JP2013227732A - 建築用取付具 - Google Patents

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Abstract

【目的】屋根,壁等の瓦棒葺外囲体において、その瓦棒部に極めて強固に装着することができ、太陽電池パネル等の種々の構造物を外囲体に設置することができる建築用取付具とすること。
【構成】頂部11の幅方向両端側から対向するように形成された側板部12と,両側板部12の下端から内方側に形成され瓦棒部B1を幅方向両側にて挟持状態に係止する係止部13を有する本体部1と、本体部1の両側板部12を貫通すると共に締付けによって両側板部12の間隔を狭める締付具2と、瓦棒部B1の扁平凹状溝53aに挿入される凹状部31と締付具2を構成するボルト部21が貫通すると共に両側板部12に当接する側片32とからなる規制部材3とからなること。規制部材3は本体部1の両側板部12間に配置されると共に両側板部12は規制部材3の両側片32によって所定の間隔に規制されること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、屋根,壁等の瓦棒葺外囲体において、その瓦棒部に極めて強固に装着することができ、太陽電池パネル等の種々の構造物を外囲体に設置することができる建築用取付具に関する。
従来、屋根、壁等に瓦棒葺外囲体が存在している。瓦棒葺屋根は、溝板(屋根板),吊子,キャップ材等によって現在でも盛んに施工されている。この種の屋根に、太陽光発電ユニットや、雪止め部材等の装置を装着するための金具が種々開発されている。
特開平9―184250号公報
その一例として、特許文献1が存在する。たとえば、既設瓦棒葺屋根に対して、金具を瓦棒部にドリルビス等の固着具によって構造材にて固定されるものが多く、具体的に瓦棒部に装着するときには、瓦棒部を跨がりながら、該既設瓦棒部を2つの脚状部材にて挟持状態とし、ボルト・ナット等の固着具にて締め付ける構造としたものが多かった(特許文献1参照)。
しかし、このような、構造とすると固着具の締め過ぎなどにて、2つの脚状部材によって挟まれた既設瓦棒部は幅方向に押し潰されるような荷重がかかって変形してしまうおそれがあった。このように瓦棒部の幅方向両側の馳締箇所と共に既設瓦棒部が変形してしまうと、金具との装着強度が劣化するおそれがある。さらに、締付具の締め付け過ぎによる既設瓦棒部の形状の変形によって、馳締の密着性が損なわれたり、或いは既設瓦棒部が破損して孔が開いてしまうこともあり、ひいては既設瓦棒部の強度が不足したり、雨水等の漏れにつながるおそれも十分にあり得るものであった。
さらに、瓦棒葺きタイプの瓦棒部に対して、その幅方向中心位置と、金具の幅方向中心位置とが一致せず、該金具が既設瓦棒部に対して偏った状態で装着されてしまうことがあり、そのために金具を利用して太陽光発電ユニット或いは雪止め装置等の構造物を屋根等の外囲体に適正に装着することができないおそれも十分にあった。本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、建築用取付具を既設屋根又は壁等の瓦棒タイプの既設外囲体に対して、その瓦棒部に適正な状態で装着することができるようにすることにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、 頂部の幅方向両端側から対向するように形成された側板部と,両側板部の下端から内方側に形成され瓦棒部を幅方向両側にて挟持状態に係止する係止部を有する本体部と、該本体部の両側板部を貫通すると共に締付けによって両側板部の間隔を狭める締付具と、前記瓦棒部の扁平凹状溝に挿入される凹状部と前記締付部を構成するボルト部が貫通すると共に前記両側板部に当接する側片とからなる規制部材とからなり、該規制部材は前記本体部の両側板部間に配置されると共に両側板部は前記規制部材の両側片によって所定の間隔に規制されてなる建築用取付具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記本体部は前記締付具による非締付状態では両係止部の間隔は、前記瓦棒部の最大幅よりも小さく形成されると共に、前記本体部を前記瓦棒部に押圧することによって仮係止可能としてなる建築用取付具としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記頂部には螺子軸が具備されてなる建築用取付具としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記頂部に載置且つ固定可能なジョイント板材が具備されてなる建築用取付具としたことにより上記課題を解決した。
