JP2006016800A - 建築物の改修構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既存屋根に孔を開けずに新設屋根を構築して改修可能で、この新設屋根および同屋根への負荷等の荷重を支持部材で分散させて支持可能である建築物の改修構造を提供すること。
【解決手段】 山部あるいは桟部に形成された外装材の接続部分の一方の側部に凹状部を、他方の側部に被当接部を、それぞれ有する既存屋根上に支持部材を経て新設屋根を構築する建築物の改修構造において、前記支持部材5は、既存屋根1の複数の接続部分4に横架する支持部5aと、支持部5aよりも下方に位置して接続部分4の凹状部4aに係止する係止部5bと、被当接部4bに当接する当接部5cを有し、この支持部材5が複数の接続部分4に横架した状態に、接続部分4に係止部5bと当接部5cを挾着状に取り付けることで配設してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は建築物の改修構造に関し、さらに詳しくは、既存の屋根上に新たに屋根を新設するのに有用な屋根の改修構造に関係している。
既存の縦葺き屋根や折板等を改修するものとして、特許文献1に記載されている改修用折板屋根支持具を用いた改修屋根構造、特許文献2に記載されている折板支持金具を用いた改修屋根構造がある。
特許文献1のものでは、既存屋根板に新設屋根取付け用のタイトフレーム等をビス止めし、このタイトフレームの剣先ボルトに新たな折板屋根をナットで取り付けてある。
特許文献2のものでは、既存屋根のハゼ部等に新設屋根取付け用の支持金具を挟着状に取付け、この支持金具に新たな折板屋根を取り付けてある。
特許文献1のものでは、既存屋根板に新設屋根取付け用のタイトフレーム等をビス止めするため、既存屋根には孔を開けなければならない。
そして、特許文献1および特許文献2の改修屋根構造では、新たな屋根の重量が折板支持金具を経て既設屋根の山部に負荷されることになるため、当該重量が集中する折板支持金具および山部には十分な強度が求められる。さらに、新設屋根への雨風等の負荷も折板支持金具および山部に集中するので、これらの負荷に耐えられる強度の堅牢な構造のものでなければならない。
特開平8−42070 特開平8−239958
解決しようとする課題は、第1には、既存屋根に孔を開けずに新設屋根を構築して改修可能で、この新設屋根および同屋根への負荷等の荷重を支持部材で分散させて支持可能である建築物の改修構造を、第2には、さらに、支持部材が組み立て時に風に吹き飛ばされるようなことがない建築物の改修構造を、第3には、さらに、既存屋根に対して支持部材を個別にそれぞれ取付け可能である建築物の改修構造を、第4には、さらに、既存屋根に対する支持部材の取付け施工を手早く行なえる建築物の改修構造を提供することにある。
本発明は前記した課題を達成するため、以下の構成にしたことを特徴とする。
1.山部あるいは桟部に形成された外装材の接続部分の一方の側部に凹状部を、他方の側部に被当接部を、それぞれ有する既存屋根上に支持部材を経て新設屋根を構築する建築物の改修構造において、前記支持部材は、既存屋根の複数の接続部分に横架する支持部と、支持部よりも下方に位置して接続部分の凹状部に係止する係止部と、被当接部に当接する当接部を有し、この支持部材が複数の接続部分に横架した状態に、接続部分に係止部と当接部を挾着状に取り付けることで配設してあることを特徴とする。
2.前記した1において、支持部材は、支持部の一端の係止部が凹状部に係止した状態で、支持部の他端の当接部が被当接部に当接するように形成してあることを特徴とする。
3.前記した1または2において、支持部材は、係止部を凹状部にボルト等の締付具で係脱可能にしてあることを特徴とする。
4.前記した1または2において、接続部分に、長手方向に隣接する一方の支持部材の係止部と、他方の支持部材の当接部を挾着状に取り付けてあることを特徴とする。
本発明における既設屋根は、折板、瓦棒葺き等の山部・谷部、面板部・桟部が交互に連続する態様の屋根をいう。
