JPH03510Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH03510Y2
JPH03510Y2 JP9022988U JP9022988U JPH03510Y2 JP H03510 Y2 JPH03510 Y2 JP H03510Y2 JP 9022988 U JP9022988 U JP 9022988U JP 9022988 U JP9022988 U JP 9022988U JP H03510 Y2 JPH03510 Y2 JP H03510Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
fuel
sub
auxiliary
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9022988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0212050U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9022988U priority Critical patent/JPH03510Y2/ja
Publication of JPH0212050U publication Critical patent/JPH0212050U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH03510Y2 publication Critical patent/JPH03510Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフユーエルサブタンクに係り、車両に
搭載する燃料タンク内部底面に設けるサブタンク
の改良に係るものである。
(従来の技術) 車両に搭載する燃料タンクは、燃料液面の低下
した状態で車両が高速旋回すると、エンジンに送
給する燃料をインタンクポンプ又は燃料サクシヨ
ンパイプにより吸うことができず、見掛け上では
燃料がない状態になる。これを防止するため、燃
料タンクaの底方のなるべく中央に、サブタンク
bを設けてその中にインタンクポンプの吸込口若
しくは燃料サクシヨンパイプcを臨ませることは
第7図のとおり公知である。然るにサブタンクb
は底方外部に渦巻き形にして設けた燃料出入管d
を燃料タンクaの底面に近付けて設けている。又
リターンパイプeによりエンジンから燃料タンク
aに戻される燃料は通常走行の場合70〜80%にも
達するが、坂路を登るとか急加速のときにはエン
ジン負荷が増大してリターン燃料は当然に減少す
るものである。又リターンパイプeの排出口をサ
ブタンクbに臨ませてあつても燃料タンクaとサ
ブタンクbの燃料液面は殆んど同じであり、図の
ように燃料タンクaが傾いて燃料出入管dの外端
口を該タンクaの燃料液面Gから突出すると、サ
ブタンクbには燃料出入管dによる燃料の補給が
なくなり、エンジンへのエンジン送給がすぐに出
来なくなる欠点がある。
他方燃料タンクaは大容量の燃料を補給できる
ように大型化する傾向にあり、これに対応してサ
ブタンクbの底面積を増大すれば車両の旋回時に
燃料液面が傾斜した場合に該サブタンクb内及び
燃料タンクaのエンジンに対する燃料供給が不能
になる残量も増えるから、サブタンクbの有効容
量を僅かにしか大きく出来ないので、さらに改良
の余地がある。
(本考案が解決しようとする問題点) 前記した欠点は燃料タンクとサブタンクの燃料
液面が常に殆んど同じであることに起因する。本
考案はこの欠点を、リターン燃料を受けて貯える
補助サブタンクと、サブタンクの燃料液面と共に
補助サブタンクの下部流出口を該サブタンクに開
口し、貯えたリターン燃料をサブタンク内に補給
できるように自動的に作動するフロート弁とによ
つて解決することを考案の目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記の目的を満足できる具体性をもつ
ものであつて、エンジンへの燃料送給及びエンジ
ンにおける過剰送給分のリターン燃料を受けるサ
ブタンクを備える燃料タンクにおいて、補助サブ
タンクの底方を前記サブタンクに挿入して該補助
サブタンク内にリターンパイプを挿入し、その補
助サブタンクの底面に接近させて下部流出口を形
成し、該流出口の下面部にサブタンク内の燃料液
面の低下と共に下降して該流出口を開口するフロ
ート弁を配置したことを特徴とするフユーエルサ
ブタンクに係るものである。
本考案の好適な実施例を次項に説明する。
(実施例) 第1〜5図は本考案の第1実施例を示し、第6
図は第2実施例を示したものである。
第1実施例は第1図に示すように、燃料タンク
1の底部内側に燃料出入管3(第2図参照)をも
つサブタンク2を取付け、そのサブタンク2に該
サブタンク2の上口より高くしてリターン燃料の
貯え量を大きくした補助サブタンク4の下方を挿
入し、サブタンク2に、エンジンに対して燃料を
送給するインタンクポンプ5を挿入し、補助サブ
タンク4にはエンジンの補駆燃料の過剰分を戻す
リターンパイプ6を挿入する。補助サブタンク4
の底方にはサブタンク2の底面に接近させて下部
流出口7を設け、該流出口7の下部にフロート弁
案内8を形成してその下辺部にサブタンク2の底
面に連通する排出口9を設け、フロート弁案内8
にサブタンク2の燃料液面が下部流出口7より或
る程度下がると下降を始めて該流出口7を開くフ
ロート弁10を納める。フロート弁10は下部流
出口7を下方から閉じる作用をするものである
が、密着の必要はなく、リターンパイプ6により
リターンされるリターン燃料を多く貯えるように
すればよいものであるからラフな弁であつてもよ
い。
本実施例はインタンクポンプ5によつてサブタ
ンク2内の燃料を吸つてエンジンに供給し、その
供給過剰分をリターンパイプ6によつて補助サブ
タンク4に戻す。燃料タンク1の燃料液面G-1
第1図のように高ければ、サブタンク2内の液面
G-2も高くなり、フロート弁10は浮き上がつて
下部流出口7を閉じるから、リターン燃料は補助
サブタンク4の上口から溢れてサブタンク2又は
燃料タンク1内に流れる。
燃料タンク1及びサブタンク2内の燃料液面が
下がり、かつ車両の高速旋回によつて横方向の加
速度が作用し第5図のように燃料液面が傾いて、
サブタンク2の液面G-2によりフロート弁10に
下部流出口7を塞ぐ浮力を生じさせ得なくなる
と、補助サブタンク4に貯えられた燃料がサブタ
ンク2内に流出し、燃料タンク1の相対に傾斜し
た燃料液面G-1より、サブタンク2の相対的に傾
斜した液面G-2が高くなつて、インタンクポンプ
5による燃料の吸い上げ可能な時間を延ばし、エ
ンジンへの燃料供給の時間を延長する。