請求項1の発明では、建築用取付具の規制部材は、その幅方向両側に設けられた両側片が締付具による締付時において、本体部の両側板部に当接することによって、両側板部の間隔が所定範囲よりも狭くならないように規制するものである。本発明の建築用取付具を瓦棒葺外囲体の瓦棒部に装着するときには、建築用取付具の両側板部が瓦棒部を跨ぎつつ挟持し、締付具を締め付けて両側板部と共にその下端に形成された両係止部の間隔を狭くして瓦棒部に装着するものである。
したがって、前述したように、規制部材により、両係止部の間隔が所定の範囲よりも狭くなることがなく、両係止部は、瓦棒部の幅方向両側面に対して適正な押圧力を有して固定される。このように、本発明の建築用取付具を利用して屋根,壁等の瓦棒葺外囲体に太陽光発電ユニット又は雪止め部材等を正確且つ強固に装着することができる。
本発明の建築用取付具は、規制部材によって、両側板部の間隔が規制されることにより、既設瓦棒部の幅方向寸法値以上に設定することで、両側板部を締付具によって締め付けたとしても、既設瓦棒部が前記両側板部によって幅方向に潰されて変形することがなく、吊子本体を既設瓦棒部に極めて安定した状態で装着することができ、且つその装着状態も瓦棒部が変形しないことから極めて強固なる装着状態にすることができるものである。
以上述べたように、従来品の場合では、瓦棒部に装着した場合に締付過ぎにより瓦棒部を変形させてしまい、従来品の金具自体の水平及び垂直のそれぞれの方向に対して正確に装着できず、そのために、太陽光発電ユニット又は雪止め部材も正確に装着できなくなるというような不都合が頻繁に生じていたが、このようなことを本発明の建築用取付具によって防止することができる。また、規制部材は、本体部に締付具を構成するボルト部によって一体化されており、部品の紛失を防止し、作業効率を向上させることができる。
請求項2の発明では、建築用取付具を瓦棒部に対して、上方から押圧することで、両係止部が瓦棒部の幅方向両側に嵌合するように仮装着される。この状態では、建築用取付具の両係止部は、瓦棒部に対して、緩い状態で係止しており、瓦棒部に対して、その上方側から外れ難い構成となっているが、瓦棒部の長手方向に対しては移動可能である。
そのため、本体部の両側板部を締付具にて固定する前に、瓦棒部に対する建築用取付具の取付位置を微調整することができ、建築用取付具を瓦棒部の長手方向に対して正確な位置に装着する作業の効率を向上させることができる。特に、多数の建築用取付具を瓦棒部に装着し、それぞれの建築用取付具の位置が正確になるように設置する場合には極めて好適な構造である。
請求項3の発明では、頂部には螺子軸が具備されたことで、種々の構造物を設置するときに、その設置を容易に行うことができる。請求項4の発明では、頂部に載置且つ固定可能なジョイント部材が具備されたことにより、より一層構造物の設置が容易にできる。
(A)は本発明の斜視図、(B)は規制部材の斜視図、(C)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(D)は(C)のY2−Y2矢視断面図である。 (A)は本発明が瓦棒部に装着されようとする状態の正面図、(B)は本発明が瓦棒部に装着された状態の正面図である。 (A)は本発明の第2実施形態が瓦棒部に装着されようとする正面図、(B)は本発明の第2実施形態が瓦棒部に装着される行程を示す要部拡大正面図である。 (A)は本発明を介して折板屋根に太陽電池パネルを装着した状態の正面略示図、(B)は本発明を介して折板屋根に太陽電池パネルを装着した状態の平面略示図である。 本発明を介して折板屋根に雪止部材を装着した状態の側面図である。 本発明を、別のタイプの瓦棒部に装着した状態の正面図である。
以下、本発明の建築用取付具Aを図面に基づいて説明する。本発明の建築用取付具Aは、図1に示すように、本体部1と、締付具2と、規制部材3とから構成される。本発明では、説明において前後方向及び幅方向を使用するものであり、その前後方向とは本発明の建築用取付具Aを瓦棒葺きタイプの瓦棒葺外囲体Bの瓦棒部B1に装着した状態において、該瓦棒部B1の長手方向と同一となる方向のことであり、幅方向とは、前後方向に対して水平状に直交する方向のことである。