既設屋根の山部あるいは桟部に形成された外装材の接続部分における凹状部(窪み部)は、巻きハゼ状のものであっても、嵌合状のものであってもよく、側面方向(図面上の左右方向)に開口しているか若しくは窪み、後記する支持部材の係止部が係止可能な態様であればよい。この凹状部と係止部との係止関係は、係脱可能な係止関係を含む。この接続部分における被当接部は、凹状部と反対側の側部に形成されていて、支持部材の当接部が当接可能であればよい。また、外装材の接続部分が形成されている山部あるいは桟部は、その頂部に略平坦部分が形成されているものが好ましい。この場合、係止部と当接部が接続部分を挾着した状態で跨いで略平坦部分に載乗することになり、支持部材の安定性が向上することになる。
支持部材は、上面が略平坦状の支持部と、支持部の一端(図面上の左右いずれか一方)から下方に延びる係止部と、支持部の他端から下方に延びる当接部からなる態様のもの、支持部と、支持部の一端から下方に延びる係止部と、支持部の他端から下方に延びる当接部と、支持部の他端に設けられていて、凹状部に係脱可能な係止部からなる態様のもの、
支持部と、支持部の両端から下方に延びる当接部と、支持部の両端に設けられていて、それぞれ凹状部に係脱可能な係止部からなる態様のもの等であり、既存屋根における複数の山部に横架可能な長さを有する長尺材になる。前記の複数とは少なくとも2つの山部をさし、当然、3以上の山部に横架可能な長さのものであってもよい。
支持部材の支持部は、その上面に新設外装構造を構築するための部位であり、新設屋根を保持する保持部材等が取付け可能であればよい。したがって、新設屋根を構築する各種部材たとえばボルト等が立設するものでもよい。
支持部材の係止部は、凹状部に挿入して係止可能な形状であればよく、係合状あるいは嵌合状等に係止可能な形状であってもよいし、凹部内に位置することで係止状態にあるものであってもよい。かかる係止部は、接続部の数(凹状部の数)と同数設けてもよいし、接続部の数より少なくてもよい。また、係止部は、凹状部にボルト等の位置調整具で係脱可能にしてもよい。
支持部材の当接部は、係止部が係止する凹状部の反対側の被当接部脇に位置する部材であり、この当接部と係止部とで接続部を挾着した状態が得られるものであればよい。この当接部は、支持部の他端に垂設してある一体状のものであってもよいし、支持部に対してボルト等の位置調整具で長手方向に移動調整可能に設けられる別体状のものでもよく、後者では、当接部を被当接部に当接した状態で締着することで、支持部材全体が当接部側へ引き寄せられ、係止部が凹状部内に係止することになる。よって、係止部と当接部が並設されている箇所では、両部によって接続部に挟着状に取り付けられ、係止部のみが設けられている箇所は、係止部が凹部に押し付けられて係止した状態になる。
かかる凹状部に係止する係止部と被当接部に当接する当接部とによる接続部の挾着・取付け状態は、支持部材に設けた係止部と当接部で挾着して形成してもよいし、長手方向に隣接する一方の支持部材の係止部と他方の支持部材の当接部とで挾着して形成するようにしてもよい。また、この挾着・取付け状態について、支持部の一端の係止部が凹状部に係止した状態で、支持部の他端の当接部が被当接部に当接するように形成してあるのが望ましく、この場合、支持部材が複数の接続部分に横架された状態に仮止めされることになって施工が容易になる。
A.請求項1により、既存屋根に孔を開けずに新設屋根を構築して改修することができる。
既設屋根の山部あるいは桟部の複数の接続部分に支持部材を横架して配するため、荷重は支持部材を経て複数の接続部分に分散させることができる。
B.請求項2により、さらに、支持部材が仮止めされることで、組み立て時に風に吹き飛ばされるようなことがなく施工が容易である。
C.請求項3により、さらに、係止部を凹状部にボルト等の位置調整具で係脱可能にしてあるので、接続部分に対して支持部材を個別にそれぞれ取り付けることができる。
D.請求項4により、さらに、接続部分に、長手方向に沿う一方の支持部材の係止部と、他方の支持部材の当接部を挾着状に取り付けることで、接続部分に対する取付け施工を手早く行なうことができる。
