ん、両方の横材1に設けて共用にしてもよい。また、外
枠の縦材2にはブレース挿入口を設ける必要はない。中
間縦材3のブレース挿入口31もウェブ部に長穴にて形
成される。このブレース挿入口31を図8(b)に示す
ように所定の間隔で複数個設けることにより、複数の中
間縦材3を同一部材で共通に使用可能となる。なお、図
8(a)は中間縦材を用いない場合であり、この場合も
矢印で示す方向よりほぼ対角線上にブレース材6を横材
1のブレース挿入口より挿入する。
【0014】ブレース材5、6はロッドの場合を示した
が、ターンバックル以外の別の張力調節具を使用すれ
ば、鋼帯からなるブレース材とすることも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
横材と縦材により枠体を組み立てた後にその枠体内部に
ブレース材を挿入し、張り具合を調節して架設するもの
であるから、枠体の表面に凹凸がなく、仕上げ材の表面
を平滑にすることができる。また、横材、中間縦材、及
びブレース固定金物にはブレース材の挿入口が設けてあ
るので、組立後の挿入が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属枠体の正面図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のブレース固定部分の拡大平面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線矢視図である。
【図7】ブレース固定金物の斜視図である。
【図8】金属枠体の他の例を示す概要図である。
【符号の説明】
1 横材 2 縦材 3 中間縦材 4 ブレース固定金物 5 固定用ブレース材 6 挿入用ブレース材 7 ターンバックル 10 枠体 11、31、44 ブレース挿入口 40 本体 41、42 取付部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横材と縦材からなる枠体に対角線上にブ
    レース材を架設してなる建築用金属枠体において、 前記ブレース材が前記枠体の中間縦材を貫通して該枠体
    の内側の角部に取り付けられたブレース固定金物に張力
    調節具を介して架設されていることを特徴とする建築用
    金属枠体。
  2. 【請求項2】 あらかじめブレース挿入口を設けた横材
    と縦材により枠体を組み立てた後、該枠体の内側の四隅
    部にブレース固定金物を取り付け、対角線上の一方の前
    記ブレース固定金物に固定用ブレース材の端部を取り付
    け、挿入用ブレース材を前記横材のブレース挿入口より
    中間縦材のブレース挿入口を貫通させて挿入し、該挿入
    用ブレース材の端部を他方の前記ブレース固定金物に取
    り付けるとともに、前記固定用ブレース材と前記挿入用
    ブレース材を張力調節具により緊張状態に連結すること
    を特徴とする建築用金属枠体の組立方法。
  3. 【請求項3】 前記中間縦材に前記ブレース挿入口を所
    定間隔で複数設けることにより共通使用可能にすること
    を特徴とする請求項2記載の建築用金属枠体の組立方
    法。
  4. 【請求項4】 平板に横材及び縦材への取付部を垂直に
    設けた本体と、横材側に取り付けられる前記取付部に設
    けられたブレース挿入口とを有することを特徴とする建
    築用金属枠体のブレース固定金物。
JP12196296A 1996-05-16 1996-05-16 建築用金属枠体及びその組立方法並びにブレース固定金物 Withdrawn JPH09300143A (ja)

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JPH09300143A true JPH09300143A (ja) 1997-11-25

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ID=14824212

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295331A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Nisshin Steel Co Ltd グリーンハウス用筋交い構造
JP2012136919A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Sekisui House Ltd 建物用ブレース組付け装置
JP2023173507A (ja) * 2022-05-26 2023-12-07 株式会社日本医化器械製作所 耐震パネル

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Effective date: 20030805