本発明は、金属板材から形成されたものであり、本体部1は、頂部11と、該頂部11の幅方向両端から下方に形成された側板部12,12と、係止部13,13とから構成される。前記頂部11は、略長方形又は略正方形の板状に形成されている〔図1(A)参照〕。該頂部11には、幅方向に沿って略楕円形状の窪み部11aが形成されることもあり、該窪み部11aは、頂部11の前後方向の両側に平行となるように形成される〔図1(A)の想像線部分参照〕。
また、頂部11には、螺子軸14が具備されている。該螺子軸14は、後述するように屋根に装着する太陽光発電ユニット,緑化屋根或いは雪止め部材等の種々の構造物を構成する機器,機材等を装着する場合に使用される。該頂部11の幅方向両端から側板部12,12とが一体的に折曲形成されている。両側板部12,12は、略長方形又は正方形の板状に形成されている。両側板部12,12は、下端側が外方に拡がるようにして傾斜形成されている〔図1(C)参照〕。つまり、両側板部12,12は、互いに略「ハ」字形状となるように、構成されている。
そして、後述する締付具2を締め付けることにより、両側板部12,12は、弾性変形して略垂直状に対向する〔図2(B)参照〕。また、締付具2による締め付けを緩めることで、両側板部12,12は略「ハ」字形状に拡がり復元することができるようになっている。本発明の建築用取付具Aを折板屋根の瓦棒部B1に装着するときは、両側板部12,12は略「ハ」字形状に拡げておく。
両側板部12,12の下端には、係止部13,13が形成されている。該係止部13,13は、前記側板部12,12に対して内方側且つ上方側に傾斜状に折り返し形成されたものである。両側板部12,12には、締付用貫通孔12a,12aが形成されている。両締付用貫通孔12a,12aには、後述する締付具2のボルト部21の螺子軸部21bが貫通する。
締付具2は、ボルト部21とナット22とから構成され、また座金等が構成に含まれることもある。ボルト21は、両側板部12,12の締付用貫通孔23,23を貫通し、ナット22によって締め付けられ、ハ字形状に拡開された側板部12,12を平行(略平行も含む)に対向させる役目をなすものである。
ボルト部21には、ボルト頭部21aと螺子軸部21bとの間に角軸部21cが形成されている。角軸部21cとしては、四角柱状の軸として形成されている。また、前記両側板部12,12の締付用貫通孔12a,12aのいずれか一方は、前記角軸部21cと略同一形状の角孔として形成されている。
そして、前記角軸部21cが角孔として形成された締付用貫通孔12aに対して、挿入且つ軸周方向に回転不能となるように構成される。これによって両側板部12,12の締付用貫通孔12a,12aに貫通したボルト部21は、空転しない構成となり、ボルト部21を固定することなく、ナット22を回すのみで締付具2の締付を行うことができる。
規制部材3は、凹状部31と該凹状部31の幅方向両側に形成される両側片32,32とから構成される。前記凹状部31は、底片31aと、該底片31aの幅方向両側に形成される両立上り片31b,31bから構成される。また、両立上り片31b,31bの上端から水平状片33,33を介して垂直面状の側片32,32が形成される。
規制部材3は、本発明における建築用取付具Aを瓦棒葺外囲体Bの瓦棒部B1に装着するときに、凹状部31が瓦棒部B1を構成するキャップ材53の扁平凹状溝53a内に挿入状態で配置される。また、前記両側片32,32は、本体部1の両側板部12,12を締付具2によって締め付けたときに、両側板部12,12の間隔を所定間隔に規制する役目をなす。両側片32,32に、前記締付具2のボルト部21の螺子軸部が貫通する貫通孔32a,32aが形成され、締付具2のボルト部21によって、本体部1に連結されている。
規制部材3の凹状部31は、規制部材3全体の幅方向の中間に形成される。つまり、規制部材3は、幅方向において左右対称の形状である。したがって、凹状部31は、瓦棒部B1のキャップ材53の扁平凹状溝53aに配置されたときには、規制部材3と瓦棒部B1とは幅方向において中心位置が一致するようになっている。
規制部材3は、このような、構成によって、建築用取付具Aを瓦棒部B1に装着するときには、規制部材3の凹状部31が、瓦棒部B1の扁平凹状溝53aに配置されることによって、規制部材3と瓦棒部B1との幅方向が一致するので、締付具2によって、両側板部12,12を締め付けることで、両係止部13,13は、瓦棒部B1の幅方向両側面に対して均等な押圧力がかかり、建築用取付具Aは、瓦棒部B1に対して水平方向及び垂直方向が略正確となるように装着することができる。
