JP2955897B2 - 車両用燃料供給装置 - Google Patents

車両用燃料供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のエン
ジンに燃料を供給する燃料供給装置に関するもので、特
に、燃料タンク内に燃料の液面レベルを確保するための
サブタンクが設けられている車両用燃料供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、急加減速時
や急旋回時、前後あるいは左右方向に大きな慣性力が作
用する。また、傾斜地走行時などには重力も前後左右方
向に作用する。したがって、そのようなときには、燃料
タンク内に収容されている燃料が片寄ってその液面が急
傾斜する。そのために、燃料タンク内の燃料が減少して
その液面レベルが低下すると、燃料タンク内に配置され
ている燃料ポンプの吸入口が燃料液面から離れることが
ある。そして、そのように燃料ポンプ吸入口周辺の燃料
が欠乏すると、燃料ポンプが空気を吸い込むので、その
ポンプによって供給される燃料の圧力が低下してエンジ
ンの息つき現象が発生する。
【0003】このようなことから、燃料タンク本体内の
底部に箱状のサブタンクを配設し、そのサブタンク内に
燃料ポンプの吸入口を位置させるようにすることが考え
られている。図4は、そのような従来の燃料供給装置を
概略的に示す燃料タンク部分の縦断面図である。この図
に示されているように、燃料タンク本体1の内部には、
その底部にサブタンク2が設けられている。このサブタ
ンク2は上面が開口した箱状構造のもので、その外周部
分には、そのサブタンク2の内外を連通させる迷路構造
の燃料流入通路3が設けられている。したがって、タン
ク本体1内に収容された燃料は、液面ヘッド差によって
サブタンク2内に流入するようになっている。サブタン
ク2の内部には、エンジンに燃料を圧送するための燃料
ポンプ4が配設されている。したがって、そのポンプ4
の吸入口5もサブタンク2内に位置するようになってい
る。その吸入口5にはフィルタ6が取り付けられてお
り、そのフィルタ6がサブタンク2の底面に沿うように
されている。また、サブタンク2内には、エンジンから
の余剰燃料をそのサブタンク2に戻すためのリターン管
路7の下端吐出口8も位置するようにされている。
【0004】このように構成された燃料供給装置におい
ては、燃料タンク本体1内の燃料は燃料流入通路3を通
してサブタンク2内に導入される。そして、そのサブタ
ンク2内で滞留する燃料が、燃料ポンプ4によりフィル
タ6を介して吸い込まれ、エンジンに圧送される。ま
た、エンジンからの余剰燃料はリターン管路7から再び
サブタンク2内に戻される。そして、燃料に慣性力が作
用してタンク本体1の一側に片寄るようなときにも、サ
ブタンク2内の燃料はそのサブタンク2内にとどまるの
で、燃料ポンプ4の吸入口5に取り付けられたフィルタ
6が燃料から離れる機会が減少し、燃圧の低下が防止さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ガソ
リン消費量の低減等を目的として、ガソリンにアルコー
ルを添加した混合燃料を使用するエンジンが多く見られ
るようになってきている。そのようなエンジンの場合に
は、例えば純度100%のアルコールは純度100%の
ガソリンに比べて約2倍の消費量となるので、エンジン
への燃料供給量を増大させることが必要となる。したが
って、上述のようにサブタンクを備えた燃料タンクから
なる燃料供給装置を用いようとすると、そのサブタンク
の容量を十分に大きくすることが必要となる。
【0006】そのようにサブタンクの容量を増大させる
手段としては、そのサブタンクの底面積を大きくするこ
とが考えられる。しかしながら、サブタンクの底面積を
大きくすると次のような問題が生ずる。図5は図4のサ
ブタンク2の底面積を大きくした場合の説明図である。
サブタンク2の底面積を大きくすると、燃料タンク内の
燃料液面が低下したときにも、そのサブタンク2内には
十分な量の燃料が滞留することになるので、燃料液面が
水平に保たれる車両の通常走行時には有益である。しか
しながら、車両の加減速時や旋回時、あるいは傾斜地走
行時などにサブタンク2内の燃料が一側に片寄ると、図
5に示されているように燃料液面が急傾斜し、フィルタ
6との接触面積が小さくなってしまう。そのために、燃
料ポンプ4によって吸い込まれる燃料の量が減少し、サ