第6図は本考案の第2実施例を示し、補助サブ
タンク4にインタンクポンプ5aのボデイ部を取
付けて吸込口をサブタンク2の底部に突出させて
いるもので、その他は第1実施例と同じであるか
ら、同じ符号を付した。
(作用) 本考案は従来公知のサブタンク2に補助サブタ
ンク4の底方を挿入し、補助サブタンク4の下部
流出口7の下側をサブタンク2の液面G-2による
浮力で閉じ、リターンパイプ6から流出するエン
ジンからのリターン燃料を該補助サブタンク4の
上口まで貯え、サブタンク2の液面G-2が減少し
て浮力を減少するとフロート弁10が下がつて下
部流出口7を開き、該補助サブタンク4に貯えら
れたリターン燃料をサブタンク2に流出させるた
め、燃料タンク1の燃料液面G-1が低下しても、
サブタンク2の液面G−2を高く保つてインタン
クポンプ、燃料供給管によるエンジンへの燃料供
給を可及的に長く継続できるようにする。
(効果) 本考案は補助サブタンクの底方をサブタンクに
挿入してリターンパイプを挿入し、その補助サブ
タンクの底面に接近させて下部流出口を形成し、
該流出口の下面部にサブタンクの燃料液面の低下
と共に下降して該流出口を開口するフロート弁を
配置した構成によつて、サブタンク2の液面G-2
を燃料タンク1の燃料液面G-1より高く保持でき
るもので、リターン燃料を補助サブタンク4に貯
えた量だけ、サブタンク2の有効容量を増加でき
る。このため燃料タンク1の燃料が減少していて
も、サブタンク2の燃料出入管3から、燃料タン
ク1に流出してしまうまでの間は高速旋回が可能
になる等、従来のサブタンク2のみを備える燃料
タンク1に比して、吸込不能な残量を可及的に減
少でき、実質的に燃料の有効容量を増大できる効
果をもつ。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の第1実施例を示し、第6
図は第2実施例を示すものであつて、第1図は縦
断正面図、第2図はサブタンク2と補助サブタン
ク4の平面図、第3図は縦断正面図、第4図は第
3図A−A線切断側面図、第5図は燃料タンク1
等の傾斜を示した縦断正面図、第6図は要部の縦
断正面図である。第7図はサブタンクのみを有す
る従来の燃料タンクの縦断正面図である。 1→燃料タンク、2→サブタンク、4→補助サ
ブタンク、7→下部流出口、10→フロート弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンへの燃料送給及びエンジンにおける過
    剰送給分のリターン燃料を受けるサブタンクを備
    える燃料タンクにおいて、 補助サブタンクの底方を前記サブタンクに挿入
    して該補助サブタンク内にリターンパイプを挿入
    し、その補助サブタンクの底面に接近させて下部
    流出口を形成し、該流出口の下面部にサブタンク
    内の燃料液面の低下と共に下降して該流出口を開
    口するフロート弁を配置したことを特徴とするフ
    ユーエルサブタンク。
JP9022988U 1988-07-07 1988-07-07 Expired JPH03510Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9022988U JPH03510Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9022988U JPH03510Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0212050U JPH0212050U (ja) 1990-01-25
JPH03510Y2 true JPH03510Y2 (ja) 1991-01-10

Family

ID=31314759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9022988U Expired JPH03510Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03510Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122560A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Denso Corp 燃料供給装置
JP2011122561A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Denso Corp 燃料供給装置
JP2011122562A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Denso Corp 燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0212050U (ja) 1990-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2955897B2 (ja) 車両用燃料供給装置
US4703771A (en) Vehicle fuel tank
US4546750A (en) Secondary reservoir for a fuel tank
JP4420111B2 (ja) 二槽式オイルパン及びこれを備えたエンジン
JP2850172B2 (ja) フューエルリザーバーを備えた燃料タンク
JPH03510Y2 (ja)
JP4303902B2 (ja) 燃料タンク
JPH0581726B2 (ja)
JPH066932B2 (ja) 燃料ポンプユニット
US5894857A (en) Fuel delivery device of fuel tank
JP4130033B2 (ja) 燃料供給装置のリザーブ構造
JP4170974B2 (ja) 燃料タンク構造
JPS6319708B2 (ja)
JP2860511B2 (ja) フューエルリザーバーを備えた燃料タンク
JP3669677B2 (ja) 燃料タンク
JPH0224937Y2 (ja)
BR102020020837A2 (pt) sistema de tanque
JP3207763B2 (ja) フューエルリザーバーを備えた燃料タンク
JP3207762B2 (ja) フューエルリザーバーを備えた燃料タンク
JP3789160B2 (ja) 燃料タンクのサブタンク構造
JPS6027821Y2 (ja) 車輛用燃料タンク
JPH0755325Y2 (ja) 2タンク式液体供給装置
JP2844949B2 (ja) 燃料供給装置
JPH02173350A (ja) 燃料ポンプユニット
JPS59143724A (ja) 燃料タンク