図1〜図3には本発明の建築物の改修構造における実施の1形態を例示しており、既存屋根1は山部2の頂部2aを略平坦状に形成してある。この頂部2aにおける左右の折板3の接続部分4は、折板3の左右側縁の接続縁部3aを係合させて接続してある。
そして、接続部分4には、左方の側部に横向き開口状の凹状部4aを、右方の側部に垂直状の被当接部4bを、それぞれ形成し、この左右の接続部分4に支持部材5を横架してある。
支持部材5は、既存屋根1の左右に隣り合う接続部分4に横架可能な長尺状の断面略ハット形の支持部5aと、支持部5aにおける断面略門形状の左端部5a1にボルト・ナット等の固定具6で止着されて垂下して、略平坦状の頂部2aに載乗可能で、凹状部4aに係止可能な固定係止部5bと、支持部5aにおける断面略門形状の右端部5a2に垂設されて、略平坦状の頂部2aに載乗可能で、被当接部4bに当接可能な当接部5cと、当接部5cの内側に対向状に配設されて、頂部2aに載乗可能で、凹状部4aに係止可能な可動係止部5dを有している。この左端部5a1の固定係止部5bと右端部5a2の当接部5cの位置関係は、固定係止部5bが左側の接続部分4の凹状部4aに係止した状態で、当接部5cが右側の接続部分4の被当接部4bに当接し得るように形成してある。
可動係止部5dは、ナット状の雌ねじ部5eに螺合しているボルト等の締付具5fを締めるか或いは緩めることで凹状部4aに対して係脱可能にしてある。
支持部5aの左端部5a1には固定係止部5bと対向状にストッパー5gを垂設してあり、ストッパー5gは、固定係止部5bが凹状部4aに係止し且つ頂部2aに載乗した状態で被当接部4b上端に当接することで、固定係止部5bと凹状部4aが係止状態に仮止めされるようにしてある。この仮止め関係は、支持部5a右側を持ち上げて被当接部4b上端からストッパー5gを外すことによって解除可能に形成してある。
また、支持部5aにおける左右の端部5a1、5a2は、左右に隣り合う支持部材5の左端部5a1、右端部5a2と前後に隣接した状態で直線状に連続可能な幅比の態様に形成してある。
かかる支持部材5は、固定係止部5bを左側の山部2の頂部2aに乗せた後に(図3の(a)参照)、右方へスライドさせることで、凹状部4aに固定係止部5bを係止してあると共に、当接部5cを右側の山部2の被当接部4bに当接し、頂部2aに載せた状態にしてある(図3の(b)参照)。この状態で、支持部材5は隣り合う左右の山部2の接続部分4上に横架し、左右方向にスライド不能に仮止めされている。
次に、締付具5fを締め、可動係止部5dを凹状部4bに係止し、この凹状部4bの接続部分4を可動係止部5dと当接部5cで挾着することによって、支持部材5を左右の接続部分4上に固定状に取り付けてある(図3の(c)参照)。
こうして左右に隣り合う山部2の接続部分4に支持部材5をそれぞれ横架して取り付け、各支持部材5が長手方向に直線状に連続するように配設してある。
そして、左右方向に直線状に連続している各支持部材5には、支持部5a上に保持部材7をネジ止めして固着すると共に断熱材8を敷設し、この断熱材8上の保持部材7間に新設屋根板9をそれぞれ敷設し、新設屋根板9左右側縁の係合部9aを保持部材7の被係合部7aに係合して取り付け、この左右の新設屋根板9の隣り合う左右側縁にカバー部材10を被着して取り付けて葺いてある。
これにより、各支持部材5は、左端部5a1の固定係止部5bと、右端部5a2の可動係止部5dおよび当接部5cが、左右に隣り合う山部2の頂部2aにそれぞれ載乗して受支され、この受支状態に、固定係止部5bと凹状部4aによる係止関係および可動係止部5dと凹状部4aの係止関係ならびに可動係止部5dと当接部5cによる接続部分4の挾着関係によって、左右に隣り合う接続部分4上に横架した個々の取り付け状態となり、既存屋根1に孔を開けずに新設屋根板9を構築して改修し得、新設屋根板9等の荷重を複数の接続部分に分散させられることになる。
図4〜図6には本発明の建築物の改修構造における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材5は、支持部5aにおける断面略門形状の右端部5a2の上面および前後の側面を左端部5a1の板厚分一段低くすることで、右端部5a2に断面略門形状の左端部5a1が被嵌可能に形成してあり、この右端部5a2に左端部5a1を被嵌した状態で、固定係止部5bと当接部5cが対向して両部間に接続部分4を挾着し得るようにしてあると共に、左右に隣り合う支持部材5の左端部5a1と右端部5a2が直線状に連続可能な態様に形成してある。