ブタンク2を設けているにもかかわらず、エンジンに送
られる有効燃料量はあまり増加しないという問題があ
る。フィルタ6の面積を大きくすることができればよい
が、その面積は燃料ポンプ4の吸引力によって制限され
る。また、そのようにしても、フィルタ6の燃料液面か
ら露出する面積が増大すると空気を吸い込みやすくなる
ので、有効な策とは言えない。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、サブタンクの底面積をあ
まり大きくせずに、そのサブタンク内にエンジンへ送ら
れる有効供給燃料を安定的に確保することのできる車両
用燃料供給装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、サブタンク内に、エンジンから戻され
る余剰燃料を受けるオーバーフローチャンバを設けるよ
うにしている。そのオーバーフローチャンバは上面が開
口したもので、エンジンから余剰燃料を戻すリターン管
路の吐出口に対向するように設置される。サブタンク内
には、そのオーバーフローチャンバから溢れた燃料が戻
されるようになっている。
【0009】
【作用】このように構成することにより、エンジンから
リターン管路を通して戻された余剰燃料は、一旦オーバ
ーフローチャンバに貯蔵される。そして、そのオーバー
フローチャンバから溢れ出ることによってサブタンク内
に戻される。その場合、エンジンには通常その最大消費
量より多くの燃料が供給されるので、リターン管路から
オーバーフローチャンバに戻される燃料は相当に多い。
したがって、車両の通常走行時には、そのオーバーフロ
ーチャンバ内の燃料は常に満杯となっている。その状態
で、車両が加減速、旋回、あるいは傾斜地走行などを行
うと、オーバーフローチャンバ内の燃料液面が傾斜し
て、そこから燃料が溢れ出る。そして、その燃料により
サブタンク内の燃料量が増加して、その燃料液面が上昇
する。したがって、そのときにはサブタンク内の燃料も
片寄ってその燃料液面が急傾斜するにもかかわらず、そ
の燃料液面は燃料ポンプの吸入口に近接して保持され
る。こうして、燃料ポンプによって吸い上げられる燃料
量が確保され、エンジンには安定的に燃料が供給され
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図中、図1〜3は本発明による車両用燃料供給装置
の一実施例を示すもので、図1はその燃料タンク部分を
示す切り欠き斜視図であり、図2及び3はその作用を説
明するためのサブタンク部分の断面図である。なお、こ
の車両用燃料供給装置は、基本的には前述した従来のも
のと同様であるので、以下の説明において、図4のもの
と対応する部分には同じ符号を付すこととする。
【0011】図1から明らかなように、この車両用燃料
供給装置は密閉容器状の燃料タンク本体1を備えてい
る。そのタンク本体1は、図で左方向が車両の前進方向
となるようにして車体に設置されている。タンク本体1
の内部には、その底面上にサブタンク2が配設されてい
る。このサブタンク2は、前述した従来のものと同様に
上面が開口した箱状のもので、その外周部分には、サブ
タンク2の内外の燃料を連通させる迷路構造の燃料流入
通路3が設けられている。また、サブタンク2の内部に
は、その後方寄りの位置に、エンジンに燃料を圧送する
ための燃料ポンプ4が配設されている。この燃料ポンプ
4の吸入口5にはフィルタ6が取り付けられており、そ
のフィルタ6がサブタンク2の底面に沿うようにされて
いる。このフィルタ6は、それに接触する燃料を浸透さ
せて燃料ポンプ4の吸入口5に導くとともに、燃料供給
経路に塵芥等の異物が流入するのを阻止するために燃料
液中から異物を漉す作用をするものである。
【0012】一方、サブタンク2内の前方寄りの位置に
は、エンジンから戻される余剰燃料を導くリターン管路
7の下端の吐出口8が配置されている。そのリターン管
路7は、その上方位置でタンク本体1に支持されてい
る。そして、そのリターン管路7下端の吐出口8に対向
する位置に、上面が開口した箱状のオーバーフローチャ
ンバ9が設けられている。そのオーバーフローチャンバ
9は、サブタンク2の上端との間に掛け渡される支持部
材10,10によって懸吊支持され、サブタンク2の底
面及び側面から間隔を置いて位置するようにされてい
る。このようにして、エンジンからの戻り燃料は、一旦
オーバーフローチャンバ9内に収容された後、そのオー
バーフローチャンバ9から溢れ出ることによってサブタ