本発明における建築用取付具Aは、締付具2を最大限に緩めた場合に、両側板部12,12は、締付具2の緩め具合に応じて略「ハ」字形状に開き、したがって、両係止部13,13の間隔Waは、瓦棒部B1の最大幅Wbよりも広くし、建築用取付具Aを瓦棒部B1に簡単に跨ぐように配置することができる。
これに対して、本発明における建築用取付具Aでは、前記締付具2による非締付状態(締付具2を緩めた状態)では、両係止部13,13の間隔Waは、前記瓦棒部B1の最大幅Wbよりも小さく形成された構成とした実施形態も存在する。
つまり、
Figure 2013227732
となる(図3参照)。
この実施形態では、前記本体部1を前記瓦棒部B1の上方から押圧することによって、両係止部13,13が瓦棒部B1の幅方向両側の接続膨出部に接触しつつ、該接続膨出部を乗り越えつつ、瓦棒部B1の幅方向両側面に係止する〔図3(B)参照〕。具体的には、両係止部13,13の間隔Waは、瓦棒部B1の最大幅Wbよりも僅かに小さい程度としている。
したがって、建築用取付具Aを瓦棒部B1の上方から比較的軽い力で押圧することにより、建築用取付具Aの両係止部13,13が弾性範囲内で僅かに間隔を拡げる程度となり、略嵌合状態で建築用取付具Aを瓦棒部B1に取り付けることができる。このとき、建築用取付具Aの瓦棒部B1に対する装着状態は、仮係止状態となる。
この仮係止状態とは、本体部1の両係止部13,13が瓦棒部B1の幅方向両側面に非接触又は押圧力を有することのない当接状態としたもので、瓦棒部B1の上方からは外れないが、瓦棒部B1の長手方向への移動は可能となる状態のことをいう。そのために、建築用取付具Aを締付具2によって瓦棒部B1に固定する前に、建築用取付具Aの取付位置を正確にするための微調整が容易にできるようにしたものである。そして、建築用取付具Aは仮係止状態で締付具2を締め付けることにより、両係止部13,13の間隔Waが狭くなり、瓦棒部B1に固定することができる。
次に、頂部11には、該頂部11に載置且つ固定可能なジョイント板材4が具備される構成とすることもある〔図1(A),図4参照〕。ジョイント板材4は、必要に応じて本発明の建築用取付具Aに具備されるものであり、必ずしも使用されるものではない。ジョイント板材4は、略正方形又は略長方形等の方形状の板材であって、その中心位置には、本体部1の頂部11に設けた螺子軸14が貫通する取付貫通孔41が形成されている。また、略楕円形状で且つへこみ状のリブ42が前記取付貫通孔41を中心にして2個形成されている。
リブ42と前記頂部11に形成された窪み部11aとは、重合可能である。したがって、リブ42の長手方向寸法は、窪み部11aの長手方向寸法よりも僅かに小さく形成されることが好ましい。2個のリブ42,42は、頂部11の2個の窪み部11a,11aに位置的に対応するものであり、2個のリブ42,42の間隔と、2個の窪み部11a,11aの間隔は等しく設定される。
そして、ジョイント板材4は、頂部11上に、取付貫通孔41に螺子軸14を貫通させつつ載置する。さらに、2個のリブ42,42が形成されることもあり、この場合には、前記窪み部11aに重合させ、頂部11と、ジョイント板材4とは、位置ずれが生じ難い構成にすることができる。
次に、瓦棒葺外囲体Bは、主に溝板51,既設吊子52,キャップ材53及び下地部54とから構成される。キャップ材53の幅方向中間箇所には扁平凹状溝53aが形成されている。該扁平凹状溝53aには、前記規制部材3の凹状部31が挿入する部位となる。前記溝板51は、底板51aの幅方向両端箇所に立上り部51b,51bが形成されている。
そして、隣接する溝板51,51同士の対向する立上り部51b,51bとの間に既設吊子52が配置されており、前記両立上り部51b,51bが既設吊子52及び前記キャップ材53が共に嵌合構成によって接合される。この接合部は、瓦棒部B1の幅方向両側に外方に膨出するように形成されており、この接合部位を接続膨出部B2,B2と称する。
両接続膨出部B2,B2は、嵌合タイプであり、瓦棒部B1の幅方向から外方に突出し、且つ上下方向に略長楕円形状となっている〔図3(B)参照〕。そして、両接続膨出部B2,B2は瓦棒部B1の最大幅Wbを構成する。また、嵌合部B1の接続膨出部B2,B2は馳締タイプとした実施形態も存在する(図6参照)。