かかる支持部材5は、固定係止部5bを左側の山部2の頂部2aに、当接部5cを接続部分4上に、それぞれ乗せた後に(図6の(a)参照)、右方へスライドさせることで、凹状部4aに固定係止部5bを係止してあると共に、当接部5cを右側の山部2の被当接部4bに当接し、頂部2aに載せた状態にしてある(図6の(b)参照)。この状態で、支持部材5は隣り合う左右の山部2の接続部分4上に横架し、左右方向にスライド不能に仮止めされている。
次に、支持部材5の右端部5a2に右隣りの支持部材5における左端部5a1を被嵌し(図6の(c)参照)、この右側の支持部材5を右方へスライドさせて、固定係止部5bを凹状部4bに係止し、接続部分4を固定係止部5bと当接部5cで挾着し、かかる挾着状態に左端部5a1と右端部5a2をビス等の止着具11により接続することによって固定し、支持部材5を左右の接続部分4上に固定状に取り付けてある(図6の(d)参照)。
こうして左右に隣り合う山部2の接続部分4に支持部材5をそれぞれ横架して取り付け、各支持部材5が長手方向に直線状に連続するように配設してある。
そして、左右方向に直線状に連続している各支持部材5には、図1の態様のものと同様に、新設屋根板9を葺いてある。
これにより、各支持部材5は、左端部5a1の固定係止部5bと、右端部5a2の当接部5cが、左右に隣り合う山部2の頂部2aにそれぞれ載乗して受支され、この受支状態に、固定係止部5bと凹状部4aによる係止関係および右方の支持部材5の固定係止部5bと左方の支持部材5の当接部5cによる接続部分4の挾着関係によって、左右に隣り合う接続部分4上に横架した取り付け状態となり、既存屋根1に孔を開けずに新設屋根板9を構築して改修し得、新設屋根板9等の荷重を複数の接続部分に分散させられることになる。
図7〜図9には本発明の建築物の改修構造における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図4の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材5は、既存屋根1の4つの山部2に横架可能な長尺状で、各山部2の接続部分4における凹状部4aにそれぞれ係止可能な固定係止部5bを有している。そして、支持部5aにおける別体の断面略門形状右端部5a2はビス等の止着具11で止着することにより接続形成してある。この右端部5a2は断面略門形状の左端部5a1に被嵌可能に形成してあり、この右端部5a2に左端部5a1を被嵌した状態で、左端部5a1の固定係止部5bと右端部5a2の当接部5cが対向して両部間に接続部分4を挾着し得るようにしてあると共に、左右に隣り合う支持部材5の左端部5a1と右端部5a2が直線状に連続可能な態様に形成してある。
かかる支持部材5は、各固定係止部5bをそれぞれの山部2の頂部2aに、当接部5cを接続部分4上に、それぞれ乗せた後に、右方へスライドさせることで、各凹状部4aにそれぞれ固定係止部5bを係止してあると共に、右端部5a2の当接部5cを山部2の被当接部4bに当接し、頂部2aに載った状態にしてある。この状態で、支持部材5は4つの山部2の接続部分4上に横架し、左右方向にスライド不能に仮止めされている。
次に、支持部材5の右端部5a2に右隣りの支持部材5における左端部5a1を被嵌し、この右側の支持部材5を右方へスライドさせて、固定係止部5bを凹状部4bに係止し、接続部分4を固定係止部5bと当接部5cで挾着し、かかる挾着状態に左端部5a1と右端部5a2をビス等の止着具11により接続することによって固定し、支持部材5を左右の接続部分4上に固定状に取り付けてある。
こうして左右に隣り合う4つの山部2の接続部分4に支持部材5をそれぞれ横架して取り付け、各支持部材5が長手方向に直線状に連続するように配設してある。
そして、左右方向に直線状に連続している各支持部材5には、図1の態様のものと同様に、新設屋根板9を葺いてある。