ンク2の内部に戻されるようになっている。
【0013】次に、このように構成された車両用燃料供
給装置の作用について説明する。車両の通常走行時に
は、タンク本体1内の燃料液面はほぼ水平に保たれてお
り、その燃料が液面ヘッド差により燃料流入通路3から
サブタンク2内に流入する。したがって、サブタンク2
内においても、図2に2点鎖線で示されているように、
燃料液面はその外部の燃料液面と同レベルでほぼ水平に
保たれる。それにより、燃料が減少したときにもフィル
タ6は燃料液中に浸されることになるので、そのフィル
タ6を通して燃料ポンプ4の吸入口5に燃料が導かれ
る。そして、その燃料は燃料ポンプ4により吸い込ま
れ、エンジンに圧送される。エンジンで余った燃料は、
リターン管路7を通してサブタンク2内に戻される。そ
の場合、リターン管路7の下端の吐出口8に対向する位
置にはオーバーフローチャンバ9が設けられているの
で、エンジンから戻される余剰燃料は一旦そのオーバー
フローチャンバ9内に貯えられる。しかしながら、エン
ジンには最大消費量よりも多くの燃料が供給されている
ので、エンジンから戻される余剰燃料も多い。したがっ
て、通常時には、オーバーフローチャンバ9内は常に燃
料で満杯になっている。その結果、リターン管路7を通
して導かれる燃料はオーバーフローチャンバ9から溢れ
出る。このようにして、エンジンからの余剰燃料がサブ
タンク2内に戻される。
【0014】車両の急減速時には、サブタンク2内の燃
料はその慣性力により進行方向前方に片寄り、その液面
が図2の1点鎖線あるいは実線で示されているように後
方下がりに傾斜する。図2において、1点鎖線及び実線
はそれぞれオーバーフローチャンバ9が装着されてない
場合、及び装着されている場合の燃料液面状態を示して
いる。いま、オーバーフローチャンバ9がサブタンク2
内に装着されていないとすると、燃料タンク本体1内の
燃料が少ない状態で車両が急減速したとき、サブタンク
2内の燃料液面は図2に1点鎖線で示されている位置と
なり、燃料液面がフィルタ6から離れることになる。そ
のために、燃料ポンプ4からエンジンへの燃料供給が断
たれてしまう。ところが、オーバーフローチャンバ9が
装着されている場合には、そのオーバーフローチャンバ
9内の燃料がサブタンク2内の燃料と同様に慣性力によ
って傾斜する。そのオーバーフローチャンバ9内は、通
常時には上述のようにリターン管路7からの戻り燃料で
満杯となっている。したがって、その傾斜によりオーバ
ーフローチャンバ9から燃料が溢れ出し、サブタンク2
内に流下する。すなわち、サブタンク2内の燃料量が増
加する。そして、その燃料量の増加分によりサブタンク
2内の燃料液面が上昇する。しかも、図示されているよ
うに、そのときオーバーフローチャンバ9の一部が燃料
液面下となる位置に設けられていれば、そのオーバーフ
ローチャンバ9によってサブタンク2内の燃料が押しの
けられる。そのために、サブタンク2内の燃料液面が更
に上昇する。こうして、その傾斜燃料液面は図2に実線
で示されているような位置となる。したがって、車両の
減速によって燃料液面が傾斜した場合にも、フィルタ6
は燃料液面と接触状態に保たれることになり、エンジン
への燃料供給は確実に保持される。
【0015】逆に、車両の急加速時には、サブタンク2
内の燃料は進行方向後方に片寄り、その液面が前方下が
りに傾斜することになるが、上述のように燃料ポンプ4
の吸入口5及びフィルタ6はサブタンク2内の後方寄り
に配置されているので、燃料液面がフィルタ6から離れ
ることはほとんどない。また、車両の急旋回時には、サ
ブタンク2内の燃料はその旋回方向とは反対側に片寄
り、その液面は図3に示されているように傾斜する。そ
の場合にも、オーバーフローチャンバ9を設けることに
よって燃料液面が上昇するので、フィルタ6の燃料との
接触面積は十分に確保され、燃料ポンプ4からエンジン
への燃料供給は安定して行われる。
【0016】図6,7は、本発明による車両用燃料供給
装置の異なる実施例を示す要部の斜視図である。 図6に
示されているように、この実施例の場合には、オーバー
フローチャンバ9の上面が蓋11によって覆われてい
る。その蓋11はオーバーフローチャンバ9より前後方
向の長さが短いもので、それによって、その前端部及び
後端部にそれぞれ左右方向に延びるスリット状の開口1
2,12が形成されるようになっている。リターン管路
7は蓋11を貫通し、その下端の吐出口8がオーバーフ
ローチャンバ9内に突出するようにされている。 また、