次に、本発明の建築用取付具Aの具体的な第1の使用例として、前記瓦棒葺外囲体Bに太陽光発電ユニット6を装着することについて説明する。まず、建築用取付具Aの頂部11にジョイント板材4が装着される。該ジョイント板材4に、太陽光発電ユニット6の枠部61が載置される。通常、1枚のジョイント板材4には幅方向に隣接する2個の太陽光発電ユニット6 ,6 の枠部61,61が配置される(図4参照)。
そして、隣接する太陽光発電ユニット6,6の枠部61,61を押さえる押え具71が前記螺子軸14とナットによって固着される。また、前記太陽光発電ユニット6が前後方向及び幅方向に集まる部分には、一枚のジョイント板材4上に4個の太陽光発電ユニット6,6,…が配置されるものであるが、このときには、前記押え具71によって、4個の太陽光発電ユニット6,6,…が固定される。
次に、本発明の建築用取付具Aの具体的な第2の使用例として、前記瓦棒葺外囲体Bに、雪止め部材8を装着することについて説明する。まず、建築用取付具Aの頂部11にジョイント板材4が装着される。この場合には、長方形状のジョイント板材4が使用される。また、雪止め部材8としては、具体的には断面L字形状のL形鋼が使用される。そして、金属帯板材から略直角三角形状に、折り曲げ形成された押え具72が、前記螺子軸14及びナットを利用して建築用取付具Aに雪止め部材8が装着される(図5参照)。
瓦棒部B1に複数装着された建築用取付具Aの本体部1,1,…のそれぞれの頂部11には、ジョイント板材4を利用して前記太陽光発電ユニット6又は雪止め部材8以外にも屋根を緑化屋根等の設備として施工する場合において、緑化屋根を構成するための種々の機器,器具等を設置することができる。
次に本発明における瓦棒部B1に対する締付構造を図3に基づいて説明する。本発明の建築用取付具Aは、締付具2の締め付により、両側板部12,12の間隔を狭くしつつ、両係止部13,13にて瓦棒部B1を挟持固着するものである。このときの規制部材3の凹状部31は、瓦棒部B1のキャップ材53の扁平凹状溝53aに挿入される。この凹状部31が扁平凹状溝53aに挿入されることで、建築用取付具Aは瓦棒部B1の幅方向の中心位置に一致することができ、幅方向における適正な位置を設定できる。
規制部材3の両側片32,32は、両側板部12,12の間隔を所定範囲に規制し、これによって、締付具2による締め付けすぎを防止し、両側板部12,12の下端に形成された両係止部13,13の間隔Waが過度に小さくなって、瓦棒部B1を変形させることを防止する。
つまり、規制部材3の両側片32,32が両側板部12,12に当接することにより、両側板部12,12と共に両係止部13,13の間隔Waが狭くなりすぎることを防止するストッパの役目をなし、瓦棒部B1の前後方向における装着を極めて強固且つ適正な締め付け力にすることができる〔図2(B)参照〕。
A…建築用取付具、1…本体部、11…頂部、12…側板部、13…係止部、
2…締付具、21…ボルト部、3…規制部材、31…凹状部、32…側片、
4…ジョイント板材、B…瓦棒葺外囲体、B1…瓦棒部。

Claims (4)

  1. 頂部の幅方向両端側から対向するように形成された側板部と,両側板部の下端から内方側に形成され瓦棒部を幅方向両側にて挟持状態に係止する係止部を有する本体部と、該本体部の両側板部を貫通すると共に締付けによって両側板部の間隔を狭める締付具と、前記瓦棒部の扁平凹状溝に挿入される凹状部と前記締付具を構成するボルト部が貫通すると共に前記両側板部に当接する側片とからなる規制部材とからなり、該規制部材は前記本体部の両側板部間に配置されると共に両側板部は前記規制部材の両側片によって所定の間隔に規制されてなることを特徴とした建築用取付具。
  2. 請求項1において、前記本体部は前記締付具による非締付状態では両係止部の間隔は、前記瓦棒部の最大幅よりも小さく形成されると共に、前記本体部を前記瓦棒部に押圧することによって仮係止可能としてなることを特徴とした建築用取付具。
  3. 請求項1又は2において、前記頂部には螺子軸が具備されてなることを特徴とする建築用取付具。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記頂部に載置且つ固定可能なジョイント板材が具備されてなることを特徴とする建築用取付具。
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