これにより、各支持部材5は、左端部5a1および中間の全ての固定係止部5bと、右端部5a2の当接部5cが、最寄りの山部2の頂部2aにそれぞれ載乗して受支され、この受支状態に、固定係止部5bと凹状部4aによる係止関係および右方の支持部材5の固定係止部5bと左方の支持部材5の当接部5cによる接続部分4の挾着関係によって、左右に隣り合う接続部分4上に横架した取り付け状態となり、既存屋根1に孔を開けずに新設屋根板9を構築して改修し得、新設屋根板9等の荷重を複数の接続部分に分散させられることになる。
第10図には本発明の建築物の改修構造における支持部材の実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図4の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材5は、既存屋根1の4つの山部2に横架可能な長尺状で、各山部2の接続部分4における凹状部4aにそれぞれ係止可能な固定係止部5bを有している。
そして、支持部材5は、支持部5aにおける断面略門形状の右端部5a2の上面および前後の側面を左端部5a1の板厚分一段低くすることで、右端部5a2に断面略門形状の左端部5a1が被嵌可能に形成してあり、この右端部5a2に左端部5a1を被嵌した状態で、固定係止部5bと当接部5cが対向して両部間に接続部分4を挾着し得るようにしてあると共に、左右に隣り合う支持部材5の左端部5a1と右端部5a2が直線状に連続可能な態様に形成してある。
また図示していないが、図1の態様のものにおいて、左端部5a1の固定係止部5bに替えて、右端部5a2における当接部5cと可動係止部5bを左端部5a1に配設して形成するようにしてもよい。
本発明の建築物の改修構造における実施の1形態を例示している縦断正面図。 図1の(2)‐(2)横断平面図。 (a)〜(c)は接続部分への支持部材の取り付けを工程順に示す概略図。 本発明の建築物の改修構造における実施の他の1形態を例示している縦断正面図。 図1の(2)‐(2)横断平面図。 (a)〜(d)は接続部分への支持部材の取り付けを工程順に示す概略図。 本発明の建築物の改修構造における実施の他の1形態を例示している縦断正面図。 図1の(2)‐(2)横断平面図。 支持部材の分解正面図。 本発明の建築物の改修構造における支持部材の実施の他の1形態を例示している正面図。
符号の説明
1 既存屋根
2 山部
2a 頂部
3 折板
3a 接続縁部
4 接続部分
4a 凹状部
4b 被当接部
5 支持部材
5a 支持部
5a1 左端部
5a2 右端部
5b 固定係止部(係止部)
5c 当接部
5d 可動係止部(係止部)
5e 雌ねじ部
5f 締付具
5g ストッパー
6 固定具
7 保持部材
7a 被係合部
8 断熱材
9 新設屋根板
9a 係合部
10 カバー部材
11 止着具

Claims (4)

  1. 山部あるいは桟部に形成された外装材の接続部分の一方の側部に凹状部を、他方の側部に被当接部を、それぞれ有する既存屋根上に支持部材を経て新設屋根を構築する建築物の改修構造において、
    前記支持部材は、既存屋根の複数の接続部分に横架する支持部と、支持部よりも下方に位置して接続部分の凹状部に係止する係止部と、被当接部に当接する当接部を有し、
    この支持部材が複数の接続部分に横架した状態に、接続部分に係止部と当接部を挾着状に取り付けることで配設してあることを特徴とする建築物の改修構造。
  2. 支持部材は、支持部の一端の係止部が凹状部に係止した状態で、支持部の他端の当接部が被当接部に当接するように形成してあることを特徴とする請求項1記載の建築物の改修構造。
  3. 支持部材は、係止部を凹状部にボルト等の締付具で係脱可能にしてあることを特徴とする請求項1または2記載の建築物の改修構造。
  4. 接続部分に、長手方向に隣接する一方の支持部材の係止部と、他方の支持部材の当接部を挾着状に取り付けてあることを特徴とする請求項1または2記載の建築物の改修構造。
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