図7の実施例の場合には、オーバーフローチャンバ9の
上面が四隅部を切り欠いた蓋13によって覆われ、それ
によってその四隅部に開口14,14,…が形成されて
いる。 このような開口12,14を有する蓋11,13
を設けることによって、オーバーフローチャンバ9から
溢れ出す燃料に抵抗が加えられるようになるので、車両
の急旋回時や急加減速時にオーバーフローチャンバ9内
の燃料が急激に流出してサブタンク2内の燃料に衝突
し、その燃料を弾き出すようなことが防止される。した
がって、サブタンク2内の燃料量が確実に保持される。
また、車両の走行中における振動などによってオーバー
フローチャンバ9から燃料が流出することが抑制される
ので、オーバーフローチャンバ9内には常に燃料が満杯
状態で保持されるようになる。以上、本発明の実施例に
ついて詳述したが、本発明はその実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された構成の範囲内
で種々の設計変更を行うことが可能である。例えば、タ
ンク本体1内に前後方向に配置されているサブタンク2
を左右方向に配置することもできるし、サブタンク2内
に前後に配置されているオーバーフローチャンバ9と燃
料ポンプ4との前後の相互位置関係を逆にすることもで
きる。また、オーバーフローチャンバ9をサブタンク2
の底面に密着させるようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サブタンク内にオーバーフローチャンバを設
け、そのオーバーフローチャンバ内にエンジンからの余
剰燃料を戻すようにしているので、燃料タンク内の液面
レベルが低下し、かつ車両の急加減速や急旋回あるいは
傾斜地走行等によって燃料液面が傾斜した場合にも、サ
ブタンク内の燃料を燃料ポンプによって吸い込むことが
できる。したがって、エンジンへ供給するための有効燃
料を安定的に確保することができ、エンジンの息つき現
象を効果的に防止することができる。また、オーバーフ
ローチャンバによりサブタンク内に貯えられる燃料量が
常時確保されるので、サブタンクを大形化せずに実質的
な有効燃料量を増加させることができ、燃料タンク内の
スペースの節約を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用燃料供給装置の一実施例を
示す燃料タンク部分の切り欠き斜視図である。
【図2】その車両用燃料供給装置の作用を説明するため
のサブタンク部分の摸式的な縦断面図である。
【図3】図2の III−III 線に沿う横断面図である。
【図4】従来の燃料供給装置を備えた車両用燃料タンク
を概略的に示す縦断面図である。
【図5】図4のサブタンクの底面積を大きくした場合の
問題を説明するためのサブタンク部分の縦断面図であ
る。
【図6】本発明による車両用燃料供給装置の他の実施例
を示すオーバーフローチャンバ部分の斜視図である。
【図7】図6の実施例の変更例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク本体 2 サブタンク 3 燃料流入通路 4 燃料ポンプ 5 吸入口 7 リターン管路 8 吐出口 9 オーバーフローチャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 37/00 301 B60K 15/077 F02M 37/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの本体内部に配設され、その
    タンク本体内の燃料を流入させる燃料流入通路を有する
    サブタンクと、 吸入口が前記サブタンク内に位置するようにされ、その
    サブタンク内の燃料をエンジンに圧送する燃料ポンプ
    と、 吐出口が前記サブタンク内に配置され、そのサブタンク
    内に前記エンジンからの余剰燃料を戻すリターン管路
    と、を備えた車両用燃料供給装置において;前記サブタ
    ンク内の前記リターン管路の吐出口に対向する位置に、
    前記エンジンから戻される余剰燃料を受け、その燃料を
    溢れさせることによって前記サブタンク内に戻すように
    した、上面が開口したオーバーフローチャンバが設けら
    れていることを特徴とする、車両用燃料供給装置。
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